第10話『長門"有希"の憂鬱Ⅰ』
 
サンタクロースをいつまで信じていたか、
などというたわいも無い世間話にもならないくらいのどーでもいいような話だが、
それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかというと
これは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。
 
小さい頃、俺は未来人・宇宙人・超能力者や、
またはそれに準ずる何かの存在を認めたかった。
だが、いつまで経っても俺の目の前には出てこない。
もしかしたら存在しないんじゃないかという、
俺の中の疑問の答えが「存在しない」になった頃、つまり俺が中学を卒業する頃には、
俺はもうテレビが組むようなUFO特番などはそう熱心に見なくなっていた。
 
いるワケねー……でもちょっとは居て欲しい、
みたいな最大公約数的な事を考えるくらいにまで成長したって事さ。
 
学校に着いた。
すると俺と他の俺と同じクラスの奴等はすぐさま体育館へと連行された。
例によって例のごとく、声が活き活きとしている校長が出す、
強制睡眠音波にやられかけている俺は、眠りそうになるのを必死に我慢する。
それにしても、なんでどこの学校の校長もこんなに長いこと話をするのが得意なんだ?
長い話をするのが好きなのか?
好きものこそ得意なれ、とかそんな感じのことわざが
あったような気がしないでもないが、校長はそれにあてはまるんだろうな。
 
いつの間にか校長が出していた音波にやられ、
すっかり寝ていた俺は閉会の言葉を聞いて起きた。
みんなが教室へ移動する。俺もそれに着いて行く。
 
教室に入ると担任らしき人物があいさつをした。
岡部という名前らしい。どうやらハンドボールに相当熱が入っているようだ。
次に、もはや社交辞令と言っても過言ではない自己紹介が始まった。
それぞれが自分の名前を言い、何の変哲も無いような趣味やらなんやらの一言を言って終わる。
もちろん俺もそれに乗じたさ。
こういうのってさりげなく緊張するよな。
ただ、自分の名前を言って、テキトーに何か言って、それで終わりだ。
俺の順番も終わり、後は聞くだけか。
極々一般常識から考えるとフツーな自己紹介を聞いていたら、
なんだか無機質な声が聞こえてきた。
 
「長門有希」
 
おいおい、名前だけかよ。無表情だしなんか無機質なやつだな。
しかし、次のセリフで俺の考えは180度変わったと言っていいだろう。
 
「ただの人間に興味はない。
異世界人、未来人、超能力者がいたら、わたしのところに来て」
 
それだけ言うと、すぐ席に座ってしまった。
……は?もしかしてこいつあれか?電波な人か?
偶然だったが、そいつは俺の左隣の席だったので
後の奴の自己紹介を聞くことなんかそっちのけで長門有希さんとやらに話しかける。
 
「なぁ……さっきの自己紹介のアレ、どこまで本気だったんだ?」
呼びかけの言葉で俺に気づいた長門有希は、首だけ俺の方を向いた。
「なに」
いや、だから異世界人がどうとか
「……あなたは異世界人……?」
……違うけどさ。
「……」
……いや、なんでもない。
「そう」
 
なぜかこいつからは感情が感じられないのだが……。
機械人間か、と思うくらいに……。
 
俺は結局それから1週間ほどは長門有希とは一言も喋らなかった。
あ、一度だけ消しゴム拾ってくれたな。
 
昼休みに一人で弁当を食うのも別に苦痛とまではいかないが、
さすがに寂しいものがあるので誰か友達と弁当を食う。
その友達と言うのは俺が中学のとき比較的仲が良かった国木田と、
たまたま席が近かった谷口という奴である。
長門有希の話題が出たのはその時である。
 
「お前、あいつが自己紹介をした直後、話しかけたな」
「あいつ……?あいつって誰だ?」
「長門有希、だ」
「あぁ。そうだな」
「何かワケも分からんうちに会話が終了してたろ」
あぁ、確かに言われて見ればそうだな。とりあえずうなずく。
「もしあいつに気があるんなら、悪いことは言わん、やめとけ」
「なんでだ?」
俺は気があるわけでもないのに聞き返す。
「あいつの無表情・無感情っぷりは常軌を逸しているからな」
「まぁ……確かにそうだな。それだけか?」
「あぁ……それだけだな」
 
それで俺の会話は終了した。あとは谷口と国木田の漫才みたいな談話を聞いて、
うなずいたり相槌うったり笑っていただけだ。
 
一方、俺が絶賛注目中の長門有希は、
見た目が(少なくとも俺の目には)可愛いと言うだけで何も知らない女子が寄ってきている。
しかし、その女子らも長門有希の無表情の餌食に……。
「ねぇ、昨日の9時からのドラマ見た?」
「見てない」
「何見てたの?」
「見てない」
「何してたの?」
「読書」
長門有希はただ弁当を食べたいだけなのにな。
あれじゃ逆に可哀想だ。
「趣味は何なの?」
「……静かにして」
「……」
話しかけていた女子らはシュン、としてしまった。
そりゃそうだろうな。本人達は良かれと思ってやったことだろう。
 
さて、俺がその長門有希の存在の奇抜さについて知ったのはそれからしばらく後のことだった。
しかしながら、このころから徐々にそれの片鱗を見せていた。
俺は一刻も早くそれに気づくべきだったのだろうな。
 
と言うわけで片鱗その1。
休み時間に読む本が毎回変わる。
いったいどのくらいのスピードで読めば、
10分そこらの休み時間で一冊の本を読み終わるんだ?
俺の休み時間はたいてい、自分の席に座ったまま休めるという状況に甘んじて、
その名の通り机に突っ伏して休んでいるわけだが、
長門有希がページを捲くる音が相当な数聞こえる訳だ。結構なスピードで。
本当に読んでるのか?文庫本だぞ?ざっと見て200ページくらいはまずあるよな?
しかも読んでる本がいつもSF小説と来たもんだから、
休み時間のこいつの頭の中には宇宙が広がりまくってることだろうよ。
さらには俺が以前、休み時間に話しかけてみたところ、
読書中のため見事に無視されてしまった。
一言くらい返してくれてもいいのにな。
 
続いて、片鱗その2。
授業中は常に俺をじろじろ見ている。
やめてくれ、いったい俺が何をしたって言うんだ?
首ごと俺のほうを見ている。
しかし、俺が長門有希の方を振り向くと、すぐ前に向きなおす。
……なぜ?
試しに授業中、逆に俺がずっと見ていると、
長門有希の視線は時々、こっちを気にしているようにちょろっと見てくる。
そしてすぐさま視線を元の位置へと戻す。
いや、本当になんで俺を見ているんだろうか?
いっそ話しかけてくれればいいのにな。俺はビックリするだろうけど。
 
片鱗その3。
学校が終わるとすぐさまどこかへ行く。
いったいどこに言ってるんだろうか?
しかし俺には長門有希をストーカーする勇気など無いので、
どこに行ってるかは知らん。本人に聞こうにも話が切り出せない。
 
片鱗その4。
弁当の量がハンパ無く多い。
俺の弁当の2、3倍はあるぞ?
いったい体のどこにそんなにたくさん入るんだ?
ていうか、そんなにたくさん食ってるのに、
全然太る気配さえしないのはなんでだろうな。
 
片鱗その5。
俺が体育の時間に谷口の朝倉話を聞きながら観察した。
長門有希のブルマ姿は可愛い。
……じゃなくてだな、運動能力がズバ抜けて凄い。
見た感じひ弱そうなのにな。
……今度の体育の時間にもう一度じっくり観察せねば。
いや、別にやらしい目で見る気は無いぞ?……建前では、な。
 
まぁ、今では朝のあいさつくらいは交わすような仲(これが"仲"と言えるかは断言できん)に
なったのである。俺だけがなったつもりなだけかも知れんが。
 
そんなこんなでいつのまにやらもう5月。
ちなみに月が替わる直前、席替えをした。
俺は窓際の最後列から2番目というなかなかのポジショニングをゲットした。
……長門有希はその後ろだった。
 
すでに去ってしまったゴールデンウィークは、
家族とばあちゃん家に行くという、まさに平々凡々な結果に自分でもなぜか落胆し、
ゴールデンウィーク明けの1日目の登校の強制ハイキングロードを満喫しつつ
面白いことは無いかと必死になって探していた俺なのであった。
しかし、本当につまらないな。
何か面白いことが道端にでも落ちてないか……?
 
「よう、キョン」
谷口だ。
「お前、ゴールデンウィーク何した?」
……ここから先の会話は省かせてもらう。
なぜなら、俺の過ごし方と谷口の中身の浅い恋愛話を喋っていただけなので、
別にあってもなくてもどうでもいいのだ。
 
教室に入ると、長門有希はとっくに俺の隣の席で読書を始めており、
すでにもう1時間目の準備は済ませました、とでも言っているようだ。
……たぶん、俺は魔が差してしまったんだろうな。
朝から面白いことは無いか、とか考えていたからだ。
いつもの俺なら、「おはよう」とかあいさつして、
長門有希は無言でうなづくだけなのにな。
俺は長門有希にこんな質問を投げかけた。
 
「何読んでんだ?」
長門有希は本の背表紙をこちらに向け、本の上からチラッと俺の顔を見た。
どうやらまたもやSF小説のようだ。
いつもと違うのはそれが文庫本ではなく、ハードカバーの本だったということだった。
 
面白い?
「ユニーク」
どういうとこが?
「全部」
……本が好きなんだな。
「わりと」
そうか……。
「……」
 
ほんの少しだけ間を空けて答える長門有希。
会話の途中で眼鏡の耳にかけるところに繋がる部分を少しだけ上に戻した。
なんか可愛らしいな、この眼鏡をひょい、と上げる仕草は。
 
そんな仕草にちょっとだけ俺はやられたんだろうな。
またもや言ってはならないような、そんな雰囲気の言葉を投げかけてしまった。
いや、投げたと言ったほうがいいか?
 
「案外、可愛いんだな」
「……そう」
 
長門有希の頬がほんの少し……そう、ほんの少しだけ、赤くなる。
 
それからだったか。
 
俺が長門有希のことを「長門」と呼び捨てにしだしたのは。
 
休み時間に谷口が話しかけてくる。
「おい、キョン。お前どんな魔法を使ったんだ?」
「魔法ってなんだ?」
「俺、あいつがあんな表情したの初めて見たぞ」
後ろからひょっこり国木田が現れた。
「昔からキョンは変な女が好きだからねぇ」
おい、誤解を招くようなことを言うな。長門が俺の後ろだって事を知らんのか。
そもそも、まだ好きじゃねぇ………と思う。
 
「そもそも、だ。お前にだけあいつがすこしずつ感情を開きつつあるのが気に食わん」
「そうか?」
「どちらかというとキョンも変な人間にカテゴライズされるからじゃないかな」
「知るか」
「あたしも聞きたいな」
 
朝倉涼子だ。このクラスの委員長で、谷口曰く、
「クラス一……いやッ!学年一だッ!!あのッ!美しさッ!」
谷口が本当にこんなことを喋ったのかどうかは覚えていないが、
形容するならこんな感じの勢いだった。息が荒くなるくらいだったな。
確かに朝倉は綺麗だ。学年一と言われて素直に納得が出来るからな。
 
「あたしがいくら話しかけても、心を開いてくれないの。何かコツでもあるの?」
解らん。
「ふーん。でもあたし安心しちゃった。長門さんもあんな表情するなんてね」
おいおい、長門を何かと勘違いしてないか?
「長門さんは長門さんよ」
 
肯定の意見しか出せないような言葉を朝倉が言う。
その直後岡部が入ってくる。授業だ。
 
授業中、やはり今日も今日とてこちらをジロジロ見つめてくる長門。
授業が終わった。なんとなく話しかけてみる。
 
「何か面白いことないか?」
「……」
 
無言だが確かに俺の話は聞いてくれてるようだ。
本は机に置いて、俺だけを見ている。なんか気恥ずかしい。
こいつは人やものを見るという点では物凄い能力を発揮するな。
 
「実は俺、小さい頃はまだ、長門が自己紹介で言ったようなやつらがいると信じてたんだ」
「……いる」
「そうかもな。実際には隠れてるだけで、探したら出てくるかもな」
「そう」
「いたら面白そうだよな」
「……ユニーク」
 
こんな感じで俺らの休み時間の会話は終わった。
もしかしたらこの会話がネタフリだったのかも知れないな。
次の授業中に長門が急に俺の服を引っ張った。
俺は椅子ごと後ろに倒れかけ、長門の机で頭を打った。
 
「痛ぇっ!」
俺は立ち上がり、長門のほうを見る。
「……強すぎた……ごめんなさい」
「……まぁ、いい」
「……いいこと」
「それがどうしたんだ?」
「……思いついた」
 
長門は俺を見上げる形で言った。
 
「部活を……つくる」
 
俺は黙って席に座る。
そろそろ先生が何か言いたそうだった気がするからな。
 
「そうか」
「そう」
 
授業が終わるなり、長門は俺に「着いて来て」といって俺を教室から連れ出した。
階段の踊り場に着く。ここらしいな。
 
「わたしたちで部活をつくる」
なんでだ?
「あなたが退屈そうにしていたから」
それだけか?
「……わたしも退屈」
……そうか。
 
―――昼休み。
俺はまた「着いて来て」などと言われてほいほい着いていった。
着いたのは文芸部室。
 
「ここはわたしが文芸部として使っている部室」
「ここを使うのか?」
「そう」
ていうか、長門、お前文芸部員だったのか。
「他に部員は?」
「いない」
「……そうか」
結局いつの間にか俺もその新しい部活の部員になってるようだ。
仕方が無いか。俺が望んだことを長門は叶えてくれようとしているのである。
 
―――放課後。
俺は今度は「先に行ってて」と言われ、一人寂しく教室で待っている状態だ。
何もすることが無いので本でも読もう。
……面白そうな本……っと。
 
―――!俺の直感にピンと来た。
この本は……なんだろう、なぜか不思議な感じがする本だ。
題名は……「ハイペリオン」……か……。
パララ、とページを捲くってみる。
 
何かがひらりと地面に落ちた。
なんだろう、何かの紙か?……栞だ。
何か文字が書いてある。
 
『わたしはキョンがすき』
 
なんだこりゃ。……イタズラか?
俺は地面に落ちた栞を拾い――――


 
改変される以前の記憶を取り戻した。


 
……なぜだ?
有希はなぜこんな世界を望んだんだ?
有希がまるでハルヒみたいじゃねぇか。
 
……そういうことか?!
 
有希は「涼宮ハルヒは存在させる」と言った。
それは、自分の中に存在させる……というか、
有希がハルヒになる、とでも言ったほうがいいのか?
つまりだな、有希はハルヒの能力を手に入れた代わりに、
インターフェイスとしての力を失ったということだ。
記憶も無いらしい。
……とりあえずこの世界では長門有希は一人しか居ないわけだから、
「有希」じゃなくて「長門」と呼ぶか。
なんかそっちのほうがしっくり来るしな。
 
……で、なんで栞で記憶を取り戻せたんだ?
元の世界の長門の仕業か?
 
……そうか。そうだったのか。
長門は最後に「し、お、り」と言ったのか。
でもなんで栞なんだ?
 
俺はそれを思い出すと同時に長門との別れをも思い出す。
涙が出てくる。……長門……。
 
しかし、栞が入っているということは誰かの読みかけということなので、(たぶん有希……だな)
栞を元の位置に戻し、本を閉じる。
その本を本棚に直し、長机にかけてあるパイプ椅子に腰をかけると、
部室に何も無い事が妙に懐かしく感じられた。
 
俺は窓辺に目をやる。
 
元の世界の長門がいつも本を読んでいた場所だ。
 
今は椅子すら置いていない。
 
あそこで本を読んでいる長門の姿はもう見れないのか……?
 
俺はまた少し涙ぐんだが、足音が聞こえたのであわてて袖で拭く。
 
どうやらこの世界ではまだ何も知らないフリをしていたほうが良いようだ。
そっちの方が都合良さそうだし、そもそも、
真実を言っても誰も振り向いてくれないだろう。
振り向いてくれるのは……古泉くらいか。
朝比奈さんは……。
いや、いいんだよ。あのお方は萌え専用のSOS団マスコットキャラなのだ。
それだけで十分だ。文句言う奴は俺が殴ってやる。
 
長門が朝比奈さんを連れてやってくる。
「……誰だ?その人?」
朝比奈さんではないか。
まさか長門が連れてくるとはな。
朝比奈さんはすごく怯えている。
 
「朝比奈みくる」
「なぜ連れてきた?」
「可愛いから」
「……は?」
「わたしは萌えというものを重要視している」
「……え?」
「いわゆる一つの萌え要素。朝比奈みくるのこの顔。胸。どれをとっても萌えとしか思えない」
 
うむ……しかしだな、とうとうお前の口からそんな言葉が聞ける時代になったんだな。
俺は心底驚いた。
長門が急に萌えとか言い出した。そして次に開いた口から出た言葉は、
「……うらやましい」
長門は自分の胸と見比べて、
何を思ったか、朝比奈さんの、それはもう大きな胸を背後から揉み始めた。
「うきゃっ!や、やめてください!長門さん!」
「……やめない」
「きゃぁああ~っ!」
「……うらやましい」
 
俺はというと無言でただ、立ち尽くしているだけだった。
長門、ごめん。なんか鼻血出そうだ。
 
「そのへんにしてやれ、長門」
俺は長門を朝比奈さんから引き剥がす。
「あなたもどう」
「ひぐっ?!」
朝比奈さんが俺から30cmほど遠さがる。
この反応、懐かしいな。
「遠慮しとく」
どうやら安心したようだ。
 
「あなたはこの部活に入部するべき」
「えぇ……?」
「朝比奈さんは何か部活をもうやってるんじゃないか?長門」
確か書道部……だったか。
「えぇ、わたしは書道部に所属……って……あ……」
なんだろうか、この「あ」は。
 
「分かりました……書道部は抜けてこの部活に入部します」
いったい何が分かったんだろうか。
「いいんですか?まだ名前も決まってないような部活ですよ?」
「……名前なら今決めた」
「……どんな名前だ?」
俺と朝比奈さんのゴクリ、と唾を飲む音が聞こえる……気がする。
 
「その名も」


 
「KYON団」


 
……はぁ?
なぜ俺の名前なんだ?
そしてこれはネーミングセンスの無さが光りすぎている。
なぜKYON団か、という内容の疑問を有希に投げつけると、
長門は淡々と説明してくれた。
 
K キョンとわたしたちが
Y 陽気で楽しい毎日を
O 送り続けるための
N 長門有希の
団 
 
つまり、俺のためということもあってKYON団か。笑えん。
活動内容は未定らしい。
たぶん、宇宙人やらなんやらと遊びに行くことだろうな。
……あれ?そういえば長門って自己紹介の時、
宇宙人じゃなくて異世界人って言ったよな……?
 
……それにしても本当にネーミングセンス無いんだもんなー。
なんだよ。キョン団って。
 
第10話『長門"有希"の憂鬱Ⅰ』~終~
 
キョン「次回予告!
  謎の転校生までもを引き込むKYON団!」(古泉かよ)
有希「これがわたしの望んだ世界」
キョン「お前、ハルヒに憧れてたのか?」
有希「……教えない」
キョン「それにしても何か忘れているような……」
有希「思い出さないでいい」
キョン「……なんだろうか」
有希「第11話『長門"有希"の憂鬱Ⅱ』」
キョン「乞うご期待!」
 

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最終更新:2020年03月15日 18:36