「セイブザ・クイーン ~第三章 日曜日~」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p>日曜日も涼宮さんと人物Aが会うとの情報が機関から入りました。<br />
待ち合わせ場所は今日と同じ。時間も判明しています。<br />
自分が属する機関ですがどうやって情報を集めているのでしょうか? 恐ろしくなってきます。<br />
さっそく彼に連絡を取ろうと思いますが……。<br />
今回、僕は空回りしているようです。あせっているのは僕だけ。<br />
みなさんは涼宮さんが誰と恋人関係になってもいいと考えているようです。<br />
なんという信頼でしょう。涼宮さんを信じてないのは僕だけということになります。<br />
いいでしょう、自分が思う方法をとることにしますよ。<br /><br />
昨日と同じく喫茶店で談笑する二人。嫉妬している僕。まるでストーカーです。<br />
また2時間ほどして出てきました。<br />
さて、ここで涼宮さんに話しかけるべきなんでしょうかね?<br />
逡巡していると信じられない光景が目に入りました。<br /><br /><br />
彼と長門さんが並んで歩いています。<br />
遠くて二人の表情はよくわかりませんが、どう見てもデート。<br />
制服でない、ということは相当気合の入った長門さん。<br />
おそらく昨日朝比奈さんといった買い物は今日のためだったんでしょう。<br />
人物Aの出現によって涼宮さんに遠慮する必要がなくなった長門さんは<br />
早速彼にアプローチをかけたということになります。<br />
だとしたら長門さんにとって涼宮さんと人物Aが付き合うのは都合がいいことになりますね。<br />
「静観」は情報統合思念体だけでなく長門さんの意志でもあったわけです。<br />
さらにうがった見方をすると、長門さんが人物Aを使って涼宮さんにぶつけてきたとも考えられます。<br />
さすがにそれはないと思いますが。<br />
そうですか。自分本位の策とはこういうことだったんですね。<br />
長門さん、あなたには失望しましたよ。<br />
仲間だと思っていたんですがやはり宇宙人の考えることはわかりません。<br /><br />
涼宮さんはどこかへ行ってしまいました。</p>