「鶴屋いじめ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

鶴屋いじめ」(2007/01/12 (金) 00:43:08) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<div class="main"> <div>鶴屋「おーい、みくるぅ」<br> みくる「……」<br> 鶴屋「どーしたんだいっ?元気が無いよっ」<br> みくる「……」<br> 鶴屋「あっ、この坂道でつかれてんだねっ、この通学路めがっさ辛いよねっ」<br> みくる「……」(早足になる)<br> 鶴屋「待ってよ、みくるぅー」<br></div> <br> <div>ガラガラ<br> 鶴屋「オッハヨウッ」<br> 女子A「おいっ、朝からうるせぇんだよ」<br> 鶴屋「あっ、ごめんよっ」<br> 女子A「ほら、みくるちゃん」<br> みくる「は、はい……あのぅ」<br> 鶴屋「みくるぅ、めがっさ早足だったから追いつけなかったにょろ、で何々?」<br> みくる「その…もう私に話し掛けないで下さい。迷惑です」<br> 鶴屋「えっ、どうしたの?みくる」<br> 女子A「お前、私らに無視されるからっていつもみくるちゃんに付きまとって<br>    みくるちゃんが可哀想だろ。」<br> 女子B「みくるちゃんは気が弱いからずっと我慢してたんだよ。」<br> 鶴屋「そっそんな違うよね、みくる」<br> みくる「…話し掛けないで」<br> 鶴屋「そんな…そんなの嘘にょろ」<br> 女子A「お前さ、いい加減気付いたらキモイんだよ。存在自体が」<br> 女子B「そうそう、いつも大声で『にょろにょろ』言って頭おかしぃんじゃね」<br> 女子A「キモーイ♪キモーイ♪」<br> クラス一同「キモーイ♪キモーイ♪」<br> 鶴屋「ウッ…」<br> 女子B「あ~あ、泣きながらどっか行っちゃったよ」<br> 女子A「しかし、泣き顔すらキメェなあいつは」<br> クラス一同「アハハ」<br></div> <br> <div>鶴屋家にて<br></div> <br> <div> 鶴屋(そんな、みくるまで…今日はもう学校行きたくないっさ)<br> 鶴屋母「学校はどうしたのです?」<br> 鶴屋「あっ、母様、今日は体調が悪くてお休みさせて…」<br> 鶴屋母「あなたは成績が悪くて高校受験失敗したのですよ」<br> 鶴屋「はい、分かって…」<br> 鶴屋母「分かっていません、あなたのお蔭で私やお父様が親族の間でどれほど<br>    肩身の狭い思いをしているか」<br> 鶴屋「…はい、すみません」<br> 鶴屋母「あなたのいとこ達は皆進学校でトップの成績なのですよ、悔しくないのですか」<br> 鶴屋「……すみません」<br> 鶴屋母「あなたを次期当主にしていいか議論されている程です」<br> 鶴屋「…はい」<br> 鶴屋母「分かっているならあの程度の高校主席で卒業し、東大にでも行きなさい」<br> 鶴屋「分かりました」<br> 鶴屋母「いつも返答だけは一人前ですね、さっさと学校に行きなさい」<br> 鶴屋「…行って参ります」<br></div> <br> <div> 鶴屋母「全くどうしてこんな出来の悪い子が産まれたのかしら」<br> 鶴屋(ごめんなさい、ごめんなさい母様…)<br></div> <br> <br> <div>教室にて<br></div> <br> <div> 女子A「おいおい、もう昼休みだってのに何しに来たんだよ?」<br> 女子B「大遅刻して大物きどりなのか、あ~キモイ、キモイ」<br> 鶴屋「…」(弁当取り出す)<br> 女子B「遅刻した上に弁当喰う気かよ」<br> 女子C「あっと、足が滑った」<br> 鶴屋「あっ!!」<br> グシャ<br> 女子A「あ~あ、C鶴屋の弁当落としちゃったよ」<br> 女子C「ハハハでも、大丈夫だろ」<br> 女子A「たしかに鶴屋なら床に落ちても喰えるからな」<br> 女子B「ほら、喰えよ。もったいねぇだろ」<br> 女子C「犬食いしろ、犬食い」<br> 鶴屋「嫌っ、やめてっ、離してよ!!やっ、やめるにょろ!!」<br> 女子A「キモッ、出たよ『にょろ』」<br> 女子B「そんなにょろにょろが好きならミミズでも喰うか」<br> 女子C「いいなそれ、明日男どもに用意させてこいつに喰わそう」<br> 女子A「明日の昼飯が楽しみだな、なぁ鶴屋」<br> 鶴屋「グスッ…もう、もう嫌にょろ」<br> 女子A「泣きながらにょろ言ってるよ、キメェ」<br> 一同「アハハハ」<br></div> <br> <div> 鶴屋(もうダメ、家も学校も…あっ、ハルにゃん。あの子達なら私を受け入れてくれるっ<br>   みくるだって、あいつらに脅されて仕方なしだったにきまってるっさ)<br> </div> <br> <div>放課後 文芸部室前<br></div> <br> <div>鶴屋(さすがにちょっと緊張しちゃうねっ)<br> ハルヒ「よし、決まりよ。今度のSOS団合宿は湖ね」<br> 鶴屋(あっ、またうちの別荘使わせてあげるって流れで入ろっ)<br> キョン「宿とかどうすんだよ」<br> ハルヒ「古泉くん、孤島の時みたいに誰か知り合いいない?」<br> 古泉「探してみますが、今週末ではちょっと厳しいですね」<br> 鶴屋(いよいよ、私の出番だねっ)<br> キョン「また鶴屋さんにでも聞いてみるか?湖の別荘持ってそうだし」<br> ハルヒ「いや、それは避けたいのよね」<br> キョン「どうしてだ?」<br> ハルヒ「今回はSOS団で行きたいの、それにあの人どうもうるさくてね」<br> キョン「お前が言うなよ。でも確かにちょっとウザイな」<br> ハルヒ「みくるちゃんごめんなさいね、友達の悪口言っちゃって」<br> みくる「いいですよ、私も本当は苦手なんです。何かというと私にかまってきて<br>    ちょっと煩わしいなと思ってたんです。」<br> 古泉「あなたが人を嫌うとは珍しいですね」<br> みくる「嫌いじゃないですよ、ただちょっと鬱陶しいなと思ってるだけです」<br> 古泉「それを嫌ってると言うんですよ、朝比奈さん。僕も彼女はどうも…ね」<br> みくる「え?え?嫌いと鬱陶しいは違いますよ。長門さんはどう思います?」<br> 長門「……目障り」<br> キョン「長門ヒデェな、ハハハ」<br> 一同「アハハハ」<br></div> <br> <div>その日、学校で飛び降り自殺が起こった。<br> その事件は地元紙の片隅に小さな記事として掲載されたが<br> 皆すぐに忘れてしまったという<br></div> </div> <!-- ad -->

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: