涼宮ハルヒの融合2
そういえば、国木田と谷口の存在を完全に忘れていた。ひとまずこのみるきなる人物の事を聴いておく事にする。二時間目の間は後ろにいるみるきを警戒して、俺は特にアクションを起こさず(寝そうになって精神棒ならぬ精神本で後頭部に打撃を食らって死にそうになったが)二時間目の終わりに聴こうとしたが、何故か俺の後頭部から視線は離れてくれないし出て行くと俺をストーキン グする仕草を見せるので、どうにかみるきが何処かに行くタイミングを見計らっていたわけだが、ようやく昼休み、みるきはフラフラっと何処かへ行ってくれた。
よし、弁当食いつつ情報収集だ。「なあ。お前ら」弁当を何故か楽しそうにかき回す谷口と、反対にごく普通に弁当を食らう国木田に「涼門みるきさんについての情報を、すべて教えてくれ」と言ってみた。例によって気の毒そうな顔になる二人だったが、別に答えない義理は無いようで「彼女は・・・まぁおかしな人だ」やばいのか?「いや、お前のヤバイ基準がどの程度かは知らんが、そんなにヤバイ奴でもないとは思う」どういうことだよ。「まあ無意味なことは良くしてたぜ。友達の頭にジュースこぼしたら顔ごと舐めてジュースを除去しただとか、中学校のズラ校長のズラを外してオリーブオイル染み込ませた布巾で拭いて殴られたり、雨降らなくてあわや干ばつって時期に、校庭のど真ん中に立ってぼーっと空を見上げてなにやら呪文を唱えてたり」「雨は降ったのか?」「ヤツが立ち始めてから1時間くらいたったころ、突然入道雲が発生して大雨を降らせたとさ」巫女さんの才能もあるようだな。
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