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「「涼宮ハルヒの憂鬱ってタイトルか・・・」ってタイトルか」(2009/07/01 (水) 22:46:49) の最新版変更点

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ある日、俺は本屋に行った。高校生になったことだし本を読み始めてみようかと思ったからである。まぁビギナーなので今回はラノベにするのだが・・・。そこで一冊の本と出会った</div>
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<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「『涼宮ハルヒの憂鬱ってタイトルか・・・』ってタイトルか、なんじゃそりゃ？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
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ペラペラっと本を捲ってみると主人公は俺と同じあだ名で、登場人物は俺の知り合いと同姓同名ばかり</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">なんか良くない予感を感じがしたがとりあえず買ってみることにした</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">家に帰ってさっそく本を読み始める</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">キョン妹「キョン君ごはんだよー！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「俺はあとで食うよ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">キョン妹「キョン君お腹痛いの？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「いや、ちょっと忙しいんだ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">キョン妹「ふーん、ハンバーグなくなっちゃっても知らないよー？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「俺の分も食っていいぞ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">キョン妹「・・・・変なキョン君～」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">夕食どころじゃねぇよ、なんだこの胸糞悪い話は・・・・</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">読み始めて3時間くらいで読み終えた、内容をまとめると</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
俺と同じあだ名の主人公は中3の冬に「涼宮ハルヒの憂鬱」って本を見つける。その「涼宮ハルヒの憂鬱」って本も登場人物は俺の知り合いと同姓同名ばかり。その本は気晴らしで読んだ1冊で終わるはずだったのだが、主人公は高校入学するとその本と同じような出来事が頻発してすぐにその本はこれから始まる自分の高校生活を著したものだと知る。主人公はその奇怪な状況に浮かれ、自分を「予知能力者」と設定しハメをはずした行動をする。主人公の周りはその本に忠実なのだが、主人公はその本とはまったく違う行動をするのだ。そしてその本と現実のズレが大きくなり最後には世界が滅亡してしまう</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">というものだ。</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">なぜ世界が滅亡してしまうかということを説明しよう</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
「涼宮ハルヒの憂鬱ってタイトルか・・・」のヒロインも作中の「涼宮ハルヒの憂鬱」のヒロインも俺の良く知る涼宮ハルヒと同じく神様だ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
俺の推測だが「涼宮ハルヒの憂鬱」の物語の展開は、俺がハルヒと出会ってから俺が閉鎖空間でハルヒとキスして世界を救うあの消えてほしい記憶までとまったく同じだ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
そして「涼宮ハルヒの憂鬱ってタイトルか・・・」の主人公は自称「予知能力」でデリカシーのない質問とかしまくってハルヒに嫌われちまうらしい</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
そうするとハルヒに閉鎖空間に一緒に行くことを願われず、ハルヒにキスする人物がいなくなってしまったため世界が崩壊してしまったらしい</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
俺ではないはずなのにすごく恥ずかしくなってきた。てか「涼宮ハルヒの憂鬱」ってマジで俺たちの日々じゃねぇか、こんな偶然あるわけない。明日長門とか古泉とか朝比奈さんに聞いてみよう。それと、ハルヒには知られないようにしないと</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">次の日の部活、幸いにもまだハルヒはきていない</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「この本を見てくれ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「おや、あなたが本を持ってくるとは珍しいですね」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「んなことはどうでもいい、とりあえずペラペラとめくってくれ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「んふっ、わかりました」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「長門と朝比奈さんも一緒に」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「わかりました」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「わかった」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「これは・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「これ私じゃないですか！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「ただの本じゃないだろ？詳細はスレの最初を読んでくれ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「ん～・・・涼宮さんが望んだのでしょうか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「こんな偶然あるわけないだろ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
長門「涼宮ハルヒによるものではない、彼女は狂ったあなたも自分の伝記も望んでいない。」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「情報統合思念体の情報操作でもないんですね？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「ない」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「では、まったくの偶然と考えたほうが得策ですね。これ以上考えても答えが見つかるものではありません。」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「でもなぁ・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「とりあえず、このことは涼宮さんには内密に。こんなに現実とシンクロした本を読んでしまって我々の正体は本の中と同じで、自分には力があると信じてしまったら大変ですからね。それはもう知っていると同義ですから。」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
みくる「涼宮さんもそろそろ来るでしょうし、この話は今はここまでということで・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「わかりました。」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「あ、そういえば茶葉を切らしていたので買いに行ってきますね」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「行ってらっしゃい、朝比奈さん」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">バタン</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「ではいつものようにオセロでもしましょうか」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「その前に俺トイレ行っていいか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「それなら僕もご一緒しますよ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「なんでだよ？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「んふっ、友情を深めようと思いまして」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「顔が近いんだよ気持ち悪い」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「失礼しました」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「じゃ～長門、俺たちがトイレに行ってる間にハルヒが来たらよろしくな」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「わかった」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「遅れてゴメンね！！ってあれ？有希だけ？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・」コク</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「まったく、どこで油売ってんのよ・・・ん？この本なに？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「それは読んではいけない」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「どうして？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「とにかく読んではいけない」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「読むなって言われると余計に読みたくなってきたわ！」ペラペラ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「あ・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「お、私と同姓同名なんて珍しいわね・・・ん？キョンも？</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">　　　　てか、私の知り合いと同姓同名ばっかりじゃない！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「単なる偶然」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「そ、そう？まぁ有希がそういうならそうよね」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ペラペラ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
ハルヒ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃｗｗｗｗｗｗなにこのキョンすんごいキモいしウザいｗｗｗｗｗｗ実際にこんなことやったら蹴り飛ばしてやるわよ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「攻略本持ってるくせになにが予知能力者よｗｗｗｗｗｗ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ガチャ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「お、ハルヒ来てたのか・・・ってなんでその本読んでる！？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「これあんたの？すんごい傑作だわｗｗｗｗｗ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「返せ！」バシッ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「ちょっとなにすんのよ！まだ最初のほうしか読んでないのよ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「これは読んじゃダメだ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「どうして？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「うっ・・・・実は・・・これ官能小説なんだ！！！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「はぁ？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
「こ、古泉は母子家庭監禁レイプものが好きらしくてな、その本は俺が古泉に紹介してやったんだ。だからお前は読んではいかん！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「ちょｗｗｗｗｗｗｗ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「そ、そんなものを神聖なる部室に持ってこないでよ！！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
「お、俺たちは健全な男子高校生だ！！さっきだって部室に俺と古泉と長門の3人しかいないとき2対1の妄想したんだぞ！！親友とエロトークして何が悪い！？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「わ、わかったわよ、うるさい」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「す、涼宮さん・・・そういうことなので・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「ひっ！」ビクッ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「・・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
ハルヒ「まぁいいわ、でもその主人公が歓喜するほどの高校生活ってどんなのかしら？気になるわ！よしきめた！あたし『涼宮ハルヒの憂鬱』を探してくる！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「は？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><span> </span></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
ハルヒ「『涼宮ハルヒの憂鬱ってタイトルか・・・』ってのがあるなら、『涼宮ハルヒの憂鬱』もあるはずよ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ガチャ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「ただいま帰りました」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「お、みくるちゃん！来てそうそう悪いけどあたしこれから本探しに行くから！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「おい！ちょっと待て！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「じゃ～今日は解散！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">そう言うとハルヒは出ていった</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「何かあったんですか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「あの本を読まれてしまいました・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「ふぇ！？ど、どうしましょう・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「『涼宮ハルヒの憂鬱』はまだこの世にはない」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「しかし彼女が望めば・・・ですよね長門さん？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「お願いですからひかないでください、こっちだって鬼畜ホモはさすがに辛いんです」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「き、きちくほも！？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「もう！！キョン君のせいだからねっ！！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「・・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「何でもないです」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「とりあえずまだ大丈夫」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「じゃ～今日は解散か」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「わかりました」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「うひゃ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「ただいま」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">キョン妹「おかえりキョン君！今日はご飯一緒に食べれる？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「おう、昨日の夜の分も食べないとだからな」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">キョン妹「やったー！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
しかしどうしようもねぇな、ハルヒのあの目は本気だ。もう発売は決定したようなもんじゃねぇか。ハルヒが本当の神様として仏壇に飾られるのも時間の問題だな</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">キョン妹「今日はロールキャベツだって！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「おいしそうだな」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
妹よ、お兄ちゃんはもうすぐ神様の弟子になっちゃうかもしれない。そしたら精進しないとだから今日はおいしく食べような</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">次の日の教室</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「涼宮ハルヒの憂鬱は見つかったか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「ふふ～ん、どうかしらねぇ～」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">この様子だと見つかったのか・・・？</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">放課後の部室</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「今日の涼宮さんはどうでしたか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「なんか浮かれてるみたいだったぞ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「ということはまだ読んではいませんねぇ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「どうしてそうわかる？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「他人に自分の人生を詳しく書かれるのは気持ちいいとは思えません」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「なるほど」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「ところで母子家庭における内職は刺身のタンポポ作りが（ｒｙ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「お待たせ！！今日はみんなに大ニュースよ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「やっぱ見つかったのか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「『涼宮ハルヒの憂鬱』は一週間後に発売らしいわよ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">まだ手に入れてないか。よし、まだ一週間ある</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「もう楽しみで仕方ないわ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">そしていつもの部活</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「パタン」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「今日は解散！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒが帰った後、俺たちは残って対策を練った</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「一週間でなにができる？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「涼宮さんの興味を失わせるにしても説得できるような口述はありませんね。ネタバレは本の内容からして使えないですし・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「私はもう手を打った」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「ほう・・・なんですか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「角川書店に発売中止を求める脅迫文書を差出人不明で2万4536通送った」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「ふぇ～長門さんさすがです」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「しかし規模こそは大きいが、ただのいたずらとして処理されちまうんじゃねぇか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「大丈夫、脅迫に信憑性を持たせることに成功した」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「どうやって？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
長門「日本の大手出版企業および印刷業者の倉庫全部に火を放った。情報操作により報道される可能性はない、安心して」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「ちょｗｗｗｗｗ5日後に俺の生きがいであるCOMIC LO発売なのにｗｗｗｗ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「こみっくえるおーってなんですか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「いや、なんでもないです」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「うほーいｗｗｗｗｗキョン君、個人的には10歳～12歳が（ｒｙ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「まぁ、これで発売に支障をきたすだろう」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">しかし俺はハルヒを侮っていた</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">次の日の部活</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
ハルヒ「またまた大ニュースよ！！『涼宮ハルヒの憂鬱』の発売が明日になったの！土曜日だから朝一番でいっちゃうわよ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">なん・・・だと・・・？</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「古泉、これは予想外だぞ」ヒソヒソ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「ええ、しかし本はすべて焼き払いましたし・・・」ヒソヒソ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「でも、発売決定ってことは在庫があるんじゃないのか？」ヒソヒソ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「これも涼宮さんの力・・・」ヒソヒソ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「ん？私がどうかしたの？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
「そうだよなぁ！古泉、スク水は肩の部分が細くて肩甲骨が見えるのが最高だよな～ははははｗｗｗｗｗ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「いや、個人的には小4あたりの子が見栄はってブラつけちゃうほうが最高ですよｗｗｗｗｗまったいらなのに胸をはっちゃうとかｗｗｗｗｗそのプライドを崩してみたいです！！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「・・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「・・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「・・・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「あれれぇ～？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">そして今日もいつもの部活</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「パタン」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ハルヒ「今日は解散！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「やっぱハルヒの力なのか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「おそらく」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「でも、本は焼いちゃったはずです」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
長門「私が情報操作で火を放ったのは昨日の午後4時37分、しかし発売予定日が明日になったため書籍の出荷が昨日の午後12時から始まったことにされた」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「ってことはまさか・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「4時間と30分の間にかなりの量の本が出荷された」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「ふぇぇぇ～」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「どうやら水際で止めるしかなさそうですね、集積所を一ヶ所一ヶ所、トラックを一台一台炎上させるよりは我々の周辺の書店に的を絞って入荷してから阻止すべきだと」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「なぁ、出荷が早まったならLOも無事か？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「その書籍の発売予定日は変わらないはず」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「そうか・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「でも火は危ないですよ、書店は人が多いところにあるのですし」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「だったら売れる前に全部買うってのは？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「北口駅の半径2km以内には書店が13店舗ある」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「それにお金が・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「う・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「では涼宮さんに尾行をつけて涼宮さんがいこうとしている書店を割り出し、購入班に連絡する。そして購入班は書店に先回りし、本を買い占める。お金は機関の予算から出します。世界の存続がかかっているので・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「尾行は誰がやるんだ？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「機関の人間にやってもらいます。そのほうが何かと融通がきくでしょう」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「涼宮さんが誰かから借りるって可能性は？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「可能性は0に等しい。涼宮ハルヒとその間柄にいる人物は極めて少ない」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「とにかくやるだけやってみましょう」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">次の日の午前8時、北口駅前</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「おや、今日は遅刻しないのですね？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「そりゃぁ世界を背負ってんだからな」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「でもさすがにまだ早いんじゃないですか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「古泉一樹、涼宮ハルヒの様子は？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「今、聞いてみます」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉『森さん、聞こえますか？』</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「聞こえているわ、まったく朝っぱらからどうしてこんなことしなきゃなのよ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉『世界のためです、涼宮さんの様子は？』</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「今は朝食を摂っている」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉『そうですか、ではなにか動きがあったらよろしくお願いします』</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ピッ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「まったくなんで部下にこき使われなきゃなのよ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「涼宮さんはまだ朝食のようです」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「そうか、まだ時間があるか・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">午前8時30分</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">Prrrr</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「はい」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森『古泉、涼宮ハルヒが外出した』</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「わかりました、尾行を続けてください」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森『涼宮ハルヒは北口駅と反対の方向に向かっているわ』</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「そっちの方向には書店はないはずですが」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ビラ配り「よろしくお願いします」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「ふぇ？ああっ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「朝比奈さんどうしましたか？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「このチラシ・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「嘘だろ！？ハルヒの家の近くに本日TSUTAYAがオープンだと！？」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「おそらくは涼宮ハルヒが望んだもの」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「古泉！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「森さん、涼宮さんは今日オープンする近所のTSUTAYAに向かいます。我々では間に合いません。阻止してください。そこさえ阻止すれば涼宮さんは北口駅に来ざるをえないはずです」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森『でも私は今日そんなに金を持っていないわよ！』</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「マッチがあるじゃないですか」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森『わかったわ・・・身元引受人を準備しといて』</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「ご武運を祈ります」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「冗談じゃないわ。古泉、これは重大なミスよ。あとでおしおきしてあげる」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">9時TSUTAYAオープン</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「走れば間に合う！ラノベコーナーは・・・・あった！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">チッ、シュボッ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">客「わぁぁぁぁ！！！何してんだよ！！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">客「店員呼べ店員を！！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「がたがた騒ぐんじゃないわよ！世界がかかってるのよ！！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">客「キャー！！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「はやく燃え尽きろ！はやく！消火器がきちゃう！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">パチパチッ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「よし！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">店員「お客さん、ちょっと裏のほうまで・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「はい・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「古泉・・・私上手くやったわ・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉『ありがとうございます』</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">森「戻ったらおしおきだからね・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
ハルヒ「開店早々ボヤ騒ぎなんて不運な店ね・・・仕方ないわ、北口駅前まで行かなくちゃ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
古泉「森さんがTSUTAYAを阻止しましたがこれから涼宮さんは単独です。しかし涼宮さんが来るまでまだ時間があります。その間に北駅口駅前の書店のうちで「涼宮ハルヒの憂鬱」を入荷したとみられる4店舗を片付けておきましょう。おそらくこの4店舗巡ってもなかったらあきらめるでしょう。」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">紀伊国屋書店</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「すいません！この本の在庫ありったけ下さい！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">店員「は、はい！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「ふぇ、重いです・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「まだ一店舗目ですよ」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・」ヒョイッ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">八重州ブックセンター</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「す、すいません！こ、この本をあるだけくださーい！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「2店舗目でこの重さかよ・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「まだ半分です」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・」ヒョイッ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">ジュンク堂書店</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「この本をありったけください」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「おわっ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「ぬぉぉぉぉぉ！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「・・・・・」ヒョイッ</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">未来屋書店</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">長門「この本を全て」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">みくる「おらよっと！」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">古泉「さすがにキツイですね」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">「ああ・・・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">北口駅構内</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">
ハルヒ「なんでどこもないのよ、まだ午後11時なのにどこも売り切れてるなんて・・・。</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;">そんなに注目されてる作品なのかしら？もう帰ろう・・・」</div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"> </div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><span style="font-size:10.5pt;"><font size="3">鶴屋さん「あれぇ～？そこにいるのはハルにゃんじゃないかっ！」</font></span></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「あ、鶴屋さん！って朝帰り！？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">鶴屋さん「まぁ、そんなとこだねっ！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「へ、へぇ・・・」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">鶴屋さん「いや～楽しかった！親戚のチビッ子たちはもうめがっさ元気さっ！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「あ～そういうことね・・・・」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">鶴屋さん「ところで隣の市の本屋でおもしろい本見つけたさっ！これ登場人物がハルにゃんとかキョンくんとかと名前が同じでめがっさ似ているにょろ！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「！！鶴屋さん、これ貸して！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">鶴屋さん「へ？べつにかまわないさっ！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「ありがとう！それじゃバイバイ！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">鶴屋さん「ハルにゃんはあいかわらず元気だにょろ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">駅前</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">古泉「本の回収後、僕が駅前の様子を伺っていると涼宮さんは我々が本の回収を終えた10分後に駅前に現れ、我々が本を回収した4店の書店を巡って何も購入せずに駅に入っていきました」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「ついにやったな・・・」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">古泉「はい、これで世界は救われました。在庫はおそらく当分はないでしょう。あと我々が回収した本は機関のほうで処分します」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">みくる「でも涼宮さんの力で在庫が増えたりはしないんですかね？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">長門「今のところそのような動きはない」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「まぁハルヒも高校生なんだし我慢くらいできるだろ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">古泉「では今日は解散しましょう、お疲れ様でした」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">みくる「お疲れ様でした」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">長門「おつかれ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「おつかれさま」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「ただいま」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">キョン妹「おかえり！お昼ごはん食べた？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「いや、今日はまだだ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">キョン妹「じゃ～一緒に食べよう！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「おう、食べるぞ！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">こうして俺はまた家族とおいしくものを食べられる。今日の昼食は休日だけあって手抜きだが格別においしく感じられる。明後日の学校もきっと平和なんだろうな</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">月曜日の学校、今日のハルヒはやはり不機嫌なようだ</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「本は手に入ったか？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「手に入れたわよ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">なんですと！？</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「ど、どうやってだ？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「買いにいったらどこも売り切れていたんだけど、鶴屋さんとばったりあったら本を貸してくれたの。隣の市で買ったらしいわ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">それはどうしようもないなぁ・・・お手上げだ。ハルヒ神様誕生おめでとう</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「本はもう読んだのか？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「読んだわよ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「どうだった？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「ダメね・・・あんなに現実離れした話があるわけないわ。確かに登場人物は私たちと同姓同名で似てていてやっていることも同じようだけど、所詮は空想の世界よ。」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「ほう・・・」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">あれ？</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「だって古泉君が超能力者で謎の組織に所属していていつかあたしが見た夢にでてきたような巨人と戦っているわけないじゃない。しかもその巨人はあたしの欲求不満の表れだとか・・・私もそこまで子供じゃないわよ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">そっか・・・俺たちの中では当たり前になっていることは一切ハルヒには見えないんだったな</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「みくるちゃんが未来人で時間を遡って私を監視しているわけないじゃない。どう見ても魔法少女って言われたほうが信じたくなるわ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">まぁそうだが、現実なんだよ・・・</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「有希が宇宙人？宇宙人ならあたしたちもう食べられてるわ。読書好きな文学少女タイプの宇宙人なんてどこの秋葉原よ？あんな華奢な体で特殊能力とか使ったら体が壊れるじゃない」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">俺はその華奢な少女に何回も助けられたか弱い男なんだが</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「そしてあたし、あたしの望みがいつも叶うならどうしてこの世界はもっとおもしろくならないの？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">いやもう十分叶ってますよ、知らないだけで・・・</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「お前はあの本の中に行きたいと思うか？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「そうとは思わないわ。」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「でもこの世界は楽しくないんだろ？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「あの本の世界のほうが楽しくなさそうよ、自分の身近な人たちは自分を監視するために自分の近くにいるなんて知ったらショックじゃない。あたしのひとつひとつの行動でギクシャクするのよ？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">何もいえない・・・</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「でもあたしは宇宙人、未来人、超能力者を信じるわ」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「どうしてだ？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「だってそのほうが楽しそうだからよ！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">結局それか</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「そうか・・・そういえばなんでお前は不機嫌なんだ？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">今回の俺たちは骨折り損だったな・・・ハルヒは「涼宮ハルヒの憂鬱ってタイトルか・・・」の主人公のように要所要所が同じだとか、似ているだとかの理由で全てを知った気になるような人間ではない。ハルヒ自身は物事の真意を見たことないのにそうだと信じ込む愚かさを弁えている</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「だってあの本の中のあたしはキョンのことが好きみたいじゃない・・・」ボソッ</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">「へ？」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">ハルヒ「なんでもないわよ！」</font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3"> </font></div>
<div style="margin:0mm 0mm 0pt;"><font size="3">おわり</font></div>
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