「キョンは歴史に欠かせない人物でした プロローグ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p>春。</p>
<p>高校卒業後、俺たちは皆大学に進んだ。</p>
<p>残念ながら、ハルヒの力はまだまだ健在らしい。</p>
<p> ハルヒと長門は一緒に東京大学。いわゆる東大に通っているらしい。さすがと言えばさすがだが・・・。</p>
<p>なぜ、授業を寝ていた奴が東大なんていけるんだ?と聞いた俺に帰ってきた返答はこうだ。</p>
<p>「あんたとは頭の中身が違うのよ!あんたは神様にでも頼んで永遠に服従しますとでも言わないと無理ね」</p>
<p>などと、言ってきた。・・・ツッコミ所は腐るほどあるが、それだけは断固拒否する。</p>
<p>ハルヒに服従なんてできるか。</p>
<p>くそ。忌々しい。あー忌々しい。</p>
<p> それと朝比奈さんは、カナダの大学に行くということになったらしい。</p>
<p>未来へ帰ったのか?ハルヒの力はあるというに。にしても、なぜカナダなのだろうか・・・。</p>
<p>朝倉もいるんだよな・・・ハルヒは信じているから本当にいるのかもしれないな。人間として。</p>
<p> 古泉は県内の国立大学に進んだ。くそ。なぜみんな頭がいいんだ!</p>
<p>どうせ、ハルヒは神様の力で、長門は情報操作で、古泉は機関の後ろ盾で受かったんだろう!</p>
<p>そうだ!そうに違いないな!!</p>
<p>・・・ヤバイ、空しすぎる。</p>
<p> 俺はどこかって?そこら辺にある様な私立大学さ。偏差値?聞くな。</p>
<p>そんなこんななで、大学生活もあっという間に終わり、大学を卒業した俺は、新入社員として、あるソフト開発会社に勤め始めた。</p>
<p>職場は上司も鼻くそほじくって、サボってるようなやつでもなく、同期のやつらもいいやつだ。</p>
<p> まあ、それなりの生活を送っているだけど。</p>
<p>どうやら、ハルヒも落ち着いてきているようで、俺の出番は高校の間で十分だったようだ。</p>
<p>悲しい気もするが、これが普通なんだよな。そうだ。</p>
<p>俺はこれから一般人として歩んでいくんだな。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>そんな事を考えていた俺はすっかりハルヒに鍛えられた第六感というものが働かなくなっていたようだ。</p>
<p>少し、足の骨折の後のリハビリをしている人の気持ちにかなり近い感覚を味わうことになるのだ。</p>
<p>違うかもしれないが。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>それは、俺が就職して二ヶ月ほどたった夏になりかけのころだ。</p>
<p>俺は何年も音沙汰なしだった(と、言っても大学に入ってからは谷口ぐらいとしか話してないもんな・・・</p>
<p>あ、谷口も俺と同じ大学だ)</p>
<p>ソイツからかかってきたんだ。</p>
<p>「よう、久しぶりだな」</p>
<p> </p>
<p>春。</p>
<p>高校卒業後、俺たちは皆大学に進んだ。</p>
<p>残念ながら、ハルヒの力はまだまだ健在らしい。</p>
<p> ハルヒと長門は一緒に東京大学。いわゆる東大に通っているらしい。さすがと言えばさすがだが・・・。</p>
<p>なぜ、授業を寝ていた奴が東大なんていけるんだ?と聞いた俺に帰ってきた返答はこうだ。</p>
<p>「あんたとは頭の中身が違うのよ!あんたは神様にでも頼んで永遠に服従しますとでも言わないと無理ね」</p>
<p>などと、言ってきた。・・・ツッコミ所は腐るほどあるが、それだけは断固拒否する。</p>
<p>ハルヒに服従なんてできるか。</p>
<p>くそ。忌々しい。あー忌々しい。</p>
<p> それと朝比奈さんは、カナダの大学に行くということになったらしい。</p>
<p>未来へ帰ったのか?ハルヒの力はあるというに。にしても、なぜカナダなのだろうか・・・。</p>
<p>朝倉もいるんだよな・・・ハルヒは信じているから本当にいるのかもしれないな。人間として。</p>
<p> 古泉は県内の国立大学に進んだ。くそ。なぜみんな頭がいいんだ!</p>
<p>どうせ、ハルヒは神様の力で、長門は情報操作で、古泉は機関の後ろ盾で受かったんだろう!</p>
<p>そうだ!そうに違いないな!!</p>
<p>・・・ヤバイ、空しすぎる。</p>
<p> 俺はどこかって?そこら辺にある様な私立大学さ。偏差値?聞くな。</p>
<p>そんなこんななで、大学生活もあっという間に終わり、大学を卒業した俺は、新入社員として、あるソフト開発会社に勤め始めた。</p>
<p>職場は上司も鼻くそほじくって、サボってるようなやつでもなく、同期のやつらもいいやつだ。</p>
<p> まあ、それなりの生活を送っているだけど。</p>
<p>どうやら、ハルヒも落ち着いてきているようで、俺の出番は高校の間で十分だったようだ。</p>
<p>悲しい気もするが、これが普通なんだよな。そうだ。</p>
<p>俺はこれから一般人として歩んでいくんだな。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>そんな事を考えていた俺はすっかりハルヒに鍛えられた第六感というものが働かなくなっていたようだ。</p>
<p>少し、足の骨折の後のリハビリをしている人の気持ちにかなり近い感覚を味わうことになるのだ。</p>
<p>違うかもしれないが。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>それは、俺が就職して二ヶ月ほどたった夏になりかけのころだ。</p>
<p>俺は何年も音沙汰なしだった(と、言っても大学に入ってからは谷口ぐらいとしか話してないもんな・・・</p>
<p>あ、谷口も俺と同じ大学だ)</p>
<p>ソイツからかかってきたんだ。</p>
<p>「よう、久しぶりだな」</p>
<p> </p>