キョンは歴史に欠かせない人物でした 第二章
なぜだ。なぜ、ハルヒが寝ているんだ。まったく、わけが分からない。
どういうことだよ、おい。なんかの冗談で、実は俺は治っていて、ハルヒのドッキリとか・・・
そうだよな。いたずら好きなお前だ。そういうこともするだろう?
皆がいて興奮しただけだよな?いたずらが過ぎただけだよな・・・?
返事をしろよ・・・返事をしろよ!ハルヒ!!
「落ち着いてください!!」
・・・すまん。古泉。取り乱した。
「いいんです。その気持ちはわかります。僕と長門さんに朝比奈さんだって
先ほど、病院に来てそう思いましたから。朝比奈さんはそれで、倒れているんです」
・・・・どういうことなんだ?
「・・・これは、おそらく僕の推測ですが・・・。
涼宮さんが、あなたと変わってあげられたらいいのに・・・と思ったのではないでしょうか?」
あの、ハルヒがか?人生を変えるなんて無理だってわかるんじゃないのか?
「涼宮さんの救急車での狼狽ぶりを見ればそれは、言えないと思いますよ?
・・・久しぶりに集まって、事故が起きるなんて・・・ね」
じゃあ、じゃあアイツは俺と交換・・・交換?
「おい、古泉」
「・・・なんでしょう?」
「交換って事は、ハルヒの変態パワーはどうなってるんだ?」
「・・・それは」
「それはなんだよ!」
「・・・ちゃんとあなたに受け継がれています。
もう少し気づくのが遅いと思ってましたが・・・早かったですね」
「俺が、あの変態パワーを・・・?世界を変えるあのパワーを・・・か?」
「そうです。そして・・・おそらくですが・・・」
「おそらくなんだよ?」
それは俺にも予想出来ていた、そして、一番聞きたくなかった言葉を聞いた。
「思念体が・・・情報統合思念体が、あなたと、そして地球を消そうと動き始めました」
第二章
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