長門有希 銀河を超えた戦い
プロローグ
~宇宙を漂う宇宙船内部
青年「マスター地球です。」マスター「そうか。ここにフォースを操る女性がいる」青年「マスターそれはホントですか?」マスター「確証はない。R2を先に一体送り込んだ。そろそろデータが送られてくるだろう」
~その頃文芸部室
ホームルームが終わり、掃除当番と指導のあるハルヒを励ましてから俺はいつも通りに、SOS団アジトの文芸部室へと向かっていた。コンコン・・・返事がない。朝比奈さんはいないみたいだ。
ガチャキョン「長門だけか」長門「・・・・・・見て」突然のことに俺は驚いた。長門が手のひらを向けただけでリンゴが吸いよせられてきた。古泉「おや、長門さん超能力ですか?」お前いつきた。長門「わたしは超能力者ではない。」超能力者よりすごいぞと言うか迷ったが、ここは言うことが違う。キョン「いつからそんな事できるようになったんだ?」長門「あなたも知ってる通り、プログラムにアクセスすれば大抵のことはできる。」それは、確かに知っている。長門なら一人で野球もできそうだ。長門「でも、さっきのはプログラムにアクセスしていない。わたしの力」なんだか長門が嬉しそうに、自分の手のひらを見ている。
バタンみくる「ふぇ~遅れてすいません。あれ?涼宮さんは?」キョン「あいつは今日掃除の後個人面接です。5時30までに来なければ今日は解散でいいと」みくる「そうなんですかぁ、もう25分ですし着替えなくてもいいですよね。」キョン「いいと思いますよ。」この人もまじめな人だ。毎日メイド服に着替え、帰る時は制服に着替える。こんなめんどくさいことを、自分からしてるんだから大したもんである。
長門「・・・・・・見て」めずらしく、長門が朝比奈さんを呼んだ。うれしそうである。みくる「なんですかぁ?長門さん」カエルの着ぐるみの頭の部分がロッカーの上にあるわけだがそれが、長門が手を上から下に降るアクションをしただけで落ちたのだ。みくる「ふぇっ、、、長門さん今何か力を使ったんですか?」長門「使ってはいない。わたしに芽生えた力。」みくる「・・・キョンくん」キョン「俺もびっくりしましたよ。リンゴを吸い寄せましたから」朝比奈さんは、俺がするだけでも驚いている。
古泉「超能力でもなく、思念体の力でもない。なんでしょうね?」みくる「う~ん、不思議ですね。他に何かできるんですか?」長門「朝、枕元に置いてあった。」長門が俺たちに見せたのは、シルバーの短い筒と、長門にはでかすぎる茶色の布でできたかぶり物だった。キョン「心当たりないのか?」長門「・・・ない」キョン「なにかわかるか?」長門「・・・わからない。」古泉が勝手にかぶり物をかぶっていた。背の高い古泉でもフードをすると顔が隠れる。見た目はカッパのような感じだ。
古泉「とても、大きいですね。長門さんが着たら半分以上引きずりますね」長門「・・・・サイズを調整する。貸して」そういうと、長門はそれを着た。古泉の言ったとおり長門には半端なくでかい。小さい子が親の服を着ているみたいな感じだ。かわいいぞ、長門。長門「~~~~~~~~」長門が呪文を唱えると少し引きずる程度の大きさになった。キョン「長門似合ってるな。いいぞ」長門「そう。」コートのようにフードをかぶっている。
みくる「あのぉ、この筒ボタンが付いてますよぉ」朝比奈さんは、ずっと筒を見ていた。キョン「未来に似たような何かありますか?」みくる「未来のものじゃないみたいです。あえて言えば、もっと古いもの…」古泉「このようなものが昔に?」みくる「はい、教科書で見たことがあるんです。」朝比奈さんは、思い出しながら語るように話しだした。
「はるか昔、遠い銀河系の彼方で、ジェダイと呼ばれる騎士の集団があった。彼らは、光の剣で戦い、光より早い乗り物で移動する・・・」
みくる「こんな感じのお話なんですが・・・」キョン「朝比奈さん、それは実話ですか?」みくる「多少実話も入っているかと…」どうやら、ただのお話らしいな。それもそうだ、こんな話聞いたことがない。もし事実なら、現代に少しくらいその陰があってもいいだろうよ。
古泉「このボタンなんでしょうね?」長門「・・・朝は気付かなかった。押してみる。」ビィィィン!ジリジリジリさぁ、状況を説明してみようか。長門がボタンを押した瞬間、筒から光の棒が伸びカエルの頭が乗っていたロッカーを貫通しているのだ。キョン「なんだこれは!」R-2「urukoowat-ed」
~地球上を旋回中の宇宙船青年「マスター、データが送られてきました。」マスター「表示しろ」青年「はい!」カチッ シュルーンそこには、長門・キョン・みくる・古泉が立体映像で映し出されていた。会話内容は、先ほどの部室での会話である。
青年「このような少女がフォースを…?」マスター「それより問題は、生まれつきではないフォースの力だ。」青年「朝目覚めたら急に、だなんて・・・・」マスター「彼女との接触を試みる。」青年「了解しました!」こうして、宇宙船は地球大気圏へと突入した
~文芸部室長門「・・・ユニーク」キョン「それどころじゃない!早くそれを消すんだ。」古泉「触ってはだめです。貫通ですよ?しかも切り口が溶けている・・・」長門「・・・しまう。」シュルルなんなんだ、この剣は。朝比奈さんが言った光の剣。もしや…!キョン「朝比奈さん!」みくる「ふぁい?」まったく気の抜けた返事をする人だ。だが、かわいらしい。キョン「朝比奈さんの教科書で昔の事って、今のことじゃないですか?」目をまん丸くして驚く朝比奈さん。古泉「確かに、話がつながりますね。僕らは知らず、朝比奈さんが知っている昔の話。つまり今の話なんですよ。きっと」みくる「どうしよう。ほんとなら私未来のこと話しちゃった。」大丈夫です。あなたはえらくなって同じミスをまたします。長門「…大丈夫。はっきりしたことではないから。」みくる「だと、いいんですがぁ」ふと、外を見るとすっかり暗くなっていた。時刻は6時を回ったところ。ハルヒは今日は来なかった。古泉「今日はもう帰りましょうか。」みくる「そうですね、暗くなってきましたし」キョン「長門、それはお前が家に保管しといてくれ。」長門「わかった」
帰り道。4人で歩いてると、俺たちの前に二人の男が現れた。
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