喜緑さんその3
喜緑「そういえば明日はホワイトデーですね」会長「ほう、喜緑君があんな俗っぽいものの話をするなんて意外だな」喜緑「・・・なんでもありません」 翌日会長「今日は生徒会は休みにする、解散」喜緑「はぁ」会長「喜緑君、たまには一緒に帰らないか?」喜緑「・・・別にいいですよ」会長「これを」喜緑「え?」会長「まあなんだ、ホワイトデーなど知らんが一応お返しにな」喜緑「・・・ありがとうございます」会長「開けていいぞ」 [ガサガサ]喜緑「バレッタ?」会長「ああ、君の綺麗な髪に合うのを探すのは苦労したんだぞ?」喜緑「・・・ありがとうございます」会長「さっき聞いたぞ」喜緑「いいじゃないですか」会長「そうだな」
喜緑「これどうですか?」長門「・・・似合ってる」喜緑「ふふふっありがとう、長門さんも髪型変えてみたらどうですか?」長門「こう?」喜緑「うん、いいですね。でもなんでポニーテールですか?」長門「・・・別に」喜緑「でもいきなり髪が伸びてたらみんなびっくりしちゃいますね」長門「エクステ」喜緑「あら、長門さんがそんなこと知ってるなんて意外ですね」長門「・・・わたしも雑誌くらい読む」喜緑「そうですか、それより今日は心なしか嬉しそうですけどなにかいいことありました?」長門「・・・」喜緑「本?これを貰ったの?」長門「・・・」コクン喜緑「よかったですね・・・それじゃ夕ご飯つくりましょうか」長門「手伝う」喜緑「ありがとう、でも本は置いていったらどうですか?」長門「やだ」
喜緑「あ、会長。どうですか?」会長「なにがだ?」喜緑「・・・いいです、(もう、せっかくつけてきたのに)会長「ああバレッタ似合ってるぞ」喜緑「気づいていたなら最初に言ってください」会長「いや正面からじゃ見えないだろう?」喜緑「あ、そうか」会長「ふっ」喜緑「・・・笑わないでください」会長「すまない」喜緑「罰としてコーヒー奢ってください」会長「駅前の喫茶店でいいか?あ、生徒会室に財布を忘れた。取って来る」喜緑「早くしてください。置いて行っちゃいますよ?」会長「わたしが奢るのに先に行ってもしかたないだろ」喜緑「屁理屈言ってないで早くしてください」
長門「・・・大好き・・・大好き・・・大好き・・・ふふ」喜緑(長門さんなにしてるんでしょう・・・笑った?)長門「・・・大好きっ・・・だーい好き」喜緑(これは・・・隠れた一面を見ちゃいましたね)[カタ]喜緑(しまった!)長門「・・・誰?」喜緑「あ、あれ?いたんですか長門さん、まったく気付きませんでしたよ」長門「・・・聞いてた?」喜緑「な、なんのことですか?」長門「今のことは誰にも言わないで」喜緑「言いません、絶対言いません」長門「・・・やっぱり聞いてたんだ」喜緑「あ・・・聞いてません」長門「言ったら許さない」喜緑「だから言いませんって」長門「・・・約束」喜緑「はい、約束です」長門「・・・」朝倉「・・・大好き」[スタタタタ]長門(・・・いつか消してやる)
喜緑「ねえ長門さん、自分の異時間同位体と同期できないのってどんな感じなんですか?」 長門「どんな感じ、とは?」 喜緑「たとえば、今から4分23秒後に長門さんは本を読み終わります。ちなみにオチは主人公が記憶を失うんですけどね、 でも長門さんはどう展開するか今はわからないでしょう?それってどんな気分なんですか?」長門「このワカメ女」喜緑「なんですか急に」 長門「オチ言うな」 喜緑「ああすいません、先がわからないってどんな気分なんですか?」 長門「もう先がわかった」 喜緑「そんなに怒らないでくださいよ、じゃあ今から3時間43分後に長門さんにとっても大変なことが 起こるんですけど今はなにが起こるかわからないでしょう?怖いですか?」 長門「なにがあるの?」 喜緑「それは秘密ですよ」 長門「教えて」 喜緑「嫌です」長門「・・・性悪ワカメ」 喜緑「・・・ちなみにですけど次に読む本のオチは夢オチでその次は主人公が実はコピーでその次は・・・」 長門「わたしの負け、許して」 喜緑「ふふふ、次にワカメって言ったらこの先一週間読む本のオチを言い続けますからね」 長門「もう言わない」 喜緑「そうですか、じゃあ夕ご飯の支度をしますから」 [バタン] 長門「・・・ってなにしに来たんだよ!意地悪しに来ただけか!この海藻女!」 [ガチャ]喜緑[ジー] 長門「ヒィィィ!怖い!」
喜緑「むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました」会長「どうしたんだ急に、昔話か?」喜緑「おじいさんは山へ芝刈りに、でも芝を刈ったからってなんの意味があるんでしょうね? おばあさんは川へ洗濯に、川で洗濯なんて川が汚れるじゃないですか、これだから人間は」会長「まあ昔話だからな」喜緑「おばあさんが川を汚していると上流から大きな桃がドンブラコドンブラコと ながれてきました、大きさは約60.45㌢といったところです、重さは27.32㌔ほどでしょうか、その桃をおばあさんは 年齢を超越したパワーで持ち帰りました。うちに帰っておじいさんと桃を食べようと割ると、 てゆうか、川を流れてきた巨大な桃を食べようなんて相当切羽詰ってたんですかね。 まあいいでしょう。桃の中からなぜかメガネをかけた小憎らしい男の子が出てきました」会長「小憎らしい・・・」喜緑「二人はその子に会長と名前を付けて育てました、未成年者略取にならないんでしょうか? 数年後会長は性格の曲がった青年に育ちましたが二人の前では猫を被っているので二人は最高の息子だと 村中に自慢していました。そんなころ鬼が村を襲うという事件が発生しました、二人は会長に鬼退治を してはどうかと提案しました。会長はニヤリと笑って承諾して旅にでました。途中サルとかイヌとかキジとか をキビ団子で買収して、一行は鬼が島に乗り込みました。さすが脳が小さい動物です。 キビ団子程度で命を掛けるなんてね、ちゃんちゃらオカシイです。」会長「それはその本に書いてあるのか?それともきみの感想なのか」喜緑「書いてあるわたしの感想です。 鬼ヶ島に着くと会長は偉そうに動物たちに命令して自分は高みの見物を決め込んでいました。 そしてだいぶ鬼たちが弱った頃、とどめを差して宝を強奪していきました。普通ならここでめでたしめでたしですがさすが会長、目を覚ました 鬼たちを組織化して悪の軍団を作り世の中を恐怖のどん底に叩き落としました。」会長「おっと風向きが変わってきたな」喜緑「村人達が恐怖で眠れない日々が続くなか、魔法の国から美少女魔法使いエミリちゃんが やってきました。勇者ともに鬼たちを退治し、会長をイヌに変え、勇者と結婚して、 三人の可愛い子供に囲まれてエミリちゃんは幸せに暮らしましためでたしめでたし」会長「意味が分からん、なにがしたかったんだ?」喜緑「文芸部に対抗して生徒会でも本を出そうと思いまして、てゆうかもう作っちゃいました。 会長のポケットマネーで」会長「昨日からカードがないと思ったら。ちなみに何部刷った?」喜緑「100万部ですけど?」会長「ですけどじゃねえええ!!!こんなもん買う奴いるか!!」喜緑「います」会長「もし売れたら全裸で交番にボウリングの玉投げ込んでやるよ!!」喜緑「楽しみです♪」
[日本中が衝撃を受けた!『桃会長は悪い人』プリティエミリ著、100万部突破!大量増刷中]会長「嘘だ・・・」喜緑「さあいきましょうか」会長「うそだああああああああああ!!!」[ダダダダダ!!]喜緑「わたしから逃げられると思いましたか?」会長「ヒィィィ!脚速すぎ!!たすけてえええええええええ!!!」[ガシ!]会長「い、痛い!許してくれ!!」喜緑「だめです♪いきますよ?」会長「いやだ!!やだやだやだ・・・」[ズルズルズル]喜緑「はい、着きましたよ、これボーリングの玉です」会長「うぅぅ・・・やらないと駄目か?」喜緑「駄目です」会長「なんでもするから」喜緑「それじゃはやくやってください」会長「・・・俺も男だ!!こうなったらやってやる!!」[ヌギヌギ]喜緑「それじゃ逝ってらっしゃい」会長「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」[ゴロゴロガッシャーン!!]警官A「なんだお前は!!こら待て!!」警官B「HQ!!変態メガネを発見!!至急応援を!!」HQ「こちらHQ!至急応援を出す!!絶対に逃すな!!」会長「うおあああああああああああああああああああああああああ」喜緑「あははははははは、逃げてる逃げてる」会長「こんなところで捕まるか!!わたしは新世界の神になるんだ!!!」喜緑「あ、壊れましたね・・・会長も壊れたところだし今日は帰りますか」会長「つかまえてみろ~い」警官A「速い!!なんだあの全裸メガネは!!」
喜緑「いらっしゃいませ」会長「こんなところでなにをしているのかな?」喜緑「お一人様ですか?」会長「私の質問が聞こえなかったのか?生徒会の役員がこんなところでなにをしているのかと訊いたんだが」喜緑「おタバコはお吸いになりますか?」会長「ああ、ってあくまでもシラを切るつもりか喜緑くん」喜緑「こちらの席になります、ご注文がお決まりになったらこのボタンを押してください。ではごゆっくり」[ピンポーン]喜緑「ご注文はお決まりですか?」会長「それよりどうしてこんなところで働いているのか教えてもらおうか」喜緑「なんのことですか?生徒会とか・・・もしかして妹の知り合いですか?」会長「妹?なにを言ってるんだ」喜緑「わたし、双子の妹がいるんですよ」会長「・・・きみの名前は?」喜緑「喜緑江美瑠です」会長(これは・・・本当なのか?嘘をついているようには見えないが)喜緑「いつも妹がお世話になっています」会長「こちらこそ、しかしそっくりだな、今度妹さんと三人で食事でもどうだ?」喜緑「調子に乗っちゃいけませんよ会長の分際で、ご注文はお決まりですか?」会長「それじゃあ、アイスコーヒーをっておい!今明らかに会長って!!」喜緑「アイスコーヒーお一つでよろしいですか?」会長「生徒会役員はバイトしてはいけないって知ってるだろ?」喜緑「それでは少々お待ちを」会長(あくまでもシラをきるか・・・それならばこっちにも考えがある)喜緑「アイスコーヒーお待ちしました」会長「ああ、ありがとう。ところで妹さんは今なにをしてるのかな?」喜緑「さあ、わかりません」会長「そうそう、妹さんがいつも私につきまとってきて困っているんだ。注意しておいてくれるかな?」喜緑「いっぺん頭を検査してください。他に御用がないならこれで」会長「おい!明らかに喜緑くんじゃないか!いつまでもシラを切るなら校長に言いつけるぞ!」喜緑「仕方ありませんねぇ・・・今日は何月何日ですか?」会長「4月1日だ」喜緑「世間一般では何の日と言いますか?」会長「エイプリルフールだ」喜緑「そうです、それです」会長「なにが言いたいんだ?」喜緑「嘘ですよ、う・そ」会長「なにが嘘なんだ?」喜緑「まったく会長はお馬鹿さんですね、バイトなんて嘘ですよ」会長「嘘なのか?」喜緑「嘘です♪」会長「なーんだ嘘か、会長納得♪・・・・って馬鹿!!意味わからん!!」喜緑「まったく・・・お馬鹿さんなんだから騙されてればいいのに」会長「さっきからひどいな、エイプリルフールは暴言を吐いていい日ではないんぞ」喜緑「仕方ありません、最終手段です。えいやっ!」会長「痛い!・・・・あれ?わたしはこんなところで何を」喜緑「もう帰るんじゃなかったですか?」会長「そうなのか。それじゃあ帰るとしよう」喜緑「ありがとうございました~」会長(あれ?今喜緑くんバイトして・・・・)
喜緑「今日は偶然街で会った九曜さんを夕食に招いちゃいました」 長門「・・・・」九曜「――――」朝倉「あなたなに?人間じゃないわよね」 喜緑「こらこら二人とも、いきなりそんなジロジロ見ては失礼でしょう?」 長門「・・・フン」 朝倉「ねえあなたなんなの?面白い髪型ね」 九曜「――眉毛―」 朝倉「喧嘩売ってるのかしら?このビックリキノコさん」 喜緑「朝倉さん?今日は天蓋領域の思考を理解する貴重な機会なんですからね、喧嘩はわたしが許しません」朝倉「・・・わかったわ」 喜緑「長門さんは?」 長門「・・・了解」 喜緑「それじゃ、わたし夕ご飯作ってきますから、三人で談笑してて下さい」 [バタン、スタスタ] 朝倉「どうする?長門さん」 長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 九曜「―――――――――――――――――――――――――」 朝倉「怖いよ!なんか喋って!」 長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 九曜「――――――――――――――――――――――――――――――――」 朝倉「もう限界、助けて喜緑さん!!」[ガチャ、ガチャガチャガチャ] 朝倉「開かない!なにこれ!?」 長門「・・・押し戸」朝倉「まじで!?開いた!!」[バタン!] 喜緑「あらどうしたんですか?もうすぐできますからもうちょっと待ってください」朝倉「あの部屋怖すぎるの!!耐えられない!!」 喜緑「なにを言ってるんですかまったく、早く戻ってください」 朝倉「絶対いや!!」 喜緑「・・・わたしの言うことが聞けないんですか?」 朝倉「うぅ・・・わかったわよ」 [カチャリ] 朝倉「失礼しまーす・・・オセロ?」 長門「・・・・・・・・」パチ、カタカタ 九曜「――――――――」パチ、カタ 朝倉(ただのオセロなのに・・・なにこの迫力・・・・あ、長門さんの勝ち) 長門「・・・・・・・」 九曜「―――――――」 朝倉(また始まった・・・楽しんでるのかな?・・・・・また長門さんの勝ち) 長門「・・・・・やる?」 朝倉「ええ!?え、遠慮しとくわ」 長門「・・・・やれ」朝倉(もう!いくらバックアップだからってこの扱いはひどすぎるわ!)九曜「――――綺麗な髪」朝倉「あ、ありがとう(誉められた・・・」九曜「―――――――」パチ、カタ朝倉(もう始まってるし!仕方ない)パチ、カタ九曜「――――――――――」パチ、カタカタ朝倉(なんか喋れよ!長門さんはいつの間にか本読んでるし、早く来て喜緑さん!!)九曜「―――――」パチ、カタ朝倉(てゆーか強い!長門さんこんなのに勝ったの!?TFEIのプライドにかけて負けられないわ!!)パチ、カタカタ[ガチャ]喜緑「できましたよ、おや?オセロですか。でも冷めちゃうので早くしてください」朝倉(ちょ、黙ってろワカメ!!今思念体対天蓋領域の代理戦争してんだ!!)パチ、カタカタ喜緑「仕方ないですね、それじゃあ長門さん先にリビング行ってましょうか」長門「わかった」 [バタン]朝倉「・・・・これで終わりよ!」パチン!!九曜「―――――――」朝倉(勝った・・・)九曜「―――――)朝倉「・・・それじゃリビングいこうか、着いてきて」喜緑「終わったんですか?それじゃ頂きましょうか」朝倉「いっただきまーす」喜緑「どうですか?九曜さん」九曜「――――不味い」[ピキ――――――――――ン]朝倉(・・・空気が痛い)喜緑「・・・今なんて?」九曜「――――不味い」朝倉「会話が成立した!ってやばい!!早く謝って!!」長門「こりゃやばい」喜緑「わたしの料理が不味いですって?」九曜「――――――ゴミ」朝倉(ヒィィィィィィィ!!なんてことを!!!」喜緑「・・・・お二人とも、外に出ててくれますか?ちょっと九曜さんとお話があるので」朝倉「長門さん逃げるの早すぎ!!待って喜緑さん!今日は喧嘩しないって」喜緑「堪忍袋の緒がぶち切れました、早く逃げないと朝倉さんも被害を受けますよ?」朝倉「退避!退避!!」[バッコオオオオン!!]長門「・・・地球が」
喜緑「いらっしゃいませー、何名様ですか?」ギャルA「なんにーん?」ギャルB「しらねー、つーかバイトなんだから自分で数えろっての」ギャルC「まじつかえねーバイト」喜緑「・・・三名様ですね?こちらへどうぞ」ギャルB「最初っからそうしろよまじめんどくせーな」喜緑「ご注文が決まりましたらボタンを押してください」ギャルB「ちょっとあのバイトからかってやろうよ」ギャルC「いいねーとりあえずボタン押して呼んで」喜緑(丸聞こえです、わたしに喧嘩を売ろうなんていい度胸ですね)[バチッ!]ギャルA「いたっ!なにこのボタン!!」ギャルB「どしたの?」ギャルA「静電気みたいのきた!ふざけんじゃねーよ」[ピンポーン]喜緑「ご注文お決まりですか?」ギャルA「このボタン押したら静電気きて痛かったんだけど、どうしてくれんの!?」喜緑「どうしてくれると言われましても。ちなみに体脂肪の多い人は静電気がよくくるらしいです」 ギャルA「ああ?喧嘩売ってんのかワカメみたいな髪しやがって」ギャルC「ぎゃはははは、ワカメ」ギャルB「ワカメちゃんはタラちゃんとでも遊んでろっての」喜緑「・・・・・プチ」ギャルA「あれ?なにここ」ギャルB「なんだこれ、喫茶店は?」ギャルC「まじなんだよこれ・・・ヒィィィィ!!!」ギャルB「どうし・・・ぎゃあああああああああああああああ!!!」ギャルA「二人ともどうしたの!?・・・うわ!!お前なにしたんだよ!!」喜緑「ふふふ、わたしをワカメと言ったのが間違いでしたね。安心してください存在が消えたら恐怖も消えますから」ギャルA「いやあああああ助けて!!助けてええええええ・・・」喜緑「さ、バイトバイト」
喜緑「いらっしゃいませー(・・・こいつは確か)山根(やや!?懐かしい匂いがするな)クンクンクンクン喜緑(やっぱり!朝倉さんが言ってた突然変異型変態眼鏡だわ)山根「失礼ですが朝倉さんって知ってます?」喜緑「さあ知りません、一名様ですか?(どうしてわかったんでしょうか。ちょっと観察する必要がありますね)山根「はい」喜緑「ではこちらへ」山根(どこか朝倉さんと似ている匂い・・・これは要観察だ)喜緑(ものすごい視線を感じますね、まさかわたしの正体に気付いた?)山根(この隙がない感じも似ている・・・新しい女神か?)喜緑「ご注文がきまったらこのボタンを押してください」[ピンポーン]店長「ほら喜緑くんボーっとしない」喜緑「すいません」山根(お?キタキタ)喜緑「ご注文はお決まりですか?」山根「そうですねぇ」クンクンクンクン喜緑(わたしのデータにはないタイプの人間です、なぜかわからないけど消したくなってきました)山根「コーヒーを」クンクンクンクンクンクン喜緑(なんでしょうこの衝動は・・・抑えきれません!!)山根「どうしたんですか」クンクンクンクンクンクンクン喜緑「消えろ!!」山根「え?」[サラサラサラサラサラ]山根「う、うわあああああああああああ体がああああああああ!!!」クンクンク・・・喜緑「わたしをここまで追い込むなんて・・・恐ろしい人間でした」店長「ちょっと喜緑くん?お客さん消しちゃだめでしょ、バイト代から引いとくからね」
喜緑「がちゃがちゃきゅーとふぃぎゅあっとどとうのトラブルエ~ンジェ~ル見とれるような 造形美もっと・ちゃんと 愛でなさい・磨きなさい・拝めなさ~い!」 会長「ど、どうしたんだ急に」喜緑「まさにわたしにピッタリです、そう思いません?」会長「た、確かに(・・・今の歌声はしびれたぜ、ちょっとノッてるところなんてたまりませんなぁ!!)
喜緑「残酷な天使のように会長よ神話にな~れ~」会長「今度はエヴァか、古いぞ」喜緑「古いですって?長門さんに謝ってください」会長「なぜ長門くんに?」喜緑「あ、間違えました。綾波さんに謝ってください」会長(まちがえんなよ)喜緑「ついうっかり、で会長はなんのアニメが好きなんですか?」会長「話が飛ぶな。そうだな・・・引かないか?」喜緑「引きません」会長「約束だぞ」喜緑「約束です」会長「プリキュア」喜緑「・・・はは」会長「引いてるじゃん!!もういいよ!!」[ガチャ、スタタタ]喜緑(プリキュアは予想外すぎます、せめてセーラームーンなら)
喜緑「朝倉さんはどんなアニメが好きですか?」朝倉「ガンソード」喜緑(そのままですね)
喜緑「長門さんはどんなアニメが好きですか?」長門「涼宮ハルヒの憂鬱」喜緑(自分大好きか)
喜緑「調理実習でマラコフトルテ作ったんですけど、食べてくれます?」会長「なんだそのロシア人スパイみたいなものは」喜緑「・・・いいです忘れてください」会長「いや丁度腹が減ってたんだ、頂こう」喜緑「よかった、はいどうぞ」会長「うん美味い」喜緑「会長のために作ったんですから、残さず食べてくださいね?」会長「ああわかった」15分後会長「も、もう限界だ」喜緑「駄目です、あと122個あるんですから」会長(・・・俺はどこのフードファイターだ)
喜緑「パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?」朝倉「うーん、フライパンじゃありきたりすぎるもんね。それじゃ海パン」長門「フライパンではないのなら、サンドパン」喜緑「あ、あの・・・」朝倉「正解は?これだけ王道ななぞなぞ出したんだからもちろんちゃんとしたオチあるわよね?」長門「楽しみ」喜緑「え、あの・・イパン」朝倉「え?よく聞こえなかった。もう一回いい?」長門「楽しみ」喜緑「パン・・・パン・・・ジーパン!正解はジーパンです!」朝倉「うわぁ」長門「やっちまったな」喜緑「うぅ・・・次は負けないです」
喜緑「会長。じゃんけんしませんか?」会長「構わないがどうしてだ?」喜緑「わたしが勝ったらジュース買ってきてください」会長「わたしが勝ったらどうするんだ?」喜緑「もちろんわたしが買って来ます」会長「いいだろう」[じゃーんけーんぽん!]喜緑「それじゃ、0カロリーコーラを買って来て下さい」会長「そんなもの校内で売っていないぞ」喜緑「それなら校外で買えばいいじゃないですか」会長「ぐむぅ。仕方ない、行って来る」 1時間後会長「買ってきたぞ」喜緑「あ、会長が遅くてお茶飲んじゃったんでもう結構です」会長(わがままな喜緑くん・・・・いい)
会長「喜緑くん、じゃんけんをしないか?」喜緑「またジュースを買ってきてくれるんですか?」会長「きみが勝つこと前提で話をしないで貰いたい。今度は負けないからな」喜緑「ふふ」[じゃーんけーんぽん!]会長「むう・・・もう一回!」[じゃーんけーんぽん!]会長「まだまだ!」[ぽん!ぽん!ぽん!・・・・・」喜緑「まだやりますか?」会長「おかしい・・・一回もあいこにすらならないなんておかしいだろ!」喜緑「負け犬の遠吠えは聞こえませんね。さあ0カロリーコーラ186本買ってきてください」会長(金が足りない・・・お母さんにおこずかい前借りしなきゃ)
会長「どうしてそんなに強いんだ。裏技でもあるのか?」喜緑「筋肉、関節の動きを見ればなにを出すのかなんて簡単にわかります」会長「普通わからないと思うが・・・それじゃあ誰もきみには勝てないんじゃないか?」喜緑「わたしでも勝てない人はいます」会長「誰だ?ぜひ会ってみたい」喜緑「サザエさんです」会長「サザエさん?」喜緑「ええ、彼女は間違いなく最強のじゃんけん士でしょう」会長「よし、それじゃちょっといってくる」喜緑「どこにですか?」会長「サザエさんのところに決まってるだろう。それじゃ」[バタン]喜緑(・・・・)[ガチャ]会長「サザエさんの家を教えてくれないか?」喜緑「ぐぐれ」
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