今日も今日とて放課後に日課となった部室への散策を繰り広げる俺。
踊り場を抜け旧館に向かおうと階段を下りていた。
とそこに、長門の姿があった。
しかもずぶ濡れだった・・・。
おい長門・・・どうしたんだ?
「・・・なんでもない。すぐに乾燥させる。」
床を見て見ると、流れ出た水と、
からになって横に転がっているバケツが見えた。
長門、それ、だれにやられたんだ・・・。
「・・・答える必要は無い。」
長門っ・・・!
睨み付ける俺の気迫を察してたのか長門は無表情のまま答えを示してくれた
「彼女は名前は答えられない。この時間平面状では、朝比奈みくると呼ばれる存在。
私が貴方に好意を寄せていると勘違いし、罵倒した後水をかけられた。」

俺はその名前を聞いた瞬間、頭が真っ白になった。
…っ・・・朝日奈さんが?何かの間違いじゃないのか?
「・・・間違いではない。この時間平面状の朝比奈みくるで間違いない。」
でも、なんで・・・!!
俺は動転していた。ハルヒならまだしも朝日奈さんだって?
あの無垢で綺麗な人がなんで?
「・・・朝比奈みくると呼ばれる個体とは、3年に一度遭遇している。
その際、朝比奈みくるのTPDDの機能を一時停止させたのが私。
あの時点ではそうするしかなかった。詳しくは言語化できないが、
朝比奈みくると呼ばれる個体は、勘違いし私を・・・ぅ・・・。」
長門っ!
「これは何?涙?どうして?スクリプトエラーは起きていないはず。」
俺は長門を抱きしめた。
長門が声を上げて泣き出したのはその後のことだった。
長門・・・それはな、エラーなんかじゃない・・・。
お前の心が傷ついたから涙が流れるんだよ。
アンドロイドなんか関係ない人間と何も変わらないじゃないか。
長門・・・。

今の長門に俺は何をしてあげられるんだろうか・・・。
実に単的な事をしてしまった気がするのは気のせいか?
「・・・なに?」
俺はお前が好きだ。
「・・・好き?」
ああ異性として女としてお前が好きだ。
「・・・私には女性としての性機能がない。だから無理。」
それがどうしたんだ?俺はお前が好きなんだ。
「・・・そう」

「・・・私も貴方を求めてたいと感じている。」
長門・・・
とそこで布が裂けるような音がした。

「やあ、こんにちは。こんなに単純に引っかかるとは思っても見ませんでしたよ。
貴方ならもっと別の解決策を見つけ出してくれると思ってました。
しかし、貴方はまんまと僕の罠に引っかかった。
缶コーヒー1本で手を打ちましょう。
いやぁそれにしても面白かったですねぇ。
貴方の真剣なまなざし・・・。」





うほっ・・・やらないか?
「何をいってるんです。冗談ですよ冗談。」
俺は何時でも本気だぜ古泉。
「ちょっと、待ってください。いやこれはですね。
そ、そう涼宮さんが仕組んだもの何ですよ!」
そんなことは知らないね。
ビリィ!!
「アナルだけは!!アナルだけは!!」
「いやあああああん。マッガーレ。」




冗談はこのぐらいにしといてだなぁ・・・。やっていいことと悪いことの分別ぐらい付けてくれ。
「はは。すみません。SOS団企画キョン君ドッキリ大作戦と銘打って始めたものですから。
このシーンは全てビデオカメラに収まっていますよ。」
「あーんたの恥ずかしいところ全部撮ってあげたわ!来年の文化祭に恥ずかしい映像集で出そうかしら。」
「ごっ、ごめんなさいキョン君。すずみやさんがどうしてもって・・・。」
あーそうだなこいつらはそうだった・・・。


「・・・・・・私も貴方が好き・・・。」




                                          END

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