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涼宮ハルヒの仮入部~グリークラブ編~」(2020/03/12 (木) 14:01:32) の最新版変更点

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<div class="main">「あっ!榊君だ!」<br> 「榊君今日もかっこいーー!!」<br> 女の子の声が今日も聞こえてくる。<br> 僕が今日もかっこいい?<br> フッ、当然さ。<br> 僕より美声で、かっこいい人なんて、僕が知りたいぐらいさ。<br> <br> さて、今日も部活に行くとしよう。<br> 僕が入部した部活はグリークラブ、別名男声合唱団。<br> なぜここに入部したか。<br> 理由は簡単なことさ。僕のこの美しい声を最大限に発揮できる場所。<br> それが、この部活と判断したからさ。<br> それに、ここなら僕のかっこよさも特に際立ってしまうようだ。<br> 感謝しなよ先輩方。僕のおかげで女の子の観客が増えるだろうからさ。<br> <br> そして、僕が入部してから1週間、入学してからは2週間たつその日。<br> 僕と同じクラスの女子生徒が一人、部室に入ってきた。<br> <br> 涼宮ハルヒ<br> <br> 噂によると、中学のときは奇人変人な人間だったらしい。<br> それは、自己紹介の言葉からしてもだいたい、想像できることだ。<br> も一つ、噂によると、さまざまな部活に仮入部しているとのことだ。<br> だけど、ここはグリークラブだぞ?<br> <br> いろいろ言われているこの子もしょせん女の子。<br> 僕の美貌に惹かれたようだね。<br> マネージャーになるそうだが、それは僕に近づくため。だろ?<br> <br> 部長もまんざらでもない様子だ。<br> 「よし、じゃあ一度今から僕たちの合唱を見てもらおう」と言ってきた。<br> しかたない、彼女のためにも僕もやらせてもらうことにしよう。<br> 「部長、僕も参加させてもらえないでしょうか?」<br> 「でも、君はまだ入部したばかりじゃないか。確かに、君は素晴らしい才能の持ち主だが」<br> 「一度確認してみたいのです。僕の実力を。先輩方に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、ここはどうか・・・」<br> 「分かった、じゃあ君は、そこに立ってくれ」<br> 僕は部長に言われた場所に立つ。<br> <br> この状態なら、涼宮さんとも向かい合わせだ。<br> ほら、思ったとおり涼宮さんは僕のほうばかり見てる。<br> と、その時、涼宮さんはポケットから何かをとりだした。<br> ん?何だあれは?<br> 『観察対象:榊』<br> ほほー、僕のことをちゃんと見ようとしてくれてるんだね。<br> <br> と思っていると、指揮者が腕をあげ、曲が始まった。<br> じっくり聞いていてくれ。<br> <br> 曲はあっと言う間に終わってしまった。<br> 僕としては、もうちょっと歌いたかったんだけどね。<br> まあいいさ、僕の実力を分かってもらうには今ので十分だ。<br> <br> 「どうだった?」<br> 歌が終わると、すぐに部長が涼宮さんに感想を聞きにいった。<br> 「そうね、まあかっこいいんじゃない」<br> おいおい、部長は僕についての感想ではなく、歌についての感想を聞きたいんだぞ。<br> 嬉しい言葉だけどね。<br> <br> 「まっ、あたしは興味ないけど」<br> ・・・・・あれ?どういうことだこれは!!<br> ただたんに、素直じゃないだけか?<br> そうだよな、そうに決まってるさ。かわいい子だ。<br> <br> その後、すぐに涼宮さんは去ってしまった。<br> 他の部活が仮入部ばかりなのに、ここに入るのも不自然だと思ったのだろうか?<br> 本当に素直じゃない。<br> <br> そして、なぜか次の日から、同じクラスメートの不細工、きもい、変態、な男の山根という男につけまわされることになった。<br> なんだか、むこうも嫌々つけまわしている感じなのだが・・・<br> それよりも気になったのが、こないだの涼宮さんが持っていた紙と同じ紙を持っているということだ。<br> そして、よくよく見てみると、『観察対象:榊』の上に、<br> 『アイドル研究部』と書いてある。<br> くそ、あの女は僕のことが気になって観察してたわけじゃないのか。<br> まあいいさ、僕には他にも女の子が黙ってるだけでよってくるんだからね。<br> <br> おっと、いつもの手芸部3人がやって来たようだ。<br> <br> 終わり<br></div> <!-- ad -->
<div class="main">「あっ!榊君だ!」<br /> 「榊君今日もかっこいーー!!」<br /> 女の子の声が今日も聞こえてくる。<br /> 僕が今日もかっこいい?<br /> フッ、当然さ。<br /> 僕より美声で、かっこいい人なんて、僕が知りたいぐらいさ。<br /> <br /> さて、今日も部活に行くとしよう。<br /> 僕が入部した部活はグリークラブ、別名男声合唱団。<br /> なぜここに入部したか。<br /> 理由は簡単なことさ。僕のこの美しい声を最大限に発揮できる場所。<br /> それが、この部活と判断したからさ。<br /> それに、ここなら僕のかっこよさも特に際立ってしまうようだ。<br /> 感謝しなよ先輩方。僕のおかげで女の子の観客が増えるだろうからさ。<br /> <br /> そして、僕が入部してから1週間、入学してからは2週間たつその日。<br /> 僕と同じクラスの女子生徒が一人、部室に入ってきた。<br /> <br /> 涼宮ハルヒ<br /> <br /> 噂によると、中学のときは奇人変人な人間だったらしい。<br /> それは、自己紹介の言葉からしてもだいたい、想像できることだ。<br /> も一つ、噂によると、さまざまな部活に仮入部しているとのことだ。<br /> だけど、ここはグリークラブだぞ?<br /> <br /> いろいろ言われているこの子もしょせん女の子。<br /> 僕の美貌に惹かれたようだね。<br /> マネージャーになるそうだが、それは僕に近づくため。だろ?<br /> <br /> 部長もまんざらでもない様子だ。<br /> 「よし、じゃあ一度今から僕たちの合唱を見てもらおう」と言ってきた。<br /> しかたない、彼女のためにも僕もやらせてもらうことにしよう。<br /> 「部長、僕も参加させてもらえないでしょうか?」<br /> 「でも、君はまだ入部したばかりじゃないか。確かに、君は素晴らしい才能の持ち主だが」<br /> 「一度確認してみたいのです。僕の実力を。先輩方に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、ここはどうか・・・」<br /> 「分かった、じゃあ君は、そこに立ってくれ」<br /> 僕は部長に言われた場所に立つ。<br /> <br /> この状態なら、涼宮さんとも向かい合わせだ。<br /> ほら、思ったとおり涼宮さんは僕のほうばかり見てる。<br /> と、その時、涼宮さんはポケットから何かをとりだした。<br /> ん?何だあれは?<br /> 『観察対象:榊』<br /> ほほー、僕のことをちゃんと見ようとしてくれてるんだね。<br /> <br /> と思っていると、指揮者が腕をあげ、曲が始まった。<br /> じっくり聞いていてくれ。<br /> <br /> 曲はあっと言う間に終わってしまった。<br /> 僕としては、もうちょっと歌いたかったんだけどね。<br /> まあいいさ、僕の実力を分かってもらうには今ので十分だ。<br /> <br /> 「どうだった?」<br /> 歌が終わると、すぐに部長が涼宮さんに感想を聞きにいった。<br /> 「そうね、まあかっこいいんじゃない」<br /> おいおい、部長は僕についての感想ではなく、歌についての感想を聞きたいんだぞ。<br /> 嬉しい言葉だけどね。<br /> <br /> 「まっ、あたしは興味ないけど」<br /> ・・・・・あれ?どういうことだこれは!!<br /> ただたんに、素直じゃないだけか?<br /> そうだよな、そうに決まってるさ。かわいい子だ。<br /> <br /> その後、すぐに涼宮さんは去ってしまった。<br /> 他の部活が仮入部ばかりなのに、ここに入るのも不自然だと思ったのだろうか?<br /> 本当に素直じゃない。<br /> <br /> そして、なぜか次の日から、同じクラスメートの不細工、きもい、変態、な男の山根という男につけまわされることになった。<br /> なんだか、むこうも嫌々つけまわしている感じなのだが・・・<br /> それよりも気になったのが、こないだの涼宮さんが持っていた紙と同じ紙を持っているということだ。<br /> そして、よくよく見てみると、『観察対象:榊』の上に、<br /> 『アイドル研究部』と書いてある。<br /> くそ、あの女は僕のことが気になって観察してたわけじゃないのか。<br /> まあいいさ、僕には他にも女の子が黙ってるだけでよってくるんだからね。<br /> <br /> おっと、いつもの手芸部3人がやって来たようだ。<br /> <br /> 終わり</div>

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