今日は夏のよく晴れた日。
蝉の声、まぶしい日差し。
そんな中を俺はハルヒと並んで歩いている。
「ねえ、キョン。見て、ヒマワリ!」
道ばたにはヒマワリ。
「ほんとだ。そういえば、ヒマワリって太陽の方を向いて動くって言うよな」
「そうね。たしかにそう言うわよね」
「ヒマワリは太陽が好きなのかな」
突然ハルヒが笑う。
「何だ、突然笑って?変なこと言ったか?」
いや、わかってるんだ。みなまで言うな。今の俺は確かに変なことを言った。
「んー、いつもならあたしがヒマワリのこと言い出して、キョンが興ざめなこと
言うのになあって思ったらおかしくて。あんたいつもなら言わないようなこと言ってるし。
でもそうね、ヒマワリは太陽が好きなんでしょう。きっと」

突然どうでもいいことを聞きたくなった。
「SOS団のやつらを何かでたとえるとしたら、どうなる?」
「何よ、突然。でも、そうね。……やっぱ、やめ。あんたから言いなさい」
俺からかよ。

……。
「そうだな、たとえば俺はヒマワリだな」
ハルヒがきょとんとしている。そして俺の言葉の意味をようやく飲み込んだらしい。
笑いながら怒鳴った。
「何それ?暑さで頭がおかしくなった?全然違うじゃない。
あんたとヒマワリを一緒にしたら、ヒマワリに失礼よ!」
なんかひどいこと言われてるが、構わずに続けることにする。

「俺がヒマワリでな、お前が太陽なんだよ」


fin.


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