「…」
「どうした長門?」
「あなたに伝えておく」
「何だ?」
「私に残っている小さなバグを消去する必要がある」
「それで…?」
「短時間だがわたしは人格が変わると推測できる」
「えっ」
「あとはよろしく」
「ちょっ!」

「やぁ長門さん、こんにちは」
「古泉、さっそくだが部屋を掃除しろ」
「えぇっ?どうしたんですか急に」
「いいからさっさとやれ、やるんだ!さもなくば校庭百週!」

「腹黒ぇw」

「ほら古泉、働け働け」
「…ちょっと、長門さんはどうしちゃったんですか?」
「何だかバグの解放がどうとか」
「キョンくん、お腹すいてない?私お弁当作ってきたんだけど」
「えぇ!!?」
「はい、食べて食べて。自信作なの」
「長門さん?」
「お前はさっさと掃除しろよ古泉」

「はいキョンくん、あーん」
「…っ。もぐもぐ。ん!」
「どう?」
「うまい!うまいぞ長門!お前料理こんなに上手だったのか!」
「えへ」
「長門さん、掃除終わりました…」
「茶を入れろ古泉」
「あの、僕は仮にも副団ch
「あん?なんか言ったか?」
「はい淹れます淹れます。光より早く」
「そんなんできるわけねーだろ、バカか。
罰として廊下雑巾がけ3往復な」
「えぇ!?ちょっと長門、何もそこまで」
「キョンくんはいいの。気にしないでね!」
「しくしく…」
「古泉…同情するぜ」

「ふーあっついわねぇ」
「はっ!涼宮さん…わたしの恋敵!」
「有希?どうしたの?何か変よ?」
「あなたにキョンくんは渡さないんだから!」
「え?ちょっとキョン、何のことよ?」
「俺が教えてほしいくらいだ。何かさっきからこんな調子なんだ」
「キョンくんを好きな人はみんな私の敵よ!べーっだ!」
「有希…」
「なに?勝負なら受けて立つから!」
「あなた…かわいいわ!!!」
「え?」
「ちょっと待ってて、今ピッタリの衣装を用意してくるわ!」
「え?え?」
「ハルヒ…話をややこしくするなよ」

「こんにちわぁ~」
「朝比奈さんか…こんにちは…」
「みくる先輩だぁ!いつも尊敬してます!ぺこり」
「な、長門さん!!?」
「朝比奈さん、今こいつはバグの修正中とかなんとかで人格が壊れてるらしいですよ」
「そ、そうなの…わきゃぁ!」
「先輩大好き~!」
「何も抱きつかんでも…長門よ」

「お、終わりましたよお茶汲みも雑巾がけも」
「おうそうか、じゃぁ15分で麓のコンビニまで買出し行ってこい。
もちろんお前のおごりな。できなかったら消すぞ」
「…古泉。付き合おうか…?」
「いいんです。いいんです…」
「キョンくんはなにもしなくていいの!有希と一緒にいて!」
「こいつが自分を名前で呼ぶとは…驚天動地だ」

「戻ったわよー有希!さぁ!これを着て!」
「ハルヒ、何だその衣装は!?」
「ゴスロリよ!今の有希のイメージにピッタリだわ!」
「イメージって…朝比奈さん、なにうらやましそうに見てるんですか!」
「えっ?だって…その」
「さぁ有希!着替えるわよ!キョン!外に出なさい!」
「わかったよ…ここでやれやれと言わずしていつ言うのだろう。
「す、涼宮さん!?」

「休憩―ってやつかい?」

「もう入っていいわよ!」
「…」
「どうよキョン!めちゃ似合ってると思わない?」
「長門…」
「ど、どうかな…?キョンくん」
「ごほん。に、似合ってるんじゃないか…?うん」
「ほんと!キョンくんありがとう!」
「だから抱きつくな!ハルヒ、何で止めないんだよ!」
「だって可愛いじゃない。有希に新属性が芽生えたわね」
「…なぜ嫉妬しないんだ?意味不明だ」
「いいなぁ…ごすろりかぁ」
「…朝比奈さんも何言ってるんですか」

「た、ただいま戻りまs
「よしお茶会の準備だ古泉、さっさとしろ」
「はいぃぃ…」
「古泉…今日は厄日だな」
「えぇ…」

こぽぽぽぽ
「さーてお茶の時間ね!」
「ハルヒ…古泉をおもんぱかってやってくれよな…」
「つ…疲れた…」
「古泉寝るな。廊下に立たせるぞ」
「長門、ほどほどにしてやr
「しぃーっ!キョンくんは黙ってて!有希にまかせれば大丈夫だから!」
「…すっかりゴスロリ衣装を着こなしてるな…朝比奈さん、お茶を古泉に淹れられたくらいで
そんなに落ち込まんでも…!」
「みんないいなぁ…楽しそう」
「いやそういうことじゃないと思いますよ…」
「キョンくん」
「な…何だよ長門」
「有希のことすき?」
「…え?」
「キョン、ちゃんと答えてあげるのよ」
「ハルヒ…お前なんでそんなにやにやしてんだよ」
「楽しくてしょうがないわ、ふふふふふふ」
「こいつめ…。朝比奈さん、そんな死んだ小ウサギを見るような目はやめてください!
これは長門のイレギュラーです。フィクションみたいなものなんですよ!」

「ねぇ?」
「…そうだった。さて、どうすりゃいいんだ俺は!?」
「…?」
「俺は、だな長門。お前の事はもちろん好きだが、
恋愛感情とかs
「ほんと!?うれしい!やったぁ」
「キョン、手放しちゃだめよ。あたしが常時監視してあげるから」
「ハルヒ?お前いつからそんな大らかになったんだよ…って、
俺は告白したつもりはないぜ?」
「いいのよ、さぁ、2人の門出に乾杯よ!」
「うぇーい!って待てよ!おかしいだろ何もかも!」
「キョンくん…おめでとうございます」
「朝比奈さん、そんな結婚式の参列者みたいな目をしないでくださいよ!」
「おめでとうございます」
「古泉、お前あれだけひどい目に合ってどうして笑ってんだよ!」
「これだけ微笑ましいこともありませんよ」
「古泉ありがと。あとでたっぷり用件を言いつけるからね!」
「光栄です」
「うそつけ。ちょっとなんだこの流れは!」

ぱち。

「…あれ?ここは?部室。
長門…お前…制服…バグは?」
「あなたに幻覚を見せることでバグは修復された」
「…お前…」
「なに」
「わざとじゃないよな」
「…」
「…」
「えへ」
「やっぱりわざとかよ!」

「さぁ会議をはじめるわよ!」
「やれやれやれやれ」

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