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Love Memory エピローグ」(2020/03/14 (土) 00:18:59) の最新版変更点

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<p> <br> エピローグ<br>  <br> ▼▼▼▼▼<br>  <br> 記憶が戻った俺は、それからハルヒと付き合うようになった。もちろん他の奴らには内緒さ。<br> …まぁバレてるかもしれないが、どっちでもいいだろ?そんなことはさ。<br>  <br> 記憶が戻ってから初めて部室に行った日。朝比奈さんが大号泣で俺にしがみついてき(てくれ)た。<br>  <br> 「ふわぁぁぁん、キョンくぅぅんー!よかった、よかったですぅ~…うううぅ…」<br> 「そんなに泣かないでください、朝比奈さん。」<br>  <br> 俺の制服の一部が既にビショ濡れですよ。<br>  <br> 「えぐっ…えっえぐっ…」<br> 「まぁ無理もないでしょう。僕も…すごく嬉しいですよ。あなたと二人の状況だったのなら、僕も朝比奈さんのようにしていたかもしれません。」<br>  <br> それは危なかった。こいつが抱きついてくることなど、想像しただけで血の気が引いてくる。<br>  <br> 「ひどいです…僕だってその気になればっ…うっ…うっ…」<br> 「お、おい古泉、本気にするなよ。」<br> 「だって…あなたがそんなことっ…」<br> 「ま、まぁまぁ…一回くらいなら。」<br> 「本当ですね!?」<br> 「っていうのは嘘だ。その嘘泣きには騙されないぞ、俺は!」<br> 「ううっ…やはりひどいですね…。」<br>  <br> 俺が古泉から目をそらすと、隅で本を呼んでいるあいつが目にとまった。<br>  <br> 「長門!…そのだな、ありがと…な。」<br> 「…?」<br> 「お前のおかげで踏ん切りっつーか、心構えみたいなものがついたよ。本当にありがとう。」<br> 「いい」<br> 「今度美味いカレー屋でも連れてってやるよ!な?」<br> 「…大好き」<br> 「ん?今なんて言ったんだ?」<br> 「…なんでもない。」<br>  <br> 俺が団員達と雑談を交わしていると、いつものように奴が入ってきた。<br>  <br> 「いっやぁー諸君!今日はキョンの記憶戻り祝いとして、パーティするわよパーティ!」<br> 「パ、パーティだぁ?まさかここでか?」<br> 「無論!その通りよ!さぁ、早く準備してー!鶴屋さんも呼んであげなくちゃねっ!谷口や国木田も呼んでもいいわよ!」<br> 「おいおい、勝手に話をすすめるな!」<br> 「あんたに否定権はないから!みくるちゃん、買出しいきましょ!」<br> 「は、はぁいっ」<br> 「楽しそうですね。今回はどんなものが食べられるのでしょうか。」<br> 「古泉、お前も少しは反論してくれよ。」<br> 「きっと僕にも、否定権はないのでしょう、あなたでさえないのならね。」<br> 「なっ…お前まさか気付いて…」<br> 「さぁ、僕たちはお客様方を招待しに行きましょうか。では行きましょう!」<br> 「待て、俺はまだ承諾してないぞ!」<br>  <br> そう、俺はこの生活を楽しんでいる…。このメンバーが、好きなんだ。<br>  <br>  <br>  <br>  <br> Love Memory 完<br>  </p>
<p> <br /> エピローグ<br />  <br /> ▼▼▼▼▼<br />  <br /> 記憶が戻った俺は、それからハルヒと付き合うようになった。もちろん他の奴らには内緒さ。<br /> …まぁバレてるかもしれないが、どっちでもいいだろ?そんなことはさ。<br />  <br /> 記憶が戻ってから初めて部室に行った日。朝比奈さんが大号泣で俺にしがみついてき(てくれ)た。<br />  <br /> 「ふわぁぁぁん、キョンくぅぅんー!よかった、よかったですぅ~…うううぅ…」<br /> 「そんなに泣かないでください、朝比奈さん。」<br />  <br /> 俺の制服の一部が既にビショ濡れですよ。<br />  <br /> 「えぐっ…えっえぐっ…」<br /> 「まぁ無理もないでしょう。僕も…すごく嬉しいですよ。あなたと二人の状況だったのなら、僕も朝比奈さんのようにしていたかもしれません。」<br />  <br /> それは危なかった。こいつが抱きついてくることなど、想像しただけで血の気が引いてくる。<br />  <br /> 「ひどいです…僕だってその気になればっ…うっ…うっ…」<br /> 「お、おい古泉、本気にするなよ。」<br /> 「だって…あなたがそんなことっ…」<br /> 「ま、まぁまぁ…一回くらいなら。」<br /> 「本当ですね!?」<br /> 「っていうのは嘘だ。その嘘泣きには騙されないぞ、俺は!」<br /> 「ううっ…やはりひどいですね…。」<br />  <br /> 俺が古泉から目をそらすと、隅で本を呼んでいるあいつが目にとまった。<br />  <br /> 「長門!…そのだな、ありがと…な。」<br /> 「…?」<br /> 「お前のおかげで踏ん切りっつーか、心構えみたいなものがついたよ。本当にありがとう。」<br /> 「いい」<br /> 「今度美味いカレー屋でも連れてってやるよ!な?」<br /> 「…大好き」<br /> 「ん?今なんて言ったんだ?」<br /> 「…なんでもない。」<br />  <br /> 俺が団員達と雑談を交わしていると、いつものように奴が入ってきた。<br />  <br /> 「いっやぁー諸君!今日はキョンの記憶戻り祝いとして、パーティするわよパーティ!」<br /> 「パ、パーティだぁ?まさかここでか?」<br /> 「無論!その通りよ!さぁ、早く準備してー!鶴屋さんも呼んであげなくちゃねっ!谷口や国木田も呼んでもいいわよ!」<br /> 「おいおい、勝手に話をすすめるな!」<br /> 「あんたに否定権はないから!みくるちゃん、買出しいきましょ!」<br /> 「は、はぁいっ」<br /> 「楽しそうですね。今回はどんなものが食べられるのでしょうか。」<br /> 「古泉、お前も少しは反論してくれよ。」<br /> 「きっと僕にも、否定権はないのでしょう、あなたでさえないのならね。」<br /> 「なっ…お前まさか気付いて…」<br /> 「さぁ、僕たちはお客様方を招待しに行きましょうか。では行きましょう!」<br /> 「待て、俺はまだ承諾してないぞ!」<br />  <br /> そう、俺はこの生活を楽しんでいる…。このメンバーが、好きなんだ。<br />  <br />  <br />  <br />  <br /> Love Memory 完<br />  </p>

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