「特捜TFEIナガトーソン」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「特捜TFEIナガトーソン」(2008/09/08 (月) 23:03:38) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
<p> 帰り道、突然後ろから腕を掴まれて振り返ると、そこに居たのは佐々木の一味の周防九曜だった。<br />
「――見つ――けた――」 <br />
あー、俺はお前とかくれんぼをしていたつもりはないのだが?<br />
「――あなたを――人質にすれば――涼宮ハルヒを――おびき寄せるのは――容易――」<br />
……いきなり不穏なセリフを吐くのはやめてくれるか?<br />
って、足が……動かない?<br />
「――何が――何でも――ついてきて――もらう――」<br />
宇宙人はどいつもこいつもインチキパワーを使いやがるのか。<br />
3度目ともなれば、さすがに今度ばかりは覚悟を決めるべきか。<br />
そんな考えが頭をよぎった、その時だった。 <br /><br />
何とも形容しがたい風切り音が一体に響きわたり、俺と周防の間の足元に何かが飛んできて突き刺さった。<br />
それと同時に、俺を足を動かなくさせていたインチキパワー攻撃が止んだ。<br />
これは……本の栞?<br />
俺と周防は、思わず栞の飛んできた方向に目をやる。<br /><br />
突然の稲光に、こちらへと歩いてくる小柄な少女のシルエットが浮かび上がった。<br />
つむじ風に、紫がかったショートカットの髪を揺らしながら。<br />
少女は羽織っていたカーディガンを脱ぎ捨てると、セーラー服の胸ポケットから眼鏡を取り出す。<br />
……長門だ!<br />
「彼女の接近を感知できなかったのはわたしのミス。謝罪する。」<br />
心なしか申し訳なさそうな表情をしたと思えば、今度は周防を睨みつける。<br />
「彼はわたしが守る。あなたたちの好きにはさせない。」<br />
AIをアップデートでもされたのか、いつもと比べて妙に表情豊かな長門に若干戸惑わざるを得ないが、<br />
……現時点では最も心強い味方であることには違いない。<br /><br />
長門は眼鏡をかけるやいなや、毅然として言い放つ。<br />
「Nagatorson、For justice!」<br /><br /><br /><br />
特捜TFEIナガトーソン保守</p>