※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。


あの日交わした貴方との言葉。あれは嘘じゃなかった。
貴方が抱いた期待。それも、嘘じゃなかった。
だけど、流れていた指令の中で、それは変わった。
言いたくないし、やりたくなかった。でも、仕方なかった。
「じゃあ、死んで」
その言葉から、全てが嘘になった。それが、私の


――過去形真実。

それはある木々も枯れ果てた冬のこと。
そんな私が、再構成された今日。新年の賑わいも去った冬のある日。
なぜか、冬だって言うのに雪じゃなくて雨が降っていた。
ここら周辺は冬場には雪が降るぐらい寒い。雨なんて降らないはずなのに。
地球温暖化のせいだろうか。
「はぁ・・・」
そんな事を考えながら私は、公園の遊び場から空を見る。
傘を構成できないかと考える。結果、無理。その権限さえくれないから。
だから、こうして遊具の中で雨を凌いでいる。
雨は凌げても、寒さだけは凌げない。なんて酷いもんだろう。
直接、雨には触れてないものの、雨が降ると普段より肌に感じる気温は寒い。
「・・・寒いよ・・・」
感情なんて無いのに、何故か凄く悲しいと思える。
優しさに包まれたってなんとも無いはずの私なのに優しさが欲しかった。
「キョンくん・・・」
自然と心が彼を欲する。
彼の笑顔が、何よりも見たかった。
エラー検出、等と出ているけどそんなものはどうでも良かった。
「会いたいよ・・・キョンくん・・・・・」
あの日、殺そうとした大好きな人。ずっと好きだった人。
長門さんが彼を好きになるよりももっと前から彼を好きだった。
それは今ではもう叶う事の無い夢。だって、ナイフを向けちゃったから。
許してもらってさらに付き合うなんて高望み。それ以前に、きっと許してはくれないだろう。
でも会って言いたかった。ごめんなさい。
私は、ただそれだけが望みだった。

「・・・・・!?」
だから、突然後ろから肩に掛けられたジャンパーの温かみが優しく思えて、すごくびっくりした。
普段なら、冷静で居られるはずなのに。
「寒いだろ、その格好じゃ」
彼が、微笑んでいた。
「・・・キョンくん」
「寒そうに震えてるなよ・・・ほら、ココア」
「ありがとう・・・」
封を開けると、湯気が暖かそうに上がった。一口飲むだけで、体が随分と温まる。
「ねぇ・・・私が怖く、ないの?」
「どんな奴であれ、寒さで震えているのを見て黙っていられると思うか?それが美少女であれば尚更だ」
「・・・ごめんね」
「え?」
「あの日、殺そうとしちゃって・・・」
「気にするな。過ぎた事はそんなに考えない方なんだ」
そう言って、彼は微笑んだ。
「・・・」
その笑顔に思わず涙がゆらりと揺れて、ぽろりと零れた。
止めようと思っても、止まらない。拭いても止まらない。
笑おうとすればするほど、余計に視界が濡れて滲む。
「朝倉・・・」
彼はそんな私をぎゅっと抱き締めてくれた。
「キョンくん・・・暖かいね」
「お前の体が冷えすぎてるんだよ・・・」
「そうだね・・・あはは・・・・・」
彼と、一緒に笑う。信じられないような、幸せだった。
今、この瞬間にしか、きっと気持ちを言えない。
そう思った私はぽつりと口を開けた。
「私ね・・・キョンくんのこと、ずっと大好きだった・・・」


「・・・朝倉?」
「だから、あの時・・・凄く辛かった」
彼は無言で私の顔を見つめる。
「殺したくなかった。だからね、長門さんに情報連結の解除をしてもらった時、凄く安心したの」
「・・・・・」
彼は、目を大きく見開いて私を見ていた。
まさに絶句。そんな言葉が似合うような表情。
「あはは・・・ごめんね、こんな話しちゃ―――」
「朝倉・・・俺も、お前に言いたかった事がある」
「・・・なに?」
「・・・好きだ」
「え・・・」
「俺は気付いてた。お前の笑顔は下手だったからな。凄く、悲しそうな顔をしていたのに気付いてた」
「キョンくん」
「それに、殺しに来ることも知っていたんだ」
「うそ・・・」
「手紙に使ってた紙。あそこに消しゴムで消された跡があったんだ。『大好きな彼を殺したくない』ってな」
「あ・・・!!」
次々と語られる真実。それはまさに、
「まさかの展開、だろ?つまりは行かなきゃいいのに俺はそこに出向いたんだ」
そう、まさかの展開だった。まさか、彼が知っていたなんて。
「でも、どうして・・・」
「お前になら殺されても良いかなと思った俺も居たのさ。何せ、始業式の頃から気になってたしな」
彼はそこで一呼吸をおいて、
「もう一回言う。好きだ」
そう言った。
「でも・・・私は・・・・・」
「昔の事を気にするな」
そうは言われても、私は不安で仕方が無かった。
「でも、いつまた貴方を殺そうとするか・・・」

そんな言葉に、彼は笑顔でこう言った。
「それでも、俺はお前が欲しい」
「・・・あ・・・あ・・・キョンくん・・・!!」
私は、彼の胸の中で、泣いた。
今が嬉しくて、昔が悲しくて、あの時が悔しくて。
「ごめんなさい・・・」
「・・・もう良いんだよ、本当に」
「キョンく・・・んふっ」
私達は、そっと口付けをし合った。
・・・そして、
「キョンくーん!!朝倉さんが迎えに来たよー!!」
「今行くから待ってろよー!」
私達はこうして一緒に学校を登下校している。
涼宮さんには見付からないように。
長門さんにはバレないように。どうやってバレないようにしているか。
彼女に気付かれないように私が違うクラスに最初から居るように情報を書き換えたの。
情報統合思念体は、そういう情報は聞かれない限りは知らせる事はない。
こうすれば、彼女と出会わない限り気付かれる事は無くなるの。
「さて、行こうか・・・えっと・・・涼子」
「うん・・・」
手を手を繋いで、一つのマフラーを二人でつけて。
そんな普通の女の子のような生活がこれから始まる。
嬉しくて、彼にいつもよりもくっついた。



その頃、長門。

「朝倉涼子の幸せを私は願っている」
「・・・強くなったわね。でも、顔が泣きかけよ?」
「喜緑江美里・・・私は、泣いてもいいだろうか?」
「・・・ええ」
「・・・ぐすっ・・・うぅ・・・・・」
「有希ちゃん・・・」
「・・・ぐすっ・・・ん?」
「泣いてる顔もかあいいよー!お持ち帰りー!!」
「!!??」
「はぅ~!!かぁいい!!かぁいいよー!!」
「ちょっと、んふっ・・・ふぁっ!」
「感じてるの?耳が弱いんだー!!あははははは!!もっと舐めてあげる!!」
「やめ・・・んふっ・・・あっ・・・・・・・」



その頃の谷口。
「っ・・・やはり、岡部は強い・・・・・!!」
「ふはは・・・」
「地鶏家の長男・・・やはり、ベジータじゃなきゃ倒せないか!!」
「・・・呼んだか、谷口」
「!!ベジータ!!」
「仕方ない・・・ここは俺に任せるが良い・・・・・」
「なんだ貴様は・・・お前も、スーパーハンドボールキャノンの餌食になるか・・・?」
「ふっ・・・笑わせるな、虫けらが。必殺・・・ギャリック砲!!」
「な、なんだ、このエネルギーは・・・うわぁぁぁあああああっっっ!!」
「勝ったな・・・ん?」
「まだだ・・・まだ終わらんよ!!」
「た、タイガー蝶野に進化した!?」
「ここからが・・・本当の地獄だ」
「助けてやろう・・・ベジータ!!」
「お、お前は・・・!!」
「新川!!」
「ふははははは!!この超人デカマラ男たる俺が来たからにはもう安心だ!!」
「「(正直変態で来ても安心できねーよ・・・)」」



|