ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?保守
ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」キョン「食ってない」ハルヒ「うそ」キョン「何を根拠に」ハルヒ「部室にはあんたとあたしだけしかいないんだから犯人はあんた意外に考えられないじゃない」キョン「そんなこと言われても本当に食ってないんだから食ってないとしか答えられん」ハルヒ「むっ…。じゃあ、あんたが犯人じゃないっていう証拠を示しなさいよ」キョン(こういう場合普通はお前が俺が犯人である証拠を示すものじゃないのか?)キョン「…しょーがないな」スッハルヒ「…んっ」 ハルヒ「……ぷはっ」キョン「プリンの味しなかったろ?」ハルヒ「…………うん」キョン「これで俺が犯人じゃないってわかってくれたよな?」ハルヒ「…………うん」キョン「やれやれ」キョン(しかし一体誰がプリンを食ったんだ?) ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」キョン(またか)キョン「食ってないぞ」ハルヒ「本当でしょうね?」キョン「ああ」キョン(…というかハルヒの奴今日はプリンを持ってきてなかった気がするだが…)ハルヒ「じゃ、じゃあ、昨日みたいに証拠を示しなさい」キョン(…気のせいか?)ハルヒ「…は、早く…しなさいよ…」キョン「…わかったよ」スッハルヒ「…んっ」 ハルヒ「……ぷはっ」キョン「これでいいか?」ハルヒ「…………うん」キョン(まあ、いいか) ハルヒ「ちょっとky…」キョン「はいはい、プリンなんか食ってねーぞ」ハルヒ「だったr…」キョン「証拠だろ…ほら」スッハルヒ「…んっ」 ハルヒ「……ぷはっ」キョン「これでいいよな?」ハルヒ「…………うん」 ハルヒ「……んっ」キョン(これで本日の証拠提示も終了か…)ハルヒ「………」ぽけーキョン(…あれ以来すっかりこれが日課になっちまったな…)ハルヒ「………」ぽけーキョン(しかし、あれから結構な日数が経ってるのに未だにハルヒのプリンを食べた犯人は謎のままだ。宇宙人、未来人、超能力者にばれずにそんなことできる犯人って一体…)キョン「なあ、ハルヒ」ハルヒ「な、何?」ビクッキョン(何で慌てるんだ?)キョン「誰なんだろうな?プリン食った犯人」ハルヒ「あ、ああ、犯人ね。確かに気になるわね。一体誰なのかしら?」 長門「………」もぐもぐ古泉「何を食べてるんですか?」長門「…これ」スッ古泉「あの…それってもしかして…」長門「…涼宮ハルヒのプリン」もぐもぐ古泉「やはりそうですか。ということはあなたが一連の事件の犯人ですね。どうしてこんなことを?」長門「…それは」もぐもぐ古泉「それは?」長門「…禁則事項」もぐもぐ古泉「はぁ…」 ハルヒ「ね、ねぇ、キョン」キョン「何だ?」ハルヒ「さっきの証拠なんだけどね」キョン「証拠がどうかしたのか?」ハルヒ「考え事してて、味をよく確かめられなかったのよね。……だ、だから…その…も、もう一度…しなさい!!」キョン「はい?」ハルヒ「………」キョン(もう一度?た、確かにさっきのハルヒはどこかボケーとしてたが、それでも味がわからなくなるものかな……)ハルヒ「………」キョン(…それとも、ひょっとして、俺とその…なんだ……キスしたいってことなのか?)ハルヒ「……早くしなさいよ」キョン(…なんてな。深読みしすぎか)キョン「…はいはい」スッハルヒ「……んっ」 古泉「…成る程、そういうことだったんですか」長門「…そう」古泉「涼宮さんのプリンを何者かが食べていたと言うのは伺っていましたが、それに託けて二人がこのようなことをしていたとは知りませんでしたね」長門「………」みくる「部室を覗き見なんかしてどうしたんですか?」古泉「少々事情がありましてね。まあ、見てください」みくる「?」長門「………」みくる「わぁ」古泉「おわかりいただけましたか?」みくる「はい」 ガチャキョン「誰もいない」キョン(確かハルヒは朝のHR前にプリンを部室に持っていったはず…)キョン「冷蔵庫を覗くのもすっかり習慣化しちまったな」ガチャキョン「冷蔵庫の中にプリン発見できず」キョン(…ということは、すっかり日常と化してしまったいつものアレがおこなわれるのか) バンッハルヒ「やっほー!」キョン「遅かったな」ハルヒ「ちょっと掃除に手間取っちゃってね。それよりプリンはどうだった?」キョン「他人からの伝聞情報はあてにしないんだろ?自分の目で確かめろよ」ハルヒ「ケチ」 ハルヒ「今日もプリンがなくなってるわ…」キョン(だろうな)ハルヒ「ふふん」クルッキョン(何で言葉とは裏腹に嬉しそうなんだろうね、こいつは?)ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 おわり
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