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次の日、俺は喫茶店に向かう前に彼女の家に自転車で向かった。
団長曰く、「何もイベントが無い時は探索を毎日するわっ!!」だそうだ。
つまり、イベントが無い日は俺は毎日自転車で迎えに行くことになる。
「おっそいのよ!あんたは!!」
彼女の声が聞こえてくる。そう、俺はハルヒを選んだ。
2年間、トンデモ生活を送ってきた俺にとってはこいつの存在は無くてはならないものだったらしい。
「悪い。すぐ行かないと遅刻だから早く後ろに乗れ!」
朝日に照らされながら、俺はハルヒを後ろに乗せて自転車を漕いだ。

案の定、全員来ていて奢りは二人で割り勘となった。
俺の隣りに座ったハルヒは、「あんたが遅かったせいだからね。」
と言ってきた。
「お前が夜遅くまで電話してきて寝れなかったからな。」
「う……。し、仕方ないから今日は割り勘にしてあげるわ。」
少しは優しくなってくれたらしい。
さて、今日の班分けはハルヒと二人が良かったんだが……何故か昨日に引き続き、朝比奈さんと長門との3人組となった。
「キョ、キョン~……。」
ハルヒの弱っちい声が聞こえてきた。さすがにこの面子だと不安なんだろう。

「ハルヒ、大丈夫だから。俺を信じろって。」
そうは言ったものの、喫茶店を出た瞬間、囚われの宇宙人のように腕に抱き付かれた。
「キョンくんと一緒、うれしいですっ!」
「………うれしい。」
「二人とも……胸が当たってますが?」
「当ててるんですよっ?」
「………わざと。」
《これまでの関係を崩さない》という約束は守られて無いようだ。……やれやれ。
俺は二人を連れて、西側へ歩きだすと、後ろから大きな声が聞こえてきた。
「キョンっ!!……あんたを、信じてるからねっ!!」
……うれしいことを言ってくれるじゃないか。
俺は首だけを捻り、その言葉への返事に笑顔を作って答えた。

終わり
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