クラブ対抗リレーのみが注目されていたかに見える体育大会
しかし、もう一つ忘れてはいけない競技があったんだ。
2人3脚だ。普通の二人三脚ではない、誰と組んでもOKお互いのチームに
点数が割り振られるというこの高校では考えられないトンデモルールだ。
こんな競技、一体誰が考えたのか?
まぁ、参加不参加は自由なので毎年参加者は少ないらしい、だから男女混合だ。
目立ちたがりが細々と続けてきたという事か?当然、俺は不参加…
という訳にはいかなかった。

ハルヒ「SOS団の名を広める為にも私と参加するのよ」

長門「涼宮ハルヒの望みは団員が1位を取る事…私となら可能」

古泉「特殊な力を使わずに1位を勝ち取るには背格好の近い僕と組むべきです」

朝比奈「鶴屋さんと出る予定だったんですけど、彼女怪我しちゃって」
鶴屋「悪いねっ、キョン君みくるを頼むよっ」

谷口「一緒に1位取ったら女の子に良いアピールになるぜ」

国木田「中学からの付き合いなんだし、頼むよ一緒に出て」

さて、俺が誰を選んだかは言うまでもないよな
もちろん

(ここからは各職人さんが個別に書いてくれました。では、どうぞ)



みくるを選んだ場合

「よろしくお願いします」
「よっ、よろしくお願いします」
朝比奈さんはかなり緊張しているようだ
だがそこが愛らしい
しかも体操服ときたものだ
さすがにこのご時勢にブルマを期待するのもどうかと思うが
まぁでもハーフパンツで我慢しておこう
「わっ、わたしがんばって走ります」
朝比奈さんががんばると意気込んでいるが結果が見えてないわけでもない
なぜなら相手が朝比奈さんだからだ
まぁでも朝比奈さんと肩をくめるだけありがた~いと思ってこの時間を堪能しようじゃないか

「じゃ結びますね」
「お願いします」
親切にも朝比奈さんが足首をバンドで結んでくれている
俺は立ったまま自分の足元を見ていたがここである重要なことに気がついてしまった
そう、しゃがんでいる朝比奈さんの襟元から朝比奈さんのはちきれんばかりの胸があらわに・・・
ここで見るなというほうがムリであろう
不覚にも俺は見いってしまった
そして


おっきしてしまった
もちろん競技どころではなく
「けっ、携帯ですよ」
などとごまかすが万事休す
この後朝比奈さんに二度と口を利いていただけることはなかった



国木田ルート

選んだのは国木田だ
こいつとは中学からの友達、最近はSOS団が忙しくて
遊んでないが付き合いは一番長いんだよな。
この辺で昔からの友人と友情を深めるのも良いだろう。
キョン「よしっ、国木田頑張るか」
国木田「ありがとうキョン。でも他にも誘いあったんじゃないの?」
キョン「まぁな、だがお前とは古い付き合いだし、お前からの頼み事は珍しいからな」
国木田「嬉しいな、最近キョンは涼宮さん達としか遊ばないから僕の事
   どうでも良くなったのかと思ってたよ」
キョン「おいおい、恋人みたいな良い方すんなよ。キモイぞ。
   それに俺は友情を大切にする男だぞ」
国木田「ごめんごめん、あっもうスタートだよ」
『位置について よーい  パンッ!!』

国木田「ねぇ、キョン」
キョン「何だ?走るのに集中しろ」
国木田「僕、君があまり遊んでくれなくなって結構悩んだんだよ」
キョン「?」
国木田「キョン、最近古泉君と仲良いだろ。だから彼に相談したんだ」
キョン「!!」
国木田「彼は優しいね、僕にどうしたら良いか手取り足取り教えてくれたよ」
キョン「お前、まさかっ!!ちょっ、コース外れてるどこに向かってんだ!?」
国木田「ふふっ!!こうするのが一番って教えてもらったんだ」

国木田「Let,s くそみそ」

キョン「便所かっ!!誰か助けてくれー」
古泉(ニヤニヤ)
キョン「イヤー、アナルだけはアナルだけはぁぁぁぁ」

                         国木田ルートend



古泉ルート

なんと長門は部室棟へと消え
国木田は腹痛でトイレへ直行
谷口はジャージでチャックがないのにもかかわらず股間部に穴が開いていて棄権
ハルヒはというとこれまた暑いと言い競技を棄権する
気温も暑いがそれいじょうにアツイ眼差しを送ってくる男がいた
「しかたありませんね。僕ら二人でくみますか」
なにがしかたないのか説明をしていただきたい
なぜ俺がしかたがないというだけでこのむさっくるしい時期に体を寄せ合い
二人三脚などせねばならぬのか・・・
「どうせなら朝比奈さんと・・」
と思うがもう遅い
勝手に微笑み野朗が足首にバンドを巻いていた

「ちょっときつくないか結び方?」

「(これで逃げれませんからね)」

「何か言ったか?」

「いえ、何も。それよりそろそろ競技が始まりますよ」
もうすでにほとんどのペアがスタートラインに並んでいた
どうみても男女ペアばかり
「なぜ俺がこんな男と・・」
そうつぶやきながらスタートラインに並ぶ
「位置についてー・・ヨーイドン!」
各組いっせいにスタート

スタートは好調な様子
うちの団長様から激が飛ぶ
「バカキョン!負けたら罰金よ!この私が応援してるんだから!」
棄権しておいてよく言うよ・・
「ハァ・ハァ・・・・」
古泉の息が近い
「ハァ・・ハァ・・ハァハァハァ」
何かがおかしい
俺の腰にあった古泉の手がいつの間にか俺のハーフパンツを引っ張っていて
俺の股間にはものすごくジャージが食い込んでいた
そして古泉の手は俺のハーフパンツの中へ

「アナルだけはアナルだけは!」



長門ルート

ここはやはり勝ちに行くべきだろう。長門と組めば間違いなく勝てる!そう考え、長門と組むことにした。
キョン「長門、この勝負勝ちたいんだ。」
長門「・・・わかった。あなたが望むのならそうする」
俺は長門の右足首と自分の左足首をひもでしっかり固定した。
キョン「(長門のことだ、きっと特殊な力を使うだろう。まぁ、俺は走らなくともいつの間にかゴールに着いてるさ)」
他のペアも準備が整い、すべてのペアがスタートラインに並んだ。長門を横目で見ると何かの呪文のようなものを小声で口走っていた
長門「空間座標軸をx=(ry」
そして、岡部先生が空砲を空に構え・・・


朝比奈さんとハルヒは何故か生理が来たとかで棄権。
谷口は何故か股間が裂け国木田と一緒に保健室に行き棄権。
古泉にいたっては目の前で情報連結解除ときたもんだ。

で、長門と組むことになった。
「…さっきのあれ、お前がやったんだろ?」
「知らない」
知らないってお前…
グラウンドの隅を見るとハルヒが悔しそうにこっちを睨んでいる。朝比奈さんなんか腹を抱えて泣いてるしだなぁ…
「知らない。それより準備」
やれやれ、このちんちくりんな宇宙人そんなに二人三脚に出場したかったのかねえ?

ツンツン

ん?なんだそのヒモ?ああ、ヒモか。小指と小指に結べばいいのか?どう見ても赤くないぞ?
「………………違う。準備」
分かってるよ怒るなって。………よし結べたぞ、次は肩を……って届かないな…手を繋いでだと走りづらいし、恥ずかしいが仕方ない。
「あー長門、腰に手を回してくれ」
「……コクリ」
で俺は長門の肩に手を回すっ、と。
うわすごい密着感。つか外野(ハルヒ)がうるせぇー。後が怖いなぁ
ツンツン

…ん?
「手」
手がどうした?
「繋ぐ」
そう言うと長門は肩に回した俺の手を握ってきた。

もしかして長門なりに甘えてるのか?
で、でもそれはまずいと思うぞ?
「…………?」
不思議そうな、それでいて悲しそうな目で見つめるなよ。
「…迷惑?」
迷惑だなんてとんでもない!よーし、おじちゃん本気だしちゃうからなあー!
「そう」

俺は微妙に動揺しまくりでスタートラインにつき岡部の空砲とともに盛大につんのめった――ちなみに倒れなかったの長門が支えてくれたからだ――何故かって?それはペアのお嬢さんが全く動かないからだなぁ~
「どうしたんだ長門?」
「………」
本当にどうしたんだ?走らなくちゃ勝てないぞ?
「………」


結局終始無言で微動だにしない長門を誉めたり泣いたり引っ張ったり抱っこしながら完走。当たり前だがビリっけつだった。

で、ハルヒよ。お前はなんでそんなに怒っているんだ?



ハルヒルート

もちろん、選んだのはハルヒだ
ここで別の奴を選ぶと閉鎖空間を生み出すのは分かってるからな
俺としてはどうせ出場するならぜひ朝比奈さんと出たかったが、まぁ仕方ない
結局、俺はハルヒと長門は古泉と谷口は国木田と出場する事になった
朝比奈さんは元々鶴屋さんが強引にエントリーしただけのようで、出場を辞退したそうだ
元々奥ゆかしいお方だから目立ちたがりが出場するような競技は少し恥ずかしいのだろう
ハルヒ「いい、私に合わせなさい。1で結んだ足2で外側の足だからね」
キョン「ハイハイ」
長門には宇宙パワーを使うなと言っておいたし古泉も付いてるから大丈夫だろ
あっ、朝比奈さんが手を振っていらっしゃる。これだけでも出場してよかったぜ
ハルヒ「ちょっと、鼻の下伸ばしてないで集中しなさいよ」
キョン「分かっている」
そんなことを言ってる内にスタートの空砲がなった
さすがハルヒ運動神経抜群だな。ついてくだけで精一杯だ。
今のところは一位、順調だな。って何か今スゲェスピードで抜かれたぞ
ハルヒ「くっ、有希ね。さすがだわ、でも負けない」
キョン「ええぇぇぇ」
ハルヒ「あの位当たり前よ。クラブ対抗リレーを忘れたの?」
いやいやアレは長門の宇宙人能力でっていうか今回のコレも宇宙人能力じゃねぇの?
俺は使うなっていったんはずなんだが。とこんな事を考えてたのが悪かったのかもしれない
キョン「うわぁ」
俺は派手に転んでしまった。当然ハルヒを巻き込んで
アクション映画さながらの大転倒を演じてしまった。
ハルヒ「いたぁ~、ちょっとキョン何してんのよ」

キョン「スマン、大丈夫か?」
ハルヒ「大丈夫よ、それより早く競技にっ…痛ッ!!」
キョン「お前それ捻挫してんじゃねぇか、もう棄権しよう」
ハルヒ「バカ言わないで!!負けるのは嫌だけど棄権なんてもっと嫌よ!!」
怪我してんだからそんな事気にしてる場合かと俺は説得したね。もう必死でさ。
だって、みるみる内に腫れてきてんだぜ、ハルヒの足がさ。
でも、当然聞き入れられない。ハルヒは立って走ろうとしてやがる。
今から考えるともっと選択肢はあったはずだ、当時の俺の浅慮を恥じるよ
でもその時は最善の方法だと思ってしまったんだよな。
俺はハルヒを抱き上げたんだ。
ハルヒ「ちょっと、何してんのよ。恥ずかしいわね、おろしなさい」
キョン「その足じゃ走れねぇだろ。俺だって好きで抱いてんじゃねぇよ」
ハルヒはゴールして医務室に連れて行かれるまで顔を真っ赤にして俺に文句を言ってたが
俺だって全校生徒の好奇の眼差しを受け続け全身真っ赤だ。
古泉「閉鎖空間は発生しませんでしたよ、あなたの機転のおかげですね
  長門さんが涼宮さんを抜いた時はどうなるかと思いましたがね」
そのニヤケ面がいつも以上にむかつく、それより長門はどうして力を使ったんだ?
あれがなきゃ、俺だってあんな恥ずかしい事しなかったぞ
長門「この世界の物理法則は遵守している」
確かにワープはなかったが…もういいや。長門にも負けたくないって感情が
産まれ始めてんのかもしれんし、結果オーライだ。結果オーライ、いい言葉だね

この後しばらく、俺とハルヒは好奇の目で見られる事になったが
ある意味いつもの事とも言えるので俺は気にしない事にした。
ハルヒは元々そんなだから気にしてないだろう。
最後に谷口・国木田コンビについてだがこいつらも途中で転び
谷口のジャージのケツの部分が盛大に破けるという惨事に見舞われ
棄権したがる谷口を国木田が無理矢理ゴールまで連行するという形でゴールした
谷口は女にアピールは出来なかったが、ソッチ系の人には存分にアピールになったらしく
今ラブレター攻勢にあっているようだ。頑張れ谷口、俺は見てるだけだがな。



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