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innocent world ~ Side Story - どうやら、男三人は『同期』について話し合うようです - ~ ①」(2008/08/22 (金) 03:31:38) の最新版変更点

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<p><br />  ※ キ「えぇ~っと、この対談に登場する古泉は『カオス古泉』という名で出てくるらしい」<br />    カ「それは、なぜでしょうか? というか、もう『カ』になってますよ? 僕」<br />    無「『カオス古泉』は、儂の理論に因り涼宮嬢以外の娘も、色眼鏡無しで平等に見れる様に成って居る」<br />    カ「………さいですか」<br />    キ「まっ、ちょっとだけだろうがな。 んじゃ、長門、頼むぞ」<br />    長「……はじまり、はじまり…」<br /><br /><br /> ――――――――――――――――――――<br /><br /><br /> キ「諸君にあつまってもらったのは、他でもない長門の『同期』能力について議論するためだ」<br /> 無「主は何を、改まった言葉遣いで喋って居る。 気色悪いにも、程が在るわい」<br /> カ「まあまあ、彼も雰囲気に合わせた役作りをしようと懸命だったですよ。 気持ち悪いのは仕方ないです」<br /> キ「古泉、てめぇ、それフォローになってねぇじゃねえか」<br /> カ「おっと、これは失言ですね。 つい、本音が」<br /> キ「ッッ!! この野郎~、ぶっ飛ばしてやる!!」<br /> 無「騒ぐな、肝心の議論が進まぬでは無いか。 カオスよ、主は覚醒してから偉く毒舌じゃのう? 涼宮嬢に対しても」<br /> カ「さあ? もしかしたら、これが本当の僕かも知れませんよ? それと僕はカオスではありません、古泉です」<br /> 無「さて、長門嬢の『同期』の能力じゃが、一通り儂の考えた理論を主等に話そう」<br /> カ「……………」<br /> キ「無視されたくらいで、ショゲるな。 ああ、無名。 いいぞ」<br /> 無「儂が考えた『同期』の能力は、『同期して居る間は経験も共有する』が『同期を解いた後は知識しか残らぬ』と云う物じゃ」<br /> キ「……それは、どういうことだ? またお前の、小難しい理論か?」<br /> 無「簡単に考えろ、経験も共有したままなら主が初めて逢った長門嬢は既に『春から夏に掛けての長門嬢』のままに成るじゃろ」<br /> カ「なるほど、時間のパラドクスですね。 『夏までの長門さん』が、春から『そのままで』僕達といるというのは矛盾しますから」<br /> キ「というか、いちいち俺と長門の『会う』を『逢う』にする意味はあるのか? ……まあ…、いやってわけじゃないが…」<br /> 無「逐一、照れるな。 気色悪いと云ったじゃろうが、此の色惚け」<br /> キ「やかましい。 ってか、『知識』と『経験』ってそれほど違うもんなのか?」<br /> カ「僕も思いました。 『知っている』ことと、『経験する』ことに多大な差異があるとは思いませんが……」<br /> 無「………まさか…、主等『知識』と『経験』の果てし無き相違が解からぬと云う訳では在るまいな?」<br /> キ&カ「「…………………」」コクリ<br /> 無「はあ~……、理系の儂でも解かるのに、文系の主が解から無いで如何する? カオスは理系じゃから仕方無いがの」<br /> キ&カ「「早くしろ」」<br /> 無「……………。<br />   先ずは例を出して考えるが、『主等が『唯の知識』で針で刺されると痛い』と知って居るのと、『『実際に経験して』針で刺されるのを痛い』と知って居る『違い』は解かるわな?」<br /> キ「まあ、確かにな。 いくら『針で刺されると痛い』って教えられても、『その痛みを知らない』わけだから『感覚がわからない』はずだ」<br /> カ「そうですね、そうでなければ『知らぬ者ほど、怖い物は無し』なんて言いません。 『痛みを知っている』からこそ、『針に刺される』ことを嫌厭(けんえん)するわけですから」<br /> 無「然うじゃ。 漠然とした『知識』は、『経験する』事に因り『固定化』される。 まっ、簡単に云えば、『経験で知ってこそ、知識が活きて来る』と云う訳じゃ。<br />   あぁ~、儂としてはもう一つ例を出したいんじゃが、斯う倫理的にやばいと云うか、道徳的に問題が在ると云うかのぉ~……」<br /> キ&カ「「なんだよ(でしょうか)」」<br /> 無「『イク』、と云う物なんじゃが……」<br /> キ&カ「「……………」」<br /> 無「主等が『初心(うぶ)の頃』同級生から、『イクと気持ちいい』と聞いて居ても主等は『感覚を知らない』訳じゃ。<br />   其処で、夜な夜な皆(みな)が寝静まった頃に、こそこそと友人のレクチャーの通りに実行し、果てると云う訳じゃ。<br />   其れからは、もう其のエクスタシーが忘れられず、我慢も出来ず、まるで依存性の在る麻薬の様に主等を虜(とりこ)に―」<br /> キ&カ「「やめれ」」<br /> 無「……………事実じゃろうが」<br /> キ&カ「「事実でもだ」」<br /> 無「…………………」<br /> キ「だが、いったいこの話のどこに長門とリンクするところがあるんだ?」<br /> カ「確かに。 彼の話に長門さんと繋がる要素が、いま一つはっきりしませんね」<br /> 無「まあ、此れと関連するのは、儂が以前長門嬢と話した『innocent  world ~ The god of death says so  - 答えとは一つでは無い - ~ ⑦』の中での会話でじゃ。<br />   だから、主等が幾等此の議論の中で意味を連結させようと為ても無駄じゃ。 繋がりは為(せ)ぬし、もう一度話す気も無い」<br /> キ「……結局、お前はなにがしたいんだ?」<br /> カ「いいじゃないですか、この奇天烈な死神さんのことですから、もっと高次元の話をしたいんでしょう」<br /> 無「流石はカオス、儂の云いたい事が良く解かったのぅ。 じゃが、最近至極面倒臭く成ったから辞める」<br /> キ&カ「「……………」」<br /> 無「……………」<br /> キ「………………」<br /> カ「……………」<br /> 無「又、今度な」<br /> キ「うっし、会話がなくなったところで、俺の質問に答えろ」<br /> カ「はい、なんでしょう?」<br /> 無「……………」<br /> キ「いま、『長門ビーム』をくらったら、死ねる奴、手をあげろ」<br /><br /> キ&無&カ「「「…………………」」」ビシッ<br /><br /> キ「全会一致で、可決だな」<br /><br /> 長「……ながとびぃ~む…」<br /><br /> キ&無&カ「「「うはっ!!」」」<br /><br /><br /><br /><br />   - To  be  continued - </p>

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