今日のSOS団ミーティングでハルヒは変な提案をしてきた
「やっぱ団長の高級感を出すためにもペットが必要よね」
「…は?」
「流石にナイトガウンとワイングラスは合わないけど高級そうなネコを撫でる風景って偉そうに見えない?」
またまた妄言としかとれない言動が始まった。
そもそも猫で良いならシャミセンでも持ってくるぞ?
「シャミセンじゃ駄目なのか?」
「駄目に決まってるじゃない!やっぱぶちじゃなくて単色じゃなきゃ」
「それになぁ、持ってきたとしても部室に置いとく訳にもいかんぞ」
「そおですね、餌代だって馬鹿になりませんよ」お前にしてはナイスフォローだ古泉。

「あーもー…ってそうよ!そうすればいいのよ!」
「主語を付けろ主語を」
「だ・か・ら本物の猫じゃなくて猫らしいマスコットキャラを作ればいいのよ!じゃ行ってくる!」
そう言うが早く部室から飛び出していった

何処行くんだ…

変な人を連れて来ないようにと願いながら待つこと30分、
ハルヒは誰も連れてくる事無く戻ってきた。
「お・ま・た・せ~」
「で、何を持ってきたんだ?」
「猫っぽくするんだから猫耳と尻尾が必要でしょ?それくらい気付かないの?」

そういう問題じゃない

「じゃあ有希。これとこれ着けてね。あ、あと言葉は『ニャア』だけだからね」
「お…おい、待てよ…」
あまり抵抗する様子も無く長門は猫耳と尻尾を着けられた。
そのまま棒立ちの長門だったがハルヒに「さあ貴方は猫よ」と言われるとピクンと反応して四つん這いになる。

「…ニャア」

か・・・可愛い・・・(爆

「これはまずいですね…」
古泉が囁き掛ける。気持ち悪い、息吹きかけるな!
「で、なにがまずいんだ?」
「今あの長門さんは本当に猫のような思考回路及び行動原理になってます。
恐らくは涼宮さんの能力でしょうがあの猫耳と尻尾を着けられるとそうなるようですね。」
「じゃあ、長門は今本当に猫なのか?」
「はい、そうです。ですが脱着可能な耳と尻尾さえ外してしまえば戻ると思います」

しかし良く見れば着けただけな筈の耳と尻尾が長門の行動と連動してあたかも本物の様に動いている。
読んでいた本に興味を示した長門は腰を引かせて右手で警戒するように本とじゃれる。

「あ・・・あの・・・長門さん?」
朝比奈さんはまだこの状況を判ってない様で(俺だってこうなるとは思わなんだが)長門に近づいていく。
足音に反応した長門は朝比奈さんのフリフリスカートに興味を移行させて徐に朝比奈さん(のスカート)に襲い掛かる
「え、ふぁ、ちゃ、な、長門さん、、、」

こ…この光景を撮って良いですか?

「有希!今日はえらく物分りがいいわねー!そう、そのままよ!」
普段無口でぜんぜん喋らない長門がこんなになってしまうなんて。・・・・これはこれでいいかもしれないな。
っておい!さっきからガサゴソと不穏な動きをしていたハルヒに向かって声を掛ける。
「ハルヒ!おまえ、ビデオカメラなんて持って来て何する気だ!?」

「何するって、決まってんじゃない。撮影よ!撮影!!猫耳と巨乳メイドの絡みなんて、めったにお目にかかれるもんじゃないわよ!!
古泉君、邪魔な机と椅子を脇に寄せて!」  「はい。仰せのままに、っと。」  
手伝わんでもいい古泉。実はお前も共犯か?まあ確かにこんな状況もうないだろうし、俺だってできればこのまま見ていたい。
しかし、

「ちょっと、キョンも見てないで手伝いなさい!あっ!!キョン何すんのよ!」
見ていたいのは山々なんだが、これはちょっとやりすぎだろハルヒ。
そうこうしてる内に、朝比奈さんは完全に猫と化した長門に体に身に着けているものの半分は脱がされていた。

「ふぇ~ん。キョンくぅーん・・・びぇっ・・ひくっ。長門さん・・もうやめてぇ~」
俺はハルヒからビデオカメラをひったくり、朝比奈さんに声をかけた。
「大丈夫ですか朝比奈さん?ほら、ちゃんと服着てください。今日はもうお疲れになったでしょう。帰っちゃってもいいですよ。」
くぁ~っこい~俺。
「ふぇ・・・・」うるうるした瞳で朝比奈さんがこっちを見ている。

「ちょっとー!キョン!そのカメラ返しなさい!!そのカメラは私のなんだから!」
「やだね。お前にこのカメラを持たせておくとロクなことにならん。しかも、だいたい、そのカメラお前のじゃないだろう。早くあるべき所に返して来い。」
ハルヒはしばらく俺を値踏みするような目で見ていたが、しばらくすると、
「ふ~ん。あっそ、あんたがあたしたちのジャマするってんなら、こっちにも考えがあるんだから。
有希! キョンを襲いなさい!丸裸にして写メールでクラス中に回してやるんだから!!団長に反逆する奴は恐怖の涼宮チェーンメールの刑よ!」

俺に朝比奈さんから引き剥がされた長門は、落ち着かない様子で部屋の片隅に座っていたが、
その命令を聞くとまた立ち上がり、こちらに近寄ってきた。

「にゃあ。」相手はあの長門だ。覚悟を決めたその時---
スリスリ。「にゃあ。」おれはその感触を疑った。てっきり朝比奈さんの時みたいに、服を剥ぎ取られそうになると思っていたのだが。
長門は俺に体を擦り付けてくる。「ごろにゃあ」  おいおい長門、、、

どうやら俺に興味があるようだ。キョトンとした瞳でこちらを見つめる長門。
あまりのかわいさにナデナデしてやりたくなる。
「・・・・・・・」  「にゃあ」
「・・・・・・っ」  「にゃあ」
「・・・・っく」  「にゃあ」
ナデナデ。  (目を細めて気持ちよさそうにする長門)

「こらー!!何やってんの有希!早くキョンの服を剥ぎ取りなさい!!」
しかし長門はハルヒの命令なんてどこ吹く風。

「キョン・・・好き・・・にゃあ」スリスリ。

「!」  「もういいわっ!有希!!猫耳はもういいのっ!!!」
そう言ってハルヒは長門から無理やり猫耳と尻尾をむしりとった。

「・・・・・」 「長門・・・」
「・・・・離れて。」 「あっ、ああ、すまない。」正気に返った長門を見て、俺も引っ張り出されるように正気に返る。
 気まずい沈黙。

「もう今日はいいわ、解散。」ガチャ・・ハルヒはそう言うとさっさと出て行って
(そういや、長門のヤツ、最後なんてったっけ・・・?)こんなことを考えていると・・・ガチャッ・・戻ってきた
「ほら何してんの!キョン!!今日は一緒に帰るわよ!!」
は?どうゆう風の吹き回しですか団長? 古泉のほうを見ると耳元で小さく一言「行ってあげて下さい。」そう呟かれた。
吐息がかかる気持ち悪いッ!!

  終わりらしいです…

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