長門じゃない長門
俺がいつものように部室へ行くと、見知らぬ人物がいた。
名前を訊くことにした。
俺「お前は誰だ」
?「………長…」
俺「え?」
?「…長門」
長門ぉぉぉぉぉぉ!?どう見てもあの知ってる長門じゃない。髪の色が血のような真っ赤な色で、長さは長門ぐらいか。そして眼が違う。
某アニメの死体みたいな感じだ。
有希「どうしてあなたがここにいるの」
古泉「いきなりいまして、びっくりですよ」
長門「逃げてきた」
古泉「ほう、それはなぜ?」
長門「僕は戦争が嫌い。たくさんの犠牲者を生み出す」
俺「でもよ、ここも危険だぜ。ハルヒという危険人物がいる」
ハルヒ「ちょ、それどういう意味!?」
俺「彼女は危険だ。だから、朝比奈さん、長門、古泉が側で観察してるんだ。いろいろあってね」
ハルヒ「あ、あたしはちがうわよ」
長門「ハルヒ……?それに、」
朝比奈さん「朝比奈でしゅ」
古泉「古泉一樹です」
有希「長門有希」
長門「長門……?」
俺「どうしたんだ、その血。すげえな。朝倉とでも戦ったのか」
長門「違う」
古泉「あの長門さん、どうしたのでしょうか」
有希「彼は、涼宮ハルヒと同じく、特殊な能力が備わっていると推測される。
特にあの眼、何かを感じる」
古泉「同意見です。あの輪のような形状の眼は、何かあるんでしょうか
あの方は、戦争、争いごとが嫌いと言っていましたね。何かあったので
しょう……」
有希「恐らく、友人関係の人間を亡くしたのが原因。戦争が起こらなかった
ら、一般の人間だったと推測される」
ハルヒ「待って、まさか異世界人!?SOS団に入ってよ」
俺「そんなこと言ってる場合か」
ーーーーーここからキャラ崩壊注意ーーーーー
長門「時間…」
有希「現在17時29分52秒」
長門「19:30には帰らねばならない」
ハルヒ「ちょ…どうしてよ!」
長門「さっきお前が推測したとおり、異世界人」
朝比奈さん「じ、じゃあ明日は会えないのですか?」
長門「………………」
しばらくして、口を開く。
長門「ある番組に出なければならない。だから、さらば」
長門は朝倉のような消え方をしている。もう上半身しか見えない。
ハルヒや朝比奈さんは泣き出した。古泉や有希も哀しげな表情だ。こりゃめずらしい。
ハルヒ「んもう!せっかく男前の異世界人が来たというのにっ!」
朝比奈さん「グス……かっこよかったのに…お別れなんて…そんなn」
長門「涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、古泉一樹、長門有希、そして、キョン。悲しむな。放映物体で会えるだろう。涼宮ハルヒ、朝比奈みくる…泣くな……」
そう言い残すと、消えていった。放映物体って、テレビか?
家に帰ると、妹がテレビを見ていた。すると、彼、長門の姿が。
部室に来たときみたいに、血だらけだった。そして、笑顔を見せている。
その隣に、オレンジと青紫の髪の死体があった。
長門………
自然と涙があふれていた。
みなさんは解りましたか?
ーーーーーーーーー完ーーーーーーーーー
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