第10話 さらにバカになって帰ってきた長門

 

キョン「おー、長門。スーパーで会うなんて珍しいな。んで、さっきからそこで突っ立って何してんだ?」
長門「スーパーの中にいる」
キョン「それはわかってる。まあ、晩飯のおかずの買出しとかだろうけど」
長門「中出し?……なるほど、それがあなたの今晩のおかず」
キョン「違う。買い物のことだ」
長門「理解した。ゲイ物。でもここでは売っていないはず……」
キョン「変な理解をするな。お前、さっきから何してるんだよ」
長門「スーパーの中にいる」
キョン「うん、そのスーパーの中で何してるんだよ」
長門「ずっと突っ立っている」
キョン「……そうか。じゃあ、スーパーの中でずっとボーっと突っ立って何してるんだよ」
長門「あなたと話をしている」
キョン「……ハァ……。オーケイ落ち着け俺。俺が話しかける前からずっとこのスーパーで突っ立って何してたんだよ」
長門「万引き」
キョン「するな!」
長門「まだしてない。未遂状態。これから店を出たら成立する」
キョン「ダメだダメだ!万引きなんかしたら捕まっちゃうでしょ、メッ!」
長門「あなただってしてた」
キョン「俺が? いつ?」
長門「3年前の七夕のとき」
キョン「あれは線引き!」
店員「ちょっと君達、裏の事務所に来てもらえないかな」

 

キョン「ほらみろ……」
長門「……」
店員「で、そっちの子、さっきお腹に隠したのを出しなさい」
長門「……違う。わたしが隠したのは服の中」
店員「じゃあ、服の中に隠したものを出しなさい」
長門「実はまだ鞄の中に隠されているとも知らずに」
店員「鞄の中の物も出しなさい」
長門「……はい」
店員「君は? 何か盗んでるものとかあるなら出しなさい」
キョン「お、俺は何も。むしろコイツが万引きしようとしてたから、やめさせようとしてたところなんです」
店員「本当に?そんなこといって一緒に盗もうとしてたんじゃないの?」
長門「店員さん、それは違う。信じて……」
キョン「長門……」
長門「盗もうとしたのは彼だけ」
キョン「 嘘 を つ く な ! 」
長門「……ちょっとそごうが発生した」
キョン「『齟齬』です。すいません……こいつバカなんです」
長門「つまり物を盗んだのはわたしだけ……彼は、とんでもないものを盗んでいきました~」
キョン「 ふ ざ け る な !」
店員「……カリオストロいいよね」
キョン「ちょ……アニオタktkr」

 

長門「それはぁ~……バナナの心です!ジャジャーン」
キョン「まだ盗んだものあんのかよ……」

 


 

第11話 野球大会でもバカ

 

古泉「長門さん、このままでは閉鎖空間の拡大が止められません。なんとかなりませんか?」
長門「わかった……着替えてくる」
古泉「待ってください。チアガールになれという意味じゃありません、あれは二人もいればもう十分です」
長門「……ッチ」
古泉「この試合を勝てるように操作してくれませんか」
長門「あと一点入れば勝てる」
古泉「それは『相手チームが』ですね。僕たちが勝てるようにしてくれと言ってるんです」
長門「若さでは十分勝っている。何せ10歳の子供までいる。わたしに至ってはまだ3歳、大差勝ち」
古泉「野球によってこの試合で僕たちが勝ちたいんです、わかりますか?」
長門「……理解した。具体的にどうすれば?」
古泉「どんな球がきてもホームランが打てるようにするとかでお願いします」
長門「わかった。バットの属性情報をブースト変更させる……ゴニャグニャブツブツ」
古泉「……長門さん」
長門「何?」
古泉「僕の股間のバットの属性情報を変えないでください」
長門「どんな穴がきても的確に打ち抜けるようになった。これであなたも今夜はマン塁ホームラン」
古泉「それでは試合には勝てません」
長門「では向こうの投手の玉の属性情報をブースト変更」
古泉「せめて玉じゃなくて球を変えてください」
長門「タマの声優は変える事はできない……なぜなら誰かわからないから」
審判「君達、早くしないと負けにするよ」

 

試合はコールド負けをし、世界は崩壊しましたとさ。
めがっさめがっさ。

 


 

第12話 寒くなると少しエロが入るバカな長門

 

キョン「さすがに12月ともなると冷えるな。お前、いつもそんな格好だけど、厚着しなくて大丈夫なのか?」
長門「大丈夫、風邪薬は家に大量に保管してある」
キョン「ダメじゃねえか。むしろその金でもっと暖かい格好しろって」
長門「なるほど、風邪薬を買うよりもそれを未然に防いだ方が安上がり。これも自律進化の可能性に繋がる」
キョン「お前の脳ももうちょっと進化させろよ」

 

長門「寒い……こんな寒い日は、熱々の太くて長い肉棒を口の中に突っ込んで舐り倒したい」
キョン「お前、フランクフルト大好きだもんな」
長門「だからフランクフルトやって」
キョン「『買って』だろ。どんな芸かと想像しちまったじゃねえか」
長門「……ねえ」
キョン「だ~め、おごってやらないぞ」
長門「……フェチ」
キョン「それをいうなら『ケチ』だろ。俺は今月はもうピンチなんだよ」
長門「ピンク? またか……」
キョン「ピンクじゃねえ! またかじゃねえ! ピンチ! もう今月は貧乏なの!」
長門「なるほど、今月はちんぽー」
キョン「違う、『貧乏』。俺は今月ゲーム機買ったからもうお金ないの」
長門「何のゲーム機? PC-FX?」
キョン「なんでそんなエロゲ専用のゲーム機知ってるんだよ。お前の生まれる前じゃねえか」
長門「……セックスボックス360とみた」
キョン「違う。それをいうならXbox360。そして俺が買ったのはプレイステーション3」
長門「略してプーさん」
キョン「その発想はなかったわ……」

 


 

第13話 カバを逆にするとバカ

 

長門「とんでもないことに気づいてしまった」
キョン「ん、どうした。長門」
長門「コナンの正体は新一……」
キョン「バーローwwww」
長門「そんなことはどうでもいい、非常にくだらない」
キョン「お前が言い始めたネタだろ」
長門「日本語には、逆から読むと別の意味になる言葉があるということに、わたしは気づいてしまったのだ」
キョン「ああ、たとえば『イカ』を逆にすると『貝』になるとかそういうの?」
長門「そう、他にも『理科』を逆にすると『狩り』とか。これは探してみると非常に面白い」
キョン「ミルクを逆にすると?」
長門「ちんぽみるく?」
キョン「違う、クルミだ。でもこれ結構面白いな」
長門「じゃあ『一樹』を逆から読むと?」
キョン「ははは、古泉か。『キツイ』。たしかにきついな」
長門「コンマを逆から読むと?」
キョン「いわねえぞ」
長門「フルーツポンチを逆から読むと?」
キョン「狙いすぎだ」
長門「コンチを逆から」
キョン「なんじゃそりゃ」

 

長門「じ、じゃあ……あの……」
キョン「……な、なんだよ、長門……急に黙ったりして」
長門「好き……という言葉を逆にすると……? ……モジモジ」
キョン「そ、そんな目で見つめるなよ……ドキドキ」
長門「セックスになる」ガバッ
キョン「いろいろ手順を飛ばしすぎだ」ペシッ

 

長門「有希を逆から読むとキユ」
キョン「だからお前はそんなに突き抜けてるのか」
──完──

 

短い間でしたが、ご愛読ありがとうございました。ユキ先生の次回作にご期待ください。

 



第14話 ドジっ娘未来人と比べても断然バカな長門

みくる「長門さん、お茶はどうですか」
長門「そこ置いといて」
みくる「は~い、今入れたばかりで、とても熱いから気をつけてくださいね」
長門「熱い。舌を思いっきり火傷した。謝罪と賠償を請求する」
みくる「って言ってるそばから……」
長門「その勢いで茶碗ごと落とした。全身に熱湯。これは熱い」
みくる「はわわわわっ、い、一大事じゃないですか!」
長門「大丈夫。救急車の電話番号はわかってる。117」
みくる「ちっとも大丈夫じゃないじゃないですか! それに117は時報です」
長門「うかつ……。天気予報は117ではなく、177だったか……よく間違える……」
みくる「そんなことを気にするくらいなら、お茶をこぼす己のうかつさをもっと悔いてください。
  それと早く服を脱いじゃった方がいいですよ、今タオル濡らしてきますから」
長門「自分で脱ぐから電気を消して……」
みくる「ムードを出す必要はありません。早く冷やした方が自分のためですよ」
長門「……ちょっとだけよ」
みくる「全部です。ああ、んもぅ……ほら、はい、はい、バンザイしてくださーい。ばんじゃーい」
長門「ばんざーい……」ヌギヌギ

 

みくる「はい、濡れタオルです。これでお茶をこぼしたところを拭いてください」
長門「わたしの裸を見て何か一言。『貧』以外の漢字を用いて6文字以内で答えよ」
みくる「え、え、そんな、えーっと、『上半身火傷』……」
長門「貧乳部分火傷……、ひどい、大きく傷ついた、ひぐ、えぐ、ゔぅぅ……」
みくる「な、泣かないで~。わかりましたよぉ……もう、わたしが拭いてあげます。フキフキ……それにしてもよくあんなに熱いの平気ですね」
長門「ぐす……でも、あなたがいつも耐えているあの太い蝋燭の熱さに比べれば平気」
みくる「勝手に人にそんな趣味を増やさないでください」
長門「情報操作は得意」
みくる「増やさないでください!」
長門「それにしても熱かった」
みくる「次からは気をつけてくださいね」
長門「わかってる。天気予報は177」
みくる「そっちじゃない!」

 

こうしてみくるは長門っちのことが苦手になっていくのでありましたとさっ
めがっさめがっさ

 



第15話 パワーアップして帰ってきたバカな三人娘

朝倉「ただいまー」
長門「おかえろ」
喜緑「おかえみりー」
朝倉「おかえりぐらいちゃんと言いなさい。今日の晩御飯はカレーよ」
長門「やった!やった!カレーだカレー!インドだインド!ヨーロッパ!」
喜緑「インドはヨーロッパじゃないわよ、アフリカよ。でも、買い物に行く前は今日はお魚が安い日って言ってなかったっけ?」
朝倉「うん、だからカレーよ♪」
長門「……それは魚のカレイ。メカ喜びさせられた……」
喜緑「ねえ……買ってきたのってその2匹だけ?」
朝倉「あ、いっけない! 数を数え間違えちゃった。てへっ」
長門「てへってレベルじゃねえぞ! 3って数字もろくに数えられないの? これだからバッタアップは!」
喜緑「そうよ! これじゃあ、誰か一人食べられないじゃないの!」
朝倉「そ、そんなことないわよ……えーっと。そう、分ければいいのよ分ければ」
長門「分けるって3人で?」
喜緑「2つのものを3つに分けるってできっこないじゃない……もしかしてこれは……あ、あの伝説の計算法……!?」
朝倉.。oO(運休計算!?)
長門.。oO(春風計算!?)
喜緑「分数計算でしょ。心の中で言っても聞こえてるんだからね」
長門「でもこれは大問題。分数なんて私たちにはとても手に負える相手ではない」
朝倉「分数……無理よそんなの……。やっぱり諦めるしかないのか……。それとも……この3人で生き残ったものだけがカレーを手にするのか」
喜緑「……ゴクリ」(最初に動いたものが…負ける……!)
……

長門「ちょ、ちょっと待って!……そ、そうや! 逆転ホームラン!」
喜緑「 ま た 大 阪 か 」
長門「2匹とも半分に分ければいい。そうすれば一人半分つずつは食べられる」
朝倉「す、すごい! そんな考えがあったなんて! さすが主流派……恐ろしい子!」
喜緑「でもそれじゃあ、結局半分余っちゃうんじゃないの?」
長門「……ふっふっふ。甘いな、穏健派は。その半分になったカレイをさらに2回、半分にすれば……?」
喜緑「あああ……なるほど!これなら永遠に半分にするのを繰り返していけば3人とも同じ量だけ食べられる!」
朝倉「すごいわ! さっそく試してみましょう」

 

~~2日経過~~

 

長門「……超振動性分子カッターにて半分に切断。ごく微小な分子群を2つ観測」
朝倉「もう肉眼では完全に観測できないわね。透過型放射線観測フィルターを視界領域に展開」
長門「重力子放射線加速射出出刃包丁の使用を申請する」
喜緑「……いつになったら食べられるのかなぁ、一昨日からずっとこれやってるのにね」
長門「たしかに不思議。なぜいつまでたってもキレイに3等分出来ないものなのか」
朝倉「ねー、なんでだろうねー」

 

~~一週間経過~~

 

喜緑「ようやく原子核の分離に成功したわ! もう少しよ!」
朝倉「このままクォークまで分解すれば確実に3等分できるものね(※)」
長門「待って、……いつのまにかこのカレイが壮絶な匂いを発し始めていることに気づいた」
喜緑「な、なんだってー」
朝倉「腐ってやがる……早すぎたんだ!」
長門「逆逆。遅すぎ」
喜緑「魚の賞味期限はせいぜい次の日まで……ということは4日目ぐらいなら食べられた(?)けど、さすがにもうダメね……」
朝倉「……諦めましょう。それにもうこんな時間。早く晩御飯のしたくしなきゃ」
喜緑「そうね、仕切り直しね」
長門「今日こそはカレーが食べたい」
朝倉「わかったわ、今日はお魚の安い日だものね」
長門「待て」
喜緑「いってらっしゃーい」

 

全員食べられなかったのでみんなおんなじ。みんな仲良し。よかったねっ。
平和が一番だねっ。
めがっさめがっさ。

 

※クォークは通常3つ集まって陽子や中性子を構成する物質。クォーク2個で構成される中間子、5個で構成されるペンタクォークは通常存在しないので考えないものとしています。
あまり難しいことは、考えるな、感じるんだ。

 


 

第16話 文化祭後もバカ、そしてエロまた増量

 

ハルヒ「そうだわ! 来年の文化祭はSOS団でバンドを組みましょ!」
キョン「ちょっと待て。長門にそんな難しいことやれるわけないだろ。この前の文化祭のときだってエアギターだったじゃないか」
長門「勃起くらいわたしにもできる」
キョン「勃起じゃなくて楽器だろ。じゃあ、何の楽器をやるってんだよ」
長門「セックス」
キョン「サックスな。だいたいどんな楽器か知ってるのかよ」
長門「細長い部分を口に咥えて、前後に頭を動かしながら相手を気持ちよくさせる」
キョン「……なんとなく合ってるような気がしないでも無いが、いろいろ間違ってる」
ハルヒ「うーん……有希には無理かぁ……じゃあ、みくるちゃんと一緒にタンバリンでも持って舞台の飾りになってもらおうかしらね」
長門「それならできる。ジャンプは得意」
キョン「トランポリンじゃないぞ。リンしか合ってないぞ」
ハルヒ「まあ、とにかくやらせてみましょう」
長門「初めてだから優しくしてね……」
ハルヒ「厳しめでよろしく」
キョン「了解」
長門「……スパンキング教育?」
キョン「それを言うならスパルタ教育」

 

そして数日後……

 

───シャンシャン、パンパン、シャンシャン。
キョン「お、長門。だいぶうまくなってきたじゃないか」
長門「バイブできるようになってきた」
キョン「そうだな、『だいぶ』できるようになってきたな」
長門「あなたが毎日夜まで部室に残って、わたしとパンパンしてくれたおかげ」
キョン「ちょ、ちょっと待て。勘違いされるようなことを言うな」
ハルヒ「どういう意味かしら」
長門「最初は優しくパンパン。最近は激しくパンパンスパパン。彼のモノが叩きつけられる音が隣の部室まで聞こえてるか心配」
ハルヒ「ふ~ん……」
キョン「ま、待て、誤解だ。長門の言ってるパンパンはタンバリンのことだから!」
長門「『ここをこうするとイイんだよ』ってコツを教えてくれた」
ハルヒ「ふ~ん、へぇ~……」
キョン「いや、た、たしかにそう言ったが、それはタンバリンのコツで……」
長門「最初の夜は少し痛かったけど、彼が最後まで優しくしてくれたから血は出なかった(手が)」
ハルヒ「うぅ……もう知らない! あんたなんか有希と二人でいいことしてればいいのよ! バカ! うわぁ~ん!」
キョン「あ、おい! ハルヒ! 待ってくれ! 違うんだ!」
長門「これだけ上手になれば、ストリップバイブもできそう」
キョン「ストリートライブだろ」

 

~バイブ・ア・バイブ~

 

 ─ 完 ─

 


 

第17話 長門というよりバカト朝倉さんというよりアホ倉さん

 

──朝倉さんの情報制御空間にて
キョンが殺されようとしているところに、バカの長門さんが飛び込んで助けに来てくれました。

 

長門「終わった」
朝倉「終わったって何のこと? 説明セリフのやたらと長い、あのジャンプのチャンバラ漫画のこと?」
長門「情報連結解除、開始」
朝倉「そんな……」
長門「あなたはとてもアホ」
朝倉「う、うるさい!」
長門「だからわたしが頼んでおいたアニメの録画を見事に失敗する」
朝倉「だ、だって……野球中継の延長が入るなんて知らなかったんだもの……」
キョン「Gコード予約にしろよ」
朝倉「あーあ、残念。しょせんわたしはナップザックだったかあ」
長門「違う、リュックサック」
キョン「どっちも違う。バックアップ」
朝倉「わたしの負け。よかったね、延命出来て。でも気をつけてね。統合思念体は、この通り、一枚岩じゃない」
長門「そう、わたしの胸は一枚板じゃない」
キョン「おまえらほんとに会話が噛みあってないな」

 


第18話 無口でも結局バカ

 

キョン「長門、お前ってさー」
長門「待って。……まだ心の準備が」
キョン「愛の告白じゃねえよ。お前ってなんで、普段人と全然しゃべらないんだ?」
長門「……」
キョン「ん……? なんか悪いこと聞いちまったかな」
長門「……もっとたくさんの人と会話してもいいが、きっとボーボーの電通に祖母が発光する」
キョン「そうだな、『情報』の『伝達』に『齟齬』が『発生』するもんな、こんなのわかるのは俺ぐらいだな」
長門「わたしだってもっといろんな人としゃべりたい……でも…ぐす…でも、絶対に自分のお餅をうまく伝えられないから……うぅ……」
キョン「泣くな泣くな、俺が変なことを聞いて悪かった。『気持ち』をうまく伝えられないんだな」
長門「ひぐ、今だってそう……。うぐ、ひくっ……わたしはいつだってそう……」
キョン「よしよし、泣かない泣かない。ほら、涙拭いて」
長門「いつもわたしは、自分のキムチがあなたにうまく伝えられなくて悩んでいる」
キョン「……そうか。でもキムチはちょっと伝わらんかもな……」
長門「だから……、あまりしゃべらないからって嫌いにならないで欲しい……」
キョン「そんなことで嫌いになったりしないよ」
長門「出口な女の子は嫌い?」
キョン「『無口』だろ。嫌いじゃないよ。む、むしろ好きだよ」
長門「よかった……。わたしも綾波オタク」
キョン「そんな話だったんかい」

 



第19話 バカな長門に気に入られた、かわいそうなコンピ研の部長

 

長門「来た」
部長「おわっ! 何しに来たSOS団め」
長門「わたしを炎多留に」
部長「レンタルだろ。特に君はいらんと、前にも言ったはずではないか。それにわが部はもう部員は十分間に合っている」
長門「何これ」
部長「うわあぁ! 僕の最新PCに触るんじゃない! 壊れる」
長門「大丈夫、安く直せるお店を知っている」
部長「冗談じゃない!」
長門「ラフ・メイカー♪」
部長「 笑 え ん 」
長門「あなたに笑顔を持ってきたのに……」
部長「お前が持ってきたのは鉄パイプだけだ」

 

~~~

 

長門「これは?」
部長「ば、ばか、そ、それに触るんじゃない! それは今日買ってきたマザーボードだ」
長門「なるほど、だから母物のエロゲばかり」
部長「違う。そんなことをするためのPCではない」
長門「そう、メインはエロ画像の収集」
部長「そうじゃない! エッチなこと目的のパソコンではないのだ」
長門「壊れそうなものばかり 集めてしまうよ~」
部長「おいおい、ほんとに壊れそうだからパソコンには触るなって!」
長門「今は、もう、動かない……。コンピ~研のパソコ~ン♪」
部長「コイツ本当に壊しやがったああぁぁぁぁ! うおぉぉぉぉ!」
長門「泣かないで、泣かないで…」
部長「うわぁ~ん、まだ買って一週間も経っていないのにぃ~」
長門「わったしのこ~いごころ~♪(研ナオコ)」
部長「JASRAC呼ぶぞ!」

 

部長「ほんと頼むから、早く帰ってくれたまえ」
長門「嫌」

 

こうして長門っちは、ヒマなときはコンピ研で遊んでもらっているんだとさっ
めがっさめがっさ

 


 

第2部 帰ってきたバカな長門 最終回

 

第20話 クリスマスでもバカ、つーかさすが3歳児

 

キョン「お、駅前にイルミネーションが出てる。そろそろあの季節だな」
長門「クリトリス」
キョン「クリスマスだ。ほんとに知ってるのか? ケーキや七面鳥食べたり、恋人達が仲良くしたりするお祭りだぞ」
長門「しょせん、この星の有機生命体の知的レベルに見合った祭事。何が面白いのか皆目見当がつかない」
キョン「そんなこというなよ。それじゃあまるでモテないヤツの言い訳みたいじゃないか」
長門「唯一の楽しみといったら三択坊主だけ」
キョン「サンタクロースだろ。お前サンタとか信じてるのか?」
長門「もちろん」
キョン「ふふ、やっぱりな」
長門「あの幼児性愛変質者が今年もやってくる……ブルブル」
キョン「違う。サンタさんはロリコンじゃない。しかもそんな人物を唯一の楽しみにするな」
長門「本当? これだからこの星で集めたジャンク情報は嘘と憶測が多すぎて信用できない」
キョン「2chばっかやってるからだ。いいか、サンタさんってのはな、
   いい子にしてたら12月24日の夜にプレゼントをくれる優しいおじさんなんだよ」
長門「……え」
キョン「どうした?」
長門「今からいい子にするから、ビックリマンチョコのチョコもちゃんと食べるから」
キョン「ははは、急にしおらしくなったな。プレゼントが欲しくなったか?」
長門「……クリスマスまでに間に合う?」
キョン「ずっといい子にしてれば、きっとサンタさんはお前のことを見てるよ」
長門「でも、わたし……どうせバカだからいい子なんかじゃないよ。う、ひぐ……」
キョン「大丈夫、大丈夫。お前は普段からすごくいい子だよ」
長門「ひぐ、うぐ、どうせバカな子にはサンタさんはプレゼントくれないんだぁ、ゔゔぅぅぇぇん」
キョン「泣くな泣くな。いい子はこんなことじゃ泣かないんだぞ、ホラホラ、サンタさんに怒られちゃうぞ」
長門「えぐ、な、泣いてないもん、ぐす、わたしはいい子にしてるもん」
キョン「よしよし、いい子だ」
長門「いい子にします。いい子にしますから、プレステ3とWiiとそのソフトを30本ください」
キョン「ダメだ」
長門「ごめんなさい、X-Box360を仲間はずれにしていた。それもください」
キョン「そういうことではありません、そもそも最新ゲーム機は高すぎます。ダメです」
長門「なぜあなたが決定権を持つ? わたしは個人的にサンタ氏にお願いしている。あなたにではない」
キョン「えーっと……、欲張りな子はダメっていう決まりなのっ」
長門「むぅ~……わかった。……じゃあ、本が欲しい」
キョン「どういう本だ? べらぼうに高い本はダメだぞ」
長門「大丈夫、おそらく安い。あなたのベッドの下に隠されている、半裸の女子高生の写真がいっぱい載った本、上から三冊目のヤツ」
キョン「……お前は超悪い子だ」

 

裏話:それでもサンタさんからは、長門っちに絵本のプレゼントがありましたとさっ。
  長門っちはキョンくんに絵本を読んでもらって、めがっさ幸せなクリスマスを過ごしたにょろ~ん。
  めがっさめがっさ

 

~~第2部 帰ってきたバカな長門~~
    ──完──

 

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