Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その七)~
今、俺の前には2人の長門有希がいる。
俺は、愕然とすると共に、怒りを覚えていた。
まず、情報統合思念体にだ。あいつらは、つくづく勝手なことをやってくれる。つまり、長門は今回の仕事に失敗したら、用なしってわけか?今まで、5年間もハルヒを監視させといて、新たな力が見つかったら、すぐにそちらへ向かえってか?ふざけるのもいい加減にしろ。
俺は、一般的に八つ当たりと呼ばれる行為で、行き場のない怒りをぶつけていたが、
「もう時間がない。そろそろ行く。」
「これを持っておいて欲しい。」
「これは、この世界が別の空間と繋がっていることを示す玉。この玉が、青色に変化したら、それはパラレルゲートが閉じた合図。」
俺が知っている長門は、そんな奴だからな。
多分な。
~Different World's Inhabitants YUKI~ゲツヨウビ(その一)~へ続く~
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。