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「うっうーーーーー!! 第3章」(2009/05/02 (土) 01:11:14) の最新版変更点
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<p>俺の懐にはナイフが握られる。</p>
<p>俺の力は、震えはじめる。</p>
<p>世界は、鼓動である。</p>
<p>人の心は、鼓動によって、粉々となる。</p>
<p>世界とは、</p>
<p> 「意識なき、にくたい……」</p>
<p>この意識なき肉体に、意識やどるとき</p>
<p>それが</p>
<p> 「そうつまり」</p>
<p>俺は、マシーンを操る存在</p>
<p> 「高きにたち」</p>
<p>そう、</p>
<p> 「宇宙よ」</p>
<p>そう、</p>
<p> 「大地よ」</p>
<p>俺は、探している<br />
かつて、俺が生み出したもの<br />
マシーン</p>
<p>俺が操るもの<br />
その名は</p>
<p> 「 」</p>
<p>俺は、今、向かっている。<br />
あらゆる場所にむかっている。</p>
<p>アメリカ、フランス</p>
<p> 「世界がっ」<br />
唐突に、隣を歩いている少女の首を、<br />
俺はナイフで凪いだ。<br />
信じられない、という顔をして少女の首が落ちていく</p>
<p> 「インターフェイス、再生」</p>
<p>関係ない。<br />
俺には関係ない。<br />
一切の呪文は、俺には向こう。</p>
<p>少女は首から血を吐きながら、倒れていく。</p>
<p> 「宇宙人の侵略は、阻止する」</p>
<p>その時、既に、俺には判っていた。</p>
<p> 「この時代に侵略者がいる」</p>
<p>俺の、ビジタリアー感覚が、既にそれをとらえていた。<br />
いや、俺は、千年前からそれを知っていた。<br />
俺は、十六だが、</p>
<p> 「俺の認識は時空を超える」</p>
<p>少女の肢体が俺の背後に去る。<br />
人々はうまい具合にいなかった。</p>
<p>そう、向かわねば。</p>
<p> 「ガッコウ?」</p>
<p>俺は、理解する。<br />
宇宙人侵略の拠点、それは</p>
<p> 「キタコウ」</p>
<p>今、俺の正義のフィジカルバトルが始まる。</p>
<p>俺は、英雄。<br />
宇宙からの侵略者を、滅ぼす。<br />
英雄。<br />
確かに<br />
優れた言葉<br />
宇宙<br />
それが俺の敵<br />
判っていた事。</p>
<p>そう、既に、俺は</p>
<p> 「うおおおうおう」</p>
<p>俺は、新しいナイフを抜き出した。<br />
ナイフは数本ある。</p>
<p> 「ナイフ三本、ガッコウ」</p>
<p>俺には、既に、見えていた。</p>
<p> 「宇宙人を退治するため、ガッコウで、ナイフ三本」</p>
<p>英雄としての宿命、それが見えていた。<br />
やがて、キタコウの生徒たちが見えてきた。<br />
坂の上に</p>
<p> 「侵略基地がある」</p>
<p>俺は、さざ波のように冷静だった。<br />
核兵器、それすらも、無力な相手</p>
<p>だが、</p>
<p>英雄とは、ナイフ一本で、アメリカにも勝利する存在を言う</p>
<p> 「世界、叫ぶ」<br />
シャウイン<br />
再び、俺のナイフが振るわれる。</p>
<p>少女の首が落ちる。</p>
<p>この学校、やはり、多くいる。</p>
<p>シュウイン<br />
シャウイン</p>
<p>恐ろしい。<br />
この学校。ほとんどの生徒が人間ではない。</p>
<p>シャウウウウイン</p>
<p> 「お前なにをしている」</p>
<p>教師、か?<br />
宇宙人の味方をするものも、また。</p>
<p>シャウイイン</p>
<p>首が落ちる。</p>
<p> 「ひええええええ」</p>
<p>髪の長い、童女のようだが、体が発達した女が腰を抜かしている</p>
<p> 「お前、宇宙人じゃない」</p>
<p>俺は、通り過ぎようとする</p>
<p> 「うん? お前?」</p>
<p>時代の侵略者か。<br />
だが、こいつは無害。</p>
<p>俺は見過ごす。</p>
<p>シャウイイン<br />
シャウイン<br />
俺は、世界を切り取る。</p>
<p>世界は正常化した。</p>
<p>目の前の少女も首をかしげて歩き出す。</p>
<p> </p>
<p>そう英雄は目立ってはいけない。</p>
<p>世界を切り取る技</p>
<p> 「リセット・ワールド」</p>
<p>今殺した宇宙人たちは、元々いなかったことになる。</p>