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長門いじめ2」(2020/08/18 (火) 16:42:40) の最新版変更点

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思念体「製造番号2……応答しなさい」<br> 長門「……なに?」<br> 思念体「涼宮ハルヒが……嫌われた仲間にどういった反応を示すかのテストをしたい……」<br> 長門「……それがなにか……?」<br> 思念体「製造番号2……おまえには明日からクラスの嫌われものになってもらう……明日から一週間」<br> 長門「……」<br> 思念体「感情がないから辛くはないな……では伝えた……以上」<br> 長門「……」<br>  <br> 次の日<br> 男子1「お前今日も学校来たのかよ、いてもいなくても変わんねーから学校くんなよ!! コラ!!」<br> ドガッ<br> 男子2「学校これねーようにしてやろうか? おい聞いてんのかネクラ!!」<br> ボグッ<br> 長門「……う」<br> 女子1「いいじゃんそれ! 坊主にしてやるとか顔焼いてやるとかさぁ!!」<br> ドガドガ<br> 女子2「どうせいくらやってもあたしたちが注意されたりしないからね」<br> ドガドガ<br> 長門「……ううっ」<br> <br> 放課後<br>  <br> キョン「おい長門」<br> 長門「(ビクッ)……なに……?」<br> キョン「なにじゃねえだろ」<br> 長門「……?」<br> ドガッ<br> 長門「あっ……!」<br> キョン「なんで部室に来てんだよ……! お前いたら……俺達までいじめられるかもしれねえだろ……」<br> 長門「……!! ……うっ……」<br> みくる「鶴屋さんだって……長門さんに優しくしてたから……いじめられて……どうしてくれるんですかっ!!?」<br> 古泉「長門さんのせいで僕達がいじめられるのだけは避けたいですね……」<br> 長門「……うっ……ううっ……」<br> キョン「泣いてねえでさっさと帰れよ!! いるだけで迷惑なんだよ!!」<br> 長門「うっ……ううっ……わか……った……」<br> <br> <dl> <dd>ドアの前にて<br> ハルヒ「(……有希が……みんなにいじめられて……どういうことよ……!? まさか私が知らなかっただけ……?)」<br> ハルヒ「…………」<br> ガチャ<br> ハルヒ「あ……あんたたち有希になにしてんのよっ!?」<br> キョン「あっ……ハルヒ……聞いてたのか……?」<br> ハルヒ「ええ、全部なにからなにまで!! キョン! あんた最低よ! 自分がいじめられるのが怖いからって……」<br> キョン「うっ……なんだよ、いじめられるのが怖くて何が悪いんだよ!? 俺は怖いんだ!」<br> ハルヒ「だからって……だからって有希を……」<br> みくる「……涼宮さんも、鶴屋さんみたいになりたいんですか……?」<br> ハルヒ「あ……あたしはいじめなんて……!」<br> 古泉「怖くないんですか……? “また”昔のように一人ぼっちでもいいんですか……?」<br> ハルヒ「……!!」<br> キョン「俺達だって、お前がそんなふうならいつまでも一緒になんかいないぞ……?」<br> ハルヒ「…………」<br>  <br> ハルヒ「一人……一人はイヤよ…… 私だけ一人は……」<br> キョン「ならお前もこっち側の人間になれよ、長門一人が苦しめば俺達は助かるんだから……」<br> ハルヒ「……そう……よね……有希さえ辛けりゃ私は……大丈夫なんだから……」<br>  <br> キョン「……おい、聞いてたんだろネクラ!! ……さっさと行けよ……!」<br> 長門「……………………………………………わか……った……」<br> <br> 次の日<br> 女子3「……ねえ、あれって……長門といっつも一緒にいた人よね……? キョン……だっけ?」<br> 女子4「もしかして長門と仲良かったりして……」<br>  <br> キョン「(……くっ……まずいぞ……このままじゃ俺が……)」<br>  <br> 昼休み<br> キョン「おい長門」<br> 長門「(ビクッ)……は……はい……」<br> ボグッ<br> 長門「……うっ……!」<br> キョン「……お前のせいで俺までいじめられるかもしれねえんだよ……」<br> ガッ<br> 長門「あ……ひっ……!?」<br> キョン「だから黙って殴られろよ……俺とお前は関係ねえってアピールしなきゃ……俺が……」<br> ドガッ<br> 長門「……うっ………………うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」<br>  <br></dd> <dd>穏健「……おい」<br> 思念体「……なんだ?」<br> 穏健「製造番号2が自殺したぞ……自ら機能停止を発動した」<br> 思念体「……ふむ」<br> 穏健「……どうするんだ? 我々はやめろといったはずだ」<br> 思念体「……アレには感情が備わっていたようだ、失敗作を処分する手間が省けた」<br> 穏健「……ならばしかし代わりが必要だ」<br> 思念体「……バックアップを使うか」<br></dd> </dl>
<p>思念体「製造番号2……応答しなさい」<br /> 長門「……なに?」<br /> 思念体「涼宮ハルヒが……嫌われた仲間にどういった反応を示すかのテストをしたい……」<br /> 長門「……それがなにか……?」<br /> 思念体「製造番号2……おまえには明日からクラスの嫌われものになってもらう……明日から一週間」<br /> 長門「……」<br /> 思念体「感情がないから辛くはないな……では伝えた……以上」<br /> 長門「……」<br />  <br /> 次の日<br /> 男子1「お前今日も学校来たのかよ、いてもいなくても変わんねーから学校くんなよ!! コラ!!」<br /> ドガッ<br /> 男子2「学校これねーようにしてやろうか? おい聞いてんのかネクラ!!」<br /> ボグッ<br /> 長門「……う」<br /> 女子1「いいじゃんそれ! 坊主にしてやるとか顔焼いてやるとかさぁ!!」<br /> ドガドガ<br /> 女子2「どうせいくらやってもあたしたちが注意されたりしないからね」<br /> ドガドガ<br /> 長門「……ううっ」<br /> <br /> 放課後<br />  <br /> キョン「おい長門」<br /> 長門「(ビクッ)……なに……?」<br /> キョン「なにじゃねえだろ」<br /> 長門「……?」<br /> ドガッ<br /> 長門「あっ……!」<br /> キョン「なんで部室に来てんだよ……! お前いたら……俺達までいじめられるかもしれねえだろ……」<br /> 長門「……!! ……うっ……」<br /> みくる「鶴屋さんだって……長門さんに優しくしてたから……いじめられて……どうしてくれるんですかっ!!?」<br /> 古泉「長門さんのせいで僕達がいじめられるのだけは避けたいですね……」<br /> 長門「……うっ……ううっ……」<br /> キョン「泣いてねえでさっさと帰れよ!! いるだけで迷惑なんだよ!!」<br /> 長門「うっ……ううっ……わか……った……」<br />  </p> <dl> <dd>ドアの前にて<br /> ハルヒ「(……有希が……みんなにいじめられて……どういうことよ……!? まさか私が知らなかっただけ……?)」<br /> ハルヒ「…………」<br /> ガチャ<br /> ハルヒ「あ……あんたたち有希になにしてんのよっ!?」<br /> キョン「あっ……ハルヒ……聞いてたのか……?」<br /> ハルヒ「ええ、全部なにからなにまで!! キョン! あんた最低よ! 自分がいじめられるのが怖いからって……」<br /> キョン「うっ……なんだよ、いじめられるのが怖くて何が悪いんだよ!? 俺は怖いんだ!」<br /> ハルヒ「だからって……だからって有希を……」<br /> みくる「……涼宮さんも、鶴屋さんみたいになりたいんですか……?」<br /> ハルヒ「あ……あたしはいじめなんて……!」<br /> 古泉「怖くないんですか……? “また”昔のように一人ぼっちでもいいんですか……?」<br /> ハルヒ「……!!」<br /> キョン「俺達だって、お前がそんなふうならいつまでも一緒になんかいないぞ……?」<br /> ハルヒ「…………」<br />  <br /> ハルヒ「一人……一人はイヤよ…… 私だけ一人は……」<br /> キョン「ならお前もこっち側の人間になれよ、長門一人が苦しめば俺達は助かるんだから……」<br /> ハルヒ「……そう……よね……有希さえ辛けりゃ私は……大丈夫なんだから……」<br />  <br /> キョン「……おい、聞いてたんだろネクラ!! ……さっさと行けよ……!」<br /> 長門「……………………………………………わか……った……」<br /> <br /> 次の日<br /> 女子3「……ねえ、あれって……長門といっつも一緒にいた人よね……? キョン……だっけ?」<br /> 女子4「もしかして長門と仲良かったりして……」<br />  <br /> キョン「(……くっ……まずいぞ……このままじゃ俺が……)」<br />  <br /> 昼休み<br /> キョン「おい長門」<br /> 長門「(ビクッ)……は……はい……」<br /> ボグッ<br /> 長門「……うっ……!」<br /> キョン「……お前のせいで俺までいじめられるかもしれねえんだよ……」<br /> ガッ<br /> 長門「あ……ひっ……!?」<br /> キョン「だから黙って殴られろよ……俺とお前は関係ねえってアピールしなきゃ……俺が……」<br /> ドガッ<br /> 長門「……うっ………………うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」<br />  </dd> <dd>穏健「……おい」<br /> 思念体「……なんだ?」<br /> 穏健「製造番号2が自殺したぞ……自ら機能停止を発動した」<br /> 思念体「……ふむ」<br /> 穏健「……どうするんだ? 我々はやめろといったはずだ」<br /> 思念体「……アレには感情が備わっていたようだ、失敗作を処分する手間が省けた」<br /> 穏健「……ならばしかし代わりが必要だ」<br /> 思念体「……バックアップを使うか」</dd> </dl>

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