立場(沼男)プロローグ
「立場(沼男)」は長編です。 時系列的には、連作短編【立場(理解)】の続きとなっています。連作短編・立場を合わせて見てくださると、わかりやすくなると思います。
「立場(沼男)」は長編です。
時系列的には、連作短編【立場(理解)】の続きとなっています。
連作短編・立場を合わせて見てくださると、わかりやすくなると思います。
こういう事をくどくど考えるのが俗に中二病患者と言うことらしいが、病気と言うよりは、誰でも通る道に過ぎないと俺は思う。
春の暖かさのおかげで寝過ぎて集合時刻にかなり遅れた事以外、変わったことはない。しかし春眠暁を覚えずとはよく言ったものだ。 騒がしい店内で一番騒がしいSOS団団長様はきょうもにこやかだ。「今日の課題は、こんなんでどう?」おい、無茶苦茶だ。「実によろしいかと」古泉さすがになにかつっこんでくれ。何ゆえあのくじが復活しているのだ。そういえば、ハルヒは世の中で自分が至って普通な事を悩んでたんだっけな。自分が特別な何かになりたいと必死に願ってたんだよな。現に特別な何かで、俺はこうして振り回されているわけだが。
気のせいか、この長門にほんの少しの違和感を感じた。
そう、このときだった。 俺の記憶が壊れていなければ。そして、その時は全く気にしなかった。その時は。
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