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「ピロートーク~爛れたバカップル編」(2020/03/13 (金) 01:21:09) の最新版変更点
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<p>……、なんだもう朝か…、相変わらずの爛れた関係の俺とハルヒだ。</p>
<p>
始めのうちは昼ごろに来て夕方には帰っていったハルヒだが、いつの間にか週末に一泊していくようになり、一泊が二泊…二泊が三泊…三泊が四泊……と気が付いたら俺の部屋にほぼ常駐状態となっていた。<br>
一度心配したハルヒの両親が様子を見に来たが、『キョン君となら安心』とかいってそのまま帰ってしまった。つかキョン君って……。<br>
そういえば昨日『たまには一緒に遊びに来い』って親からメールが来たとハルヒがいってたが……。<br>
一緒に向こうの両親の所へ行くのは……『責任取ってくれるんだよね?
勿論卒業してからでいいけど』という無言のプレッシャーを毎回感じるので正直あまり行きたくはないのだが……。<br>
別に責任取るのがいやとかそういう訳じゃないけど、なんというかわかるだろ?</p>
<p>などと考えながら、いつもどおりの朝、満ち足りた笑顔を見せるハルヒの隣で俺は暫しまどろんでいた。<br>
<br>
「おはよ、キョン」<br>
あぁおはよう、おきたのか、さわやかな朝だな。<br>
「あたしは微妙ね……、なんだかヒリヒリするの、昨夜の『ゾリゾリ』のせいね。<br>
えと……、それは……。<br>
「大体キョンはいつだって加減を知らないのよ、昨夜だって『痛いからやめて』っていったのに『痛いのは始めのうちだけ』とかいって無理矢理続けて……」<br>
……いやだって…昨夜はお前だってノリノリで……、……ヤバイ目がマジだ…そうだ話を変えよう……。<br>
<br>
そ、そうだ、いつも俺ばっかり色々してもらってるけど……その…ハルヒが…ハルヒがしたいことってないのか?<br>
俺が色々してもらってるみたいにハルヒがしたいことがあれば…その…おれも出来る限り協力するし。</p>
<p>
「ほんとにキョンはマニアックよね、あたしに色々お願いして…昨夜の『仁王立ち』とか『お清め』とかあんなのどこがいいのかしら……、でも…キョンにして欲しいことは特にないわ、それに今だって充分して貰ってるし……」<br>
そ、そうか…なら…いいんだが、でもして欲しいコトがあったらいつでもいってくれ。<br>
「それにキョンが『猫耳メイド』の格好とかしてもねぇ……」<br>
いや…流石にそれは……でもホントになにも無いのか?</p>
<p><br>
「……キョンは…ほぼ毎晩してくれてるでしょ?
それも一回だけじゃなくて何回も……他の人の彼はそんなにしてくれないって、多くて週に二晩か三晩だし、しかも一晩で一回か二回だけだって…」<br>
そ、そうなのか、みんなそんなにしないのか……、俺達お互い初めて同士だったし…そういう常識には疎いかもしれんが…。<br>
「うん、キョンは毎晩してくれて、しかも何回もって話したら皆びっくりしてた」<br>
そ、そうなのか、俺はこれが普通だと…っておい、今なんていった? 誰に話したって?<br>
「えっそれは…阪中さん達にキョンのコト相談したの…『キョンが変なコトばかりしたがる』ってそれで色々話してるうちにそういう話になって…」<br>
阪中達っていつもの四人組?<br>
「えぇ大野木さんとかよ」<br>
……それじゃぁ……俺が未だにハルヒに北高の制服を着せてるのとか、その他もろもろは全て元五組の連中に筒抜け……orz。<br>
これじゃクラス会にどのツラ下げて……。</p>
<p>
「その前の晩は6回だったって話したらうらやましがってたわよ、あたしのこと『キョン君に愛されてる』ってみんながいってくれて……キョンは胸をはっていいわよ」<br>
そ、そうなのか…なんか違う気もするが……。<br>
「だから…キョンが毎晩しかも何回もしてくれる、あたしのこと沢山愛してくれる、あたしはそれだけで十分なの…」<br>
……ハルヒ…。</p>
<p><br>
「……でもねキョン、あたしのコト騙したでしょ『みんなごっくんしてる、毎回するの当たり前』って、阪中さん達に話したら大笑いされちゃったわよ」<br>
…それは……すまん…。<br>
「したいことがあるのなら嘘ついたりしないでちゃんといってね、キョンが本当にしたいのならあたしも協力するし……あっでもキョン、いくらしたいからって『お尻で』とか『おもらし』とか『いちじく』とかは駄目よ、いくらなんでもマニアックすぎるし…」<br>
いや……俺はそんなコトしたいなんて…いってないし……。<br>
ていうかなんでそんな話に?<br>
「キョン…窓際の本棚の裏…、……あたしが何をいってるかわかるわよね?」<br>
いやその……あのDVDは谷口が無理矢理……、ってなんで知ってんだよ!<br>
「週刊誌に書いてあったのよ『彼のコトを全部知りたい大作戦-秘密のHな隠し場所』って記事にね」<br>
…またそれか……ロクでもない……だからハルヒはそれは谷口が……。<br>
「あたしというものがいながら……キョンはまだし足りないのかしら……。そうだ……キョンが…キョンが……どうしてもっていうんなら…その…『縛り』や『お仕置き』くらいなら…、DVDじゃ痛そうだったけど…我慢すればいいし……」<br>
……いやだから…って結局見たのかよDVD!<br>
「そうだキョン、今晩は『お仕置き』にしましょう、あたしのお願いなんでも聞いてくるれんだったわよね」<br>
……、あぁわかった…。</p>
<p><br>
その夜……</p>
<p><br>
「じゃぁ『お仕置き』ね、キョンそこに横になって」<br>
っん、こうか?<br>
「そうね、じゃぁ軽く手を縛るから……。」<br>
えっ、ちょっとまてハルヒこれって俺がされる方……。</p>
<p>「そうよ、あたしに嘘ついて阪中さん達の前で恥をかかせたキョンには罰が必要よ」<br>
いや…その…俺痛いの嫌だし…。<br>
「大丈夫…『痛いのは始めのうちだけ』なんでしょ」<br>
……えと…ハルヒさん?<br>
「キョン、違うでしょ。女王様って呼びなさい」</p>
<p>……、なんだもう朝か…、相変わらずの爛れた関係の俺とハルヒだ。</p>
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始めのうちは昼ごろに来て夕方には帰っていったハルヒだが、いつの間にか週末に一泊していくようになり、一泊が二泊…二泊が三泊…三泊が四泊……と気が付いたら俺の部屋にほぼ常駐状態となっていた。<br />
一度心配したハルヒの両親が様子を見に来たが、『キョン君となら安心』とかいってそのまま帰ってしまった。つかキョン君って……。<br />
そういえば昨日『たまには一緒に遊びに来い』って親からメールが来たとハルヒがいってたが……。<br />
一緒に向こうの両親の所へ行くのは……『責任取ってくれるんだよね?
勿論卒業してからでいいけど』という無言のプレッシャーを毎回感じるので正直あまり行きたくはないのだが……。<br />
別に責任取るのがいやとかそういう訳じゃないけど、なんというかわかるだろ?</p>
<p>などと考えながら、いつもどおりの朝、満ち足りた笑顔を見せるハルヒの隣で俺は暫しまどろんでいた。<br />
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「おはよ、キョン」<br />
あぁおはよう、おきたのか、さわやかな朝だな。<br />
「あたしは微妙ね……、なんだかヒリヒリするの、昨夜の『ゾリゾリ』のせいね。<br />
えと……、それは……。<br />
「大体キョンはいつだって加減を知らないのよ、昨夜だって『痛いからやめて』っていったのに『痛いのは始めのうちだけ』とかいって無理矢理続けて……」<br />
……いやだって…昨夜はお前だってノリノリで……、……ヤバイ目がマジだ…そうだ話を変えよう……。<br />
<br />
そ、そうだ、いつも俺ばっかり色々してもらってるけど……その…ハルヒが…ハルヒがしたいことってないのか?<br />
俺が色々してもらってるみたいにハルヒがしたいことがあれば…その…おれも出来る限り協力するし。</p>
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「ほんとにキョンはマニアックよね、あたしに色々お願いして…昨夜の『仁王立ち』とか『お清め』とかあんなのどこがいいのかしら……、でも…キョンにして欲しいことは特にないわ、それに今だって充分して貰ってるし……」<br />
そ、そうか…なら…いいんだが、でもして欲しいコトがあったらいつでもいってくれ。<br />
「それにキョンが『猫耳メイド』の格好とかしてもねぇ……」<br />
いや…流石にそれは……でもホントになにも無いのか?</p>
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「……キョンは…ほぼ毎晩してくれてるでしょ?
それも一回だけじゃなくて何回も……他の人の彼はそんなにしてくれないって、多くて週に二晩か三晩だし、しかも一晩で一回か二回だけだって…」<br />
そ、そうなのか、みんなそんなにしないのか……、俺達お互い初めて同士だったし…そういう常識には疎いかもしれんが…。<br />
「うん、キョンは毎晩してくれて、しかも何回もって話したら皆びっくりしてた」<br />
そ、そうなのか、俺はこれが普通だと…っておい、今なんていった? 誰に話したって?<br />
「えっそれは…阪中さん達にキョンのコト相談したの…『キョンが変なコトばかりしたがる』ってそれで色々話してるうちにそういう話になって…」<br />
阪中達っていつもの四人組?<br />
「えぇ大野木さんとかよ」<br />
……それじゃぁ……俺が未だにハルヒに北高の制服を着せてるのとか、その他もろもろは全て元五組の連中に筒抜け……orz。<br />
これじゃクラス会にどのツラ下げて……。</p>
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「その前の晩は6回だったって話したらうらやましがってたわよ、あたしのこと『キョン君に愛されてる』ってみんながいってくれて……キョンは胸をはっていいわよ」<br />
そ、そうなのか…なんか違う気もするが……。<br />
「だから…キョンが毎晩しかも何回もしてくれる、あたしのこと沢山愛してくれる、あたしはそれだけで十分なの…」<br />
……ハルヒ…。</p>
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「……でもねキョン、あたしのコト騙したでしょ『みんなごっくんしてる、毎回するの当たり前』って、阪中さん達に話したら大笑いされちゃったわよ」<br />
…それは……すまん…。<br />
「したいことがあるのなら嘘ついたりしないでちゃんといってね、キョンが本当にしたいのならあたしも協力するし……あっでもキョン、いくらしたいからって『お尻で』とか『おもらし』とか『いちじく』とかは駄目よ、いくらなんでもマニアックすぎるし…」<br />
いや……俺はそんなコトしたいなんて…いってないし……。<br />
ていうかなんでそんな話に?<br />
「キョン…窓際の本棚の裏…、……あたしが何をいってるかわかるわよね?」<br />
いやその……あのDVDは谷口が無理矢理……、ってなんで知ってんだよ!<br />
「週刊誌に書いてあったのよ『彼のコトを全部知りたい大作戦-秘密のHな隠し場所』って記事にね」<br />
…またそれか……ロクでもない……だからハルヒはそれは谷口が……。<br />
「あたしというものがいながら……キョンはまだし足りないのかしら……。そうだ……キョンが…キョンが……どうしてもっていうんなら…その…『縛り』や『お仕置き』くらいなら…、DVDじゃ痛そうだったけど…我慢すればいいし……」<br />
……いやだから…って結局見たのかよDVD!<br />
「そうだキョン、今晩は『お仕置き』にしましょう、あたしのお願いなんでも聞いてくるれんだったわよね」<br />
……、あぁわかった…。</p>
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その夜……</p>
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「じゃぁ『お仕置き』ね、キョンそこに横になって」<br />
っん、こうか?<br />
「そうね、じゃぁ軽く手を縛るから……。」<br />
えっ、ちょっとまてハルヒこれって俺がされる方……。</p>
<p>「そうよ、あたしに嘘ついて阪中さん達の前で恥をかかせたキョンには罰が必要よ」<br />
いや…その…俺痛いの嫌だし…。<br />
「大丈夫…『痛いのは始めのうちだけ』なんでしょ」<br />
……えと…ハルヒさん?<br />
「キョン、違うでしょ。女王様って呼びなさい」</p>