―暑い、暑すぎる―



…8月のある日の事、連日続く暑さに耐えきれなくなった俺は、コンビニにガリガリ君を買いに行こうと思い、家を出た。
いつもならこのクソ暑い中、ハルヒの「不思議探索」に駆り出されるのだが、幸いにも今日は休み。さすがのハルヒもこの猛暑にはお手上げらしい。

しかし我が妹には感服する。こんなクソ暑い中、毎日のように友達と遊んでいるらしい。
いやぁ、子供ってのは恐ろしい。

そんな事を考えながら歩いていた俺の目に、とんでもない光景が飛び込ん出来た

なんと、我が妹が古泉と肩を並べて歩いているではないか――

なんだ、どういう事だ?訳が解らん。人違いか?そんな筈は無い、妹とは長い間一緒に住んでたんだ、間違える筈がない。
第一、妹は
「友達と遊びに行ってくる~」とか言って家を出ていっていた。
その友達とは古泉の事を言っていたのか?

まさか―
何度か古泉を家を入れた事はあるが、妹とは挨拶程度の言葉しか交わしていなかった。

少なくとも、俺の知っている限りでは――

俺はすぐに問い詰めてやろうと思った。だが魔が刺したんだろう、ちょっくら2人の後をつける事にした。


どうやら2人は公園に向かうようだ。
…にしても…妹の奴嬉しそうだな…


公園についた。
ベンチに座って楽しそうに話してやがる。古泉の糞野郎が―

かれこれ30分はたっただろうか―2人はトイレへ向かった。

1億歩譲って、ここまではまだよしとしよう。

だがこの後が問題なのだ。

古泉が妹の後に続いて女子トイレに入っていくではないか


驚愕した
唖然とした
怒りを通り越して呆れた。
あの古泉が、妹の、体を、弄ぼうとしていた。



それを見た瞬間、俺の中のリミッターが全てイカれたように感じた


―もう誰にも止められない―

俺は2人のいるドアを開いた
古泉「キョン君!?」
妹「キ、キョンくん…」

2人は行為の真っ最中だったが関係ない
驚愕の表示を浮かべている古泉をひっぺがし、その万年爽やかフェイスに右ストレートを決めてやった
妹「一樹くん!」
キョン「おい古泉…これはどういう事か説明してもらおうか?」

古泉が頬をさすりながら立ち上がり、ゆっくりと口を開いた
古泉「……どういう事も何もありませんよ。私はあなたの妹さんと性交をしていt
ゴッ

古泉の顔に2発目のストレートが決まる
キョン「てめぇ…勝手に人の妹に手ぇ出しておいて早々と開き直りか?ふざけるなよ?」

ドゴッ
倒れている古泉の横っ面にヤクザキックを何発もお見舞いしてやる

妹「い、一樹くんは悪くな
キョン「お前は黙ってろ!!」
普段絶対に見せない態度に驚いたのか、妹は口を閉じた

倒れている古泉の髪を鷲掴みにし起き上がらせ、
キョン「さっさと説明しろ、何でお前は俺の妹とこんな事をしてたんだ?」
古泉「…妹さんとは約1ヵ月前からお付き合いしていました。」

古泉の話によると、1ヵ月前のある休日に、偶然会った妹と喫茶店に入って話をしたのがきっかけとなり、その後も毎日会って仲良くなり、付き合いだしたそうだ。

古泉「…バイトがあると言って部活に参加しなかった内の約半分は妹さんと会っていたんですよ」
ドスッドスッ

古泉にボディブローを入れてやる

キョン「それだけか?今日初めてヤろうとしたのか?」
古泉「ゲホッゲホッ……そうです…」
キョン「ほぉ。だったらなんで血が出てないんだ?」
古泉「そ、それは……」
ガンッ
俺の膝が古泉の鼻にめり込む

―馬鹿が、「血が出ない人だっているんですよ」とでも言っておけば良かったのに―

…俺は散々古泉を傷めつけた後、2人に
「古泉、てめぇには心底失望したよ、団長じゃない俺が言うのもなんだが、お前は二度とSOS団の部活の敷居を跨ぐな」

と言い放った
妹には
「お前はそんなに古泉が好きなら家には帰って来なくていいぞ。なんなら両親にも話しておくから」
と言っておいた


―結局妹は帰ってこなかった―
親に1から説明しようと思ったんだが、それでは俺までとばっちりを受けてしまいそうだったので、友達の家にお泊まりに行った、とだけ言っておいた

―馬鹿同士で勝手にやってろ―

そう思いながらそのままベッドに入った

・・と、思ったら、それは夢だったんだよな・・・。

ま、こんなことがあったら俺も
古泉も困るだろうし。な、古泉。

「そんな夢見るキョン君も変ですよ!

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