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「ちょっといじわる」(2020/03/12 (木) 20:31:54) の最新版変更点

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<div class="main">
<div>俺と長門が隠れて付き合いはじめてから2ヶ月が立つ。<br>
おそらく古泉は気づいてるだろうが何も言ってこない。まあいいだろ、そのほうがこっちも楽だ。</div>
<br>
<div>最近になって長門の新たな一面を発見した。<br>
それは、SOS団がいつも集まる喫茶店での話だ。</div>
<br>
<div>俺がトイレで用を足して出てくると長門が目の前にいた。</div>
<br>
<div>キョン「・・お、長門もか・・・」</div>
<br>
<div>俺はあたふたしてそう言った。なんてデリカシーのないセリフだ。<br>
けど自分の後に好きな女の子がトイレに入るのかと思うと、なんともいえない嫌な気分になる。</div>
<br>
<div>しかしそのとき長門は用を足しにきたわけではなかった。</div>
<br>
<div>長門「キスしてほしい」</div>
<br>
<div>俺は驚いた。確かにみんなのいる位置からここの通路は見えない。<br>
しかし長門からそんなお願いをされるとも思っていなかったし、他の客だっている。<br>
それに万一SOS団の誰かが来たら・・・・</div>
<br>
<div>長門「キスしてくれないのならまた世界を再構成する」</div>
<br>
<div>そう言うと長門は呪文を唱えはじめた。</div>
<br>
<div>キョン「え？え、ちょ、ちょっと長門・・・・全く」</div>
<br>
<div>俺は長門の呪文を唇でふさいだ。</div>
<br>
<div>長門「ん」</div>
<br>
<div>どれくらい経っただろうか。実際には30秒くらいだろうが俺には一時間にも二時間にも感じられた。<br>
舌を絡めた深いキス。</div>
<br>
<div>キョン「ほら、これでいいだろ。もうそういうことは言うなよ。」</div>
<br>
<div>俺は照れ隠しのようにそういうと、長門はほんのほんの少し、イタズラっ子のような笑みを浮かべ、</div>
<br>
<div>長門「保証はできない」</div>
<br>
<div>そう言ってトイレに入っていった。<br>
俺は嬉しいような悲しいような、いや、はやり嬉しいんだろう。<br>
どうしたもんかなあ、とりあえずいつものように溜息をつくと、</div>
<br>
<div>ハルヒ「そんなとこでずっと突っ立って何してんのよ」</div>
<br>
<div>キョン「うわあああ！！？！」</div>
<br>
<div>店中に響くような声で驚いてしまった。前を見るとハルヒがいた。</div>
<br>
<div>ハルヒ「邪魔で通れないんですけど」</div>
<br>
<div>キョン「あ、ああ、悪い」</div>
<br>
<div>ハルヒはそういってトイレのほうに入っていった。</div>
<br>
<div>しかし、長門が俺にいじわるをするとは・・・・・ひょっとしてあいつSっ気あるのか？</div>
<br>
<div>これからのことを考えつつ、また俺は溜息をついた。</div>
</div>
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<div class="main">
<div>俺と長門が隠れて付き合いはじめてから2ヶ月が立つ。<br />
おそらく古泉は気づいてるだろうが何も言ってこない。まあいいだろ、そのほうがこっちも楽だ。</div>
 
<div>最近になって長門の新たな一面を発見した。<br />
それは、SOS団がいつも集まる喫茶店での話だ。</div>
 
<div>俺がトイレで用を足して出てくると長門が目の前にいた。</div>
 
<div>キョン「・・お、長門もか・・・」</div>
 
<div>俺はあたふたしてそう言った。なんてデリカシーのないセリフだ。<br />
けど自分の後に好きな女の子がトイレに入るのかと思うと、なんともいえない嫌な気分になる。</div>
 
<div>しかしそのとき長門は用を足しにきたわけではなかった。</div>
 
<div>長門「キスしてほしい」</div>
 
<div>俺は驚いた。確かにみんなのいる位置からここの通路は見えない。<br />
しかし長門からそんなお願いをされるとも思っていなかったし、他の客だっている。<br />
それに万一SOS団の誰かが来たら・・・・</div>
 
<div>長門「キスしてくれないのならまた世界を再構成する」</div>
 
<div>そう言うと長門は呪文を唱えはじめた。</div>
 
<div>キョン「え？え、ちょ、ちょっと長門・・・・全く」</div>
 
<div>俺は長門の呪文を唇でふさいだ。</div>
 
<div>長門「ん」</div>
 
<div>どれくらい経っただろうか。実際には30秒くらいだろうが俺には一時間にも二時間にも感じられた。<br />
舌を絡めた深いキス。</div>
 
<div>キョン「ほら、これでいいだろ。もうそういうことは言うなよ。」</div>
 
<div>俺は照れ隠しのようにそういうと、長門はほんのほんの少し、イタズラっ子のような笑みを浮かべ、</div>
 
<div>長門「保証はできない」</div>
 
<div>そう言ってトイレに入っていった。<br />
俺は嬉しいような悲しいような、いや、はやり嬉しいんだろう。<br />
どうしたもんかなあ、とりあえずいつものように溜息をつくと、</div>
 
<div>ハルヒ「そんなとこでずっと突っ立って何してんのよ」</div>
 
<div>キョン「うわあああ！！？！」</div>
 
<div>店中に響くような声で驚いてしまった。前を見るとハルヒがいた。</div>
 
<div>ハルヒ「邪魔で通れないんですけど」</div>
 
<div>キョン「あ、ああ、悪い」</div>
 
<div>ハルヒはそういってトイレのほうに入っていった。</div>
 
<div>しかし、長門が俺にいじわるをするとは・・・・・ひょっとしてあいつSっ気あるのか？</div>
 
<div>これからのことを考えつつ、また俺は溜息をついた。</div>
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