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「みくるの反抗(仮)」(2020/08/17 (月) 15:54:04) の最新版変更点
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<p><em>※グロ・BAD END注意</em></p>
<p> </p>
<hr /><p>ここは部室。<br />
今日もいつものようにハルヒのいいように扱われているみくる。<br />
「みくるちゃん、お茶」<br />
<br />
「…はい、ただいま」<br />
そういうとみくるは、ハルヒにお茶をいれて、渡した。<br />
しかし、みくるは心の中で嫌なものは嫌とはっきり言いたいと、強く思っていた。<br />
次第に彼女をこき使うハルヒの態度に、憎しみを抱くようになった。<br />
それがついに爆発するときが来る。<br />
<br />
その数分後。<br />
「みくるちゃん、これ着けてみようか」<br />
そういってハルヒが袋から取り出したのは、スクール水着だった。<br />
みくるは思い切って彼女に言った。<br />
「着けたくありません」<br />
その一言に彼女の動きはピタリとやみ、<br />
態度と表情が変わった。<br />
どす黒い声で、<br />
「なんですって? もう一度言ってみなさいよ」<br />
「だから、着けたくありま…」<br />
「ふざけないで!!私は団長よ!!はっきり言うわ!!<br />
あんたに自由なんてない!!<br />
認めないわ!!あたしに歯向かおうなんて<br />
10年早いわ!!」<br />
「私は涼宮さんのおもちゃじゃありません!!」<br />
「いいえ、あんたはあたしのおもちゃよ!!文句ある!?」<br />
<br />
この言葉に、みくるは切れた。<br />
これまで湧いたことのない怒り。<br />
抑えていた感情もコントロールできない<br />
状態にまで落ち込んでいた。<br />
彼女は、ハルヒの顔を2,3発殴り、<br />
その衝撃でハルヒは壁に頭をぶつけ、倒れた。<br />
ハルヒはみくるの方をギロッと見て、<br />
「な、何するのよ!!」<br />
「あなたは私のことを散々いいように利用して、<br />
キョンくんも、古泉くんも、長門さんも。<br />
あんたのわがままに振り回されて、<br />
みんな疲れてるんだよ。<br />
人の意見も聞かない。<br />
人の迷惑も考えない。<br />
そして私に対する態度も生意気。<br />
許せない」<br />
そういいながらみくるは、ハルヒを思いっきり<br />
蹴ったり殴ったりした。<br />
<br />
みくるの態度に恐れをなしたのか、ハルヒは<br />
「…やめて、みくるちゃん<br />
…私が悪かったから……、<br />
<br />
今までやったこと全て謝るから………、<br />
許して…、<br />
なんでもするから…」<br />
<br />
その一言でみくるは殴ったり蹴ったりするのを<br />
ピタリとやめた。<br />
「本当になんでもするの?」<br />
<br />
「えぇ…」<br />
<br />
「ふ~ん、何でも……ねぇ…」<br />
ふと考えたみくる。その姿を見て<br />
ハルヒは、恐怖心を抱いていた。<br />
それが現実になるとは<br />
ハルヒも思わなかっただろう。<br />
<br />
考えがまとまったのか、みくるは、<br />
あるものを彼女のカバンから取り出した。<br />
<br />
それは、ナイフだった。<br />
みくるは刃先をハルヒの方に向けて、言った。<br />
「だったら、あなたの血を、見せてちょうだい」<br />
みくるはどんどん彼女に近づく。<br />
「い、……いや、お願い…、来ないで、やめて!!」<br />
<br />
「さようなら。涼宮さん」<br />
その瞬間、<br />
<br />
肉を切り裂く音。同時にポタッ、ポタッと床に水滴が落ちるような音も<br />
聞こえた。<br />
<br />
銀の刃がハルヒの胸を貫き、<br />
その刃先はなめらかに曲がっているところが下、<br />
真っすぐになるところが上になっていた。<br />
みくるはその刃をグッと上に上げた。<br />
「あぁっ!!…」<br />
ハルヒは口から赤いものを吐きだし、傷口からも<br />
深紅の液体がにじみ出て、着ている制服も赤く染まっている。<br />
みくるはそれを抜くと、ハルヒはすとん、と<br />
ひざをつけた後、ドサッと倒れた。<br />
床は赤い血で溢れ、鉄のようなにおいが部室を覆っている。<br />
「……ひどい、ひどい…よ………、<br />
みく…る……ちゃん、……何で…………」<br />
<br />
「痛いでしょう?これがあなたに受けた心の痛みよ。<br />
あなたが悪いのよ」<br />
次第にハルヒの体が衰弱しきっていき、<br />
「い、……いたい、み…………く…………る…ちゃ<br />
…………ん」<br />
やがてハルヒは、目を閉じ息を引き取った。<br />
<br />
それをみたみくるは<br />
「あらあら、かわいい寝顔。風邪引くわよ。<br />
涼宮さん」<br />
クスッと笑った。<br />
<br />
ナイフに付いた血を見てこう呟いた。<br />
「涼宮さんの血ってどうしてこんなに<br />
きれいなのかしら」と。<br />
<br />
今度はその血をなめてまた呟いた。<br />
「涼宮さんの血、おいしい…。<br />
フフフフフフフ……」<br />
みくるは笑いながら、ナイフをカバンにいれ、<br />
指紋がついていそうなところをハンカチで拭いて、<br />
部室から出た。<br />
その後、みくるの行方は誰も知らない。<br />
<br />
-BAD END-</p>
<p><em>※グロ・BAD END注意</em></p>
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<hr />
<p>ここは部室。<br />
今日もいつものようにハルヒのいいように扱われているみくる。<br />
「みくるちゃん、お茶」<br />
<br />
「…はい、ただいま」<br />
そういうとみくるは、ハルヒにお茶をいれて、渡した。<br />
しかし、みくるは心の中で嫌なものは嫌とはっきり言いたいと、強く思っていた。<br />
次第に彼女をこき使うハルヒの態度に、憎しみを抱くようになった。<br />
それがついに爆発するときが来る。<br />
<br />
その数分後。<br />
「みくるちゃん、これ着けてみようか」<br />
そういってハルヒが袋から取り出したのは、スクール水着だった。<br />
みくるは思い切って彼女に言った。<br />
「着けたくありません」<br />
その一言に彼女の動きはピタリとやみ、<br />
態度と表情が変わった。<br />
どす黒い声で、<br />
「なんですって? もう一度言ってみなさいよ」<br />
「だから、着けたくありま…」<br />
「ふざけないで!!私は団長よ!!はっきり言うわ!!<br />
あんたに自由なんてない!!<br />
認めないわ!!あたしに歯向かおうなんて<br />
10年早いわ!!」<br />
「私は涼宮さんのおもちゃじゃありません!!」<br />
「いいえ、あんたはあたしのおもちゃよ!!文句ある!?」<br />
<br />
この言葉に、みくるは切れた。<br />
これまで湧いたことのない怒り。<br />
抑えていた感情もコントロールできない<br />
状態にまで落ち込んでいた。<br />
彼女は、ハルヒの顔を2,3発殴り、<br />
その衝撃でハルヒは壁に頭をぶつけ、倒れた。<br />
ハルヒはみくるの方をギロッと見て、<br />
「な、何するのよ!!」<br />
「あなたは私のことを散々いいように利用して、<br />
キョンくんも、古泉くんも、長門さんも。<br />
あんたのわがままに振り回されて、<br />
みんな疲れてるんだよ。<br />
人の意見も聞かない。<br />
人の迷惑も考えない。<br />
そして私に対する態度も生意気。<br />
許せない」<br />
そういいながらみくるは、ハルヒを思いっきり<br />
蹴ったり殴ったりした。<br />
<br />
みくるの態度に恐れをなしたのか、ハルヒは<br />
「…やめて、みくるちゃん<br />
…私が悪かったから……、<br />
<br />
今までやったこと全て謝るから………、<br />
許して…、<br />
なんでもするから…」<br />
<br />
その一言でみくるは殴ったり蹴ったりするのを<br />
ピタリとやめた。<br />
「本当になんでもするの?」<br />
<br />
「えぇ…」<br />
<br />
「ふ~ん、何でも……ねぇ…」<br />
ふと考えたみくる。その姿を見て<br />
ハルヒは、恐怖心を抱いていた。<br />
それが現実になるとは<br />
ハルヒも思わなかっただろう。<br />
<br />
考えがまとまったのか、みくるは、<br />
あるものを彼女のカバンから取り出した。<br />
<br />
それは、ナイフだった。<br />
みくるは刃先をハルヒの方に向けて、言った。<br />
「だったら、あなたの血を、見せてちょうだい」<br />
みくるはどんどん彼女に近づく。<br />
「い、……いや、お願い…、来ないで、やめて!!」<br />
<br />
「さようなら。涼宮さん」<br />
その瞬間、<br />
<br />
肉を切り裂く音。同時にポタッ、ポタッと床に水滴が落ちるような音も<br />
聞こえた。<br />
<br />
銀の刃がハルヒの胸を貫き、<br />
その刃先はなめらかに曲がっているところが下、<br />
真っすぐになるところが上になっていた。<br />
みくるはその刃をグッと上に上げた。<br />
「あぁっ!!…」<br />
ハルヒは口から赤いものを吐きだし、傷口からも<br />
深紅の液体がにじみ出て、着ている制服も赤く染まっている。<br />
みくるはそれを抜くと、ハルヒはすとん、と<br />
ひざをつけた後、ドサッと倒れた。<br />
床は赤い血で溢れ、鉄のようなにおいが部室を覆っている。<br />
「……ひどい、ひどい…よ………、<br />
みく…る……ちゃん、……何で…………」<br />
<br />
「痛いでしょう?これがあなたに受けた心の痛みよ。<br />
あなたが悪いのよ」<br />
次第にハルヒの体が衰弱しきっていき、<br />
「い、……いたい、み…………く…………る…ちゃ<br />
…………ん」<br />
やがてハルヒは、目を閉じ息を引き取った。<br />
<br />
それをみたみくるは<br />
「あらあら、かわいい寝顔。風邪引くわよ。<br />
涼宮さん」<br />
クスッと笑った。<br />
<br />
ナイフに付いた血を見てこう呟いた。<br />
「涼宮さんの血ってどうしてこんなに<br />
きれいなのかしら」と。<br />
<br />
今度はその血をなめてまた呟いた。<br />
「涼宮さんの血、おいしい…。<br />
フフフフフフフ……」<br />
みくるは笑いながら、ナイフをカバンにいれ、<br />
指紋がついていそうなところをハンカチで拭いて、<br />
部室から出た。<br />
その後、みくるの行方は誰も知らない。<br />
<br />
-BAD END-</p>