例年に比べて少しくらい気温が高かったらしい夏も終わり
通学路の坂、キョンに言わせるとハイキングコースにも涼しさが到来してきた。
季節は秋。
キョンの奴は「うだるような夏がようやく終わってくれた…」なんて呟いてたけど
私に言わせれば夏の方がよっぽど面白い気がする。イベントが多いからね。
まぁ、秋は秋でイベントがあるからいいんだけど。

今日は古泉くんとみくるちゃんは実家の用事、有希は遠い両親に会いにいくらしく休み。
キョンは馬鹿だから先生に呼び出されてるらしい。
つまり私は今一人。理由も言わずに部室の鍵を閉めて帰ったら
キョンが混乱するだろうし仕方がないから残ってあげてるって訳。

「あぁつまんない…何で団長のアタシが待たされなきゃいけない訳?
全部キョンのせいなんだから…来たらどう罰を科してやろうかしら?
…そうだ、あの馬鹿面見るために隠れていきなり驚かしましょう!!」
そんな事を考えて私は部屋を見渡した後、みくるちゃんのコスプレ衣装の裏に隠れた。
衣装ならたくさんあるし、黙っていればバレないからね。覚悟しなさいよキョン!!

その後10分くらいしてようやくキョンが部室に来た。
本当はすぐ出て行こうと思ってたけどキョンが一人の時は何をしているのか気になったし
少し隠れてキョンの観察をすることにした。変態なことしてたら許さないんだから!!

「ん?何だ、今日は皆来てないのか…俺が一番最後かと思ってたんだが…」
なんて阿呆みたいに呟いた後、何とあろうことか団長席に座ったの。信じられない。
後でとっちめてやろうなんて考えてるアタシの耳にその後とんでもない言葉が飛んできたわ。
「ハルヒまで来てないとはな…最近気になって仕方ないし話せなくなるからな。助かった…」

気になる?私を?どんな風に?
「アイツ可愛いよな…」
な……嘘…キョンが私を?
「抱きしめたくなるの何度我慢した事か…偉いぞ俺…」

信じられなかった。いつも振り回しているのに。
そう思ったら嬉しくなったと同時に身体が熱くなった。そう、今まで感じた事の無いような熱さ。
いや、正確に言えばキョンが気になり始めた時に感じた時の熱さと似ている。
でも今度の熱さは私にもしっかり分かった。

性欲。

キョンは私を異性として見てくれている。
恋愛なんて一種の気の迷い、精神病なんて思ってたけど違うのかもしれない。
アタシもキョンを抱きしめたい…それ以上も…
そう考えた私は動きが早かった。いい?感謝しなさいキョン。
今からアンタは妄想の中でだけでもアタシに抱かれるの。

アタシはスカートの下から手を入れパンツ越しに秘部を撫でた。
ぐっちょり濡れているのが分かる。これが愛液…キョンを思って出た愛液…
アタシの初オナニーの相手はキョンになった…嬉しくてたまらない…
気持ちよくてたまらない…秘部が熱い…ウズウズする…
どこかで聞いた覚えのあるオナニーの仕方を思い出しながら必死に指で秘部を刺激する。
そしてもう一方の手で胸を触る…乳首が起っていてまるで自分の身体ではないような感じだった。

しかしアタシはうかつだった。初オナニーだったからかもしれない。
興奮していつしかキョンのいる部室だってことを忘れて一心不乱にしていたせいで
声が漏れて…
「ハルヒ?」
手を元に戻して「隠れてたのよ!!顔が熱いのは熱かったから!!」って言えばいいのに…
でも狂ったアタシは止められなかった。
キョンの前で、キョンの顔を見ながら必死に秘部を刺激していた。
よりよい快感。キョンはアタシの前で顔を赤らめて顔を背けている。
止めないと。分かってるのに。アタシの理性じゃ快感には勝てない。

「キョン…キョン…キョン~…もっと…んぁ…」
衣類は乱れ、目の前で愛する人に見られ、二人きりの部室。
そんな状態の中で喘ぎ声なんか止められなかった…ただもう感じるしかなかった…
嫌われたくない…でも…止められない…
そしてアタシはとうとう最大まで火照った体をさらけ出しながらキョンにこう言った。

「いい?アタシはね、アンタが好きなの!!
アンタを考えながら今生まれて初めての自慰をしてしまったの!!
だから…責任を取りなさい!!アタシが好きならだけど…
もし好きならだけど…今回だけはアンタの好きにさせてあげるから…」

「本気か?」
え?
「本気でハルヒは俺のことを思って?」
そうよ…
「…嬉しいよハルヒ…俺もお前が好きだ!!だから…好きにしていいか?」
うん…

「初めてだから下手だけど勘弁してくれよ?」
「大丈夫よ…アタシはアンタってだけで大満足なんだから…ん…胸…そんなに強く…」
キョンはアタシを抱きしめると床に寝かせ、キスを一通りした後アタシの両胸を揉んでいた。
「んぁ…いい…キョン…ん…あぁ…」
乳首を指で弾かれる。それだけの行為でアタシの欲求は高まる。
胸を舐められる。それだけの行為でアタシの全てをキョンに委ねたくなる。

「キョン…下も…」
アタシがそう言うとキョンはアタシのパンツに手をかけそっと脱がした。
「凄ぇ…めちゃくちゃ濡れてる…俺が…」
「濡れてるとか言わないでよ…ねぇ…早く…」
分かったよ、と呟くとキョンはアタシのアソコを指で刺激した。
「んん…ぁあ…ヒィ…」
指入れるぞ、そう言うとゆっくりアタシのアソコに指をくねらせていった。
「ぃ…あぁ…ぁん…指…アタシの中に…」
キョンはアタシの一通りの喘ぎ声を聞き終えると自分のモノを出し

「なぁ、入れて…いいか?」
「ん…いいわよ…今日安全日だから……生でも…でも赤ちゃん生まれたら責任取りなさいよね…」
「責任って…」
そう言いながらもキョンはアタシのアソコに軽くモノを触れさせると少しずつ入れていった…」

「ん…痛ッ…や…駄目…ん…血…痛いよ…」
「わ、悪いハルヒ!!大丈夫か?今日はやめ…「やめないで…ちょっと待ってて…」
「分かった…」

その後数十分の間動かさず硬直状態だったけどアタシの「そろそろ…大丈夫そう…」って声で
キョンは少しずつ腰を動かした。少し痛かったけどそれ以上にキョンのモノがあるってだけで。
それだけでアタシは満足できた。

「ハルヒ…しまりが…凄い……」
「馬鹿ッ…何言ってんのよ…んぁ…駄目……もうイキそう…」
「俺もだ…抜いた方がいいか?」
「駄目…アタシの中で…中で出して!!」

その声を合図に二人とも同時にイッた。
「キョンの…こぼれたのおいしい…」
「おいハルヒ、床舐めることないだろ…」
「いいじゃない…おいしいんだし…」

こうしてアタシたちの初体験は終わった。
いまでもたまにアタシたちは部室・教室で、普段はキョンの家でしている。
最初夏の方が好きって言ったっけ?あれ、撤回ね。
キョンさえ居ればどの季節だって最高なんだから!!

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最終更新:2020年05月25日 12:51