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長門VSみくる<br /> -----------------------------------<br /> 部室のドアをノックする。<br /> 返事はないが声が聞こえる、言い争っている。<br /> あわてて部室に入る、<br /> 入った瞬間に硬直する、思いもよらない光景がそこにあった。<br /><br /> 「…どういうつもり」<br /> 「こ、これが、最適解なんですぅ」<br /><br /> 長門と朝比奈さんが言い争っていた、<br /> いや、長門が朝比奈さんに詰め寄っていたという方が正確か。<br /> 俺が部室に入った事をまったく気付いていない、二人にとってそんな事はどうでもいいようだ。<br /> 朝比奈さんはいつに無く真剣な眼差しで長門を見据えている、<br /> 長門は冷たく無機質な瞳で朝比奈さんを射抜く。<br /> 長門の右腕が変形し剣のように伸び鋭くなる、そして朝比奈さんに切りつける。<br /> あっと思った瞬間、朝比奈さんはいなくなった、消えた、いや、長門の後ろに立っていた。<br /> 朝比奈さんは、えい! と言いながら長門を突き飛ばし、<br /> 長門はバランスを崩しつつも、鋭利な刃物と化した右腕を朝比奈さんにふるう。<br /> 朝比奈さんは又消え、次に現れた場所は長門の頭上だった。<br /> そのまま長門に体当たりしマウントポジションをとる。<br /><br /> 長門の上に乗った朝比奈さんは、長門の頭を抱え唸り(うなり)はじめる。<br /> 力が抜けたようになる長門。<br /><br /> その時部室のドアが開き、<br /> 「そこまでよ、朝比奈みくる。」<br /> 突然の声、そこには喜緑江美里。<br /><br /> 朝比奈さんはあきらめたような表情をし、長門を放し、<br /> 喜緑さんを見つめる。いつもの表情じゃない、厳しく睨み付けている、<br /><br /> 「私をみくびらないでくださぁい!<br />  長門さんでも喜緑さんでも、よ よ 容赦はしません!<br />  心中します!かかって来て下さぁい!」<br /><br /> にらみ合い対峙する、朝比奈さんと長門&喜緑さん。<br /><br /> やばい、そう思った俺はなんとかしようと、声をかける<br /> なんでもいい、この場をなんとかしなければ。<br /><br /> 「長門、女の子がお転婆しちゃだめだ、椅子に座れ。<br /> 喜緑さん、なにかご依頼でしょうか、、、まあ、お茶でもどうぞ。<br /> 朝比奈さん、お茶いただけませんか?」<br /><br /> やっと、俺の存在にづいた三人は、急に表情をやわらげ、<br /> 「…迂闊」と言いつつ席に座り本を読み、<br /> 「実は、今彼の会長が、元彼が部長をやっていたコンピ研を。。。」<br /> 「はい! 玉露のいいのをこの間買ってきたんで淹れますね!!」<br /><br /> やれやれ<br /> -----------------------------------
<p>長門VSみくる<br /> -----------------------------------<br /> 部室のドアをノックする。<br /> 返事はないが声が聞こえる、言い争っている。<br /> あわてて部室に入る、<br /> 入った瞬間に硬直する、思いもよらない光景がそこにあった。<br /> <br /> 「…どういうつもり」<br /> 「こ、これが、最適解なんですぅ」<br /> <br /> 長門と朝比奈さんが言い争っていた、<br /> いや、長門が朝比奈さんに詰め寄っていたという方が正確か。<br /> 俺が部室に入った事をまったく気付いていない、二人にとってそんな事はどうでもいいようだ。<br /> 朝比奈さんはいつに無く真剣な眼差しで長門を見据えている、<br /> 長門は冷たく無機質な瞳で朝比奈さんを射抜く。<br /> 長門の右腕が変形し剣のように伸び鋭くなる、そして朝比奈さんに切りつける。<br /> あっと思った瞬間、朝比奈さんはいなくなった、消えた、いや、長門の後ろに立っていた。<br /> 朝比奈さんは、えい! と言いながら長門を突き飛ばし、<br /> 長門はバランスを崩しつつも、鋭利な刃物と化した右腕を朝比奈さんにふるう。<br /> 朝比奈さんは又消え、次に現れた場所は長門の頭上だった。<br /> そのまま長門に体当たりしマウントポジションをとる。<br /> <br /> 長門の上に乗った朝比奈さんは、長門の頭を抱え唸り(うなり)はじめる。<br /> 力が抜けたようになる長門。<br /> <br /> その時部室のドアが開き、<br /> 「そこまでよ、朝比奈みくる。」<br /> 突然の声、そこには喜緑江美里。<br /> <br /> 朝比奈さんはあきらめたような表情をし、長門を放し、<br /> 喜緑さんを見つめる。いつもの表情じゃない、厳しく睨み付けている、<br /> <br /> 「私をみくびらないでくださぁい!<br />  長門さんでも喜緑さんでも、よ よ 容赦はしません!<br />  心中します!かかって来て下さぁい!」<br /> <br /> にらみ合い対峙する、朝比奈さんと長門&喜緑さん。<br /> <br /> やばい、そう思った俺はなんとかしようと、声をかける<br /> なんでもいい、この場をなんとかしなければ。<br /> <br /> 「長門、女の子がお転婆しちゃだめだ、椅子に座れ。<br /> 喜緑さん、なにかご依頼でしょうか、、、まあ、お茶でもどうぞ。<br /> 朝比奈さん、お茶いただけませんか?」<br /> <br /> やっと、俺の存在にづいた三人は、急に表情をやわらげ、<br /> 「…迂闊」と言いつつ席に座り本を読み、<br /> 「実は、今彼の会長が、元彼が部長をやっていたコンピ研を。。。」<br /> 「はい! 玉露のいいのをこの間買ってきたんで淹れますね!!」<br /> <br /> やれやれ<br /> -----------------------------------</p>

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