満員電車にて

「ちょっとキョン、なんでこんなに混んでるのよ!?」
「俺が知る分けないだろう」
俺とハルヒはちょっとした用事があって、今電車に乗っているところだ。
人身事故だかなんだかがあったらしく、電車はいつもの倍、いや10倍くらいな気がするくらいの乗客であふれていた。
こんな窮屈な状態を、この我侭で自分勝手な団長様がよしとするわけはなく
とてつもない不機嫌な顔で俺に文句をぶーたれているのだ。
「それにして暑いわ、苦しいわ、気持ち悪いわ!キョン、何とかしなさいよ!
乗客の10人や20人、途中下車させたって罰は当たらないわ!」
無茶を言うな。だったらお前がまず率先して降りればすむことだろうよ。

「次は~、三宮~、三宮です」

ようやく一駅進んだみたいだな。
俺は乗客が降りていくのを見てホッとした。これでハルヒの機嫌も少しは直るだろ。
そう思ったのもつかの間、俺はいわゆるオタクと呼ばれているであろう人たちが
何十人も入ってくるのを見てしまった。
ハァ、先が思いやられるぜ。

「ちょ、何よあの集団は!?あんなのが入ってきたらペシャンコに潰れちゃうじゃないのよ!」
それに関しては俺も同意見だ。しかしハルヒだけでも守ってやらんとな。
万が一ハルヒが痴漢にでもあったら、とんでもないことになりそうだからな。
一つ断っておくが、俺は別にハルヒが痴漢されようが何されようが知ったこっちゃない。
俺はただそのことによる事後処理が心配なだけだ。決して俺がハルヒが痴漢されるのが許せないとかではない。
俺は無言でハルヒの手を引き、反対側のドアの方に移動した。
ハルヒをドアを背にするような形で立たせ、俺はハルヒに覆いかぶさるような体勢になった。
「キョ、キョン?」
俺は何も言わなかった。言うべき言葉も見つからなかったし
何か言っても、言い訳にしか聞こえんしな。

「ひっ!でぶっ!」
俺を押しつぶさんとする圧力が襲いかかる。
いかん、腕が折れそうだ。しかし!ここで男を見せるんだ、俺!
「キョン、大丈夫?」
苦しそうな俺を見てハルヒは心配そうに声をかけてくれる。
そんな優しい口調で心配してくれるのが、俺にとっては励みになる。
欲を言えばキスの1つでも…って、頭に酸素がいかなくなってるのか俺は?
「……ゎょ」
ハルヒが何かを言ったようだ。聞き取れなかったけどな。
「ん?ハルヒ、何か言ったか?」

「……あたしなんか、かばわなくていいわよ」

「え?いや、でもな……うおっ!?」
電車が大きく揺れ、さらに圧力がかかり、やむなく俺は腕の支えを外した。
さらに電車の揺れに耐えられず、俺はハルヒに抱きつく形になってしまった。
やば!よりによって抱きついちまうとは!裏拳か?膝蹴りか?それとも鼻フックか!?
ハルヒに何かしらされることを予想していたのだが、一向にその気配はない。
ん?おかしいな。いつものハルヒなら、こんなことしたら拳の一つや二つとんでくるようなもんだが。
ハルヒは視線を俺の胸の辺りに置いたままじっと動かない。
この状況が事故であるということが、こいつにも理解出来たのか。
うん、ハルヒも成長したな。

俺はハルヒが何もやり返してこないのをいいことにして
ハルヒの体の感触を楽しんでいた。といってもほんの数ミリだけ手を動かしたりするだけだがな。
あぁ、柔らかい。しかもすげぇいい匂いもする。
な、なんだか変な気分になってきたな。これっていわゆる痴漢か?
ハルヒも薄々俺の行動に気づいているのか、顔を赤らめて俯いてしまった。
電車通学でないハルヒにとって、痴漢にあったことなど一度もないのだろう。
キキーッ!
とブレーキ音を出しながら、電車は駅と駅のちょうど間くらいのところで止まってしまった。
停止信号か?などと思っていたが違かった。
「えぇ~、次の停車駅におきまして、お客様が線路に落ちて電車にデストロイされました関係で
この電車は処理が終わり次第の発車となります」

おいおい、なんてこった。
よりによってこんなすし詰め状態で放置されるとは。
お?ということは待てよ、ま、まさか、俺はハルヒと抱き合ったまま何十分もいなきゃならんのか!?
いやいや、さっきのあれはほんの出来心であってだな、すぐに駅に着くだろう
という希望的観測を経てやってしまった行為であって、決して俺にはいやらしい気持ちなど……。
って全部言い訳だな。仕方ない。ここは電車が動き出すまで耐えるか。



ふにっ
むにゅ
ぐおあぁぁぁぁぁぁ!
や、やめろハルヒぃ!いや、ハルヒは何もしてないんだが。
その、なんだ。いつも朝比奈さんに隠れて分からんが
ハルヒもかなりのグラマラスバディの持ち主だからな。
しかし、この感触は耐えられん。
……あ。
俺は自分息子、ここではジョン=スミスとしておくが起き始めてしまうのを確認した。

ジョンはハルヒの胸や脚の感触で起きてしまったようだ。
俺はジョンを再び眠らせようと試みるが失敗に終わる。
ジョンは一度活動的になると手がつけられなくなる。
今はハルヒの太ももの感触を味わうのに夢中なようだ。
「ちょ、ちょっと…キョン?」
ハルヒもジョンの存在に気づいたみたいだ。
「スマン、ハルヒ。だが俺にはどうすることも出来ないんだ」
「……エロキョン」

どうやらハルヒはOKしてくれたみたいだ。
俺は勝手にそう解釈する。
恐いものもなくなった俺は、手の動きを大胆にさせ始めた。
とりあえずハルヒの髪を撫で始める。一度こうしてみたかった。
ハルヒの髪はさらさらで、撫でるたびにいい香りがした。
右手で髪を撫でながら、左手を腰に回す。
ハルヒを強く抱きしめ、俺はそのままキスをした。
「ん……んぅ、んむ……はむぅ……ぷぁっ、はぁ、はぁ、はぁ」
舌でハルヒの唇をこじ開け、無理やり舌を入れてかき回した。

ハルヒは目をトロン、とさせ俺に体を預けてきた。
こいつも女の子だからな。体を持て余すこともあるとか言ってたし。
そんなわけで、晴れてハルヒ公認?になったところで、俺はさらにハルヒを責めていく。
左手でハルヒの尻を優しく撫でつつ、右手でふくよかな胸の感触を楽しむ。
ジョンは相変わらず太ももで遊んでいるようだ。
女の子と性行為をしたことない俺は(と言っても男としたこもないが)正直何をしていいか分からないでいた。
しかしそれは男である本能と、事前学習によってカバーしているのだが
果たしてどこまでしてもいいのだろうか?

俺はそんなことを考えつつ、ハルヒの体をまさぐり続けた。
俺が何かをする度に、ハルヒはその都度反応を返してくれる。
俺が首筋にキスをすれば
「っはぁ、…んっ」
可愛らしく喘ぎ、体を強張らせてくれる。
ブラのホックを外し、胸を直接撫で回し、乳首を優しく摘んでやると
「ふぁっ!?」
と小さく叫び声をあげてくれる。

そろそろいいだろう。
俺はハルヒのスカートの中に手を入れ、ぱんちーの上から秘部をなぞる。
「んんぅっ!?……はぁ、…うぅ~」
さすがのハルヒもかなり恥ずかしそうだ。
俺はお構いなしにハルヒの秘部を責め続ける。
「……キョ、キョン~。……ぃゃぁ」
ハルヒが涙目で懇願してきたので、俺は焦った。
しまった、やりすぎたか。
「ハ、ハルヒ、すまない。ちょっと調子に乗りすぎた」
俺は弄ることをやめてハルヒのスカートから手を出そうとした。
するとハルヒが俺の手を掴んで離そうとしない。
「そ、その……。今のは雰囲気出そうとしただけだから……
だ、だから、キョンが嫌じゃなかったら……続けても、…ぃぃょ」

「……ハルヒ」
俺はもう我慢出来なかった。
ジョン、約16年もの間、お前には寂しい思いばかりさせちまったよな。
でももういいんだぜ?ジョン、行こうぜ。あの光の射す方へ!

「えぇ~、人身事故の処理が終わりましたので
只今より発車いたします。お立ちのお客様は、つり革、手すりにおつかまりください」

ちくしょ~!

俺とハルヒはその後何事もなく駅までを過ごした。
ゴメンなジョン。
しかしハルヒはそんな俺の落ち込んだ姿を見てなのかそうでないのか、言ってくれた。

「全く気が利かない電車ね!キョ、キョン!あたしはねっ
やると決めたら最後までやらないと気がすまないのよ!
だ、だから!今度の放課後に…その……あぁ~ん、もうっ!部室で続きするんだからねっ!」


終わり。

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