真剣十代ツンデレ座談会
真剣十代ツンデレ座談会 第一回 ~ツンデレ卒業宣言~
ハルヒ「あたしやめるから」キョン「主語を言ってくれ」ハルヒ「あたし、ツンデレやめるから」キョン「急にやめられるもんなのかよ!?」ハルヒ「最近の時流に乗るのも疲れちゃったのよね。大体、あんな女の子リアルでいるわけないじゃない。フィクションだから楽しめるのよ」キョン「うわー、いきなりぶっちゃけやがった」ハルヒ「ツンデレキャラも大変なのよ。ツンデレヒロインが主役のラブコメは展開が遅いでしょ?飽きるっちゅーねん!」キョン「そうかも知れないけど、そのやきもきが物語の味だろ?」ハルヒ「あたしをよくツンデレツンデレ言うけどね。あんただって稀代のツンデレキャラよ。原作読み直してみなさい」キョン「……まぁ否定はせんわ」ハルヒ「作中、こっちが何度アプローチしたと思ってんのよ!まぁ、自分でも素直じゃないと思ってるけど!気づきなさいよ。バカキョン!」キョン「……それで。次は何キャラなんだよ?」ハルヒ「……考えとくわ」キョン「そこは明確にしとけよ!」
真剣十代ツンデレ座談会 第二回 ~ツンデレの元祖~
ハルヒ「大体、あんたツンデレって何か知ってるの?」キョン「俺とお前みたいなキャラだろ」ハルヒ「うん。まぁ間違っちゃないわ。あたしたちはツンデレ。はいリピート」キャラ「あたしたちはツンデレ……何だこれ?」ハルヒ「でも最近ツンデレって多いのよね。しかもにわかツンデレ。世間はツンデレの定義をわかってないわ」キョン「確かに多い。コンビニで漫画雑誌開けば、絶対に一人はツンデレが潜んでいるよな」ハルヒ「なんだっけなー。誰か言ってたんだけど「ツンデレ」って言葉を世間に認知させたのはあたしなんだって」キョン「凄いなおい」ハルヒ「ありがと。あ、これはあくまで俗説みたいなもんだからね。もしかしたら違うかも。でも……ぶっちゃけ、あたしより前にもツンデレいたわよね」キョン「例えば?」ハルヒ「ドラゴンボールのビーデルさん」キョン「その発想はなかったわ。確かにビーデルさんはツンデレだわ」ハルヒ「その線で言ったら18号もね」キョン「あ。よく考えたらベジータは正統派ツンデレじゃねーか。ブウ編で自爆する所なんか、まさにツンデレのデレが爆発したシーンだ」ハルヒ「デレ爆破?」キョン「そう。デレ爆破。凄いな世界の鳥山は。20年近く前からツンデレブームが来ることを予期してたのか」ハルヒ「あたしらなんかまだまだヒヨッ子ね。負けてらんないわ」キョン「いや、ツンデレ止めるんじゃないのか?」ハルヒ「そうだったわね」
真剣十代ツンデレ座談会 第三回 ~ツンデレ新時代~
ハルヒ「ツンデレのがんもは」キョン「がんも?」ハルヒ「一々つっこむな!元祖よ元祖。ツンデレの元祖はベジータでいいとして」キョン「いいのかよ。いいのか」ハルヒ「なら最近のツンデレで一番可愛いのはなんだと思う?」キョン「お前は最近に入るのか?」ハルヒ「……いきなりデレないでよ。でもありがと。それで、あんたの意見は?」キョン「喰霊零の諌山黄泉」ハルヒ「はい、宣伝乙。……ツンデレか?」キョン「ツンデレだろ。ツンが強すぎて恋人の親友を殺したりしたじゃないか」ハルヒ「それ、ヤンデレって言うんじゃない?はい、却下」キョン「厳しいな。うーん……ブラックラグーンのレヴィかな」ハルヒ「あぁ確かに。あの人はツンデレよね」キョン「でも作風上、絶対ロックとはくっつきそうもないよな」ハルヒ「むしろ」キョン「やめろ!それ以上は色々危険だ!」ハルヒ「うん、ごめん。ちょっと調子乗ったわ」キョン「なんかヤケに素直だな」ハルヒ「ツンデレやめるからね」キョン「そうだったな」
真剣十代ツンデレ座談会 第四回 ~ツンデレの黄金比「9ツン1デレ」~
ハルヒ「ツンデレって、なんであんなにブームなの?」キョン「そりゃ可愛いからだろ」ハルヒ「あんたはツンデレ萌え?」キョン「いや、ポニーテール萌えだ」ハルヒ「今回のあんたは天然で攻めるわけね。まぁ流すけど、なんで可愛い可愛いってチヤホヤされるのかしら?」キョン「よく考えたらそうだよな」ハルヒ「あたし思うんだけど、ツンデレって一種のブランドみたいな物じゃない?大したツンでもないのにツンデレツンデレ言われてる気がするのよね」キョン「確かにツンデレってことにしとけばいいって気風があるよな」ハルヒ「ツンデレの旨味はデレでしょ?そのデレを引き立たせるためにはツンが必要なわけで。正直、九割ツンでいいんじゃない?」キョン「9ツン1デレ」ハルヒ「だけどその1が快心の一撃!これでいいのよ」キョン「名言でたー。「9ツン1デレ。だけど1が快心の一撃」」ハルヒ「そうよ。今度テストに出すからメモっときなさい」キョン「なんのテストだよ」ハルヒ「ツンデレテスト」キョン「やるのかよ!」
真剣十代ツンデレ座談会 第五回 ~ツンデレの天敵~
ハルヒ「それじゃあ話を変えるけど」キョン「まだやんのかよ」ハルヒ「嫌なら退場しなさい。あたしが一人で喋るから」キョン「それはマズイな。爆弾発言が飛び出ても、止める役がいなくなる」ハルヒ「ま、あたしも携帯からのアドリブでやってるから疲れてきたけど、まだ保守したりないわ」キョン「で、どうするんだ?」ハルヒ「ツンデレのライバルは何?」キョン「お前の逆を考えてみろ」ハルヒ「……有希?」キョン「……そうかもな」長門「呼んだ?」ハルヒ「今回はゲスト付き?」キョン「らしいな」長門「ツンデレのライバル的存在。それは素直クールと言う呼称で実在する」ハルヒ「さすが通称有希ぺディア」長門「褒めて」ハルヒ「よしよし。物知りさんね」キョン「長門、お前キャラ違くないか?」長門「素直クールとはこういう物。実演した」ハルヒ「確かに素直になれないツンデレには大敵ね。他にはどんなキャラがいるの?」長門「ハチミツとクローバーの山田嬢」キョン「地味にマニアックだな」長門「もしくはめだかボックスの黒髪めだか」ハルヒ「ああ。わかったわかった」長門「第一話でツンデレと表記されていたが、彼女は素直クールに近い。むしろ相方の男性の方がツンデレ」キョン「わざわざすまんな。長門」長門「いい。出演料は既に取得している」ハルヒ「出演料?」長門「カレーライス」ハルヒ・キョン「カレーライスかよ」
真剣十代ツンデレ座談会 第六回 ~ツンデレ対ヤンデレ~
ハルヒ「エンドレスエイトはツンデレよね」キョン「ついに有機生命体の枠を超えたな。あれがツンだったのかよ」ハルヒ「消失がくればね。来なかったら……」キョン「来なかったら?」ハルヒ「角川へ乗り込む。あたしはこんなに消失を愛してるのに!」キョン「愛故にか」ハルヒ「正にヤンデレね。ちなみに巷でヤンデレの定評がある佐々木はどう思う?」佐々木「誰がヤンデレよ!」キョン「その入りは予想外だわ」佐々木「全く。僕のヤンデレイメージは二次創作でしかないのだよ。それに消失どころか分裂はいつに」ハルヒ「はい、キョンに向かってヤンデレっぽい台詞。321!」佐々木「くっくっ、キョン愛してるよ。他の雌豚どもを殺してでも一緒になろうね……くっくっ……」ハルヒ「さすが佐々木。違和感無いわ」佐々木「って、くおら!つい乗っちゃったじゃない!キョン違うからね!僕はこんな危険思想なんて持ってないからね!」キョン「分かってるよ。お前はこんなヤツじゃないってことくらい、俺が一番よく分かってる」ハルヒ「まぁ、それも驚愕次第ね」佐々木「僕、涼宮さん嫌い」ハルヒ「大丈夫。あたしは佐々木が大好きだから」佐々木「そう来たか!これでは私だけが悪者じゃないか!」キョン「実際、作者が執筆したSSの中で、佐々木が一番優遇されてるぞ。今書いてる長編だって、その内佐々木が出て来る予定だしな」ハルヒ「作者は佐々木に関しては本当に甘いからね」佐々木「そうか。この回は僕に対してのツンデレ行為だったのか」
真剣十代ツンデレ座談会 最終回 ~ツンデレ卒業~
ハルヒ「さてと。話すことも無くなっちゃったし、これでツンデレ座談会は終わりにするわ」キョン「結構喋ったな。本当だったら最初の1レスで終わるつもりだったのに」ハルヒ「いや~、なんか喋ってたら止まんなくなっちゃって」キョン「それで、結局どうするんだ?」ハルヒ「なにが?」キョン「目的を忘れるな。ツンデレキャラを卒業するのかしないのかどっちだ?」ハルヒ「あぁ。そうだったわね。だったら……こうする!」
ポフ
キョン「……卒業するんだな」ハルヒ「うん。溜め込むの疲れちゃった。キョン、大好きよ」キョン「こらこら。胸に顔を埋めるな」ハルヒ「いや。ここはあたしの特等席。誰にも譲らない」キョン「俺だって他の誰かに譲る気はねーよ」ハルヒ「9ツン1デレ。だけどデレが快心の一撃」キョン「なら大成功だな。俺のHPはもう黄色だ」ハルヒ「ならトドメさしてあげる」キョン「おっと。こっから先は禁則事項だ」
真剣十代ツンデレ座談会 完
真剣十代ツンデレ座談会番外編 ~ツンデレの新ジャンル~
古泉「ツンデレのデレはいらない」キョン「どんだけドMなんだよ!」古泉「ですから、罵られることこそがツンデレのメインでして……9ツン1デレ?ハンッ!あなたはツンデレの魅力を1%もわかっていない!」キョン「それはツンデレじゃない!ただのツンだ!もしくは無デレ!」古泉「無デレ!なんて素敵な響きでしょうか!僕は無デレだぁっ!」キョン「壊れた!古泉が壊れた!小野D化してる!」古泉「デレと言う名のデザートなどいりません!ツンなメインディッシュで満腹になりたいんだ!」キョン「もしもしハルヒ。今から帰るからな」古泉「おっと!今夜は寝かせませんよ!」キョン「アーッ!無デレだけは!無デレだけは!」
真剣十代ツンデレ座談会番外編 完
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