あの閉鎖空間から帰還して数日たったある日のこと・・・
キョン「ん、なんかとなりが騒がしいな」
授業中に突然、なにかを叩きつけたような音がとなりから響いてきた。
ハルヒ「ねえキョン!なんか面白そうなことが起きてるんじゃない?」
後ろからハルヒがオレに耳打ちしてくる。
キョン「スズメバチかなんかが教室に入ってきてパニックになってるだけじゃねえか?」
ハルヒ「アンタってホント夢がないのね」
ハルヒはそういうと視線を窓の外に移した。つられてオレもなにげなく外を見ると・・・!?
キョン「なんだありゃ!?」
オレは自分の目を疑った。なんと、ガタイのいい白人がとなりのクラスの窓から
飛び降りていったのだ。一体なにが起きたんだ・・・!?
ハルヒ「ちょっとキョン!今の見た!?」
キョン「・・・お前も見たのか?」
ハルヒ「今飛び降りてったの、たぶん外人よね!?なにやら事件のニオイがするわ!
キョン、ちょっと一緒にきなさい!」
キョン「一緒にってお前、今授業中・・」
ハルヒ「先生!キョンが気分悪いっていってるから保健室につれていきます!」
ハルヒが一方的に言い放つと、オレの手を引きずって廊下に出た。
大学を出たばかりの英語教師は問題児の扱いに免疫がないらしく、
黙ってうなずくだけであった。
まあ、たとえベテラン教師だとしてもハルヒを持て余すだろうが。
オレたちが廊下に出ると、同時に一人の男子学生がとなりのクラスから出てきた。
ハルヒ「ん?彼はたしか4組の・・・範馬刃牙君、だったっけ?」
エピローグ(´・ω・`)
いろいろあって、SOS団は大幅に団員が増えた。
まずは4組のバキだ。彼の本性は地下格闘技トーナメントのチャンプということだが、
ハルヒにとってはただの気弱な高校生らしい。
ちょっと前にバキが不良にからまれているところをハルヒが助けたことがきっかけで、
彼はSOS団員となった。
彼は不思議な力を使えるわけではないが、なんせ地上最強の高校生である。
この前閉鎖空間が大量発生したときは、古泉の頼みで神人退治に駆り出されていた。
しまいには彼の父親まで出てきて素手で神人を殴り殺したらしいが、そのことはハルヒには秘密だ。
次に1組の烈海王だ。長門のクラスメートである。
彼もただの高校生ではなく、その肩書きは中国拳法界最高位である海王の名前の継承者である。
駅前のデパートの本屋で買い物をしているときに長門と知り合ったらしい。
その直後暴漢に襲われた彼だが、薬で眠らされた彼を、長門がなんと
一晩中守っていたらしい。そのことを恩に感じた彼は川の上を走り回った挙句、
SOS団入りすることになった。