えー、臨時ニュースです。
つい先ほど、女子高生(16)が、男子高生(16)の自宅へ行ったようです。
くわし…
「何、ゴソゴソ言ってるのよ」
何でもないぞ、ハルヒ。
「そう」
…やれやれ、ハルヒは今、俺の家にいる。
何故、ここにいる理由は昨日に遡る。

放課後、ハルヒと一緒に部室へ行った。
ノックして入ることは、社会人としてのマナーである。
「はい、どうぞ」
この声は、朝比奈さん…では無く古泉だった。
ちくしょー、朝比奈さんの声が聞きたかったのに。
そう思いながらドアを上げた。
その瞬間、嫌な物を見てしまった。
俺は、慌てて、ドアを閉めた。
「どうしたのよ、中に入らないの?」
「ハルヒ、ここで待ってろ…いいな」
「…うん」
ん、あっさりと俺の命令を従うなんで…明日、何が起こりそうだな。

俺は、中に入ってドアを閉めた。
「古泉、一体、何をやってる」
古泉は、全裸のまま座っていた。
「気分ですよ、気分」
そこで、スマイルするな。気味悪い。
「気に入らないんですか」
「気に入る訳無いだろ、早く服を着ろ」
古泉は、マジックを取り出して、自分の股間に何が描いてる。
「ほら、象さんですよ、象さん、ゾーウさ~ん」
腰振るな、あと気持ち悪いもん見せるな。
「早く着ないと、警察呼ぶぞ」
「…分かりました」(´・ω・)
警察って強いな、変な事をしたら「警察」って言うだけで簡単に止められるとはね。
古泉が服着たのを確認して、ハルヒを中に入らせた。
何故か、少し怒ってたけどな。

「明日は、土曜日!不思議探しするわよ!」
元気いっぱい大声で言うなよ、耳が痛い。
「所で、キョン!明日9時にいつもの『あー、スマン…俺は無理だ』
ハルヒは俺に睨んだ。
「何でよ!」
「明日は、親の結婚記念日旅行なんで、妹の世話しなきゃいけないから、無理だ」
ちょとんとするハルヒ、そして笑顔になって言った。
「だったら、不思議探しをやめて、あんたの家へ行くわ!」
やめてくれ、来たら変な事をしそうだからな。
「ね、ね、いいでしょ?みくるちゃん、古泉君、有希」
おぃ、こいつ等も行くのかよ
「僕は用事ありますから、無理ですね」
「私は…その、鶴屋さんに…」
「…私は無理」
ちょっと待ってくれ、ハルヒだけが行くのか?
「そりゃそうですよ」
古泉の自慢のスマイルをして言った。
ハルヒを止める役いないのか?
「えぇ、いませんよ」
は、計ったな!古泉ぃぃぃぃぃぃぃ…。
「と言う事で、解散!」
さて、明日ハルヒが来る訳だが…。
アレを隠さないとヤバイな、色々細工しておかないとな。

「…はぁ、やれやれ…」


アレとは、男なら分かるでしょ?

翌日、俺はアレを細工完了して休んだ所に電話が鳴った。
あぁ、多分…ハルヒだろうなと思いながら出た。
「もしもし」
「あ、キョン!今から出るから!」
と言う事は、ハルヒは今、自宅に居る訳が…時間は十分あるな。
「分かった、じゃあな」
「うん」
切った所で、チャイムが鳴った。

ピンポーン…

おや、誰だろうな。
「はい、どちら様…」
俺は、固まってしまった…30秒ぐらいな。
だって、目の前に息が荒いハルヒがいるんだぜ。
「えー…さっき電話出たんだよな?」
「ハァ、ハァ…う、うん…」
「ここまで1時間掛かるよな?」
「ハァ、ハァ…そ、それがどうし…たの!」
「何で、1時間経ってないのに…どうやって?」
「フゥゥ…走って来たのよ!」
走って来ただと!?プロも吃驚する速さだなぁ、おい!
新幹線の「のぞみ」と勝負したらハルヒが勝つだろうな。

ハルヒの記録タイム 00:01:030

「なぁ、ハルヒ」
「何よ」
「さっきから思うけどな」
「ん」
「何だこの大荷物は」
よく見れば、リュックとパック2個に学校の鞄…。
泊める気マンマンだな、おぃ。
「泊まるんだから、いいでしょ」
ここで拒否したら、古泉に怒られるな。
「分かった分かった、泊めてやるよ」
「あー、ハルにゃんだ!」
妹よ、廊下で走ったら危ないと何度言ったはずだが。
「えー、知らなーい」
誤魔化しやがって…。
「おはよ、妹ちゃん」
「うん、おはよー!ハルにゃん!」
思い出したけど、俺に挨拶無しか、二人共。
「さて、朝食作ろっか、もうすぐ正午になるけどね」
時計を確認すると、11時30分か…30分後になると正午だな。
「わーぃ、ハルにゃんの料理!ハルにゃんの料理」
「ふふふ、期待しててね、妹ちゃん」
「うん」
…何で言うか、微笑ましい光景だな。

さて、俺はのんびりしとくかな。
テレビを観ながらキッチンで何か騒いでる
「あー、それどうやるのかな」
「何これ!変なの入ってるーっ!」
「うわっ!ゴキブリだぁ!」
「あっち行け!あっち行け!」
「いやぁぁぁ…助けてー!」
ハルヒの弱点を知ってしまったな。
「ハルにゃんが、助けを求めてるよ」
やれやれ…どうやら、俺の出番らしいな。
俺は古新聞を取り出して、キッチンへ行きゴキブリを叩きゴミ箱に捨てた。
「うぅぅ…」
泣きそうになってるハルヒは可愛いな。
理性が暴走しそう…ってイカンイカン!
ここは、我慢しないと。
「大丈夫か」
「…うん」
ハルヒは俯いたまま答えた。
「早く、料理作ってくれよ」
俺は、キッチンから出ようとした時、袖に弱く掴んだのはハルヒだった。
「…何だ」
ハルヒは俯いたまま言った。
「もう…少しいて、ゴキブリが怖いから」
くそ、可愛いじゃねぇか。
しょうがない…側にいる事にしよう。

今、ハルヒと妹と一緒に昼飯食ってる訳だが…。
まぁ、何だ、その…疲れてるのかな。
「なぁ、ハルヒ」
「何、キョン?食べないの」
「いや、食べるけどな」
「じゃ、何よ」
この際、ツッコミしようか。
「どうやったら、こんな量を作れるんだ」
パーティでも開いてるのかと思うぐらい多人数で食べる量だぞ。
「あ、ゴメン…張り切って沢山作っちゃって」
ハルヒは、頬を赤らめながら俯いた。
俺の家で料理を作るから嬉しいのか。
…明日でも長門に呼ぼうかな…。

「…誰か私を呼んでる!?」

午後は、ハルヒと格闘ゲームで遊んだ(勝ったのは俺だが、20回付き合わされた)
色々あったが、言う必要は無いな。
と言う訳で、夜になった。
「なぁ、ハルヒ」
「何?」
ハルヒは、俺の部屋で寛いでいる。
少しは気まずいとか思わないのかね。
「夜食は外で食べに行かないか」
親はいないから、外で食べたいからな。
「うーん、金はどうするの」
勿論、俺は金持ってるからな。
「俺が奢ってやるさ」
「うん、そうしましょ!」
ハルヒは、自分の荷物を置いた場所へ行った。

そうだ、妹も誘うか。
確か、リビングにいるっけな。
「おーぃ、妹よ…いるかー?」
…………
あれ?返事が無いな。
ふと、テーブルの所に見ると一枚の紙が落ちてた。
それを拾って見たのだが、次のように書かれてあった。

「キョンくんへ
私は、有希ちゃんの家へ食べに行くよ
ハルにゃんと二人で行ってね!

              いもうとより」

逃げたな、妹よ。
…もしかして、気を使ってくれたとか?
いや、まさかな…。
「行くよー!」
ハルヒは、着替えを済ませ玄関に居た。
着替えるの早いな。
ま、仕方ない、行くか。

坂道を下って歩いてる訳だが、これはどう見てもカップルに見えるんだよな。
夜だから、少し助かったけどな。昼間だったら、誰がに見られるから恥ずかしいぞ。
「ねぇ、キョン」
ハルヒの顔は暗くて見えないか、赤くなってるだろうと想像しておこう。
「何だ」
「今日…何の日か知ってる?」
はて、何だっけ。
「あぁ、キョンは知らないっけ…今日、あたしの誕生日なの」
へぇ、初耳だな。
あ、プレゼント買ってないな。
「ハルヒ、スマン…プレゼント買ってない」
とにかく謝っとく事にした。
「いいの、言うのを遅かっただけだから…外食するだけで十分よ!」
ハルヒは、いつものの笑顔で許した。
それにしても、今日はハルヒの誕生日だったとはね。
まぁ、ラーメンにしようかと思ったが…予定を変更しよう。
確か、いい店あったはず、思い出せ俺よ!思い出すんだ!
ん、そういえば…確か、谷口が言ってたな。

『図書館の近くに新しく出来たレストランがあってな、あそこはおいしいらしいぞ!
しかも、金は少し軽いと聞いた』

よし、あそこしかないな、谷口って、たまには役立つな…。
谷口、感謝してるぞ。
「ハルヒ、いい所へ連れて行ってやるぞ」
「へ、どこへ」
「レストランさ!」

で、着いた訳だが…。
信じられない光景を見てしまったような気分になった。
何でかと言うと、凄い豪華なレストランだな、おぃ。
俺もハルヒも呆然してしまった。
「ね、ねぇ…ここで食べるの?」
仕方ないだろ、だってお前の誕生日なんだからな。
「あぁ、そうだよ」
「で、でも…ここは…」
あぁ、じれったいな。
ここは、勇気のある人ならダン!と入るだろうに。
「行くぞ、ここにいても仕方ないだろ」
俺は、ハルヒの背中を押して無理矢理、中に入らせた。
中に入ると、店員さんが暖かく迎えてくれて座る所を誘導してもらった。
中の雰囲気は、イタリアの建物に近かった。

「い、いいの?金、困らないの?」
凄く困ってるハルヒって初めて見るな。
配ってくれたメニューを見たが、ふむ、大ダメージじゃないな中ダメージ
と言っていいだろう。
「構わんさ、好きなように選べ」
「う、うん…えーと…」
あぁ、こりゃ時間掛かるな。
えーと、コースにすればいいかな。
少し安いしな。
「ハルヒ、コースしないか」
「えっ!そ、そうね…任せるわ」
ふふ、ハルヒは驚いてるな。
まぁ、いいさ…何だって、ハルヒの誕生日だからな。
…ツケは、古泉に任せるか。

「ハッ!何ですか!嫌な予感がします!マッガーレ!」

どうしたものかな、食事取ってる間は全然、会話無し。
何が話題を出さないと。
「あぁ、これ、おいしいな!」
「…え?あ、おいしいよね」
気付くのが遅いな、いつもののハルヒじゃない。
「ハルヒ、どうした」
「え…な、何でもないよ!うん、何でもないっ!」
慌てて否定する事は無いのにな。
それにしても、さっきと違い様子がおかしいぞ。
態度をゴロゴロ変わってるけど…疲れないのか。
「ハルヒ、大丈夫か」
「うくっ!」
うくっ?
…まさか…。
「うーっ、うーっ!」
喉詰まったのかよ!
取りあえず、コップ!コップ!
「ほれ、水だぞ」
コップを渡す瞬間。
ハルヒは、素早くコップを受け取って飲んだ。
「ふぅ…死ぬかと思ったぁ…」
「大丈夫か」
「え、う、うん…」
何だ、いきなり俯いたぞ。
メランコリーになった訳では無いようだが、一体何なんだよ。



ハルヒ サイド

あー…危なかったぁ、コップが無ければ死ぬところだったわね。
こんな所で、二人でご飯食べるなんで、恥ずかしいし…緊張するわね。
改めて、キョンの顔見たけど…優しい目してるなぁ。
今日はキョンと楽しく過ごしたいのに、何やってんだろうなぁ、あたしって…。
もっと頑張って、楽しくしたいのに…何も出来てない。
キョンが心配してるような目してるよ、やっぱダメだったかな。
「ハルヒ、何かあったが知らないが…今は楽しい時間だから、何か話そうぜ」
キョンの暖かい言葉で動揺してしまうなぁ。
「わ、分かってるわ!さ、食べましょ!」
「ん、そうだな」
うわ、何言ってるんだろう…あたしは…本当は「そうよね、何か話題無いかしら」と言いたいはずなのに…
何て事を言ってるの!バカハルヒ!
わっ!また態度が表に…あ、キョンが面白そうだなと思ってるような顔してる!?

うぅっ、昨日のせいよ!昨日の!寝る前にテレビ観てたら、甘ったるい恋愛映画を観たせいよ!
あ、キョンから、おーぃ大丈夫かー?と言う念から来るわ!耐えるのよ!耐えて!
えー…そうだ!話題!話題!話題無いの!
「ねぇ!キョン!妹ちゃんはどうしてるのかな!」
アーッ!しまった…これじゃない、違うわ…。
で、キョンはこう答えた。
「んー、そうだな…長門のマンションで何かやってるだろうな」
そ、そう…どうでもいいですけど…。
「んじゃ、出るか」
え?今、何で?
「もぅ飯食ったし、支払って出るぞ」
ちょ…待っ、ここで話がしたいんですけど…。
と言う事なく、キョンの言う通りに出る事にした…。
全ては、みくるちゃんのせいよ!

「くしゅん!な、なんですかぁ~」



キョン サイド

何故か、ハルヒが悔しそうに物に当たってるんだが…。
何があったと言うんだ。罰当たるぞ。
「なぁ、どうしたんだよ…さっきからおかしいぞ」
と言ったら、ハルヒはこっちへ睨んで来た。こっち見んな!
「何でもないです!」
何故に敬語!?
「…言ってみたかっただけよ!」
そうですか、何とかしないとな…。
俺は、近くに公園ある事を思い出した。
「なぁ、公園寄らないか」



ハルヒ サイド
こ、公園!?
何をするか分からないけど、行ってもいいかもしれないわね!
「い、行くよ!」
あぁ、まだ緊張してる…。
告白か!Hか!それとも…。
「ここで座るか」
ペンチの上…何かのフラグですか!?お母さん!
あ、キョンがどうした?と言う目で見てる!?見ないで!見るな!
そういえば、どうして、こんな所へ連れて来たのかな。
「ねぇ、キョン…ここ何があるの?」
「あるさ、今は…秋だからな、お!ハルヒ見ろよ」
何んなの?と言いたかったけど、黙って見た。
そこには、ホタルがいっぱい現れて来た。
あたしは、思わず言ってしまった。
「わぁ、キレイね」
「だろ?」
あ、いい雰囲気じゃないの!よし、言っちゃおうっか!
「ねぇ、キョン…話あるの」



キョン サイド

ハルヒの横顔を見るとキレイだな…公園へ来たのは成功フラグ成立ってか。
ハルヒは、こっち向いて言った。
「ねぇ、キョン…話あるの」
話?WHY?と調子乗って言いたい所だが、大事な話っぽいのでやめた。
「何だ?」
ってか、こっち見られると…理性か…。
「キョン、あたしの事どう思ってるの」
っとと、ユートピア王国へ行く所だった。
えーと、俺はハルヒの事をどう思ってるのかって?
「えっと、それは…」
その時、誰かがやって来た。
「♪WAWAWA~WA~WA~、犬の~散歩を~してる俺は~悲しいかな~ホ・ト・ト・ギ・ス・Chuv」
俺とハルヒもあんぐりしたね。
谷口が犬の散歩してるとはな…。
「って、うぉぅ!?…もしかして、俺の歌聴こえた?」
ハルヒと一緒に何回も頷いた。
「…スマン、わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん…」
あ、谷口が泣いて逃げた。
…ここで終了し、家に帰ったのは言うまでも無い。



ハルヒ サイド

あーっ、もぅ!何で谷口が出てくるのよ!
風呂場からキョンが何か言ってるね。
「風呂沸いたから、先に入っていいぞ」
ふん、キョンって優しい所あるじゃないの。
まぁ、ここはお言葉に甘えてっと。
あ、そうだ!ついでに、これを言わないと。
「キョン!覗いたら…どーなるのか分かってるでしょうね?」
「はいはい、分かってますよ」
んな!何この態度~、ムカツクわねぇ。
じゃ、服を脱いで入るかな。
………
……

カボーン…

いい湯ねぇ…あの谷口の事は忘れそうだわぁ…。
それにしても今日のあたしはダメだったなぁ。
…キョンの事を思うとアレだもんね。
「性欲もてあます」と大佐が言ってた。
はぁー…マジでもてあましたいわぁ…。
キョンは、私の事どう思ってるのかな…。
邪魔者はいないみたいだし…。

サバァッ!

しっかりするのよ!あたし!
必ず、白状してもらうしかないわね!
「へっくし!ふぇ~…立ち上がったら寒…まだ浸かってから上がるかな…」



キョン サイド

ハルヒは、何やってんだろうな…おっと、妄想はイカンな…。
理性の暴走を沈めるために本でも読むか、んー面白いもん無いな。
俺は、読むのを諦めてベッドへ体重を任せて倒れた。
やれやれ…、ハルヒはどうしたのか知らないけど、まぁいい。
問題なのは、俺はハルヒの事をどう思ってるのかってか、少し難しい質問だな。
あの時、そう俺の世界が改変された時、ハルヒがいない生活を送っていたな。
寂しかった、ハルヒがいないと元気になれない、俺は焦ってハルヒを探したっけ。
あの時思ってしまったのだ。ハルヒに会いたい、会って笑顔を見たいし、
声も聞きたいという思いがあった。
それに、SOS団も無ければ楽しい事は見つからない。
あそこには、古泉・朝比奈さん・長門がいる…俺にとっては大切な仲間だ。
改変世界では、必死に仲間も探してたな。
団長であるハルヒ、俺が入院中に物凄く心配してくれたんだろ?

俺は、色々思ってた時に、扉を開く音がした。
「上がったわよ、いい湯だったわ」
ハルヒは、俺に迷惑掛けるけど、逆に楽しい。
放っておけない奴だからな。
「あぁ、分かった」
俺は、立ち上がって入り口にいるハルヒの頭を撫でてやった。
「…ありがとう」
と言って出た。これは恥ずかしいセリフ集に入るのか?
ま、告白するさ。

「な、何、今の…あたしに礼を言った!?」

俺は、風呂から上がり牛乳を飲んで俺の部屋へ行った。
扉を開けると、ハルヒは何かを探してた。
「何やってんだ」
「え、あんたが男なら…アレを持ってるでしょ?」
勘弁してくれ、でもな、昨日から細工したからな。
そんなに簡単には見つからないのだからな。
ハルヒは、俺のPCを見つめ、電源を入れた。
まぁ、PCを探しても無駄だ…って、アレ?
確か、DVDドライブに…。
「無いわね、あれ?DVD入ってるわね」
「や、やめろぉ!」
言った瞬間、ハルヒはDVDアイコンをクリックした。

お、終わった…。
表示されたのは、エロシーンだった…そう、エロDVD入ったままで忘れてた。
ハルヒは、しばらく呆然して真っ赤になって。
「このエロキョン!何て物を見せるのよ!」
うわ、こいつ、シャツを掴みやがった。
「うわっ、ちょ…引っ張るな!た…」
「わっ!?」
バランスを崩して倒れてしまった。
「いってー」
「いったー」
起きようと思ったが、硬直した。
ハルヒも硬直。
何故かって?そりゃ倒れたんだからな。
そう、俺は仰向けのままでハルヒは俺の上にいる。
しかも、しかもだぜ?キスしそうになったぞ。
ほんの3mmぐらいだったぜ。
「……」
「……」
何分経ったかな。沈黙が長く続いてる感じがする。
すると、ハルヒは今の状況を把握出来たようだ。
「…ぁ、ゴ…ゴメン!」
「…ぇ、いや…俺もゴメン!」
取りあえず、DVD終了し、ドライブからディスクを取り出さないと。
何なんだよ、この気まずさは…。フロイト先生も失笑か?
「…ねぇ、あの公園の続き…教えてくれる?」
公園の続き?あぁ、『俺はハルヒの事をどう思ってるのか』だったな。

俺は、ハルヒの様子を確認した。
ハルヒは、頬を赤らめて俯きながらベッドの上に座ってる。
俺も、真っ赤になってるだろうな。
まぁ、仕方ない告白しよう…俺の気持ちを。
「俺は、お前の事は放っておけない存在なんだ。初めてお前に会った時は、惚れたよ。何て言うか…キレイで可愛いって事かな」
ハルヒは、まだ俯いてるか、ちゃんと聞いてるだろうと思い引き続きに言う。
「で、お前がSOS団作ろうと言ってたんだよな。正直に心配してたぞ?ちゃんと成功するのかと心配してたんだよ。
でも、それは成功したのだから安心したよ。そして、仲間も出来たのもお前の努力のお陰なんだよ」
あぁ、あれも言っとくか。
「でもな、俺が入院してた事覚えてるだろ?」
頷くハルヒを確認して、続けて言う。
「俺は、嫌な夢見てたんだよ…ハルヒがいない日常を過ごして来た夢を見ていた…SOS団も無くなってた。
どうしたらいいのかと悩んでいた。そこで初めて、気付いたんだよ。
俺は、お前がいないとダメだって事を初めて気付いたんだよ!SOS団も無いとダメなんだよ…。
気付いたら、必死にお前や古泉や朝比奈さんに長門を探してたんだよ。
だが、やっと会えた。俺の大切な仲間を会えたんだよ。
だから、俺は一人じゃないと確信したんだ…ハルヒ、お前も一人じゃないからな」
「キョン」
ハルヒは顔上げた。
今だ、ここで告白するしかない。
チャンスは一回のみ!神よ、俺を見守ってくれるのか!
「だから、お前の事が好きなんだ!好きだから、お前の側にいるんだよ!」
よし、言ったぞ!返事はどう来るのか。



ハルヒ サイド

キョンの告白聞いちゃったけど、何か恥ずかしいな。
でも、キョンの気持ち分かったから…あたしも言うわ。
「キョン、あたしね…あんたに会ってから惚れたわ。
だって、あんたは優しすぎるからよ!だから、あんたと行動したかったのよ。
それなのに、あたしが、あんたの事を迷惑をかけ…『掛けてない!』
え?掛けてないの?普通、迷惑掛けてるのに…。
キョンは、優しい言葉でこう言ってくれた。
「さっき言っただろ…俺は、お前といるだけで楽しいと…だから、迷惑じゃない!むしろ、面白いだけだ!
それに、俺に困らせてくれるハルヒは好きなんだよ」
キョン…ありがとう、あたし、決心したよ。
「キョン、あたしは…あたしは!あ、あんたの事が好きよ!好きなんだからね!」
やっと言えた…今まで言えなかった言葉を言えた!
「だから、愛してるわ!」
あ、キョンが驚いてるよ。
段々、顔が真っ赤になってるよ。
あ、そっか…あたしも顔真っ赤になってるんだわ。
「…ねぇ、キョン…あたしの願い、二つだけ聞いてくれる?」

キョン サイド

ハルヒも俺の事が好きだとすれば、付き合っていいって事だよな。
しかし、恥ずかしいな…こういう状況になるとは思わなかった。
さっきも、恥ずかしいセリフだらけだった気がする。
「ねぇ、キョン…あたしの願い、二つだけ聞いてくれる?」
はいはい、何でしょうか団長様。
「その…あの…キ、キ、キスして…」
俺の理性に9999ダメージ!
ダメだ、今日のハルヒは可愛過ぎるぞ!
耐えるんだ!耐えるんだ!キョン!
「あ、あぁ…してやるさ」
俺は、優しくハルヒを抱き締め、キスした。
確かに、レモン味がするってのはホントだったんだな。
長い時間経ったのだろうか、ハルヒの体温のせいで暖かかった。
少し離れて、お互いに顔を確認した。
真っ赤になってるなハルヒ…俺もだけど。
「最後の願いだけど…キョンとやりたいな」
理性防衛崩壊!溢れ出す理性が俺の体に染まる!
俺の理性が真っ赤に燃えるぅぅぅぅっ!
ハルヒの心を掴めと轟き叫ぶぅぅぅっ!
…って、某ネタをやってる場合じゃないな。
「それは、ヤりたいってか?」
ハルヒは真っ赤になりながら頷いた。
よし、ヤってやろうじゃないか。
俺は、ハルヒを押し倒し服を脱がせ、全裸になったハルヒを見た。
「…キレイだ」
思わず言ってしまった。
「キョン、今度はあたしが脱がせてあげるわ」
マジですか。
「お、おぃ…それは俺がや…うわ、やめろ!乱暴に脱がすな!」
「あんたが、あたしを脱がせたんだから…これで引き分けよ!」
立場が違う気がするか。
ハルヒが幸せならそれでいい…。
「キョン、来ていいよ」
「あぁ…」
俺とハルヒは、お互い触れ合いながら快楽の地に落ちた…。
ここからは、言えないが…感想だけ言う。
ハルヒは可愛くて意地悪したし、気持ち良かったとな。
それに…

   ハルヒは、俺の彼女だから、大切に守るさ



ハルヒ サイド

翌朝、目を覚めたら、隣に裸のキョンが寝てた。
昨日、何があったなぁと必死に思い出そうとしてあたしの体を見たら、急に恥ずかしくなっちゃったよ。
でも、いっか…キョンの気持ち分かったんだからね。
あたしは、寝てるキョンを見て言った。
「お疲れ様…キョン…」
その時に、キョンが起きた。
「んぁ~…ぁー、おはよう、ハルヒ」
「おはよっ!」
昨日の夜からあんな事やこんな事したから気持ち良かったけどね。
でも、キョンってゴムを携帯してたとはね…このエロキョン!
それでも…

   キョンは、あたしの彼氏で、一番大切な宝物だからね!


          完



おまけ

おはようの挨拶した時、ドアが開く音がした。
俺もハルヒも驚いた。
だってな、アイツ等がココに来たんだよ。

「おやおや、盛んでしたね」
「あぁ…その…お幸せに…」
「…ケダモノ」
上から順に古泉、朝比奈さん、長門である。
ってか、長門よ…こんな事言ったらイカンぞ。
「な、ななななな…何であんた達がココに!?」
ハルヒは物凄く動揺してるな。
「あなたの妹から貸してくれた鍵…」
長門が説明してくれた。
これは、家の鍵じゃねぇか…と言う事は、無断で上がったと?
「…そう」
何て言うかな…それ犯罪だぞ。いいのかよ?
「…人は犯す事は、たまにある…けど、今回だけは許してくれると」
誰が許してくれるんだよ!?主か!主なんだな!
「…ノーコン」
な、ノーコンかよ…。
「まぁ、いいじゃないでしょうか…キョンさんと涼宮さんはお互い一つになりましたからね」
ちっ、古泉のスマイルが一番ムカつく…。

翌日、学校で「この二人は、付き合ってるんじゃないか」と言う噂があり、
ハルヒと俺は真っ赤になりながら過ごして行ったのは言うまでも無い…。

「WAWAWA、忘れ物~…おや、俺の活躍が少ないぞ!多く出演しろ!多く!頼むぅぅぅぅぅぅ…」

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