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朝比奈みくるの総当り戦!」(2020/08/26 (水) 21:44:15) の最新版変更点

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<p><br> 『キョン×みくる』<br>  <br> 放課後、いつも通りの団活は長門さんの本を閉じる音で終わりました。<br> 私はいつものように、メイド服から制服に着替えるためにみんなに先に帰ってもらいました。<br> そして着替えて外に出ようとドアを開けたら……<br> そこにはキョン君が居たのです。<br>  <br> 「キョンくん、どうしたんですか?何か忘れ物?」<br> 「いえ、お話したいことがありまして……」<br> 「なんですか?」<br> 「俺、朝比奈さんのことが好きです。愛しています。」<br> 「そんな……ダメです!この時代ではキョン君は涼宮さんと一緒になるのが既定事項で……」<br> 「そんなの関係ない!俺はもう……この気持ちを抑えることは無理なんです。」<br>  <br> そしてキョン君は私に口付けをしました。<br>  <br> 「んっ……!」<br> 「すいません、もう、我慢の限界なんです。」<br>  <br> そしてキョン君はそのまま私を押し倒し、そして……<br>  <br>  <br>  <br> ガバッ<br> 「ハッ!ドリームかっ!!」<br>  <br> ――――――――――――――――<br> 『古泉×みくる』<br>  <br> 涼宮さんとキョン君が無事にくっつき、世界も安定しました。<br> そして私達には今までよりもう少し自由が許されたのです。<br> だから私は今……古泉君と付き合っています。<br>  <br> 「今週は不思議探索もお休みのようです。どこかへ出かけませんか?」<br> 「ふぇ、デート、ですか?」<br> 「いいじゃないですか。僕等は恋人同士なのですから。」<br>  <br> そう言ってにっこり微笑む古泉君。その笑顔が私にだけ向けられてることを、誇らしく思います。<br> でも、ちょっとイジワルしちゃいます。<br>  <br> 「でも古泉君、全然恋人らしくしてくれないじゃないですか。付き合ってもいつも通り。」<br> 「すいません、一応涼宮さんの目の前では抑えているので……」<br> 「じゃあ今はいないからいいじゃないですか。……キス、してください。」<br> 「ここでですか?しかし……」<br> 「恋人同士なのでしょう?」<br> 「……あなたも困ったお人だ。わかりました。」<br>  <br> 古泉君は私の肩をつかみました。そして顔を近づけ、唇と唇が……<br>  <br>  <br>  <br> ガバッ<br> 「ハッ!ドリームか!!」<br>  <br> ―――――――――――――――</p> <p>『みくる×パンジー』<br>  <br> 私は今家で、電話をしています。相手は藤原君。未来で、恋人という関係になっています。<br>  <br> 「それでね、パンジー君……」<br> 『だからその呼び方はやめろと言っているだろう。<br>  それにあまり長く電話をしていると任務にも影響が出かねない。』<br> 「でも私とあなたは恋人でしょ?でもこっちの時代じゃぜんぜん会えないし……」<br> 『当然だ。僕等はこちらでは相容れぬ存在ということになっているのだから。』<br> 「寂しいですよ……」<br> 『……向こうの時代に帰ったら、いくらでも会えるさ。<br>  何だって出来る。デート、ってヤツもやろうじゃないか。』<br> 「ふふ、約束ですよ?」<br> 『くだらない会話はここまでだ。じゃあな。』<br>  <br> そう言ってパンジー君は電話を切ってしまいました。……絶対、照れてましたね。素直じゃないんだから。<br> この時代では相容れぬ存在。でも向こうの時代に帰ったときは、また一緒に、デートしま……<br>  <br>  <br> ガバッ!<br> 「ハッ!ドリームか!!」<br>  <br> ――――――――――――――――<br>  <br> 『みくる×谷口』<br>  <br> 「朝比奈さん!俺と付き合ってください!!」<br>  <br> ……えっと。私は今、告白を受けています。<br> 相手は谷口くん。文化祭の時に会ったキョン君の友達です。<br>  <br> 「わ、わたしですか?」<br> 「はい!」<br>  <br> こういう時は鶴屋さんがガードしてくれてるんだけど今日は学校を休んでいます。<br> どういう対応をすればいいんでしょう。<br> そもそも私はこの人をあまり知りません。知らないことには、答えようが無いですよね……<br>  <br> 「あの、私はあなたのことをあまり知らないので……」<br> 「そ、そうですか……」<br>  <br> 谷口君が目に見えて落ち込んだ。ま、まだ断ったわけじゃ……<br>  <br> 「だ、だから、今度の休み一緒にどこかに行きませんか?もっとお互いを知らないと……」<br> 「え!?」<br>  <br> 今度は一気に明るくなる顔。分かりやすくて、面白いかも<br>  <br> 「わ、わかりました!今度の土曜日にでも!ヒャッホウ!」<br>  <br> そしてスキップしながら帰っていく谷口くん。……こういう人も、悪くないかも……<br>  <br>  <br>  <br> ガバッ!<br> 「ハッ!ドリームかっ!!」<br>  <br> ――――――――――――――――<br>  <br> 『みくる×国木田』<br>  <br> 「あの、私と付き合ってください!」<br>  <br> ……えっと、私は今、告白をしています。<br> 相手は国木田君。文化祭の時一緒に居た、キョン君の友達です。<br> 私は一目見た時から恋に落ちてしまいました。一目ぼれってヤツです。<br>  <br> 「気持ちはありがたいんですけど、まだ僕はあなたのことをよく知らないから……」<br>  <br> そっか、そうですよね……<br> 私は肩を落としました。これって、フラれたってことですよね。<br> まあ分かってました。でも言わなきゃ後悔すると思ったんです。<br>  <br> 「だから今度の休み、一緒に出かけませんか?」<br>  <br> え?断られて……ない?<br>  <br> 「まだ僕はあなたのことを知らないから、もっとよく知りたい。<br>  知った後で答えを出す。それじゃ、ダメですか?」</p> <p>ダメなワケないです!私は一気に幸せな気持ちになりました。<br> まだ答えは出てない、だけど望みはある。絶対、振り向かせてみせま<br>  <br>  <br>  <br> ガバッ!<br> 「ハッ!ドリームかっ!!」<br>  <br> ―――――――――――――――――――<br>  <br> 『みくる×生徒会長』<br>  <br> コンコン<br>  <br> 「入りたまえ。」<br>  <br> とても高校生の言葉とは思えないような偉そうなセリフ。<br> 私は彼がいつも通りであることに安心して、ドアを開けます。<br>  <br> 「来ちゃいました。」<br> 「……なんだお前か。ここには来るなと言っただろう。」<br> 「SOS団が休みになって、ヒマだったんで。」<br> 「一応私は堅物なキャラで通っているのだがな。それが恋人を生徒会室にいれるなどと知れたら……」<br>  <br> 相変わらずですね。でもそんなところが好きなんですけどね。<br>  <br> 「でもあなただって、タバコを吸うじゃないですか、ここで。」<br> 「そ、それはだな……」<br> 「同じことですよ。」<br>  <br> 私は会長にキスをしました。突然のことで、彼は呆然としています。ふふ、かわいい。<br>  <br> 「バレなきゃいいんです。タバコも、私も。」<br>  <br> そう言って私は彼にウィンクをし<br>  <br>  <br>  <br> ガバッ!<br> 「ハッ!ドリームかっ!!」<br>  <br> ――――――――――――――――――――<br>  <br>  <br> 『みくる』<br>   <br> 今日は土曜日。恒例の不思議探索の日。<br> 午前中の探索を終えて、午後の組み合わせを決めようかという時に、涼宮さんが言いました。<br>  <br> 「午後の探索は中止よ!解散!!」<br>  <br> どうやら、午後からはキョン君と二人きりで出掛ける予定があるようです。<br> ふふ、はしゃいじゃって可愛いですよね。<br> でも午後自由行動と言われても困りますね。一人で居てもヒマだし。<br> そうだ!長門さんと古泉くんと3人でどこかへ……<br>  <br> 「古泉一樹。」<br> 「なんでしょうか?」<br> 「あなたはこれから、私と行動を共にするべき。」<br> 「わかりましたよ。久しぶりのデート、楽しみましょうか。<br>  どこがよろしいですか?」<br> 「どこでもいい。あなたが決めて。」<br> 「大役、ありがとうございます。では行きましょうか。朝比奈さん、月曜日にまた。」<br>  <br> 二人は去ってしまいました。……手を繋いで。<br> そーでしたねこの二人もくっついているんですよね。<br> 一人ポツーーンと残された私は、自分の頬をつねってみました。<br>  <br>  <br>  <br> 「痛っ!……ドリームじゃ、ない……」<br>  <br> 終わり</p>
<p><br /> 『キョン×みくる』<br />  <br /> 放課後、いつも通りの団活は長門さんの本を閉じる音で終わりました。<br /> 私はいつものように、メイド服から制服に着替えるためにみんなに先に帰ってもらいました。<br /> そして着替えて外に出ようとドアを開けたら……<br /> そこにはキョン君が居たのです。<br />  <br /> 「キョンくん、どうしたんですか?何か忘れ物?」<br /> 「いえ、お話したいことがありまして……」<br /> 「なんですか?」<br /> 「俺、朝比奈さんのことが好きです。愛しています。」<br /> 「そんな……ダメです!この時代ではキョン君は涼宮さんと一緒になるのが既定事項で……」<br /> 「そんなの関係ない!俺はもう……この気持ちを抑えることは無理なんです。」<br />  <br /> そしてキョン君は私に口付けをしました。<br />  <br /> 「んっ……!」<br /> 「すいません、もう、我慢の限界なんです。」<br />  <br /> そしてキョン君はそのまま私を押し倒し、そして……<br />  <br />  <br />  <br /> ガバッ<br /> 「ハッ!ドリームかっ!!」<br />  <br /> ――――――――――――――――<br /> 『古泉×みくる』<br />  <br /> 涼宮さんとキョン君が無事にくっつき、世界も安定しました。<br /> そして私達には今までよりもう少し自由が許されたのです。<br /> だから私は今……古泉君と付き合っています。<br />  <br /> 「今週は不思議探索もお休みのようです。どこかへ出かけませんか?」<br /> 「ふぇ、デート、ですか?」<br /> 「いいじゃないですか。僕等は恋人同士なのですから。」<br />  <br /> そう言ってにっこり微笑む古泉君。その笑顔が私にだけ向けられてることを、誇らしく思います。<br /> でも、ちょっとイジワルしちゃいます。<br />  <br /> 「でも古泉君、全然恋人らしくしてくれないじゃないですか。付き合ってもいつも通り。」<br /> 「すいません、一応涼宮さんの目の前では抑えているので……」<br /> 「じゃあ今はいないからいいじゃないですか。……キス、してください。」<br /> 「ここでですか?しかし……」<br /> 「恋人同士なのでしょう?」<br /> 「……あなたも困ったお人だ。わかりました。」<br />  <br /> 古泉君は私の肩をつかみました。そして顔を近づけ、唇と唇が……<br />  <br />  <br />  <br /> ガバッ<br /> 「ハッ!ドリームか!!」<br />  <br /> ―――――――――――――――</p> <p>『みくる×パンジー』<br />  <br /> 私は今家で、電話をしています。相手は藤原君。未来で、恋人という関係になっています。<br />  <br /> 「それでね、パンジー君……」<br /> 『だからその呼び方はやめろと言っているだろう。<br />  それにあまり長く電話をしていると任務にも影響が出かねない。』<br /> 「でも私とあなたは恋人でしょ?でもこっちの時代じゃぜんぜん会えないし……」<br /> 『当然だ。僕等はこちらでは相容れぬ存在ということになっているのだから。』<br /> 「寂しいですよ……」<br /> 『……向こうの時代に帰ったら、いくらでも会えるさ。<br />  何だって出来る。デート、ってヤツもやろうじゃないか。』<br /> 「ふふ、約束ですよ?」<br /> 『くだらない会話はここまでだ。じゃあな。』<br />  <br /> そう言ってパンジー君は電話を切ってしまいました。……絶対、照れてましたね。素直じゃないんだから。<br /> この時代では相容れぬ存在。でも向こうの時代に帰ったときは、また一緒に、デートしま……<br />  <br />  <br /> ガバッ!<br /> 「ハッ!ドリームか!!」<br />  <br /> ――――――――――――――――<br />  <br /> 『みくる×谷口』<br />  <br /> 「朝比奈さん!俺と付き合ってください!!」<br />  <br /> ……えっと。私は今、告白を受けています。<br /> 相手は谷口くん。文化祭の時に会ったキョン君の友達です。<br />  <br /> 「わ、わたしですか?」<br /> 「はい!」<br />  <br /> こういう時は鶴屋さんがガードしてくれてるんだけど今日は学校を休んでいます。<br /> どういう対応をすればいいんでしょう。<br /> そもそも私はこの人をあまり知りません。知らないことには、答えようが無いですよね……<br />  <br /> 「あの、私はあなたのことをあまり知らないので……」<br /> 「そ、そうですか……」<br />  <br /> 谷口君が目に見えて落ち込んだ。ま、まだ断ったわけじゃ……<br />  <br /> 「だ、だから、今度の休み一緒にどこかに行きませんか?もっとお互いを知らないと……」<br /> 「え!?」<br />  <br /> 今度は一気に明るくなる顔。分かりやすくて、面白いかも<br />  <br /> 「わ、わかりました!今度の土曜日にでも!ヒャッホウ!」<br />  <br /> そしてスキップしながら帰っていく谷口くん。……こういう人も、悪くないかも……<br />  <br />  <br />  <br /> ガバッ!<br /> 「ハッ!ドリームかっ!!」<br />  <br /> ――――――――――――――――<br />  <br /> 『みくる×国木田』<br />  <br /> 「あの、私と付き合ってください!」<br />  <br /> ……えっと、私は今、告白をしています。<br /> 相手は国木田君。文化祭の時一緒に居た、キョン君の友達です。<br /> 私は一目見た時から恋に落ちてしまいました。一目ぼれってヤツです。<br />  <br /> 「気持ちはありがたいんですけど、まだ僕はあなたのことをよく知らないから……」<br />  <br /> そっか、そうですよね……<br /> 私は肩を落としました。これって、フラれたってことですよね。<br /> まあ分かってました。でも言わなきゃ後悔すると思ったんです。<br />  <br /> 「だから今度の休み、一緒に出かけませんか?」<br />  <br /> え?断られて……ない?<br />  <br /> 「まだ僕はあなたのことを知らないから、もっとよく知りたい。<br />  知った後で答えを出す。それじゃ、ダメですか?」</p> <p>ダメなワケないです!私は一気に幸せな気持ちになりました。<br /> まだ答えは出てない、だけど望みはある。絶対、振り向かせてみせま<br />  <br />  <br />  <br /> ガバッ!<br /> 「ハッ!ドリームかっ!!」<br />  <br /> ―――――――――――――――――――<br />  <br /> 『みくる×生徒会長』<br />  <br /> コンコン<br />  <br /> 「入りたまえ。」<br />  <br /> とても高校生の言葉とは思えないような偉そうなセリフ。<br /> 私は彼がいつも通りであることに安心して、ドアを開けます。<br />  <br /> 「来ちゃいました。」<br /> 「……なんだお前か。ここには来るなと言っただろう。」<br /> 「SOS団が休みになって、ヒマだったんで。」<br /> 「一応私は堅物なキャラで通っているのだがな。それが恋人を生徒会室にいれるなどと知れたら……」<br />  <br /> 相変わらずですね。でもそんなところが好きなんですけどね。<br />  <br /> 「でもあなただって、タバコを吸うじゃないですか、ここで。」<br /> 「そ、それはだな……」<br /> 「同じことですよ。」<br />  <br /> 私は会長にキスをしました。突然のことで、彼は呆然としています。ふふ、かわいい。<br />  <br /> 「バレなきゃいいんです。タバコも、私も。」<br />  <br /> そう言って私は彼にウィンクをし<br />  <br />  <br />  <br /> ガバッ!<br /> 「ハッ!ドリームかっ!!」<br />  <br /> ――――――――――――――――――――<br />  <br />  <br /> 『みくる』<br />   <br /> 今日は土曜日。恒例の不思議探索の日。<br /> 午前中の探索を終えて、午後の組み合わせを決めようかという時に、涼宮さんが言いました。<br />  <br /> 「午後の探索は中止よ!解散!!」<br />  <br /> どうやら、午後からはキョン君と二人きりで出掛ける予定があるようです。<br /> ふふ、はしゃいじゃって可愛いですよね。<br /> でも午後自由行動と言われても困りますね。一人で居てもヒマだし。<br /> そうだ!長門さんと古泉くんと3人でどこかへ……<br />  <br /> 「古泉一樹。」<br /> 「なんでしょうか?」<br /> 「あなたはこれから、私と行動を共にするべき。」<br /> 「わかりましたよ。久しぶりのデート、楽しみましょうか。<br />  どこがよろしいですか?」<br /> 「どこでもいい。あなたが決めて。」<br /> 「大役、ありがとうございます。では行きましょうか。朝比奈さん、月曜日にまた。」<br />  <br /> 二人は去ってしまいました。……手を繋いで。<br /> そーでしたねこの二人もくっついているんですよね。<br /> 一人ポツーーンと残された私は、自分の頬をつねってみました。<br />  <br />  <br />  <br /> 「痛っ!……ドリームじゃ、ない……」<br />  <br /> 終わり</p>

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