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「10歳児」(2020/03/13 (金) 01:04:57) の最新版変更点
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<div class="main">
<div>「弟か妹ほしいな~」<br>
突然何か言い出した<br>
あまりにも唐突過ぎたので返す言葉が無い<br>
というかこいつは一人っ子なのか?どうなんだ?<br>
「あんたって妹居るわよね。<br>
可愛いと思うこととか、妹がいてよかったと思うこととかある?」<br>
これといって困ることも無ければ嫌なことも無い。<br>
どちらかというと頼ってくれている気もするので、いてよかった気もするが<br>
もう少し、静かでおとなしい妹だったら良かったのにな。<br>
そして兄のことを変なあだ名で呼ばないでほしい。<br>
いたらいたでいないほうが良いとか、上のほうが良かったとか言い出すもんだぞ。<br>
なんなら妹レンタルするが?<br>
「やめとく。あんたの妹は元気すぎるのよね、<br>
それに本当にあんたの妹かっていうくらいに素直でいい子だし。」<br>
前もこんなこといわれたが、これは喜ぶところなのか?<br>
いい子とは言われてるが、俺の妹なのにっていうのはどういったことか。<br>
じゃあどんなのがいいんだ?<br>
「そうね、まず少しおとなしくて、言うこと聞いてくれるやさしい子かな。<br>
年はあんたの妹と同じくらいでいいわ。<br>
でもずっとじゃなくて少しの間だけなら良いかな。」<br>
話がずれている気もするがまぁいいだろう<br>
ただ雑用に使いたいだけじゃないか?<br>
そうなったら俺はだいぶ楽になっていいがな。<br>
「失礼ね、私は純粋に下の子がいたら良いなって思うだけよ。」<br>
そういってまたパソコンに向かった。<br>
あいつがなんか言い出すと本当にそうなるから困るんだよな。<br>
今回に限っては無いだろうから安心できる。<br></div>
<br>
<div>
さて、今のは昨日の話だったのだが、とんでもないことが起きた。<br>
そのとんでもないことをまとめてみようと思う<br>
①服がやけにぶかぶかである<br>
②ベットが異常にでかい<br>
③目線が低くなっている<br>
④やけに非力になっている<br>
まるで10歳児くらいの体だ。ん?10歳児?<br>
ははは、まさかな<br>
昨日確かにハルヒが変なこと言い出したが、それが俺に降りかかってくるはずが無い。<br>
だってあいつは弟か妹がほしいって言っただけだぞ?<br>
俺が小さくなることを望んでいるはずが無い。はず。<br>
現実を認めたくない、絶対に。<br>
「ちょっとキョン~、いつまでねてんの~?起きなさ~い!」<br>
ハルヒの声だ。Why?なぜ?<br>
そういえば部屋の雰囲気も微妙にちがうが。<br>
「起きなさいって言ってるでしょ!!」<br>
なんだなんだ!?なにが起きたんだ?なぜハルヒがここにいる?<br>
「あんた寝ぼけてんの?ほら早く準備しなさい」<br>
とりあえず流されるしかないか。<br></div>
<br>
<div>そんなこんなで俺は今小学校にいる。<br>
どうやって小学校の場所とかを知ったかって?<br>
そんなの教科書とかに名前やらなんやら書いてあるだろ。<br>
どうやら俺はもともとこの状態ということになっているらしい。<br>
しかしどうしようか、本当にこんなことになってしまうとはな。<br>
まるでコ●ンくんみたいだ。変化前の年齢は大して変わらない。<br>
俺の場合黒い組織はハルヒなんだろうな、博士はだれだ?長門か?<br>
とにかく、今日は静かにしていよう、後で長門にでも聞こう。<br>
ちなみに、俺の苗字はしっかり涼宮になっていたぞ。だがキョンなのは変わらないんだな<br>
</div>
<br>
<div>早々にハルヒ宅帰宅した俺は電話で長門に連絡<br>
「もしもし、俺なんだが分かるか?」<br>
『………』<br>
「信じてもらえるかは分からないが大変なことになっているんだ。とにかく聞いてほしい」<br>
『状況は把握している。彼女はあなたが彼女の弟になることを望んだ。だからなった』<br>
「解決方法は無いのか?」<br>
『彼女が変化前に、一時的なものを望んだなら可能性はある。<br>
私自身にはどうにもできない。』<br>
「…わかった、ありがとう。」<br>
短かったがほとんど俺も把握できた。長門はそのままで良かった。<br>
長門にできないなら俺にも無理だろう。<br>
そりゃあ弟がいない方がいいとか思わせたら戻れるだろうが、嫌われるのもなんだかな。<br>
とりあえず、今は弟として楽しんでやろう。<br>
もう慣れてきた、どうにでもなれ。<br></div>
<br>
<div>結果だけ言おう。俺は戻ることができた。<br>
記憶とかは前の世界改変のときのように、変化後の記憶が残ってなかったので安心した<br>
前のハルヒとの会話をよく思い出してみる。<br>
確かにハルヒは少し間だけで良いとか何とか言ってた。気になるなら確認しといてくれ。<br>
とにかく、戻れてよかった。<br>
だがなかなか楽しかった。素直に楽しむことはできなかったが。<br>
一緒に風呂に入ることはできなかったが、甘えてみたら一緒に寝ることもできた。<br>
我ながら恥ずかしいことをしたもんだ。<br>
しかし、ハルヒがなぜ俺がそうなることを望んだのだろうか?<br>
あいつも寂しかったのだろうか?<br>
家に帰ったら急に大人しくなるハルヒ。想像がつかなくも無い。<br>
そうだな、たまに家に言ってやるのも良いかな。<br>
あいつの暴走を止められるかもしれないからな。<br></div>
</div>
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<div class="main">
<div>「弟か妹ほしいな~」<br />
突然何か言い出した<br />
あまりにも唐突過ぎたので返す言葉が無い<br />
というかこいつは一人っ子なのか?どうなんだ?<br />
「あんたって妹居るわよね。<br />
可愛いと思うこととか、妹がいてよかったと思うこととかある?」<br />
これといって困ることも無ければ嫌なことも無い。<br />
どちらかというと頼ってくれている気もするので、いてよかった気もするが<br />
もう少し、静かでおとなしい妹だったら良かったのにな。<br />
そして兄のことを変なあだ名で呼ばないでほしい。<br />
いたらいたでいないほうが良いとか、上のほうが良かったとか言い出すもんだぞ。<br />
なんなら妹レンタルするが?<br />
「やめとく。あんたの妹は元気すぎるのよね、<br />
それに本当にあんたの妹かっていうくらいに素直でいい子だし。」<br />
前もこんなこといわれたが、これは喜ぶところなのか?<br />
いい子とは言われてるが、俺の妹なのにっていうのはどういったことか。<br />
じゃあどんなのがいいんだ?<br />
「そうね、まず少しおとなしくて、言うこと聞いてくれるやさしい子かな。<br />
年はあんたの妹と同じくらいでいいわ。<br />
でもずっとじゃなくて少しの間だけなら良いかな。」<br />
話がずれている気もするがまぁいいだろう<br />
ただ雑用に使いたいだけじゃないか?<br />
そうなったら俺はだいぶ楽になっていいがな。<br />
「失礼ね、私は純粋に下の子がいたら良いなって思うだけよ。」<br />
そういってまたパソコンに向かった。<br />
あいつがなんか言い出すと本当にそうなるから困るんだよな。<br />
今回に限っては無いだろうから安心できる。</div>
<div>さて、今のは昨日の話だったのだが、とんでもないことが起きた。<br />
そのとんでもないことをまとめてみようと思う<br />
①服がやけにぶかぶかである<br />
②ベットが異常にでかい<br />
③目線が低くなっている<br />
④やけに非力になっている<br />
まるで10歳児くらいの体だ。ん?10歳児?<br />
ははは、まさかな<br />
昨日確かにハルヒが変なこと言い出したが、それが俺に降りかかってくるはずが無い。<br />
だってあいつは弟か妹がほしいって言っただけだぞ?<br />
俺が小さくなることを望んでいるはずが無い。はず。<br />
現実を認めたくない、絶対に。<br />
「ちょっとキョン~、いつまでねてんの~?起きなさ~い!」<br />
ハルヒの声だ。Why?なぜ?<br />
そういえば部屋の雰囲気も微妙にちがうが。<br />
「起きなさいって言ってるでしょ!!」<br />
なんだなんだ!?なにが起きたんだ?なぜハルヒがここにいる?<br />
「あんた寝ぼけてんの?ほら早く準備しなさい」<br />
とりあえず流されるしかないか。</div>
<div>そんなこんなで俺は今小学校にいる。<br />
どうやって小学校の場所とかを知ったかって?<br />
そんなの教科書とかに名前やらなんやら書いてあるだろ。<br />
どうやら俺はもともとこの状態ということになっているらしい。<br />
しかしどうしようか、本当にこんなことになってしまうとはな。<br />
まるでコ●ンくんみたいだ。変化前の年齢は大して変わらない。<br />
俺の場合黒い組織はハルヒなんだろうな、博士はだれだ?長門か?<br />
とにかく、今日は静かにしていよう、後で長門にでも聞こう。<br />
ちなみに、俺の苗字はしっかり涼宮になっていたぞ。だがキョンなのは変わらないんだな</div>
<div>早々にハルヒ宅帰宅した俺は電話で長門に連絡<br />
「もしもし、俺なんだが分かるか?」<br />
『………』<br />
「信じてもらえるかは分からないが大変なことになっているんだ。とにかく聞いてほしい」<br />
『状況は把握している。彼女はあなたが彼女の弟になることを望んだ。だからなった』<br />
「解決方法は無いのか?」<br />
『彼女が変化前に、一時的なものを望んだなら可能性はある。<br />
私自身にはどうにもできない。』<br />
「…わかった、ありがとう。」<br />
短かったがほとんど俺も把握できた。長門はそのままで良かった。<br />
長門にできないなら俺にも無理だろう。<br />
そりゃあ弟がいない方がいいとか思わせたら戻れるだろうが、嫌われるのもなんだかな。<br />
とりあえず、今は弟として楽しんでやろう。<br />
もう慣れてきた、どうにでもなれ。</div>
<div>結果だけ言おう。俺は戻ることができた。<br />
記憶とかは前の世界改変のときのように、変化後の記憶が残ってなかったので安心した<br />
前のハルヒとの会話をよく思い出してみる。<br />
確かにハルヒは少し間だけで良いとか何とか言ってた。気になるなら確認しといてくれ。<br />
とにかく、戻れてよかった。<br />
だがなかなか楽しかった。素直に楽しむことはできなかったが。<br />
一緒に風呂に入ることはできなかったが、甘えてみたら一緒に寝ることもできた。<br />
我ながら恥ずかしいことをしたもんだ。<br />
しかし、ハルヒがなぜ俺がそうなることを望んだのだろうか?<br />
あいつも寂しかったのだろうか?<br />
家に帰ったら急に大人しくなるハルヒ。想像がつかなくも無い。<br />
そうだな、たまに家に言ってやるのも良いかな。<br />
あいつの暴走を止められるかもしれないからな。</div>
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