Project512_Part11
Project512_Part11-もくじ-
クイックメニュー
○<本スレに9月に書いた分を収録しているのです!
【 休んでいない夏休みが開け、鈍った体を残暑が激しく蝕む九月初めの出来事だった、 退屈を持て余しいっそ俺自身が立てちまおうかと思った矢先に奴は立っていた。───やれやれ 既に口癖となった単語を溜息と共に紡ぎだしつつも、俺は心の中でこう思っていた。『>>1、乙だぞ』、と。】
【チャック・古泉一樹が一緒にお風呂に入れる】
【●<ロスタイムはウキウキウォッチン!アッチコッチソッチコッチいいとも(デレッテテッテテ!)】(第一次ロスタイム暴動)
【●<ウホリロ!】
【歴史】
【保守小ネタ・깍두기】
【●<自分でかけば許可もいりません】
【お題?・もっこり】
【○<あたし緑だったのですか!?】
【チャック・キョンに禁則事項できる】
【チャック・佐々木がいじめられる?】
【保守小ネタ・Bランク】
【第二次ロスタイム暴動】
【長門「アラル、まじめ、シュールのSSを書いてみた」】
【チャック・古泉一樹にいじめられる?】
【特別書き下ろし】
【未明の保守小ネタ】
【絶不評!512文字で語るバルバロッサ作戦】
【アラル、まじめ、シュールのSSはここに来なさい!Ver.3】
【別にオチはない】
【第三次ロスタイム暴動(失敗)】
【特にオチはない2】(拙作のみ収録)
#最近チャックが少なくて寂しいです(゚д゚)
・
□□□□□□□\ □□□□□□\.\ \\\\\\\\\_ . / ̄ ̄ ̄ ̄/|.\\| | ./____/ .| ̄/._| ∥ ∧ ∥ ..|/./ /ヽ ∥__(゚Д゚∥ |___| ◎| /_____/ _★ ../ヽ_ノ /|◎≡≡≡◎| //ヽ/  ̄ |_| ≡≡≡ ||___| ◎| [二二二二二] ヽヽ_ノ
「ソビエトロシアではSSがあなたを書く!」
【 休んでいない夏休みが開け、鈍った体を残暑が激しく蝕む九月初めの出来事だった、 退屈を持て余しいっそ俺自身が立てちまおうかと思った矢先に奴は立っていた。
───やれやれ
既に口癖となった単語を溜息と共に紡ぎだしつつも、俺は心の中でこう思っていた。
『>>1、乙だぞ』、と。】
●<スレが立ちました!
●<僕のテトドンも立ちましたよ!
キョン「アッー!?アナルだけは!!アナルだけは!!」
佐々木「そこまでだよ!●くん!」
キョン「さ、佐々木!?」
佐々木「やあ、キョン。今日は9月9日で僕の記念日だよ。 そこで無理矢理出番を作ろうと馳せ参じたんだよ、くっくっ」
●<僕っ娘とは言え、僕たちのメイクラブに女性の介入は認めませんよ!
キョン「古泉、お前はいい、黙っていろ」
佐々木「それなら僕のキャプテンCockを見てくれないか、こいつをどう思う?」
●<すごく…大きいです…
佐々木「九曜さんに頼んでつけて貰ったのさ!」
キョン「な、なんだってー!?」
佐々木「僕のキャプテンCockも未知なる海へ航海しようと思うんだよ、どうだいキョン?」
キョン「ま、待て!キャプテンクックの綴りはCooKだ!」
●<記念日ならば仕方がありませんね、今日のオチは佐々木さんにお譲りいたしましょう。
佐々木「ささもっふ!」
キョン「アッ!アッー!?」
俺<>>1乙!!
【チャック・古泉一樹と一緒にお風呂に入れる】
妹「キョンくんおふろあいたよー」
キョン「わかったー」
ガチャ
古泉「僕たちが入浴しなければ、確実にこの世界は崩壊する…。困った物です」
キョン「…古泉、なぜお前が俺ん家の風呂にいる?」
古泉「このお題も涼宮さんの望んだ物、そう機関では考えています。 さあ涼宮さん向け創作のお時間ですよ!」
●<ウホーオー(略)キ<アッアッアアッアッー!
泉「…というSSを書いて見たョ」田村「先輩! 手抜きにも程があるっス!」Patricia「終わりdeath」俺「ゴメソ」
【●<ロスタイムはウキウキウォッチン!アッチコッチソッチコッチいいとも(デレッテテッテテ!)】
>165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州)08/09/1217:31:01.94 DUxTNdg6O>今日の格言:迷ったらアナル
166:以下、名無しにかわりまして俺がお送りします(仏領インドシナ)08/09/12 17:48:54.11 GRamAnF6FO俺の格言:「迷わなくてもアナル」
167:以下、名無しにかわりまして俺がお送りします(仏領インドシナ)08/09/12 17:49:58.34 GRamAnF6FO俺<むしろ最初からアナル以外の選択肢は有り得ませんね!
169:以下、名無しにかわりまして俺がお送りします(仏領インドシナ)08/09/12 17:56:04.21 GRamAnF6FO俺<↑↑↓↓←→←→ANAL
169:以下、名無しにかわりまして俺がお送りします(仏領インドシナ)08/09/12 19:06:27.22 GRamAnF6FO●<神人のスーパーウリアッ上にジャンプ大パチンを合わせる、そこでインド人を右に。
○<豪鬼出現コマンド公開!
キ<お前のその手でたしかみてみろ!
俺<餃子うめえ
【●<ウホリロ!】ウーホホッホーーウーホホッホーーウホウホイイオトコー事件が起きれば変身(●<フンモッフ!)掘ってけ尻穴失神(キ<アッー!アッー!)
●<歴史の授業のお時間ですよ!
●<1931年満洲事変!
谷口「なあキョン、なんでお前のツレが五組来てあんな事やってんだ?」
国木田「しかも全裸で」
キョン「知らん、俺に聞くな」
●<マン臭だけにクサイ年と覚えましょう!
鈴木「下品」瀬能「最低」阪中「そ、そんなに臭くないのね」
佐伯&成崎&大野木「「「さ、阪中さん!?」」」
●<ロスタイム長いですね!
キョン「いいから服を着ろ、話はそれからだ」
ハルヒ「ちょっとキョン!」
チョン「チョソンインミングンマンセ!キムイルソンチャングンマンセ!」
ハルヒ「なによ! 偽者とか紛らわしいわね!」
●<偽者でもアナルに変わりはありません!ふんもっふ!
チョン「アッ!アッー!!アイゴ-!!!」
こうして●の活躍によって日本の平和は守られた!しかし、●にとっては一つの戦いが終わったに過ぎない。頑張れ●! 戦え●! 日本の平和を守るため!
●<では僕は率先してカキましょう!
●<カキカキ、カキカキ
●<ウッ・・・
●<スッキリ!
【お題?・●<もっこり】
●<もっこりと言えばまりもっこり!
●<すなわちもっこりイズまりもですね!
●<そこで緑色になってみましたよ!
●<フフ、どうです? まりもみたいでしょう?
●<カラーでお見せ出来ないのが残念です!
●<赤いきつねと!
○<緑(?)のたぬきなのです!
★<どん兵衛派でしゅwww
●<いつもの事です
キ<アッー!
俺<以上、総製作時間1分41秒!
★<文字打つの遅いでしゅねwwwwwwwwwwww
俺<サーセン
「──ですから、あたしたち超能力者は"組織”を結成したのです!」
口角泡を飛ばしながら熱弁を振るう彼女の表情はなかなかエキサイティングな見物だったけれど、時折混じる『宇宙人』や『超能力者』という単語に僕はどこか冷めていた。 僕にとってそれらはテレビアニメで地球侵略を企てていたり、ゲームセンターの筐体の中で操作するもの、少なくとも僕にはそれ以外で一生縁が無い存在、と言う認識だったからね。 何度目かの『超能力者』が彼女の口から飛び出した時、僕は溜息交じりの言葉を心の中で噛み潰していた。──やれやれ そういえば中学の頃にこれが口癖となっていた友が居たね、彼は今いったいどうしているだろうか?
「んんっ、もうっ! 佐々木さん信じてないのです!」
「やあ失敬失敬、ちょっと君を見ていたら昔の友人を思い出してしまってね、考え事をしてしまったよ。 ところで橘さん、君たちの”組織”は一体どんな事ができるんだい? さっきの”閉鎖空間”以外の事だよ」
「んーーっと、そうです! たとえば佐々木さんがいじめられたりしたらあたしたちが全力で助けるのです!」
ふむ・・・、僕は少し逡巡してしまった。 昔馴染みが一人も居ない学校に進学した事もあって、僕は学級で特異な存在として見られているのは事実だった。 しかし仮にも学友だ、いじめなんて卑怯な振る舞いをするような輩がいるなんて思いたくもないよ。
「佐々木さん優しいのです! あたしはそんな優しい心の持ち主にこそ”神”の力を持ってもらいたいのです!」
「やあ橘さん、”神”なんて言葉はお世辞とは言え僕には過ぎた言葉だよ。 それと僕に抱きつくのはまだ良いとしよう、どさくさ紛れに唇を奪おうとするのはやめていただけないかな?」
「あぅあぅ、モンゴリアンチョップは痛いのです」
ガッシ、ボカ、僕はツッコミを入れた、スイーツ、と。 さて橘さんにはああ言った物の深い付き合いのある友人が出来た訳でもなく、聞こえよがしに『奇妙な女』とか『変な女』などと言われた事もあるのも事実だよ。 僕が僕であるのには結構な労力が必要なんだ、一抹の不安も無いと言ったらそれは嘘になる。
「任せて欲しいのです! 佐々木さんを侮辱するような人はあたしが懲らしめるのです!」
今度は僕が橘さんにしがみ付く羽目になってしまった。 だって仕方ないだろう、僕のせいで人が死ぬのは阻止しないと・・・。
「ちょ、ちょっと橘さん!? 100tハンマーはまずいって! 100tハンマーはまずいって!」・・・橘「佐々木さん、その後の学校生活はどうなのです?」
佐々木「・・・あの日の騒動をたまたま同じ学校の生徒が見ていてね」
橘「はぅ?!」
佐々木「女の子同士で抱きつかれたり抱きついたりするガチ百合で定着してしまったよ」
橘「そ、それで佐々木さんがいじめられちゃったりしてるのです!?」
佐々木「幸いにもそんな事は無いよ、でも・・・」
橘「でも?」
佐々木「毎日の様に女の子から『お姉様と呼ばせてください』とか『私とスールになってください』って・・・」
橘「はぅあっ!?」
佐々木「・・・橘さん、君の”組織”の力でどうにかならないかい?」
橘「任せて欲しいのです! 佐々木さんにはあたしというスールが居ると判ればきっとみんな手を引くのです!」
佐々木「ちょ、ちょっと橘さん!? ガチ百合だけは!!ガチ百合だけは!!」
橘「ハァハァ、ちゃんと責任をとるのです! 佐々木さんをお嫁に貰うのです!!」
佐々木「アッーーーー!?」
(終ワレ)
【Bランク】
谷口「A~Dまでランク付けして、そのうちAランク以上はフルネームで覚えたぜ!」
国木田「由良さんがそのAなわけ?」
谷口「いーや、B+++++++++++++++++だな、あれは性格もいいに違いない」
国木田「めがね属性贔屓が丸だしの評価だね」
キョン「ポニーテールなのもポイント高いな」
国木田「なんで素直にAランクにしないの?」
谷口「フルネームがわかんねーんだよ・・・」
●<ロスタイム突入してますね!
○<古泉さんばかりに目立たせないのです!
○<佐々木さーん!佐々木さーん!ハァハァ佐<らめぇぇぇ!
阪中「涼宮さんにはわたしがいるのね」ハルヒ「アッー!?」
鶴屋「みくる~っ!」みくる「ひゃわぁぁぁぁぁ!!」
朝倉「長門さん、わたしたちも・・・」長門「朝倉涼子の有機情報連結を解除する」朝倉「あーあ、残念」(サラサラサラ)
一姫「私たちも性転換すれば、ほら!」キョン子「百合だけは!百合だけは!」
俺<一人身万歳!
●<今回のロスタイムも長そうです!
長門「戦艦長門は全長224.94メートル……」
●<すごく…、長いです……
【スレタイ】
長門「かつて世界第四位の面積を誇ったアラル海は潅漑により流入するアムダリヤ川とシルダリヤ川の水量が激減し、干上がりつつある」
長門「灌漑によって作られた綿花畑の農場も塩害により失敗、周辺の砂漠化が進みつつある」
長門「アラル海の事例は20世紀最大の環境破壊として歴史に記された」
長門「それはさておき、シュールストレミングの缶詰は危険」
長門「アラル、まじめ、シュールのSSを書いてみた」
長門「日付が変わる……」俺「IDも変わる」
俺「よろしい、ならばチャックだ」
【チャック・古泉一樹にいじめられる?】>>213●<いつもの事で…お、おや?!
おや、こいずみのようすが!?
一姫「な、なんで性転換なんですか!?」
キョン子「百合だけは!百合だけは!」
○<引き続きロスタイム暴動をお楽しみください!なのです!
【特別書き下ろし】俺<たまには性転換物もいいよね!
●<あなたが見てるの女体化した僕とキョン子さんのレズ物ばっかりじゃないですか!!
俺<と、書いてたらスレが落ちたYO!!!
【お題?】
>90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/26(金) 06:00:04.83 ID:MoBlkpvAO>●<オチンチンビローン
91 :以下、名無しにかわりまして多丸がお送りします:2008/09/26(金) 06:54:43.02 ID:IlyUshInIl2裕「裕です」
裕「みなさんこんばんは」
裕「裕です」
裕「・・・裕です」
裕「ちゃんとアニメでも出番があった裕です」
裕「名前のあるキャラの中で一、二を争う影の薄さだと評判な裕です」
裕「たまにSSで出番があっても『多丸(弟)』な扱いの裕です」
裕「今日は森さんの言いつけでスレを保守する仕事中な裕です」
裕「行数制限に引っかかって一度消えました」
裕「ここで分割です」(続)
裕「保守荒らしが2ちゃんねる運営で議論になってるので難しい問題です」
裕「とりあえずホで韻を踏んでみますか」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/26(金) 03:30:08.49 ID:IlyUshInIl2ホッホゼーフロッテ
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/26(金) 04:41:52.98 ID:IlyUshInIl2ホルストヴェッセルリート
裕「ほ、、、ほ? うーん・・・」
古泉「裕さん、おはようございます」
裕「一樹くん、一樹くん、保守ネタは無いかい?」
古泉「裕さん、何かそれじゃ違うキャラみたいですよ」
裕「ゆたか~ん」
古泉「おっと、前回保守から一時間以上開いてますね、『●<オチンチンビローン』っと」
裕「一樹くん、こりゃなんだい?」
古泉「ははっ、アナルスレっぽくていいじゃないですか」
古泉「ビローンビローン」
裕「一樹くん、とりあえず服を着てくれないか」
古泉「はっはっはっ」
(続)
96 :以下、多丸にかわりまして古泉がお送りします:2008/09/26(金) 07:48:30.16 ID:IlyUshInIl2───翌日
一姫「な、なんでなんの脈絡もなく僕が性転換してるんですか!?」
一姫「Pixivですか?ニコ動ですか?」
一姫「それとも何か変な同人誌でも読んだのでしょうか?」
一姫「困った物です」
森「こっ、古泉・・・?!」
一姫「あっ、森さん! なぜか何の脈絡も無く性転換されてるんですよ! どうにかしてください!」
森「ただでさえ朝比奈みくるのお陰で並扱いされてるのに・・・、なんであんたまで巨属性になってんのよ!」
一姫「え、えっ!? 知りませんよ、なぜかそう言う絵が流通してるだけで・・・」
森「うるさいわね! 罰として古泉は今夜の保守当番よ!!」
一姫「ふも~ん(´・ω・`)」・・・一姫「とは言え保守荒らしが問題になってるこのご時世です、どうした物でしょうか」
一姫「裕さんがやってたみたいにホで韻を踏んでみますかね」
一姫「ほ・・・、ほ・・・、ほ・・・?」
一姫「『ホッテントット』?」
一姫「ほ・・・」
一姫「Zzzz...」
98 :以下、古泉にかわりまして森さんがお送りします:2008/09/26(金) 07:54:19.82 ID:IlyUshInIl2───さらに翌朝
森「こーーーいーーーーずーーーーみーーーーー!!」
一姫「はぅあ!?」
森「スレ落ちてんじゃないのよ! 何やってんの!!」
一姫「で、でも僕だって昼間は学校行ってるんですよ?! 夜は寝ないと・・・」
森「言い訳は認めません!!」
一姫「ヒィィ!」
森「罰として身体の一部をホッテントット族みたいにしてやるわ!!」
一姫「そ、それは!? 森さんそれはまずいです!! グロの領域です!!」・・・キョン子「それで古泉の身体の一部がそんな状態になっちまったって訳か?」
一姫「はい・・・」身体の一部「びろーん」
キョン子「戻んのか?」
一姫「わかりません・・・」 身体の一部「びろーんびろーん」
(糸冬)
100 :以下、森さんにかわりまして俺がお送りします:2008/09/26(金) 07:57:27.41 ID:OreoREijn0俺<寝不足でラリって書いた、今では多分きっとおそらく反省している。
俺<>>100ゲット!
・・・
【大不評!512文字で語るバルバロッサ作戦@擬人化シリーズリスペクト】
フューラー「ソ連に進攻するわよ~」
ヴェーアマハト「いいのか?まだイギリスとの戦争終わってないだろ」
ルフトバッフェ「西部戦線は空軍にお任せ下さい、僕たちだけで陥としてみせますよ」
ヴェーアマハト「んじゃ進攻するぞ」
フューラー「あんたもたまにはやるわね!モスクワは目の前よ!」
カチューシャ「Qwaaaaam!!」
ヴェーアマハト「スターリンオルゲル!」
フューラー「なにビビってんのよ!撤退したら死刑よ!」
カチューシャ「Qwaaaaam!Qwaaaaam!」
ヴェーアマハト「これ無理!これ無理!アッー!」
ドゥーチェ「ふぇぇん、エジプトで負けそうでしゅ」
フューラー「イタリアは黙ってて!」
──ドガシャーン!「みんな、次の不思議探索はウズベキスタンへ行くわよ!!」
和製トルクメンバシ団長サマがけたたましい騒音と共に頓狂な発言をなし、朝比奈さんは怯え、古泉はニヤケ面のまま眉毛を八の字にし、長門は一瞥してから読書に戻り、そして俺は呆れた。 こうやっていつもと変わらない日常が戻ってくると、既に二学期も一ヶ月が過ぎ、夏という季節が終わっちまったと言うことを実感させられる。 部室はまだ蒸し暑かったが、窓から吹き込む風は肌寒く、秋の匂いがした。
「ちょっとキョン! なによそのリアクションは、つっまんないわね~!!」
やれやれ、お前は俺のリアクション芸が見たかったのか? 人間どんな事でも繰り返してりゃ慣れちまうんだ、リアクションのバリエーション考えるのも一苦労だっぜ、俺も精一杯の変化球で切り替えしてやる。
「お前にはウズベキスタンよりもその隣国の先代大統領の方がお似合いだ」
「それは違うわね、あたしの著書はルーフナーマより上位に位置するわ!」
お前が言うと洒落にならん、本当に実現しかねん。 金ピカに塗られた巨大ハルヒフィギュアが全国各地津々浦々に設置されて崇拝対象になっているような国は頼むから作らないでくれ。 ハルヒを”神”に例えた古泉も流石に同感のようで、100円スマイルの中に憂いを湛えていやがった。 ええい、忌ま忌ましい。男同士の無言アイコンタクトスキルが上達しても嬉しくない、まったく無駄な特技ばかり冴えやがる。
「なによ、あんたら男同士で見つめあっちゃって怪しいわね~」
なんでそこで目を輝かせてやがるんだ!! 少しは自重しろ!、『友達をこんな目で見ちゃダメっス』とか言ってる埼玉の女子高生を見習え! いや見習っちゃダメか?! 朝比奈さんと長門もそんな目で見ないでくれ、いや見ないで下さい、お願いだから。 古泉、たまにはお前からも何とか言ってやれ。
「訪問するにはいささか遠過ぎる国ではないかと思うのですが、何故ウズベキスタンなのですか?」
「良くぞ聞いてくれたわね古泉くん! やっと本題よ!」
俺からも褒めてやるぞ古泉、ナイス話題反らしだ。 そしてハルヒは鞄の中からWikipediaあたりをプリントしたと思わしきお手製資料集を──
「じゃーん」
──なんて言いながら喜々として取り出した。 まったく、こう言うところでだけ無駄に気が利く奴だ。 ハルヒの取り出した資料には白いクレーターのような衛星写真が印刷されていた。 なんだこりゃ?
「……アラル海、かつて旧ソ連にあった世界第四位の湖。無計画な潅漑事業によって水位が大規模に低下し、消失の危機にある。 白く写っているのは塩。塩湖であったため、かつての湖底には塩分が堆積し植物が育ち難く砂漠化しつつある」
「それで干上がった部分がウズベキスタン領ってわけよ! これってチャンスだと思わない?」
喜ぶな、謝れ、死んだお魚さんに謝れ。 環境破壊で困っている人たちにも謝れ。
「世界の不思議を解明するためならきっとウズベキスタンの人だって許してくれるわ!海の底って月面よりも遠い世界だって海江田四郎も言ってたでしょ、それが地続きになってんのよ!」
「海ではない、アラル海は湖……」
「干物になってるかも知れないけど、UMAの一匹や二匹ぜったい見つかるわ!あたし前々から思ってたのよね、水棲UMAなんて水がなくなっちゃえばちょちょいのちょいで一網打尽だって!」
旧ソ連のお偉いさんだって珍獣(干物)探しのためにアラル海干上がらせた訳じゃないだろう、このままネス湖や屈斜路湖や池田湖がハルヒの珍獣探しのために干上がったりしちゃ地球規模の環境破壊だ、危うし地球、オカルト女子高生の珍獣探しで砂漠化か?! 「流石団長です、素晴らしい発想ですね。 しかし旅費もかかりますし・・・」
イエスマン副団長も珍しく二の句を次いだ、そりゃ地球が砂漠化するかどうかの瀬戸際だ、頑張れ少年エスパー戦士、地球の平和を低レベルに守るんだ。
「お金なら鶴屋さん焚きつければどうにでもなるわ」
なんてこった、少年エスパー戦士の反撃は一言で一刀両断されちまった。 ここは俺も援護射撃せざるをえない。
「金がなんとかなったとしてもだな、言葉だって通じんだろ」
「公用語はウズベク語…」
「旧ソ連でしょ? ロシア語で大丈夫じゃない」
「俺はロシア語なんてスクリューパイルドライバーとスーパーウリアッ上しか知らん」
「ロシア語なんてストロガノフとサノバビッチだけ判れば十分よ、なんとでも交渉できるわ!」
両津勘吉だってイエスとノーくらい言えたんだぞ、そんな意味のわからん言語で会話を試みられたってカザフスタンの人に迷惑なだけだ。 そうやって俺とハルヒの舌戦が白熱しかけたところに伏兵が現れた。
「あ、あの~~、そもそもアラル海にUMAさんのお話とかあったんですか?」
それは忘れていた! 念のため言うが発言した朝比奈さんの存在を、ではないぞ。 ハルヒの影響でオカルト系の無駄な知識はすっかり増えたが、アラル海のUMAなんて噂話は聞いたことがなかった。 よし、その線で攻めるか!
「火の無いところに煙は立たないって言うだろう、逆に言えば煙の無い所に火はないって事だ、アラル海の跡にUMAの干物がある可能性は殆どないってこったな」
「でもカスピ海モンスターならいっぱい写真あるわよ!」
そりゃソ連軍の兵器じゃねぇか。
「とにかく深海には何がいるのかわかってないのよ! きっとUMAだって居るわ!」
「アラル海は海ではなく湖」
「う゛っ」
さりげに一回目のツッコミを無視されていた長門だったがここで反撃に転じた、ナイスだ長門、地球環境のためにハルヒの野望を打ち砕いてくれ!
「一般に湖沼は海洋に比べ水の対流が少なく、深層は酸素濃度が低く生物の生存に適さない。浅層に生息する生物ならば既に発見されている可能性が高い、かつてのアラル海は漁業が発達し人の出入りが頻繁であったため、未発見の生物が存在した可能性は極めて低い」
「う゛ぅ~、わ、わかったわよ! 有希がそこまで言うならアラル海行きは諦めるわ」
俺はともかく普段はイエスマンの団員三人からの反撃は予想外だったのだろう。 相当堪えたらしく団長サマのアラル海熱は鎮定された、よかったな地球、よかったな水棲UMAたち。 若干ハルヒは落ち込んだ様子だったが、落ち込んだ表情は意外とかわいかった。 すまんな古泉、閉鎖空間の対処はお前らに任せたぞ。
「地球の不思議はUMAだけではない。 涼宮ハルヒ、あなたの資料にヒントがある…」
しおらしくなったハルヒの肩に『ぽん』と手を置き気を使う長門、初めて会った頃には想像も出来なかった姿だ、女の子してるなぁ。 長門はハルヒのお手製資料集から『ぴっ』と一枚抜き取るとみんなに示した。
「これ…」
長門が選んだページには砂漠に放置された漁船や、朽ちた桟橋のような建物が写っている。
「アラル海でかつて漁業が盛んだった頃は缶詰の製造が盛んだった、これはその工場跡」
「缶詰が世界の不思議に関係あるの?」
「ある、世界各地のさまざまな食文化は立派な不思議、探求する価値がある題材。缶詰ならば異国で調理された物を同じ様に喫食できる、わたしは缶詰の探索を提案する」
流石だな長門、ハルヒのお手製資料をリサイクルしてハルヒの面目を立てると共に見事に話題を転化して新たなネタに興味を向かせた。 古泉感謝しろ、閉鎖空間は発生しないと思うぞ。
「でしたら僕の知り合いに輸入食材を扱っている方がおりまして、安価に入手できるかと」
超能力者も乗り気だった、いつものニヤケ面も今は心からの笑顔のようだ。 そりゃそうだろう、トルクメニスタンでニヤゾフ大統領にザンギュラとかピロシキとか言って国際紛争になる危険と比べたら、珍しい缶詰買うくらいの負担は安い物だろう。
「あのあの、わたしもお料理とか頑張りますから」
すみません、存在忘れてた訳じゃないですよ朝比奈さん。 朝比奈さんの手にかかればどんな缶詰だって満漢全席ですよ。
「さて、話もまとまったようだし、ネット通販で珍しい缶詰でも探してみるか?」
「そうね!」
やれやれ、俺たちはまだ登り始めたばかりだぜ、この長い缶詰坂をな。 『未完』、っと大きく筆文字で書きたくなったところでまたもや長門の発言だ。
「ちょうど珍しい缶詰を昨日購入した、一人で食べるのは勇気が無……惜しい」
長門がちょこんと差し出した缶詰には『SURSTROMMING』と書かれている、何語だ?
「…シュールストレミング、スウェーデン語」
「あ、あにょ~、缶が膨らんでましゅよ?」
「…問題ない、缶の中でも発酵が進む。これで通常」
俺の背中につつーっと嫌な汗が伝い、長門以外の全員が硬直した。 俺たちの地方は発酵食品はあんまり食わない、納豆と言えば甘納豆だ。
「……どう?」
いや、かわいらしく小首を傾げられても困る。
「ええ~い、発酵食品が怖くて団長はできないわ!」
缶切りを持ったドン・キホーテは無謀にもシュール缶に挑んでいった。 その後の惨状は語るもおぞましい、俺は止められなかったことを悔やみ、朝日奈さんは泣き出し、長門まで失神した。 その夜はさぞや巨大な閉鎖空間が発生しただろう、古泉スマン。 そして部室は一ヶ月ほどシュール臭が取れなかった。 これを読んでいるみんな、シュールストレミングはネット動画に留めて置いた方が身のためだぞ。
(強引に終)
長門「トラップオア徒手格闘」
朝倉「な、なによその出オチ?」
長門「ハロウィン」
朝倉「どっちも殺る気満々で選択になって無いじゃない」
喜緑「オチなんてありませんわ」
長門「保守」
長門「トラックオアニート」
朝倉「せめてトで韻を踏みなさいよ!」
長門「ニートと呼ばれたくなかったら労働」
朝倉「だからってなんでトラックなのよ!」
長門「街で拾って来た」
看板『トラック運転手募集』
朝倉「返してきなさいよ」
長門「あなたには免許がないから無理だった」
朝倉「悪かったわね」
喜緑「またオチはありませんわ」
朝倉「わたしはニートじゃなくて家事手伝いよ!」
長門「トニックオアトートバック」
朝倉「何よその選択」
長門「トで韻を踏んだ」
朝倉「で、意味は?」
長門「……」
朝倉「無いわけね」
長門「…朝倉涼子、あなたが超能力者だとは予想外」 朝倉「超能力じゃないわよ」
長門「でもたまに同性愛属性が付与される」
朝倉「それも超能力じゃないわ!」
長門「では両刀?」
朝倉「百合から離れなさいよ!」
長門「ソニックオアエリート」
朝倉「はいはい保守保守」
長門「←ため→+P」
ガイル『ソニッブー』
朝倉「エリートは?」
長門「ソリッドオアスネーク」
朝倉「流さないでよ!」
長門「どちらも新川執事」
朝倉「わたし孤島行ってないわ」
長門「トリップオアトナカイ」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「なんでわたしに変なトリップつけるのよ!」
長門「情報操作」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「ねえ長門さん」
長門「胸の話なら聞きたくない」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「自虐?」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「ところで保守ネタだけど」
長門「つまらないのは書いてる人のせい、わたしの責任ではない」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「保守しても今晩三日落ちじゃないの?」
長門「うかつ」
喜緑「これがオチですか?」
俺「サーセン」
【第三次ロスタイム暴動(失敗)】●<トリックオアアナル!(アナルを差し出さないとイタズラしちゃいますよ!)
キ<どっちにしろアッー!
○<そして新スレなのです!
●<いちもつですよ!
【特にオチはない2@祝新スレ】
長門「ト連送オア東京特許許可局」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「トしか既に原型がないわ」
喜緑「長門さん、特許は特許庁で扱います。特許許可局は日本の行政に存在しませんよ」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「即死防止保守よ」
長門「眠くなった」
喜緑「寝る前にちゃんと歯を磨きなさい」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「その前にわたしのトリップなんとかしてよ!」
長門「……べつにいい」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「良くないわよ!」
長門「……かまわない」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「わたしはかまうわ!」
喜緑「眠くなったのでオチはありませんわ」
朝倉涼子◆ToNAKaIorz「ちょっと、長門さん!わたしの名前欄直してよ!!」
『完』
#なぜかリレーSS状態で続いてましたが拙作以外は未収録です
_. , ^ `ヽ 〃 イ fノノリ)ハ (ヽィヘリ(l|゚ -゚ノlリ …。 ⊂〈_jk{つ{⌒l^0
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