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「無限の剣製」(2021/09/10 (金) 15:39:20) の最新版変更点

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<p>もう―――何度目になるか。</p>
<p><br>
「いい加減にしたらどうだ？あいつはストーカーを募集した覚えはないんだよ」<br>
<br>
 目の前の゛それ〝は答えない。応えない。<br>
 ただ、そこに在るためだけのように立ち尽くして無言に徹する。</p>
<p><br>
「……あんまり黙りこくってるヤツもまあ、少なくはないけど多いわけにはならないな」 <br>
<br>
周りの景色は紅く停止し、世界は流れない。<br>
 この中に動いているのはただ二人。<br>
 否、ただ一人とただ一つ。 <br>
<br>
「まあ、とにかく、始めようか」<br>
<br>
 俺は体に似合わない野太刀を足元からたぐり寄せる。<br>
 最初からそこにあったように、何の不自然もないように。<br>
 紅い丘から、一本の剣を取り出す。 <br>
存在し得ない、複製した剣を―――無限に。 <br>
<br>
詠唱、<br>
 <br>
「I am the born of my sword―――」</p>

<p>もう―――何度目になるか。</p>
<p><br />
「いい加減にしたらどうだ？あいつはストーカーを募集した覚えはないんだよ」<br />
<br />
 目の前の゛それ〝は答えない。応えない。<br />
 ただ、そこに在るためだけのように立ち尽くして無言に徹する。</p>
<p><br />
「……あんまり黙りこくってるヤツもまあ、少なくはないけど多いわけにはならないな」 <br />
<br />
周りの景色は紅く停止し、世界は流れない。<br />
 この中に動いているのはただ二人。<br />
 否、ただ一人とただ一つ。 <br />
<br />
「まあ、とにかく、始めようか」<br />
<br />
 俺は体に似合わない野太刀を足元からたぐり寄せる。<br />
 最初からそこにあったように、何の不自然もないように。<br />
 紅い丘から、一本の剣を取り出す。 <br />
存在し得ない、複製した剣を―――無限に。 <br />
<br />
詠唱、<br />
 <br />
「I am the born of my sword―――」</p>