「愛してくれて、愛して暮れて～プロローグ～」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">光陰矢のごとしとはよく言ったもので、俺たち</font><span><font size="4">SOS団こと涼宮ハルヒと愉快な仲間たちによる奇想天外吃驚仰天、ある意味阿鼻叫喚とも言える数々の事件から早３年が過ぎた。<br />
思い返してみればかなり充実した日々とも言えなくもない、というかかなり充実していたと思えるあの高校生活も今では思い出の中での話になってしまった。</font></span></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">卒業、入学、成人…と様々なイベントをを迎えた後、ふとした瞬間に『あぁ、俺も年とったんだなぁ』などと思うこともあるものの、まだ大学生の俺にとってそれはひよっこの安易な感傷に過ぎないことは言うまでもない訳だが、それでも高校生活が時折恋しくなるのはやはり俺自身があの時間を満喫していたことに他ならない。</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">高校卒業後の<span>SOS団といえばそれぞれが相応の大学へ進学したが、それがSOS団解散へ繋がるかというけったいな話しになる訳はなく、月に何度か会っては適当に暇を潰していたりする。</span></font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><br /><font size="4">はてさて。</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">ここまで長々とそれなりに卒業から今までの話をズラズラ並べた訳なのだが、実のところ今回の話に<span>SOS団は大して絡まなかったりする。</span></font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">―――いや、まぁ絡んでないといえば若干違う気もするのだが。</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">正直、<span>SOS団が発足していなくてもひょっとしたら今回の話は成り立ったのではないか、とも思うのだが、それはこの話に関わった全ての人々に失礼な考え方でもある。</span></font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">思えば、あの再開だって仕組まれたものかもしれないし、ひょっとしたら神様のチカラとやらかもしれない。</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">ただまぁ、一つ言えることが在るとするのであれば。</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="4">これが、俺と佐々木の話だって事だ。</font></div>
