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第一話:世界改変
 
 
俺はくらくらする頭を抱えながら起き上がった。
とりあえず周りの状況を確認しないと・・・
ぼんやりする中、鉄格子・鍵・硬いベッドなど見ているうちに
自分が置かれた状況を理解する。
 
牢 屋 に 閉 じ 込 め ら れ て い る
 
牢屋のつくりは古っぽく、ゲームで出てくる牢屋かと思った
兵士らしき人影もちらほら見える
「はぁ・・・こんな所で見張りなんかしてないで、ナンパいきてぇ・・・」
「ダメだよ、ちゃんと監視して無いと」
どっかで聞いた事がある声だが、頭がガンガンするせいでよく思い出せない
とりあえず俺はこのままする事が無くここで一生を過ごすことになりそうだ。
悲観的になるなよ、俺・・・
そういえばほかのやつらはどうしたんだろ?
「ここにいる」
「うぉ!!」
情けない声を出したがこの場合は仕方ないだろう
真後ろに長門が居るんだから
「静かにして・・・・ここから脱出する。」
「できるのか?」
「出来る、ただし短距離しかワープできないため、ここを出たら見張りの兵士との戦闘は避けられない」
要は牢屋からは出れるがこの部屋からは出れないらしい。
「長門、とりあえず外に出してくれ。出来るだけ見つからないように逃げてみる」
「わかった、これよりワープを実行する
epacsecigamedomlliks」
 
俺たちはいつの間にか牢屋の外に立っていた
「わたしは姿を消すが、あなたの姿まで消せない、とりあえずこの部屋から出ればわたしが見つけた抜け穴から出られる」
ヒュッという音と共に消えた
えーと、長門は戦闘を回避できるが、俺はそのまま行くと戦う事になるのか?
しかしここは脱出する事しか選択肢が無い
兵士の様子を見てみるか・・・・
!?
あの二人は!?
「あ、警備室に無線忘れた!!」
「あ、ちょっと!!行かないで!どうせナンパ行くためでしょ!!」
「WAWAWA忘れ物~♪」
ドタドタドタ、キィー バタン!!
ごゆっくり~というセリフがこれほどまでに合うシーンは多分後にも先にもこれが最後だろう
兵士たちが居なくなったことを機会にまんまと部屋を出る事が出来た
意外とあっけなかったな
「二人の兵士がこの部屋から出て行ったが何があった?」
「警備室に忘れ物を取りに行ったらしい。その後は知らん」
とりあえず俺たちは抜け穴と言われる所から、牢屋のある建物から抜け出した
振り返って建物の全体を見てみる
「お城じゃねえか!!」
「涼宮ハルヒはあの城の玉座に居ると思われる。しかし、今の私達では涼宮ハルヒに会うことすら出来ない。
私の情報操作能力も制限をかけられ、世界の正常化は愚か、涼宮ハルヒの正常化すら出来ない」
おいおいマジかよ、ハルヒはまさに女王ってことか。冗談きついぜ
「現在、涼宮ハルヒの中に存在する別人格は
前にいた世界にはいなかった存在
おそらく俗に言う異世界人だと思われる
しかし肉体のないソレはただ漂っているだけの存在だった
変わったきっかけは涼宮ハルヒ
彼女の力を乗っ取り、宿主をコントロールするまでに至った
この世界で私は今、魔法使いと言う事で指名手配されている。ここにいると目立つ、隠れ家に案内する」
 
えーと、まさかここ、中世ヨーロッパを舞台にしたゲームの中って事はないだろうな。
「あなたの考えている事は間違いではない。涼宮ハルヒ(偽)はゲームを舞台とした新たな世界を作っている。」
長門に見事考えを読み取られ、この先にする苦労を思うと
俺はただため息をつくしかなかった
 
「ちょっと!キョンが逃げ出したってどういうこと!?」
「見張りの兵士二人が行方不明、争った形跡は無く、鍵も開けられていなかったとの事です」
「有希には制限をかけたはず・・・兵士が見張りをしていればあそこからは出られないはずなのに」
「これからどうしますか?」
「国を挙げて有希とキョンの捕獲を実行するのよ!失敗はゆるされないわ!!
あと見張りしてた兵士が見つかったら、その場で処刑して構わないから」
「(ハルヒってこんなキャラだったか?どちらにしろここは従うしかないか)」
 
「どうしよう、見つかったら即処刑かよ!!」
「僕まで巻き込むなよ!!」
「よし、あの人に頼ろう」
「誰だよ、あの人って」
「そこに誰かいるの!?」
「やべ!!」
 
 
 
 
さて、俺は長門の隠れ家に来たのだが・・・
「おかえり~キョンくん!!」
ナゼ妹が居る・・・しかもシャミまで
「この世界のあなたの家を隠れ家にしている」
「よりによってこの場所かよ。城も近いぜ」
「問題はない、姿も消せるし、灯台下暗しということわざもある」
「城の人たち、ここ通り過ぎてカルウィン平原に向かったみたいだよ」
 
キョンの本名は何??
 
やれやれ、ここでしばらく世話になりそうだ。
「長門、ここにいる妹は前の世界の妹なのか?」
「そう、しかし記憶を操作した後が見られるため今の状況を不審にはおもってない」
「その方が助かるよ・・・」
 
とりあえず家の中をいろいろ探した。
家の構造は前の世界とほとんど変わらなかったが、物とかが変わっていた
まずタンスの裏には剣が、ベッドの下にはエr、いやこの国の歴史の本や
居間には盾が、押し入れには鎧が入っていた
正直言おう。頭がくらくらしてきた
この後絶対にモンスターと戦わされるだろう、ゲーム世界の特性として
長門はタンスから文化祭で使った衣装を引っ張り出してきたみたいだ
『魔法使い長門』
その言葉がとことんにあってるぞ、その格好は
 
とりあえず世界地図と歴史の本を開いたが
今まで居た世界とは違うらしく
大陸は二つしかなく歴史も大幅に変わっていた
ハルヒは王族の直系かよ
ん?ここにある名前は・・・古泉?
歴史の本には世界弓使い最強決定大会優勝とかかれている・・・
ご丁寧に住所付だ
この国にプライバシーと言う物は無いのか?
「これから古泉一樹に会いに行くべき、彼を仲間に加えれば戦力の32.4%の増加が見込める」
どうやら俺たちの行動は決まっているらしい
誰か裏で操作してないだろうな?
地図を見ると、カルウィン平原を南東に下ったコルメット森の奥のメデカン村に住んでいるらしい
ふと思った、ネーミングセンスなさ杉
 
ハルヒ(偽)のネーミングセンスはともかく
俺は剣なんか持った事なんて無いし、
ましてや戦闘経験なんかない
ほとんど長門や古泉に頼っていたからな
「戦力的に見て俺はどうなんだ?」
 
「ここの普通の住人と相対評価した結果 キョン127.3% わたし134.8% 古泉一樹 147.9%の戦力になるとの計算結果が出た
ちなみにこの辺りのモンスターは126.4%ほどの強さ」
 
おいおい長門まで俺のことキョンって呼ぶのかよ。
とりあえず戦力にはなるらしいが俺はまだまだひよっこらしい
・・・
ちょっと待て、
じゃあ、俺はそこらへんの住人よりは強いのか?
ハルヒ(偽)が俺たちを消そうと思っているなら住人よりも俺たちは弱いはずだ
「その点については私にもわからない、情報操作の制限は出来ても禁止まで出来なかったのを見ると
 能力の改変するのは下手だと思われる」
 
物を作る事は出来るが個々の能力まで細かく設定できないってことか
「今日は休息するべき、予想以上に疲労が溜まっている」
長門に言われた通り、いつの間にかクタクタになっていた
とりあえずベッドに入って寝るとするか
その夜はこれまでに無いほどぐっすり眠った
よほど疲れていたのだろう
夢らしい夢は一切見なかった
 


第二話:戦闘
 
 
昨日はぐっすり眠れたおかげか
久しぶりに気持ちの良い起き方をした
こうもすっきり起きられたら遅刻なぞしなくてすむようになるだろう
とりあえず顔を洗い、歯磨きもして、
まだ誰も居ないであろう居間に向かった
驚いた、長門がすでに居間にいた
お茶を飲んでいる
「おはよう、長門」
・・・
返事が無い、聞こえなかったのか?

ガシッ!!
「!?」
バシッ!バシッ!
バシィバシィ!
ドゴォッ!!
ヒョイ
シュッ
ドォォォォォォォン
「ぎゃあああああああああああああ!!!」
※何があったかはご想像にお任せします
 
はっ夢か!!
なんつー夢見ちまったんだ
ブ●イト艦長も爆笑だっぜ!
変な夢見たせいでテンション下がりまくりの俺だった
とりあえずあの後長門に殴られることは無かった
「異常空間の発生を確認したが、すぐに正常化した」
長門が何かつぶやいていたが気にしないで置こう
ってちょっと待てなぜ長門が俺の部屋に居る
「出発する、城の兵士たちが家の一軒一軒を回っている。見つかる前に平原を南下したほうが良い」
やれやれ、まったく忙しい世界だ
俺たちは急いで支度し
「じゃあねー」という妹の声を聞き
重い鎧を引きずりながら平原とやらに出た
なんか所々に動いている物が見えるな・・・
多分モンスターか城の兵士だろう
どちらにしたって見つかったら戦闘は回避できないとかんがえていいだろう
さて見つからないうちにメデカン村に行きますか
 
 
しかし俺の願いも虚しく
モンスターに見つかってしまった
兵士じゃないだけマシか
遠くからにおいを嗅ぎつけてきた狼と
すぐ近くをのろのろと歩いていたスライムにはさまれてしまった
さてみなさんはゲームをする時、特にRPG等の戦闘の場合、どんな戦いをするだろうか
今回のように人数とモンスターの数が同じの場合
二人で分散して攻撃するか
二人で一匹をすばやく倒すかするだろう
俺たちは後者の戦い方をした
すばやい動きと牙の攻撃力が侮れない、狼が危険だと判断したからだ
 
つーか剣の重さは勘弁してくれ
振り回すだけで精一杯だぞ
まあ振り回すだけでも攻撃は当たるんだがな(一体どうなってんだこの世界
「なぜ、俺たちはこんな所で怪物と戦っているんだ?」
「今はそれを気にしている余裕は無い、目の前の状況をなんとかするべき」
まあそれもそうだが
さて肝心の狼はたおしたのだが
スライムは斬っても斬っても復活してくる
どうなっているんだ?死神代行も真っ青になるんじゃないか?
「長門!狼は倒したが、このスライムまったく攻撃が効かないぞ!!」
「解析の結果、火に弱い事が判明、こちらで攻撃する。」
そういったあと長門はまたあの呪文を唱えた
「bmobemalfcigamedomlliks」
スライムは蒸発した
もしこれがゲームなら「キョン達はスライムたちとの戦闘に勝った」
というような文章が表示されているだろう
 
そんな事はどうでもいいが
俺たちはすぐにその場から離れた
誰かに見つかったらまた戦闘になりかねんからな
 
「待って」
聞き覚えがある声がした
俺の恐怖を感じさせる声だ
「なぜここにいる?」
多分俺よりも先に振り向いたのだろう
長門が明らかに驚いたみたいな声を出していた
赤の他人にしてみたらわからないかもしれないが
俺も恐る恐る振り向いた
 
朝倉涼子がそこにいた
「なぜって、ここの世界の創造主に作られたからよ」
「あなたは以前の記憶を持っているのか?」
長門は人の感情や考えを読み取るのは苦手だった気がする
それは今も変わってないのだろう
「ええ、持っているわよ。わたしの覚えている最後の記憶は有機連結を解除されるところだわ」
当たっている。じゃあ以前の朝倉がここにいるのか?
「あなたの情報は以前と違う、普通の人間としてここに存在している」
「それはそうよ、ここの創造主の偽涼宮さんに普通の女の子として作られたから
もちろん情報操作は出来ないし、今の私には感情がある。自分が昔したことに自分で怯えているわ
トラウマになっているくらいよ」
朝倉のセリフが本当かどうかわからないが
長門の言う事は信用できる
今の朝倉はええっと
対有機ヒュ-マノイドインターフェイスだったけ?
あれじゃないのは確かだ
「ここにいる理由は一つ、幽霊となった涼宮さんを引き渡しに来たわ」
WHAT!?
今なんと?
「この世界の創造主に肉体から追い出された涼宮ハルヒは、魂の状態となって漂っている所を私が見つけたの」
 
いやそれはいいんだが、ハルヒがいるのかどうかすらもわからないため
普通の人が聞いたら「何言ってんだ?」と言うだろう
「そういえば、長門さんは見えてもキョンくんには見えないんだったわね」
「私が、見えるようにする」
「そこまで情報操作できるの?偽涼宮さんに制限かけられたんでしょ?」
「空間を制御する情報操作は一切出来ないが、能力を変えたり物を作ったりするのは少し出来る」
「ハルヒが見えるのか?」
「maastsohgnoitibbeytilideabomlliks」
せめて質問に答えろよ
物凄い近くにハルヒがいてのけぞってしまったじゃないか
「なーにしてんのよ、バカキョン。」
「YUKI,N>見えてる?」
ああ見えてるさ、ってオイ
 
「それにしてもあんたたちが不思議な事に関わっていたなんて驚きだわ
まあ野球といい、シャミセンといい、みくるビームといい、不思議な事はあったし
なんとなく感づいていたけどね」
「じゃあなぜ、お前は不思議な事から目をそらした?お前はそんなこと、ムシする性格じゃないだろ」
「なぜって、私が関わったら世界が変わっちゃうような気がしたからよ。
自分に回りの環境を変える能力はあるってなんとなく自覚してたし
私は普通の日常の中で不思議な事に出会ってみたいのに
不思議な事が普通になるってつまらないじゃない?」
まあそれもそうだが
というか俺たちがハルヒのご機嫌を取っていたのを
ハルヒは気付いていたんだな
「そして私が不思議な事に関わった瞬間今回のように世界が変わってしまったわ
でもそれは私の体を操っている異世界人のせいなんだけどね」
「ちなみにハルヒはどこまで認識してるんだ?」
「最初から今まで、全部朝倉さんに教えてもらったわよ
もちろんあんたと朝倉さんに何があったのかもね」
 
「私この状態になって孤独を感じたわ
このまま誰にも気付かれずに永遠に彷徨うことになるなんて嫌と思った
でも朝倉さんが気付いてくれてよかったわ」
「えーと、ハルヒは生き返ることはできるんだよな?」
「できる、ただ偽涼宮ハルヒをどうにかして肉体から追い出さなくてはいけない」
「古泉くんに会いにいくわよ、その方がこの後が楽でしょ?」
「そりゃそうだな。」
 
「それにしてもここからメデカン村まで100キロなんてめんどくさいわね」
「おまえは(幽霊だから)一番楽な役だろ!」
「体力は自信あるわよ!でも今は関係ないけど・・・
私が言いたいのは時間がかかることが嫌なの」
「かといってどうにかできるのか?」
「抜け道知ってるけど行ってみる?」
朝倉が話を聞いていたらしい、割り込んできた
「信用できんな、罠にはめるつもりだろ」
いつから俺はこんなに疑り深くなっちまったんだろうか?
「ちょっと待って、キョンが疑うのは無理も無いけど朝倉さんは嘘をつかないわ」
言われてみればそうである
襲われた事はあったが嘘をつかれたことは無い
でも信じていい物か?
どうする俺?どうするよ?
 
信用
疑念
冒険
(次回へ)続く!!
 


第三話:カード+モンスターラッシュ
 
  
さて以前三枚ほどカードを持っていたが
いよいよ選ぶ時が来たのである
「すまんが信用できん」
俺そうきっぱり言った
バコーン
「あんたバカァ?朝倉が普通の女の子って聞いたでしょ!?」
殴られた後頭部をさすりながらハルヒのセリフを聞いていた
ってちょっと待て、お前幽霊なのにどうやって殴った?
振り返りハルヒのほうをみてみると
ハルヒの後ろにゴゴゴゴゴゴゴという効果音付で神人(ミニサイズ)が立っていた
「これが私のスタンドよ!」
時が止まったような気がした
古泉が見たら泣くぞ
泣くとはとうてい思えないが
「ギャグはほっといて、早く行きましょ?キョンくん」
笑顔はとても素敵なのだが
朝倉が言うとどうしても「早く逝きましょ?」に聞こえてしまう
よほど病んでいるな
「私がいる限り、あなたに傷一つ付けさせない」
頼もしいことを言ってくれるな長門は
「あら?あなた達そういう関係だったの?」
ゴゴゴゴゴゴという効果音が大きくなるにつれて
ハルヒの後ろにいる神人も大きくなっている
「待て、誤解だ。ただ長門が万能だから、俺が対応できないことを長門にやってもらっているだけだ」
「ソレもそうね、以前の私ほどでは無いけど、周りの環境を変えることが出来るんだったわよね」
神人が小さくなって完全に消滅してしまった
どうやらハルヒの怒りに比例して大きくなるらしい
今のハルヒに力はないとはいえ
これからも機嫌を取らねばならんな。やれやれ
 
ふと気付いたことがある
男1に女(2+幽霊)っていう今の状況はなんだ?
まるでハーレm(ry
 
さて俺の変な妄想はさておき
朝倉が言った抜け道という名の洞窟の前に来ていた
なんか半強制的につれてこられたような・・・
「ここ、とおるのか・・・?」
「ここ、通るのと通らないのは三倍近く違うわよ?」
「決まり!こことおるわよ!!」
強引に決められた・・・俺に決定権と言う物はないのか?
 
さて洞窟に入った三人と幽霊一匹だが
モンスターの数が今までの比じゃなかった
100匹近く倒しただろうか
砂漠の中を一週間彷徨ってきた人もびっくりする位ボロボロだ
「護身用ナイフ持ってきてよかった♪」
「油断しないで、この先にもっと強いモンスターの存在が確認された」
「うりゃー!!」
ええっと・・・朝倉・・・ナイフ標準装備なのか・・
そして長門、俺はもうだめだこれ以上戦えん
ハルヒ、お前がいて助かった。神人がいなかったらもうすでに全滅していただろう。
「キョンって、剣の使い方ヘタね。私が見本見せてあげるわ」
見本ってどうやって見せてくれるんだよ
お前幽霊だろ
 
「どうするって、あなたの体を乗っ取ればいいじゃない」
涼しい顔して何恐ろしいこと言ってるんだよ!!
「これでよしっと」
許可なく人の体操るな!!
しかしもうすでに操られているためその突っ込みが聞こえることはなかった
「計画通り」
ん?何かいったか?
「何も言ってないわよ?」
なら良いんだが・・・
 
さて、いわゆる傍観者となってしまった俺は
ハルヒの戦い方を見ていたが
俺の体だとは思えない動きをしていた。
あれ?俺が使いこなせてないのか?
「剣道って知っているよね?あれを思い出すとわかりやすいわよ」
そういえば中学に習ったな・・・
基本はあれと同じか
「さて大体わかったわね?次の戦いはあんたに任せるから実行しなさいよ!!」
いきなり実戦かよ
「ねぇ、あれってなにかしら?」
朝倉が指をさした方向を見た
 
光り輝く目が二つ・・・
冷や汗が頬をつたう
 
ソレは火を噴いてきた
 
「情報分析完了、名称:ファイヤードラゴン」
なんですとー!?
 
「私が気を引く。朝倉涼子は左、あなたは右を攻撃して」
「ハルヒも手伝え!」
「ここに来てMP(精神力)切れちゃった・・・」
いざって時に使えないな、おい
 
「bmobemalfcigamedomlliks」
ボン!!
爆発音と共にドラゴンに攻撃を開始した
ドラゴンのファイヤーブレス!!
キョン達は避けた
キョンの攻撃
「落ちろドラゴン!!」
右翼を切り落とした
朝倉の攻撃
「いつまで持つかしら?」
左翼を切り刻んだ
長門は呪文を唱えた
「mrotswonscigemabomlliks」
吹雪いてきた・・・
ドラゴンに大ダメージ!!
なあこのゲームっぽい表現やめないか?
 
さてドラゴンにそこそこのダメージを与えたが
最後のとどめがなかなか刺せない
「弱点判明:額の宝石」
「あの炎をなんとかしてくれ!!俺がとどめを刺す!!」
「私のナイフで目を潰すわ。その隙にお願い!」
そういうと朝倉さんは軽い身のこなしで頭までいくと予告どおり目潰しした
「今よ!」
「いわれんでもわかってるさ!」
 
「てやっーー!!」
そう叫びながら高く舞い上がり
鷹もびっくりな勢いでドラゴンの額めがけて急降下した
そして頭に飛び乗ると
剣で宝石を何度も突き刺した
三回くらい繰り返し
「これで、ラストーー!!」
某赤い巨大人造人間のパイロットと同じくらいの大声でとどめを刺した
バリーーン
「ギャォォォォォォ!!」
ドシーン
大きな効果音と共にドラゴンは倒れた
戦利品として100ルピーとドラゴンの角を手に入れた
 
「ふぅ、出口まであともうちょっとよ、もうちょっとがんばりましょ」
「疲労度:76.7% 問題はない」
「俺もあともうちょっと持ちそうだ」
「MPも回復したから戦闘は私に任しちゃっていいわよ」
俺たちはまた歩き出した
洞窟出たらゆっくり休みたいぜ
そして出口付近に来た
そこには誰かがいた
「お前らは!!逃亡者のキョンと長門、そして反逆者の朝倉!!」
コンピ研部長が居た!!
本名なんだっけ?
面倒くさい、コンでいいや
「逃亡罪、反逆罪により、このメカでお前らを抹殺する!!」
「あら、久しぶり。涼宮さん(偽)の部下の中でランクの低いのは今も変わらないのかしら?」
「今はエリートクラスだ!!元エリート!」
「オメーに言われたくねーよ、負け組が」
 
あのー二人とも?知り合いですか?
というか本性が見え始めていますが・・・
 
「こいつは俺よりも年下なのにエリートクラスにいた女だ!!
なのに涼宮様の命令が気に入らないといって突如消えた!!」
「正直、付き合いきれなくなったのよ。別に辞めるのは個人の自由じゃない?」
このままじゃいつまでたっても終わりそうにないと思った
俺は、適当なところで会話をきり
「どちらにしたってお前の作ったメカとやらに戦わなければならないんだろ?」
と言った。
「そうだった、いけ!!RX-78-2!!」
「ガン**?ってなぜモザイクが!!」
「禁則事項らしいわよ」
「ハルヒ、お前が使うセリフじゃないだろ」
さーて人間型巨大ロボットが出てきたが、
さっきのドラゴンでボロボロになった、
俺たちでは勝てる気がしない
誰か代わってくれ、図書券やるから
「勝率23.7%・・・」
微妙にリアルな数値が出てきたな・・・
「その確率100%にしてやるわ!!」
無茶いうな!
 
「オラオラオラオラ!!」
神人の強大なパンチが炸裂
ズカーーン
ロボットの腹に巨大な風穴が開いた・・・
 
冗談きついぜ・・・
 
「自爆装置ガ作動シマシタ。爆発マデ後10秒・・・」
やばい!!
こんな洞窟、爆発で崩れちまうぞ!!
「皆出口まで走れ!!」









 
間に合ってくれ!!
 
「rairredcigemabomlliks」
ドーーーーン!!
 
 
 
・・・
 
 
助かったのか?
周りを見渡してみると
息が切れた様子の朝倉と余裕の表情のハルヒといつもの無表情の長門が居た
あ、黒焦げのコンピ研部長(略称コン)も居た
そして目の前には森が広がっていた
 
続く・・・
 


第四話:暴走

爆発の衝撃を間一髪で避けた俺たちは弁当を食べていた
どこで用意したのか疑問に思ったが、長門のことだろうどうにかしたんだろ
あまり深く追求しないことにした

「キョンくん、キョンくん。」
「さっきもう食べたでしょ」
「まだ何も言ってないにょろ」
「ねぇ、キョン。誰と話してるの?」
「え?」
あれ?さっきまで誰かと会話してたはずなんだが・・・
まったく覚えてない。
気のせいか?
「そこのサンドイッチ取って、お願い♪」
なぜ朝倉がこのメンバーに馴染んでいるんだろ?
偽ハルヒとは違う誰かが裏で操作してるんじゃないか?

「そういえば、そこで伸びているやつはどうするんだ?」
俺はコン(コンピ研部長)を指差した
「問題はない、二日後に目が覚めるように私が催眠術をかけておいた」
「ナイフが刃こぼれしてるわね・・・まあ森を抜ければ村はすぐだし、肉弾戦でがんばるわ」
肉弾戦もできるのか・・・
朝倉は宇宙人属性は抜けたみたいだが
情報操作以外の能力は以前のままらしい・・・
「今日はここで野宿すべき、モンスターとの戦いで疲れが溜まりすぎている」
「賛成だわ、洞窟の中のモンスターは大体片付けたみたいだし、洞窟の中にしましょ」
朝倉のセリフを聞いていたが
変な妄想が俺の頭の中に回る・・・
こんな妄想する俺に嫌気が指した

日が傾き黄昏時になってきたころ
岩山の洞窟の中で焚き火をしていたが
朝倉にいないことに気付き
外に出てみた
岩の上に座っていた朝倉は夕日を眺めていた
「ねぇキョンくん」
朝倉は振りかえって言った
「なんだ?」
「インターフェースの時を思い出していたんだけど
 あの時は恐ろしいことをしたと思っているわ
  だからあの時言えなかった事言わせて・・・」
「いえなかった事って?」
『ごめんなさい』
「もういいよ、さっきは疑ってばっかりですまなかった」
朝倉から聞くはずもない言葉を聞いた
その言葉は人間にしかいえない言葉
一番感情の出る言葉
インターフェースは偽りの笑顔を作ることはできる
しかし、感情込めて言葉を言うのはまた別だ
そしてインターフェースの時の朝倉は謝罪の一言も言わず目の前から消えた
あの時も夕方だったな・・・
「寒くなってきたな・・・中に入ろうぜ。」
「うん」
今の朝倉は何も悪くない
このまま友好な関係が続くことを祈る

さて、一眠りし朝になったら
「うりゃーーー!!」
ハルヒの幽波m・・・いや神人に起こされた
そして古泉に会うため
森の道なき道を進んでいたのだが
モンスターや兵士など全然見当たらず
意外にあっけなく半分ほどまで来てしまった
あれ?洞窟の中が難易度強すぎたのか?
「まったく、モンスターどころか人影すら見えないじゃない」
そういえば長門がさっきから無言だった
なにかがあれば喋る長門だが
今は恐ろしいほど無口だった、これが普通なのにな
「どうしちゃったのかしら?長門さん?」
「さあな、俺もこの状態は初めてだ」
「エラーの蓄積を確認、強制シャットダウン・・・」
バタッ!!
!!??
何が起きた?
長門が倒れただと!?
「これは・・・インターフェイスじゃないから断定は出来ないけど、
 強制シャットダウンという状態じゃないかしら?」
「どういう状態だ?」
長門は普通の人間じゃない
俺たちには判断できない病気みたいな物があるんだろう
ここには朝倉しか元インターフェースがいないため
判断を任すしかない
「エラーが予想以上に溜まった時に一時的に機能停止してエラーを取り除く作業を行なうんだけど
 そのときのバックアップを任されてたのは私なの。」
「今まではそんなことはなかったぞ?」

「エラーが溜まるのは条件がいろいろあるんだけど
 そのうち一番大きい原因が情報統合思念体にアクセスできないことなの
  もちろんそれだけでこうなることは少ないわ。他に原因があると思うの」
「他の原因って?」
さっきから短いセリフばっかだな、俺
「人間の簡単な言葉に直すと妨害電波かな?
そしてインターフェイスに必ず支給されるのは妨害電波探索装置なの」
名前は普通なんだな・・・
もっと難しい言葉だと思ったのに

「有希の体、私が操ろうか?このままほっとくのも危険だし今日中にこの森出たいし」
「問題はないと思うわ」
「そうしてくれ。その方がこの後色々面倒なことになら無そうだ」
目の前でハルヒが長門の中に入っていくのを見ていた
あ、念のために言っとくが今のハルヒは幽霊だ。
変な勘違いはゴメンだからな

「有希の体って操りやすいわね、やっぱり宇宙人のだけはあるわ」
正確には対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースだ
お、ここに来て初めてフルネーム言えたな、俺
さて、さらに森の奥に進んでいくと
さらに森がうっそうとしてきた
樹海を思い出してしまう・・・
というか事の発端も森の中だったな
「この先に巨大生物を確認したわよ!それにしても便利ね、この体」
「警戒してるのか?それで」
「油断しないで、予想よりも大きそうだわ」
朝倉が言う方向をみると高さ50メートルくらいのの木(?)からいくつかの触手が出ていた
気持ち悪!!

とりあえず向かってくる触手を斬って斬って斬りまくったが
触手の数は減るどころか増える一方だ
「この触手再生している!」
ハルヒ=長門がそう叫んでいたがあいつには炎が使えないらしい
そりゃそうだ、ハルヒはインターフェースじゃない
インターフェースの性能を引き出せといっても無理だろう
「弱点とかわかんないのか!?」
「解析中だけど、あと一分くらい掛かりそう!!」
時間稼ぎしろって事か、難しいぞ

「あ さ く ら リョウコ連弾!!」
うぉ!、触手をまとめて蹴り上げて最後にかかと落としだと!?
なんという危険な技!!(いろんな意味で
「キョン!!危ない!!」
やべぇ!!大量の触手がコッチ来た!!
俺は必死になって剣を振り下ろした
振った瞬間は目を閉じていてはっきりとは覚えていない

「えっ!?何今の!?」
「なんなの・・・!?」
ハルヒ=長門と朝倉のセリフは驚きの声がはっきり聞き取れた

俺はここに来て閉じていた目を開けた

木から伸びていた触手の残骸と木本体が真っ二つに割れていた
ここから木本体まで五メートルはあるぞ?
自分で自分がしたことが信じられなかった
しかし間違いのない事実だった
俺は斬撃を飛ばしていた

そして次の瞬間笑いがこみ上げてくるのが抑えられなかった
「あっはははははは!!」
「壊れた!?」

「快感だ!斬撃を飛ばすことがこんなに快感だとは!!」
俺は剣を振り回し、何回も斬撃を飛ばしていた
その後ははっきり覚えていない・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~

「こんなのキョン君じゃない!!」
「誰か止めてっ!!」
えーキョンたんが壊れてしまったので僕が解説しますマッガーレ
キョンたんは斬撃飛ばしていて、とても危険です
でもそんなキョンたんも大好k
「邪魔だ!!」
ザシュ!!
ぎゃああああああ!!
「叫び声聞こえたけど誰か斬られたの!?」
「誰も斬られてないわ!ソレよりも彼を止めなきゃ!」
放置プレイですかそうですか。
「再起動の成功を確認、優先行為を彼の静止に移行。」
おや、長門さんが復活したようですよ?
涼宮さん、影が薄いのにさらに薄くなりそうですね
「有機連結の解除を申請」
さらさら・・・
アーーッ!!

これからは長門有希という個体が説明する。
話の展開が早いが問題はない。作者の文章力不足のせい
私は目の前で錯乱している『彼』を静止を実行しようとしていた
対象の精神安定度25.125% 肉体疲労度32.576% etc・・・
これらの計算結果から導き出す答えは一つ

計算結果を導き出したわたしは行動にする

「owiasuuykoniisamatinnoykanerawa」

この言葉は特定の読み方をすれば意味のある文字列になる
他の高速言語にも適合するので試してほしい

話が別のルートに逸れてしまった
今のは忘れて・・・

高速言語を唱えた私は手を変化させ
彼の斬撃を避けながら近づき
金属のように硬くなった銀色の手を振り下ろした
カランカラン
金属が地面に落ちる音がする。それは彼の剣だ
彼の剣をすばやく回収し、その場から離れて彼の様子を見た

バタッ!!
「終わった・・・」
そう告げると彼の斬撃によって見通しの良くなった森の向こうに出口があるのに気付き
『朝倉涼子』と『涼宮ハルヒ』に向かって
「すぐそこに出口がある」と告げて
私達は歩き出した

次回、涼宮ハルヒの冒険第二章
『古泉一樹の事件』
以下次の章に出てくる(予定の)セリフ
「森さん、よろしくお願いします」
「早く古泉くんを見つけないと死刑だからね!!」
「古泉っ!?」
「血・・・イヤァァァァァァ!!」
「今の私は情報収集能力が普通の人間と同じ」
「ナイフ・・・良いの無いわね・・・」
「待った!!」
「この事件相当暗い人間が犯人でしょうね」
「異議ありっ!」
「ありがとうございます、涼宮さん」

第二章へ続く・・・

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