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キョンいじめ ANOTHER END②」(2007/01/14 (日) 01:24:03) の最新版変更点

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<div class="main"> <div>「殺してやる」<br> そう俺はハルヒに言うと近くにあった椅子を片手で持ち上げた<br> 人を殺すという異常な行動に反して俺の頭の中はとても冷静だった<br> </div> <br> <div>何がハルヒに選ばれた、だ<br> 何がSOS団だ<br> 確かに楽しいときもあった<br> だがなんだこの所業は<br> ただ俺は平凡で、ちょっとばかし楽しいことがあれば良かったんだ<br> 神だろうが救世主だろうが知らん、何故俺の人生に干渉するんだ<br> なんでお前に俺の生活を脅かされなくてはいけないんだ<br> なんでお前に俺の幸せを取り上げられなくてはいけないんだ<br> </div> <br> <div> そして俺はハルヒに近づくと持っていた椅子を振り上げ<br></div> <br> <div>次の瞬間に俺は壁に叩きつけられていた<br></div> <br> <div>「落ち着いてください、キョン君」<br></div> <br> <div>古泉が俺に言う、つまりこれは古泉の仕業か<br> そうか、閉鎖空間なら力を発揮出来るんだったな<br></div> <br> <div> 「なんで止める、俺は被害者なんだ、だからこいつを断罪してやるんだ」<br> </div> <br> <div>そして再度俺は狂いの根源を潰しにかかる<br> 今度は持っていた椅子が燃えカスになった<br> はははは、そうか、俺はハルヒを殺すことが出来ないんだ<br> </div> <br> <div>ふとハルヒに目をやるとハルヒはとても怯えていた<br> まるで自分が被害者の様に<br></div> <br> <div>「何故だ、お前が全て悪いのに<br> 俺は被害者なのに、お前が加害者なのに<br> クソクソクソクソクソクソクソクソ<br> 死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ」<br></div> <br> <div>いつの間にか俺は泣き叫んでいた<br></div> <br> <div>古泉の仲裁の元に結局、俺は今、家に居る<br> 俺は何も出来なった、これからも辛い日々が続くんだろう<br> 今、俺はこの世の全てを呪っていた<br> 明日の学校に行きたくない、いや永久に行きたくない<br></div> <br> <div>妹が俺を見に来ているのが気配でわかった<br></div> <br> <div>「どうした、俺に何か用でもあるのか?」<br> 俺は平然を装う<br></div> <br> <div>「キョン君、学校で何かあったの?」<br> 的中だ、鋭い<br></div> <br> <div>「むむむ、流石は我が妹だ<br> 実はな学校の期末テストで赤点を取ってしまったんだ<br> おっと、これは父さんや母さんには秘密だぞ」<br></div> <br> <div> 俺は明るく振舞ってやる、どうやら警戒は解けたようだ<br> 妹が居なくなるのを確認するとため息をつく<br> 緊張がとけると不思議と大粒の涙がこぼれてきた<br></div> <br> <div>俺はこれからどうすればいいんだ<br> そして<br> ふと、机の上のカッターナイフが目に付いた<br></div> <br> <div>はははは、意外と出るんだな<br> そう、俺は自傷行為に手を出していた<br></div> <br> <div> 世間様はリストカットなんて呼んでいるが、そんなもんじゃない<br> 俺は死ぬつもりだ<br></div> <br> <div> この世界がハルヒの思い通りに進んでいくというのなら俺は生きている限り不幸であろう<br> だから逃げ出してやる、こんな世界こちらから願い下げだ、グッバイだ<br> </div> <br> <div>段々と意識が薄れていくのがわかる<br> もうすぐだ、もうすぐで全部終わる<br></div> <br> <div>気がつくと俺は教室で自分の席に座っていた<br> 確かに俺は死んだはずだ、何故生きている<br></div> <br> <div> 考えていると谷口が話しかけてくる、どうせ嫌がらせだろう<br> </div> <br> <div>「なー、キョン、昨日のMステ見たか?<br> まさかあそこでマイクが倒れるとは思わなかったよなー」<br> </div> <br> <div>まったくもって理解不能だ<br> なんだ、何が起こっているんだ<br></div> <br> <div>全て夢だったのか?<br> いやあの苦痛やあの感覚は夢や幻なんかではない<br></div> <br> <div> あっという間に一日が終わり放課後、古泉に呼び出された<br> </div> <br> <div>「つまり、お前の言うことをまとめると<br> 俺が死んだ世界は消滅し再構築され今、現在俺がここにいるというわけか」<br> 混乱しながらも古泉から話された事を自らまとめ、そして確認を取った<br> </div> <br> <div>どうやら俺は確実に死んだらしい<br> 地元の新聞にも取り上げられたそうだ<br> ここからが要所だ<br> 俺が死んだ事実を知ったハルヒは精神状態がおかしくなったそうだ<br> そしてハルヒは、お得意の能力で世界を分解、再構築させ<br> この一件について何もなかった世界を作ったそうだ<br> なんとも便利で身勝手な能力だ<br></div> <br> <div>「当の本人は覚えているのか?」<br> 俺は素朴な疑問を古泉にぶつけた<br></div> <br> <div>「いえ、どうやら覚えていないようですね<br> まあ、あの事については誰もが忘れたいことでしょうから」<br> 古泉が返す<br></div> <br> <div>「じゃあ何で俺らの記憶はハッキリしているんだ」<br> そんな粗のあるハルヒの能力に対する疑問をぶつけた<br></div> <br> <div> 「おそらく、二度と繰り返してはいけない為でしょう」<br> もっともな意見が帰ってきた<br></div> <br> <div> こうして微妙に納得できないまま俺達は解散した<br></div> <br> <div>そしてありふれた日常が戻ってきた<br> 相変わらずハルヒは無茶をしているし長門は無口だ<br> 朝日奈さんに限ってはドジっぷりに拍車がかかってるような気がする<br> </div> <br> <div>そう全て元通りになったんだ、これで良かったんだ<br> しかし俺のハルヒに対する私怨は、まだ消えないままだ<br> だが俺を生き返してくれた点については少しは評価してやろう<br> </div> <br> <div> この事件で色々なものを失い、その色々なものが元に戻った<br> 幾つか失ったものはあるが、これから埋めなおせばいい<br> これでいいんだ、これでハッピーエンドなんだ<br></div> <br> <div> 俺の中で一段落つけると朝日奈さんが入れてくれたお茶をすすった<br> </div> <br> <div>古泉(僕も涼宮さんのおかげで<br> キョンたんのアナルを手に入れることが出来ました、フヒヒヒヒ!感謝感謝!)<br> </div> </div> <!-- ad -->
<div class="main"> <div>「殺してやる」<br /> そう俺はハルヒに言うと近くにあった椅子を片手で持ち上げた<br /> 人を殺すという異常な行動に反して俺の頭の中はとても冷静だった</div>   <div>何がハルヒに選ばれた、だ<br /> 何がSOS団だ<br /> 確かに楽しいときもあった<br /> だがなんだこの所業は<br /> ただ俺は平凡で、ちょっとばかし楽しいことがあれば良かったんだ<br /> 神だろうが救世主だろうが知らん、何故俺の人生に干渉するんだ<br /> なんでお前に俺の生活を脅かされなくてはいけないんだ<br /> なんでお前に俺の幸せを取り上げられなくてはいけないんだ</div>   <div>そして俺はハルヒに近づくと持っていた椅子を振り上げ</div>   <div>次の瞬間に俺は壁に叩きつけられていた</div>   <div>「落ち着いてください、キョン君」</div>   <div>古泉が俺に言う、つまりこれは古泉の仕業か<br /> そうか、閉鎖空間なら力を発揮出来るんだったな</div>   <div>「なんで止める、俺は被害者なんだ、だからこいつを断罪してやるんだ」</div>   <div>そして再度俺は狂いの根源を潰しにかかる<br /> 今度は持っていた椅子が燃えカスになった<br /> はははは、そうか、俺はハルヒを殺すことが出来ないんだ</div>   <div>ふとハルヒに目をやるとハルヒはとても怯えていた<br /> まるで自分が被害者の様に</div>   <div>「何故だ、お前が全て悪いのに<br /> 俺は被害者なのに、お前が加害者なのに<br /> クソクソクソクソクソクソクソクソ<br /> 死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ死んでしまえ」</div>   <div>いつの間にか俺は泣き叫んでいた</div>   <div>古泉の仲裁の元に結局、俺は今、家に居る<br /> 俺は何も出来なった、これからも辛い日々が続くんだろう<br /> 今、俺はこの世の全てを呪っていた<br /> 明日の学校に行きたくない、いや永久に行きたくない</div>   <div>妹が俺を見に来ているのが気配でわかった</div>   <div>「どうした、俺に何か用でもあるのか?」<br /> 俺は平然を装う</div>   <div>「キョン君、学校で何かあったの?」<br /> 的中だ、鋭い</div>   <div>「むむむ、流石は我が妹だ<br /> 実はな学校の期末テストで赤点を取ってしまったんだ<br /> おっと、これは父さんや母さんには秘密だぞ」</div>   <div>俺は明るく振舞ってやる、どうやら警戒は解けたようだ<br /> 妹が居なくなるのを確認するとため息をつく<br /> 緊張がとけると不思議と大粒の涙がこぼれてきた</div>   <div>俺はこれからどうすればいいんだ<br /> そして<br /> ふと、机の上のカッターナイフが目に付いた</div>   <div>はははは、意外と出るんだな<br /> そう、俺は自傷行為に手を出していた</div>   <div>世間様はリストカットなんて呼んでいるが、そんなもんじゃない<br /> 俺は死ぬつもりだ</div>   <div>この世界がハルヒの思い通りに進んでいくというのなら俺は生きている限り不幸であろう<br /> だから逃げ出してやる、こんな世界こちらから願い下げだ、グッバイだ</div>   <div>段々と意識が薄れていくのがわかる<br /> もうすぐだ、もうすぐで全部終わる</div>   <div>気がつくと俺は教室で自分の席に座っていた<br /> 確かに俺は死んだはずだ、何故生きている</div>   <div>考えていると谷口が話しかけてくる、どうせ嫌がらせだろう</div>   <div>「なー、キョン、昨日のMステ見たか?<br /> まさかあそこでマイクが倒れるとは思わなかったよなー」</div>   <div>まったくもって理解不能だ<br /> なんだ、何が起こっているんだ</div>   <div>全て夢だったのか?<br /> いやあの苦痛やあの感覚は夢や幻なんかではない</div>   <div>あっという間に一日が終わり放課後、古泉に呼び出された</div>   <div>「つまり、お前の言うことをまとめると<br /> 俺が死んだ世界は消滅し再構築され今、現在俺がここにいるというわけか」<br /> 混乱しながらも古泉から話された事を自らまとめ、そして確認を取った</div>   <div>どうやら俺は確実に死んだらしい<br /> 地元の新聞にも取り上げられたそうだ<br /> ここからが要所だ<br /> 俺が死んだ事実を知ったハルヒは精神状態がおかしくなったそうだ<br /> そしてハルヒは、お得意の能力で世界を分解、再構築させ<br /> この一件について何もなかった世界を作ったそうだ<br /> なんとも便利で身勝手な能力だ</div>   <div>「当の本人は覚えているのか?」<br /> 俺は素朴な疑問を古泉にぶつけた</div>   <div>「いえ、どうやら覚えていないようですね<br /> まあ、あの事については誰もが忘れたいことでしょうから」<br /> 古泉が返す</div>   <div>「じゃあ何で俺らの記憶はハッキリしているんだ」<br /> そんな粗のあるハルヒの能力に対する疑問をぶつけた</div>   <div>「おそらく、二度と繰り返してはいけない為でしょう」<br /> もっともな意見が帰ってきた</div>   <div>こうして微妙に納得できないまま俺達は解散した</div>   <div>そしてありふれた日常が戻ってきた<br /> 相変わらずハルヒは無茶をしているし長門は無口だ<br /> 朝日奈さんに限ってはドジっぷりに拍車がかかってるような気がする</div>   <div>そう全て元通りになったんだ、これで良かったんだ<br /> しかし俺のハルヒに対する私怨は、まだ消えないままだ<br /> だが俺を生き返してくれた点については少しは評価してやろう</div>   <div>この事件で色々なものを失い、その色々なものが元に戻った<br /> 幾つか失ったものはあるが、これから埋めなおせばいい<br /> これでいいんだ、これでハッピーエンドなんだ</div>   <div>俺の中で一段落つけると朝日奈さんが入れてくれたお茶をすすった</div>   <div>古泉(僕も涼宮さんのおかげで<br /> キョンたんのアナルを手に入れることが出来ました、フヒヒヒヒ!感謝感謝!)</div> </div>

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