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「涼宮ハルヒの決闘 TURN-01」(2007/09/05 (水) 21:09:46) の最新版変更点
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<p><br>
――――栄光か敗北か!!生き残りたければ勝て!!!<br>
この俺に その生き様を 見せてみろ!!!――――</p>
<p><br>
</p>
<p>騒音公害になるようなあまりにも大きな声がテレビから響き渡る。</p>
<p>そのあまりにも大きすぎる声量に怯みつつ俺は目の前で何処からか持ってきたテレビを凝視しながら興奮しているハルヒに声をかけた。</p>
<p> </p>
<p>「もうちょっと音量下げろよ!!大体なんだその番組は…新手の騒音公害で町を滅ぼそうとする怪人でも出てくる特撮ヒーロー物でもやってんのか?」<br>
「そんなコアな怪人が登場する番組やってるわけないでしょ!カードよカード!カードゲーム!」</p>
<p>
テレビから聞こえる声に負けない声量で俺を圧倒するハルヒ。近所迷惑だから静かにしたほうがいいと思うぞ。まぁあのコンピ研の方々がハルヒに文句を言えるとは思わないがな…。</p>
<p>「…は…?カードゲーム…?」<br>
「そう、カードよ!アメリカのどっかのアミューズメントパークで大きな大会がやってるの!それの中継よ!」</p>
<p>「わかったわかった…。わかったからもう少し静かに喋ってくれ…。で?なんのカードゲームだよ…トランプか?。」</p>
<p> </p>
<p>まぁトランプの世界大会で生き残りたければ勝て!!とか聞こえてくるわけはないよな<br>
、大体世界大会あるのか?トランプ。</p>
<p>しかし俺の知ってるカードゲームといえばトランプかウノくらいしかないので一応そう聞いてみた。</p>
<p> </p>
<p>そんな俺にハルヒは、</p>
<p>「ンなわけないでしょ!デュエルモンスターズよデュエルモンスターズ!」</p>
<p>と大声で叫びまくる。だから静かにしろって!!鼓膜が破れるっつーの!!。</p>
<p> </p>
<p>「なんだデュエルモンスターズって…大体なんでそんなカードの大会なんか見てんだ?」</p>
<p>「あんたデュエルモンスターズ知らないの!?……しょうがないわね…説明してあげるわよ…」</p>
<p> </p>
<p>一旦テレビの音量を少し下げ(それでも十分五月蝿いが)ハルヒは説明し始めた…。<br>
・<br>
・<br>
・<br>
・<br>
・<br>
・<br>
・<br>
・<br>
ハルヒが言うにはデュエルモンスターズは世界的な人気カードゲームで、今や老若男女誰しもが知っている世界の常識のようなゲームらしい。</p>
<p>
俺は聞いたこともないし見たこともないんだが…いや…この前妹と新しいハサミ買いに行ったデパートにそんな感じな名前の袋がいっぱい置いてあったような気がするな…。</p>
<p> </p>
<p>「それってもしかして剣士とか魔物っぽいのとかが書かれてるカードの奴の事か?」<br>
「そう!それよ!わかってんじゃない!」</p>
<p>当のハルヒはあのハカセ君に勉強を教えに行った時にルールやら何やら色々と聞いてきてすっかりハマってしまったらしい。</p>
<p>「言っとくけどあたしはかーなーり強いわよ!」 </p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>まぁ俺には関係ないな。<br>
そんな小難しそうなカードゲームのルールなんていちいち覚えてられん。<br>
大体そんなもんを覚えれる脳内容量があれば全て朝比奈さんの愛くるしい微笑みを脳内記憶するために使ってるってもんだ。<br>
大体そのデュエルなんたらだったかなんてSOS団のメンバーじゃお前だけしか知らないだろ。世界レベルのカードゲームじゃなかったのか。</p>
<p>「僕は知ってますよ。デュエルモンスターズ。」</p>
<p>爽やかっぽいイケメン面を更に爽やかに微笑ませながら古泉が言う。顔が近いぞ、おい。</p>
<p>「まさかあなたがデュエルモンスターズを知らないとは…我々の中では一番知っていそうだと思っていたのですが…」</p>
<p> </p>
<p>知らないもんは知らないんだ、仕方ないだろ。<br>
まぁ古泉は知っててもおかしくない。チェスだの人生ゲームだのいつでも色々とゲームを持ってくるしな。きっと古今東西のゲームでも集めてんだろ。いつも負けてるけど。</p>
<p> </p>
<p>「朝比奈さんは知ってるんですか?そのデュエル何たらを。」</p>
<p>さっきからお茶を淹れる事に専念している朝比奈さんに声をかける。</p>
<p> </p>
<p>「えぇと…それって…」<br>
パタパタとメイド服を揺らしながら朝比奈さんが自分のバッグに手をかける。<br>
そして朝比奈さんはバッグの中からきちんとケースに収められたカードの束を出した。<br>
「これですよね。」</p>
<p>「みくるちゃん…あなたデュエルモンスターやってたのね…」<br>
ハルヒが感動したような面持ちで朝比奈さんに詰め寄っていく。<br>
顔はにこやかなのに足を凄まじいスピードで朝比奈さんに詰め寄るハルヒは少し怖い。まるで妖怪100キロ婆…</p>
<p>「なんか言った?」<br>
「な、長門は知ってるのか?このカードゲーム」</p>
<p> </p>
<p>なんとか話題を変えようと読書中の長門に質問してみた。</p>
<p> </p>
<p>「名前だけなら。」</p>
<p> </p>
<p>さいですか……皆知ってるんだな……。<br>
この奇妙な団活に巻き込まれてる内に世間知らずになっちまったのかなぁ…俺…。</p>
<p> </p>
<p>「鶴屋さんと一緒によくやるんですよ。このカードゲーム。」</p>
<p> </p>
<p>鶴屋さんもやってるのか、これ…。</p>
<p> </p>
<p>マジで人気なのか…こんなカードが…。<br>
そう思いながら俺はテレビに目を向けた。<br>
テレビの向こうでは未だに変な男が叫び続けている。<br>
乳酸菌足りてるか?そんなに叫び続けると頭に血が昇って早死にするぞ?</p>
<p> </p>
<p>相手に伝わる筈もないのに俺はテレビの向こうで叫ぶイケメン面の男に対してそう思っていた。</p>
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<p> TURN-02へ</p>
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――――栄光か敗北か!!生き残りたければ勝て!!!<br>
この俺に その生き様を 見せてみろ!!!――――</p>
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<p>騒音公害になるようなあまりにも大きな声がテレビから響き渡る。</p>
<p>そのあまりにも大きすぎる声量に怯みつつ俺は目の前で何処からか持ってきたテレビを凝視しながら興奮しているハルヒに声をかけた。</p>
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<p>「もうちょっと音量下げろよ!!大体なんだその番組は…新手の騒音公害で町を滅ぼそうとする怪人でも出てくる特撮ヒーロー物でもやってんのか?」<br>
「そんなコアな怪人が登場する番組やってるわけないでしょ!カードよカード!カードゲーム!」</p>
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テレビから聞こえる声に負けない声量で俺を圧倒するハルヒ。近所迷惑だから静かにしたほうがいいと思うぞ。まぁあのコンピ研の方々がハルヒに文句を言えるとは思わないがな…。</p>
<p>「…は…?カードゲーム…?」<br>
「そう、カードよ!アメリカのどっかのアミューズメントパークで大きな大会がやってるの!それの中継よ!」</p>
<p>「わかったわかった…。わかったからもう少し静かに喋ってくれ…。で?なんのカードゲームだよ…トランプか?。」</p>
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<p>まぁトランプの世界大会で生き残りたければ勝て!!とか聞こえてくるわけはないよな<br>
、大体世界大会あるのか?トランプ。</p>
<p>しかし俺の知ってるカードゲームといえばトランプかウノくらいしかないので一応そう聞いてみた。</p>
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<p>そんな俺にハルヒは、</p>
<p>「ンなわけないでしょ!デュエルモンスターズよデュエルモンスターズ!」</p>
<p>と大声で叫びまくる。だから静かにしろって!!鼓膜が破れるっつーの!!。</p>
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<p>「なんだデュエルモンスターズって…大体なんでそんなカードの大会なんか見てんだ?」</p>
<p>「あんたデュエルモンスターズ知らないの!?……しょうがないわね…説明してあげるわよ…」</p>
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<p>一旦テレビの音量を少し下げ(それでも十分五月蝿いが)ハルヒは説明し始めた…。<br>
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ハルヒが言うにはデュエルモンスターズは世界的な人気カードゲームで、今や老若男女誰しもが知っている世界の常識のようなゲームらしい。</p>
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俺は聞いたこともないし見たこともないんだが…いや…この前妹と新しいハサミ買いに行ったデパートにそんな感じな名前の袋がいっぱい置いてあったような気がするな…。</p>
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<p>「それってもしかして剣士とか魔物っぽいのとかが書かれてるカードの奴の事か?」<br>
「そう!それよ!わかってんじゃない!」</p>
<p>当のハルヒはあのハカセ君に勉強を教えに行った時にルールやら何やら色々と聞いてきてすっかりハマってしまったらしい。</p>
<p>「言っとくけどあたしはかーなーり強いわよ!」 </p>
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<p>まぁ俺には関係ないな。<br>
そんな小難しそうなカードゲームのルールなんていちいち覚えてられん。<br>
大体そんなもんを覚えれる脳内容量があれば全て朝比奈さんの愛くるしい微笑みを脳内記憶するために使ってるってもんだ。<br>
大体そのデュエルなんたらだったかなんてSOS団のメンバーじゃお前だけしか知らないだろ。世界レベルのカードゲームじゃなかったのか。</p>
<p>「僕は知ってますよ。デュエルモンスターズ。」</p>
<p>爽やかっぽいイケメン面を更に爽やかに微笑ませながら古泉が言う。顔が近いぞ、おい。</p>
<p>「まさかあなたがデュエルモンスターズを知らないとは…我々の中では一番知っていそうだと思っていたのですが…」</p>
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<p>知らないもんは知らないんだ、仕方ないだろ。<br>
まぁ古泉は知っててもおかしくない。チェスだの人生ゲームだのいつでも色々とゲームを持ってくるしな。きっと古今東西のゲームでも集めてんだろ。いつも負けてるけど。</p>
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<p>「朝比奈さんは知ってるんですか?そのデュエル何たらを。」</p>
<p>さっきからお茶を淹れる事に専念している朝比奈さんに声をかける。</p>
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<p>「えぇと…それって…」<br>
パタパタとメイド服を揺らしながら朝比奈さんが自分のバッグに手をかける。<br>
そして朝比奈さんはバッグの中からきちんとケースに収められたカードの束を出した。<br>
「これですよね。」</p>
<p>「みくるちゃん…あなたデュエルモンスターやってたのね…」<br>
ハルヒが感動したような面持ちで朝比奈さんに詰め寄っていく。<br>
顔はにこやかなのに足を凄まじいスピードで朝比奈さんに詰め寄るハルヒは少し怖い。まるで妖怪100キロ婆…</p>
<p>「なんか言った?」<br>
「な、長門は知ってるのか?このカードゲーム」</p>
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<p>なんとか話題を変えようと読書中の長門に質問してみた。</p>
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<p>「名前だけなら。」</p>
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<p>さいですか……皆知ってるんだな……。<br>
この奇妙な団活に巻き込まれてる内に世間知らずになっちまったのかなぁ…俺…。</p>
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<p>「鶴屋さんと一緒によくやるんですよ。このカードゲーム。」</p>
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<p>鶴屋さんもやってるのか、これ…。</p>
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<p>マジで人気なのか…こんなカードが…。<br>
そう思いながら俺はテレビに目を向けた。<br>
テレビの向こうでは未だに変な男が叫び続けている。<br>
乳酸菌足りてるか?そんなに叫び続けると頭に血が昇って早死にするぞ?</p>
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<p>相手に伝わる筈もないのに俺はテレビの向こうで叫ぶイケメン面の男に対してそう思っていた。</p>
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<p> <a href=
"http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3175.html">TURN-02</a>へ</p>
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