SOS+1 野球大会編
※オリジナルキャラが主人公の作品です 前回は語り方が淡白で、味気なかった?そう言うなよ。お前らもワガママな神にインチキ超能力者に万能宇宙人に萌え萌え未来人に振り回されてみろ。思い出すだけでも疲れるし、結構気を使うんだぞ?まぁ、日常が非日常になるわけだからな。まぁそのぶんやつらと遊ぶのはものすごくおもしろかった。俺がタイムワープできるならこの高校時代からやり直すね。 ワガママな神にインチキ超能力者に万能宇宙人に萌え萌え未来人たちと色々とまぁ振り回されたもんだが、今回は野球大会の話をしようかな。話す順番なんかどうだっていいだろ?某作者もそうなんだからな。 んま、誰かに影響されて理屈っぽくなったかわからんが、話をするかな。6月になって暑さがだんだん目立ってきた日のことだったな。「またか…。」キョンが溜め息まじりに言う。キョンの話じゃ野球大会では11-9で勝ったらしいが。。詳しくはよくわからん。どうせ長門の能力だろうが。他の連中は、それぞれの個性的な反応をしている。言わずもがな、ニヤニヤしてるやつ。動じず本を読んでるやつ。キョトンとしているメイドさん。溜め息ついてるやつ、元気はつらつ団長さん。ハルヒは当然のように「あったりまえじゃない!前回は疲れて棄権しちゃったでしょ?優勝候補に勝ったんだから今度こそは必ず優勝よ!! 今度こそSOS団の存在を天下に知らしめるチャンスだわ!まずは地区制圧よ!」ポジションと打席をどうしようかしら?なんて声も聞こえる。やる気十分である。 事の始まりはハルヒが扉を蹴破り「野球大会に出るわよ!」の一言からだった。よく扉壊れないな。 理由はともあれ俺も久しぶりに野球をやるから、結構やる気だった。んま、やるからには勝たなくちゃな。うん。それに見つかるはずも無いUMAだとかツチノコを探すよりかははるかに健康的だしな。「人数は谷口と国木田と鶴屋さんをいれればいいわね。」なるほどね。あいつらに野球ができるのか知らんが。…まて。鶴屋さんって誰だ?「あんた。鶴屋さん知らないの?名誉顧問の名前ぐらい覚えておきなさい!」名誉顧問ねぇ。キョンが、スポンサーみたいなもんさ。と説明してくれたのには感謝してる。「試合はいつあるんですかぁ~?」当然の質問。当然のかわいさ。一言余計だったか。「三日後よ。時間がないから今から練習するわよ!」はぁ~。三日後ね。いつも唐突なんだよな~。もはや誰もツッコミをしない。 と、グラウンドに向かうが当然野球部が練習をしている。ここの野球部は強くは無いが、日々まじめに練習をしている部で、俺は、SOS団と強制坊主制度がなければ入部してたくらいだからな。とまぁ、まじめな野球部員のキャプテンにむかって、「いまから練習するのに邪魔だからどきなさい!」ツッコミはしないぞ。誰が言ったかもおわかりだろう「今は野球部が練習しているんだ。悪いがお引取り願いたい。」なんともよくできたキャプテンである。ハルヒ。帰るぞ。「知らないわ!もう一回言わせるの!?邪魔よ!」「野球部がれんs「勝負しようぜ!」この討論を終わらせるのに手っ取り早いのは勝負しかない。オラ野球してくてウズウズしてたぞ?他の連中はと、、古泉は携帯みてるし、長門は無反応で立ってる。朝比奈さんはびくびくしてるし、キョンはやれやれ…と溜め息。団長はポカーンとしている。なんで?まぁいい。「勝負にしましょうよ。1点コールド。もし俺らが勝ったら今日明日のグラウンド使用権はSOS団のもの。」「ちょっと!何勝手に決めてんのよ!あんたはただの助っ人でしょ!?」「んまぁ、ちょちょっと済ませるから助っ人に任せておけって。10分もたたず終わらせてやる。」「もしそれで終わらなけりゃ死刑よ!もしも負けたなんて言うなら体中の細胞ひとつひとつに毒を注入してやるわ!」それは恐ろしい。でもあんがいすんなりと譲ってくれたな。俺のこと認めてくれてるのかな…。「もし僕たちが勝ったらどうするんだ?」とキャプテン。「ピッチングマシーンでもなんでも買いますよ。悪くないでしょう?」キャラが変わったとか言うなよ?めんどくさかったんだ。野球部がざわざわしている。古泉は携帯でどっかに電話している。「わかった。だが請求するのはプロ仕様のやつだ。払えないなんてなし。それでいいなら勝負しよう。」「おkです。よろしくお願いします。」 なんだかんだで野球部と勝負する羽目になっちまった。原因はおれなんだけど。「とりあえず適当に守備についてくれ。俺が投げるわ。」「まぁあんたが言いだしっぺだしね!負けたらあんたの体の細b(ry」「わかった。絶対負けねーよ。自信あるし」とみんな言われたとおりにする。6人だから一塁二塁三塁と外野が一人に投手に捕手だ。ハルヒも結構素直だった。いつもこうだとかわいいんだけどな。キャッチャーは長門。野球部は意外そうな顔をしているが、、長門がベストだろう。「インチキはなしだ。正々堂々いくぞ。」こくりとうなずいた長門。プレイボールだ。 なんか出っ歯で妙に身長が小さい。なんて特徴的なやつでなく、ふつーの。足の速そうな一番打者みたいなやつが一番だった。一球目ストレートはボール。外角低めスレスレのつもりだったんだが、結構よく見てる打者だ。二球目ストレートはストライクこれも様子見ってところ。スピードについていけては無い感じだったが。三球目ストレートもストライク。手を出してきたが、空振り。タイミングがあってなかったな。四球目ストレートで空振り三振バッターアウト悔しそうな顔をしていたが次のバッターに耳打ちをしている。 二番のやつも普通だった。バントが上手いのか知らんが、、一球目ストレートはど真ん中ストライク一応140オーバーだからな。びびっているんだろうか手をだしてこなかった。二球目ストレートもストライク見逃しやがった。これまで全部ストレートだったからな。いじわるでもしてやるか。三球目はフォーク。ストレートだと思ったんだろう。空振り三振バッターアウトであった。長門もよく捕れた。こんど勝負でも挑もうかな。勝てる気がしないけど。三番はキャプテンだった。正直一番上手そうに見えた。力はなさそうだが。俺も本気を出そうかな……。油断できそうに無い相手だ。 一球目スライダーはボール一瞬驚いた顔をしたのはまだ変化球があったのかって驚きだろう。だが手を出さなかったのはびびったのかそれともボールだと思ったのかわからんが、後者と見た。二球目カーブはストライク。甘い球だとおもったんだろうか。空振りだった。まだ変化球があるのかと言う顔だ。三球目カーブもストライク。見逃した。次が勝負と言わんばかりにこっちを見てくる。 四球目ストレート。結論から言うとアウトだったんだが、ファールフライだった。長門は取りに行かないだろうから、俺が全力で走りキャッチしてバッターアウトってわけ。 我がSOS団の攻撃俺がバッターボックスに立とうとすると、「あたしがやるわ!いつまでも助っ人に頼ってられないからね!と俺をつっぱねてバッターボックスに立ちやがった。「いいのか?」とキョン。次に俺が出れば大丈夫だろう。と言うと「すまんな。俺もジンみたいになれればいいんだが。。。」「お礼を言いたいのはこっちのほうさ。世界の救世主。俺はキョンのようにはなれないからな。 閉鎖空間の中でキスは到底できっこない。」とおちょくったつもりだが、「うるさい。お前の番だ。はやくいけ。」怒らせてしまったようだ。笑っていたようにも見えたが。気付いたらハルヒは二塁にいた。古泉情報によると、センターオーバーでツーベースヒットらしい。ハルヒもよくやる。女の子なのにどこから力が出てくるんだろうか。 打席に立つ。ピッチャーはキャプテンだった。三番ピッチャーとはなかなかだな~。なんて思ってると、ストライク。不意打ちか。ストレートだろうか。134ってところかな。大して球速は無いみたいだ。まぁ気を取り直して。二球目ボール。カーブだった。ちょっと遅いからタイミングが合わなかったが、ストレートが狙い目だな。三球目はボール。こいつもカーブ。んま、次だな。と思い気を引き締める。四球目ストレートはファール。タイミングが遅かったのか、それてしまったようだ。カウントはツーツーである。五球目ストレート。 んまぁこいつも結論から言うとツーランホームランで2点とって2-0で勝った訳だったんだが。。さっきのキャプテンの球速が140オーバーなのは気のせいだったのか。またも古泉情報によると、キャプテンの最高速度は136らしかった。 「すごいじゃない!ホームランよ!ホームラン!さすが助っ人ね!」とハルヒはひとりではしゃいでいる。他の連中はと、古泉は笑顔。携帯もいじってない。長門は無反応だが少し嬉しそうだ。朝比奈さんからはすごいですぅとお褒めの言葉をいただき、キョンはホッとしたような顔をしていた。 「負けたよ。完敗だ。手も足もだせなかったよ。」とキャプテン。悔しそうだ。「ふふん!当たり前でしょ?我がSOS団の助っ人なんだからね!助っ人!」誰が投げたと思ってるんだ。ツーベースはナイスだったが。「でも、ファールされたときはびっくりしました。最後の五球目。あれはどうみても140越してましたよ?」「そうかい?自分でも力いっぱい投げただけだからよくわからないよ。結局ホームランだったしね。」「勝負はSOS団の勝利!グラウンド使うからどきなさい!」気持ちはわかるがちょっとは空気を読んでくれ。うるさいハルヒを静止して「お願いがあるんだけどさ。。いいかな?」とキャプテンから言われ、グランドの隅へ。できるかぎりであれば…と言うと、「今度の夏の大会にピッチャーで出てほしいんだ。僕ら三年生はこの大会で引退だからね。」引退か…。俺も高校卒業したらSOS団ともお別れなんだろうか…。「いえ、お断りします。俺が出ても意味が無いでしょう?」「そうか…すまなかったな。聞いてくれてありがとう。」心なしかさびしそうにみえる。「ピッチャー以外のポジションで3年生を全員試合に出すって条件でなら…。」「本当かい!いやぁ~。ありがとう。ユニフォームと野球道具一式はこちらで用意するから。」とさっきのさびしそうな顔がうそみたいに笑顔になった。「それに、今日明日のグラウンドを使うことですが…。」「それは勝負で負けたからね。潔く引き下がるよ。」「ノックとか、ピッチング練習の時に付き合ってくれると嬉しいんですけど…。俺とハルヒ以外は全員素人ですし、 野球指導って形でグラウンドにいてくれませんか?ハルヒじゃ説明下手なのは目に見えてますしね。」「喜んで引き受けるよ。」「どうもすいません。」とのやり取りをすませ、 「ハルヒ!練習には野球部が手伝ってくれることになったから、バッティング練習でもしたらどうだ?」「それもそうね!でも、さっき何を話してたのよ。まさか野球部にスカウトされたってわけじゃないでしょうね?」ギクッするどいな。。ガキのころからそうだ。「図星ね!ちゃんと断ったんでしょうね!勝手に試合とか出たら死刑よ!」どんな勘してやがんだ。NTか。お前は。「夏の大会に出るだけだ。三年生は引退らしいからな…。」「そんなん関係ないわ!あんたはSOS団だけを考えてなさい!SOS団専属の助っ人なんだからね!」「そうか…。」「な、なによ。」「頼むから許可してくれ。団長。野球部は最後の試合になるんだ。できるかぎりの協力はしたいんだ。」「……許可を推奨する。」意外な人物が現れたと思えば、、俺を助けてくれたのか?長門。「有希…。まぁいいわ。活動に支障がでるようなら連れ戻すからね!」「すまん。ありがとう。ハルヒ。」「練習するわよ!」とスタスタとバッティング練習に行ってしまった。「助かった。長門。」「……いい。」「長門もコンピ研やってるだもんな。たまにはいいよな。」「……そう。」「こんどの大会頑張ろうな。」コクリとうなづくと、これまたスタスタと練習に行った。バットの持ち方が逆だが。 練習は俺がピッチング練習ハルヒがバッティング練習古泉、キョン、朝比奈さん、長門が基礎練習のキャッチボールをしている。野球部も一生懸命指導してくれている。ありがたいことだ。 とそんなこんなで野球部のおかげでひとしきりルールを理解しちょっと上達したSOS団は試合当日を迎えた。 んだがその話はまた今度。ちょっと話すのに疲れちまったからな。
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