アサヒ・ナミクールの冒険
『アサヒ・ナミクールの憂鬱』 ハルヒ「かわいい萌えマスコットキャラを連れてきたわ!」 そう言ったハルヒの後から入ってきたのは・・・金髪で目が青くて背が高くてボインボインの、どっからどーみてもアメリカンなお姉さまだった。・・・本当に高校生ですか? ナミクール「ナイスチューミーチュー!ワタシ、『アサヒ・ナミクール』といいマース!」ハルヒ「メイドとかはもう古いわ!これからの萌えはアメリカンよ!ほら、胸揉んでもいいわよキョン」ナミクール「スタイルには自信がありマース!」キョン「・・・超特盛り!!」 みくる「既定事項ではそろそろ涼宮さんに連れ去られるころだなー。まだかなー。」 ――――――――――――――――― 『アサヒ・ナミクールの憂鬱Ⅱ』 午前の不思議探索はナミクールさんと一緒だった。 ナミクール「ミスターキョン。お話がありマース……」キョン「なんですか?」ナミクール「実はワタシ……この国の人間ではありまセーン。もっと遠くの国からきまーシタ。」キョン「そ、そうですか……(一目見た時からわかってたけど……)」 みくる(物陰から)「もっと大事な言うべきことがあるだろ!ほら!」 ナミクール「あ!ソレともう1つ大事なことが!実は……」みくる(そうそう!未来のことだよ!)ナミクール「実はイマ、ミスツルヤの家のホームステイしているのデース。」みくる(違ぇぇぇ!!!) ―――――――――――――――――――――― 『アサヒ・ナミクールの退屈』 ハルヒ(ムカムカ……)キョン「おい、ハルヒがヤバいぞ。このままじゃ閉鎖空間が……」古泉「そうですね。では、勝つ方法を取ることにしましょう。 彼女とは、利害が一致するようですから。」キョン「彼女……?」 ナミクール「ついにワタシの本領発揮ですネ!ワタシの国はベースボールの国!! さあ見せてあげマース!メジャーリーガーのパワーを!」 『彼女』ってそっちかよ!長門の情報操作で1番から9番までナミクールさんにして、ナミクールさんは全ての打席で場外ホームランを打った。10連続ホームランでコールド勝ち。こうしてハルヒの機嫌は直った。……すげえよ、ナミクールさん…… ~~~~~ みくる「ふんふーん……あだっ!なにこれ……野球ボール? あそこの球場からの場外ホームランですか……ついてな……いてっ! ま、また……?いでっ!うげっ!おごっ!ぐふっ!」 ナミクールの場外弾は全て外を歩いていたみくるに命中したという。 ――――――――――――――――――――――――― 『アサヒ・ナミクールの消失』 朝目がさめたら俺は妙な世界にいた。別にハルヒもいなくなってはいないし、長門もメガネをかけたりデレたりもしていない。朝倉だって消えたままだし、古泉も忌々しいがちゃんといる。だが…… ナミクールさんがいない……代わりに変な巨乳の日本人が、さも当然のように部室に居座っていた。 みくる「キョンくん、お茶ですよぉ。」 正直かなり可愛らしい。萌えマスコットと言うなら、こちらの方が適任と言えよう。だが……やはりこれはおかしい。長門に聞いてみた。 キョン「長門。教えてくれ。あのメイドさんは誰なんだ?」長門「彼女は朝比奈みくる。本来この場にいるべきだった存在。 あなたが昨日まで居たのは改変された世界。朝比奈みくるの存在をナミクールという女性に書き換えた。」キョン「改変、だと?一体誰がそんなことを。」長門「わたし。」キョン「お前かよ!」長門「萌えをアピールしてたのがうざったかった。反省はしていない。」キョン「じゃあ、なんで元に戻したんだ?」長門「最後にはあなたに選択してほしかった。あなたはどちらがいい? 朝比奈みくるか、アサヒ・ナミクールか……」 ……そんなの決まってるじゃないか。俺の答えは…… キョン「俺は、どちらかを切り捨てることは出来ない。 だからナミクールさんとこの朝比奈さんという人、二人を共存させてくれ。」 これが俺の出した答えだ。まったく正反対のキャラ、だがそれがいい。そして共通点もある。どっちも巨乳だ!……いや、だからってわけじゃないぞ、ほんとに…… 長門「分かった。では今からナミクールと朝比奈みくるが同じSOS団に所属している世界を創造する。」 そして世界は再び改変された。メイド服姿の朝比奈さんに、レースクイーン姿のナミクールさんだ。どちらも素晴らしいスタイルに素晴らしいコスチューム。正直……たまりません。お互いがお互いを尊重しあい、上手く共存しているようだし…… みくる「あの、涼宮さん、お茶g」ナミクール「ヘイミスハルヒ!コーヒーが入りまーした!」ハルヒ「ありがとうナミクールちゃん。コーヒーが飲みたいと思ってたのよね~!」みくる「……」 みくる「古泉くん、たまには私と将棋でm」ナミクール「ヘイミスターコイズミ!チェスをプレイしまショーウ! ショウギよりもやはりチェスでーす!」古泉「そうですね、最近将棋には少し飽きていたのですよ。」みくる「……」 ……若干存在感に偏りがあるようだが、まあ大丈夫……だろう……多分。頑張れみくる!負けるなみくる!日本の威厳は貴方にかかっている! おしまい
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