妹にフライングボディプレスで叩き起こされるという、いつも通りの朝の筈だった。
しかし改変はこの時すでに始まっていた。
俺が異変に気がついたのはトイレにいった時だった。
 
「あれ、俺のってこんな……」
 
日本人男子の平均値より多少は上と自負していた筈の俺のナニだったが
今朝見るそれはいつもの半分くらいの大きさだった。
 
「えと……おっきしてないからかな、これは……」
 
などと自分を無理やり納得させて学校へといそいだ。
 
下駄箱をあけると手紙が入っていた。
手紙には「至急部室に」と特徴のないのが特徴な長門の筆跡で書かれていた。
 
俺が部室にいくと長門だけでなく古泉も朝比奈さんもいた、よほどの緊急事態なのか?
 
「昨夜局所的な世界改変が観測された、改変対象はあなた、改変箇所はあなたの……」
と長門は俺を指差す。そして長門の指差す方向を確認すると……えっと……それって俺の股間?
 
「あなたの男性器が小さくなってる筈」
 
って長門さんっ……?
確かに今朝みたナニは小さくなっていたように感じたが……
局所的な改変ってこれのことなのか?……orz
 
「恐らくこれは涼宮さんの能力によるものと思われます」
えっ古泉、これがハルヒの仕業なのか?
「実は涼宮さんは昨日、ある特集が気になって少女雑誌を立ち読みされまして……
その特集というのが『初めてのH-読者投稿特集』というものでして……
我々の調査によると涼宮さんは特にその……
『絵美(仮名)16歳-すごく痛かった初H、大きすぎた彼のアレ』という投稿記事を熱心に読まれていたそうです」
 
……えーと……、それは一体……
 
「涼宮ハルヒはあなたとの生殖行為を想像した
そして女性の場合に最初の生殖行為ではかなりな苦痛を伴うがその苦痛は男性器の大きさに左右されるとの印象を持った」
なっ長門さん、無表情にそんなことを……
「つまり、その……あなたとの初めてを想像した涼宮さんがあなたのサイズについての願望を抱いたということでしょう」
あぁ古泉、それで俺のがいきなり縮小したというのか?
 
「みっ未来にはキョン君の……その……サイズに関するデータはありませんっ……」
と朝比奈さんが真っ赤になっていう。
あぁつまり俺が小さくなったままが正しいのか元の大きさに戻るのが正しいのかどっちが正解かわからんってことだな。
 
正直他人様にとってはどうでもいいいかも知れん、とはいえ俺にとっては切実な問題だ。
 
「しかし物は考えようですよ、それにむしろアナルプレイにはこのサイズの方が……」
 
殴るぞ古泉……。
 
- 続くといいな

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最終更新:2020年08月22日 02:47