「長門有希銀河を超えた戦いエピソードⅣ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p>第4章<br>
先の見えない物語。 中心惑星への上陸<br>
長門を受け入れるもの拒むもの。 戦いの準備が整う時、俺はどうしているか<br>
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ヨーダ「ふむ、おぬしらが地球からの客か」<br>
部屋に入った俺たちを待っていた3人の中の小さな宇宙人が話しかけてきた。<br>
ちなみに、もう一人の黒人は普通の人間のようだ。<br>
オビワン「マスター・ヨーダ、この小さな女性がナガトです。」<br>
ヨーダ「厖大なフォースの力を感じるぞ。」<br>
ウィンドウ「フォースを感じるのはナガトだけ。なぜ、他の者をもつれてきた。」<br>
オビワン「彼女の友であるからです。帰宅途中だったので成り行きから・・」<br>
つまり、ぶっちゃけ俺たちはいなくてもいいわけか。<br>
ヨーダ「本当にそう思うか?」<br>
ウィンドウ「と、言いますと?」<br>
ヨーダ「栗色の髪の女性からも、スマイル顔の男からも普通の人間ではない力を感じる」<br>
明確には分からないようだが、なにかを感じるとはすごいな。この宇宙人はいったい…<br>
古泉も朝比奈さんもびっくりしているようだ。<br>
ヨーダ「手前にいるおぬし」<br>
え?俺?自分のことを指差す。軽くうなずき、落ち着いた口調でこう言った。<br>
ヨーダ「暗黒面には気をつけるのだ。」</p>
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ウィンドウ「オビワンよ、お前が評価するナガトの腕前を見たい」<br>
ヨーダ「ふむ。気になるところだからの」<br>
オビワン「わかりました。ナガトはついてきてくれ。みんなは先ほどの部屋に」<br>
黒人・宇宙人・オビワン・長門の順で部屋から出ていく。<br>
宇宙人がすれ違う時に、こんなことを言ってきた気がする。<br>
『異色のフォースを持つ男キョンよ』ってな。<br>
身長差があったせいで聞き取れなかったが、『キョン』って言ったのには自信がある。<br>
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女性に先導され部屋に戻ってきた俺達。<br>
キョン「あの、先ほどの人たちは?」<br>
女性「小さなお方は、すべてのジェダイのマスター。マスター・ヨーダです。」<br>
古泉「全てのジェダイのマスター!?一番強いって解釈してよろしいんですか?」<br>
女性「その解釈で大丈夫かと。すべてのジェダイはまずあのお方と修行をするのが規則です」<br>
あんな小さくてそんなすごい人だったのか。<br>
女性「隣にいらしたのは、マスター・ウィンドウ。マスター・ヨーダの次に値すると言っていいでしょう」<br>
みくる「じゃじゃあ、長門さんを見るために、ジェダイで1番目と2番目の人が来てたんですかぁ?」<br>
女性「そういうことです。彼女のケースは今までにありませんから。」<br>
古泉「ところで、今長門さん達はどこへ?」<br>
女性「マスター達に実力を見せている所かと思われます。」<br>
みくる「あの、長門さんのケースはそんなに珍しいんですか?」<br>
女性「はい、本来フォースの力を持って生まれたものは、ジェダイ聖堂で育てられます」<br>
キョン「じゃあ、急に目覚めた長門は…」<br>
女性「今までにないケースです。」<br>
女性が言い終わると同時にオビワンが部屋に入ってきた。</p>
<p>オビワン「マスター・ヨーダから名前を聞いた。キョンよ、私が言う部屋へ行ってくれ」<br>
俺は地球を出てもキョンなのか。<br>
ふと、そんなことを考えていると、オビワンの言葉が聞こえてきた。<br>
キョン「それじゃあ、ちょっと行ってきます」<br>
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なんなんだ。今の感覚は。それに場所が明確に分かって何となく体が引っ張られている。<br>
俺は1つの部屋の前に立っていた。<br>
ヨーダ「キョンだな。入るがいい」<br>
中から声がすると、ドアが開いた。マスター・ウィンドウはいなくヨーダと長門だけだった。<br>
ヨーダ「ここまでどうやってきた」<br>
キョン「急にオビワンさんの声が頭に入ってきて、後はなぜか体が動いて」<br>
ヨーダ「ふむ、『マインドトリック』だな」<br>
長門「…マインドトリックってなに」<br>
ヨーダ「フォースの力の中にいろんな能力があってな。」<br>
ヨーダの話を要約するとこんな感じだ。<br>
フォースという力の中には、精神的・肉体的にに働く力があるという。<br>
さっきのオビワンの能力は、相手の心に「確信」を植え付け、ある程度行動を操作できるものらしい。<br>
他にはテレパシーや筋力増加のようなものがあるらしい。<br>
キョン「それで、俺を呼んだ用はなんですか?」<br>
ヨーダ「さっき言った言葉を覚えているか?」<br>
この後俺は、長門の驚く様子を表情から伺うことになった。</p>
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<p>~そのころの地球<br>
私はクワイ=ガン・ジン。異国の惑星、地球で孤立している。<br>
通信によると迎えが地球に向かっているらしい<br>
ハルヒ「おじさん!」<br>
私は今地球で会った女性。スズミヤハルヒという女性とともに行動している。<br>
クワイ「どうした?」<br>
ハルヒ「あたしも宇宙船に乗せてよ!」<br>
言い忘れていた。彼女はちょっと変わっている。<br>
私のする話や、私の出身のことなどをほんとに信じているようだ。<br>
クワイ「すまないが、それはできない。」<br>
ハルヒ「なんでよ。いいじゃない、ちょっとくらい」<br>
クワイ「この銀河系とは別の銀河系の惑星でね。事情がないと他の銀河系の人を入れてはいけないんだ」<br>
ハルヒ「あら、理由ならあるじゃない。地球で面倒見てるのは誰かしら」<br>
それを、言われては何も言えない。人の弱みにつけ込むとは…<br>
クワイ「それは、間違いなく君だ。ひとつ聞くが君には家族や友人はいるかね?」<br>
ハルヒ「えぇ、いるわ。あたしねSOS団って団の団長なのよ。もちろん仲間がいるわ」<br>
クワイ「ほう、聞かせてもらえるかな?」<br>
ハルヒ「SOS団はね、不思議なことや不思議な人を探して遊ぶことが目的なの」<br>
クワイ「それは、楽しそうだ。仲間についてもいいかな?」<br>
ハルヒ「えぇ、いいわ。無口だけど可愛い有希に、女でも好きになっちゃうほどかわいいみくるちゃん。それにハンサムな古泉くんに、雑用係りのキョン」<br>
クワイ「君は仲間が好きかい?」<br>
ハルヒ「もちろんよ。SOS団が成り立つのもみんながいるからだわ」<br>
クワイ「その仲間が知らないところで、知らない人に殺されたいかい?」<br>
私は少し、強めに言った。</p>
<p>ハルヒ「え・・?」<br>
クワイ「私は仲間を敵から守るためにここに残った。つまり、追う身であり追われる身だ」<br>
ハルヒ「そ、そんな嘘は信じないわ」<br>
クワイ「あれを見てどう思うかい?」<br>
私が指さした先には、斜めにつながれていた坂が真っ二つになっているはしごがある。<br>
ハルヒ「気付かなかった…すべり台が・・・」<br>
クワイ「信じてもらえたかな?」<br>
その時、迎えが来た。R2-D2が呼びかけてきている。<br>
彼女ともお別れだ。<br>
クワイ「私は行くよ。」<br>
茫然としている彼女に私は言った。<br>
ハルヒ「待って!仲間に見せたいから写真撮らせて!」<br>
写真…瞬間記憶装置のことか<br>
クワイ「いいだろう。」<br>
私は彼女と写真を撮り、船へと乗り込んだ。<br>
クワイ「また会おう」<br>
ハルヒ「さようなら。仲間にあなたのこと話すわ!」<br>
彼女が手を振りながら笑っている。<br>
さて、コルサントへ急ごう。</p>
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