「長門有希銀河を超えた戦い エピソードⅠ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p>いつものなにも変わらない帰り道。<br>
ハルヒがいないので、4人比較的かたまって歩いている。<br>
ただ、長門があれを着ているのはちょっと恥ずかしいが。<br>
そんな俺らの行く道を塞ぐように二人の男が立っていた。<br>
年は離れていそうだな。俺より年齢は上だろうが、青年ともう片方はおじさんだ。<br>
そして、長門が身にまとっているのと同じものを着ている。<br>
古泉「彼らは…?」<br>
キョン「どうみても俺達に用があるみたいだな。」<br>
長門「・・・敵性ではない。」<br>
みくる「あの人たち、教科書に出てた人にそっくりです。」<br>
キョン「朝比奈さん、それは絵でしょう?そんなに・・・」<br>
朝比奈さんはさえぎるようにこう言った。<br>
『未来の教科書は絵と文字ではありません。映画のようなもので勉強します。』<br>
つまり、教科書は今とは果てしなく違い、動画を見るようだ。実に楽しそうだ。<br>
先生がいいとこで止めるので、次の授業が楽しみなんですぅ。とまで言っていた。<br>
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俺たちが止まっているのを見て、青年が近づいてきた。<br>
少し手前で止まり口を開いた 。<br>
青年「君たちと話をしたいと思う。特に彼女の事で」<br>
長門・朝比奈さん・それから古泉がそろって俺を見る。やれやれだ<br>
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キョン「あなたたちは誰ですか?」<br>
青年「決して怪しいものではない。」<br>
キョン「あなた達がこの子に何かしたんですか?」</p>
<p>そういって長門の頭にポンと手を置く<br>
青年「それを我々も知りたいと思っている。だから話をしたいと願う」<br>
長門「・・・いい」<br>
急に長門が口を開くと青年に近づいて行った。<br>
青年は「恩にきる」といって右手を左手に重ねお辞儀をした。<br>
古泉「あなた方は一体…?」<br>
青年「私はオビ=ワン・ケノービ。あちらは私の師匠クワイ=ガン・ジン」<br>
みくる「あわ・・あわわわ・・」朝比奈さんが震えだした<br>
キョン「どうしました?」<br>
みくる「ななな名前も一緒です…」<br>
これはもはや偶然ではないだろう。<br>
朝比奈さんの言っていた話の事を聞いてみる。<br>
キョン「あの・・・あなたも光る剣を持っているんですか?」<br>
オビワン「ライトセーバーのことかな?」そういってシルバーの筒を出した。<br>
長門「・・・私も持っている。」長門も差し出す。<br>
オビワン「私たちは、このことで話があって君らに会いに来た。銀河系の彼方から」<br>
古泉「ということは、宇宙の別の惑星から?」<br>
オビワン「それも含めて話そう。こちらへ」</p>
<p>いつのまにか後ろにいたおじさんはいなくなっていた。<br>
オビ=ワンの後をついて行くと、長さはバスくらいの乗り物―あえて宇宙船と言おう―が停まっていた<br>
キョン「これは…?」<br>
オビワン「私とマスターが乗ってきた船だ。」<br>
長門「・・・・・・」<br>
待て、こんなことがホントに起きていいのか。宇宙船に乗って違う惑星から来た人間<br>
長門に芽生えた変な力と光る剣。なんなんだ、これは。<br>
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クワイ「ようこそ。」<br>
さっきまでいたおじさんがそこにいた。<br>
長門が来ている服を中では脱ぐようだ。オビワンも脱いでいる。<br>
彼らの服装は俺らがいう「洋服」と言ったものではない。<br>
イメージ的には、砂漠に住む人が来ているような服だ。<br>
クワイ「話は聞いているだろうが、我々はここから遠く離れた銀河の彼方からってきた。」<br>
キョン「長門の力を知って…ですか?」<br>
クワイ「ナガト…と言うのか」<br>
長門「・・・長門有希」<br>
クワイ「よろしく、私はクワイ=ガン・ジン」<br>
古泉「長門さんの力は何なのですか?」<br>
クワイ「この力のことかな?」<br>
そう言うとクワイは、近くに置いてあった服を吸い寄せた。<br>
長門「…わたしもできる」<br>
クワイ「この力は『フォース』と言って普通なら生れながらにしか持てない力だ」<br>
キョン「じゃあ、なぜその力が長門に…?」<br>
クワイ「それは我々にもわからない。さっき彼女のフォースの源の力の数値を図らせてもらった」<br>
キョン「長門を調べた?どうやってですか?」<br>
オビワン「こいつでだ。」<br>
オビワンの後ろから、小さなロボットがて来た。三本脚でローラーで進んでいる。</p>
<p>長門「・・・ユニーク」<br>
みくる「あ、私が部室に入るときドアの前に置いてありました。ロボットだったのかぁ」<br>
朝比奈さん、これはどう見てもロボットです。コンピ研でも作れないでしょう。<br>
クワイ「彼女のフォースは鍛えれば我々をも上回る。ジェダイになれる。」<br>
古泉「ジェダイとはなんですか?」<br>
クワイ「簡単にいえばフォースを使い、戦うものだ。光と闇の勢力がある。」<br>
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その時だった。<br>
オビワン「マスター!やつが近付いてきます!」<br>
クワイ「船を出せ、私が食い止める」<br>
外を見ると、バイクのようなものに乗った人影があった。<br>
空からぐんぐん近づいてくる<br>
クワイ「ナガト!いずれ、また会おう。」<br>
長門「・・・わかった。」<br>
クワイは外へ出て行った。俺も長門も古泉も朝比奈さんも彼を見ている。<br>
筒を手に取ると、光の剣となった。長門とは違い緑色をしている。<br>
相手の男は、茶色ではなく黒の上着を着ている。赤の光の剣だ。<br>
オビワン「やつは悪のジェダイの騎士。悪のジェダイを暗黒面(ダークサイド)と呼んでいる」<br>
俺たちの中で言葉を発するものはいなかった。<br>
映画でもなく現実で、剣と剣の混じり合いを見ているのだからな。<br>
火花が散り、お互い攻め合い防ぎ合い、目をつむりたくなるくらい、迫力があって怖い<br>
朝比奈さんは、すでにパニクっているが俺もどうにかなりそうだ。<br>
オビワン「一度地球から出る。マスターからの連絡があり次第戻る」<br>
おい、地球から出るって俺たち大丈夫なのか?ハルヒがいないのが幸いか・・・<br>
それにしても、大変なことになったな。</p>
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